北アルプスでも暑い夏！五竜・鹿島槍へ（八方尾根から扇沢）

2015年08月06日(木) ~ 2015年08月08日(土)

• GPS: 52:30
• 距離: 31.9km
• 登り: 3,962m
• 下り: 3,331m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:28
• 休憩: 1:59
• 合計: 6:27

10:14 スタート地点
10:15 10:16 白馬八方温泉 第二郷の湯
10:55 10:56 八方池山荘
11:28 11:28 八方山
11:44 11:45 八方池
12:55 12:55 扇雪渓
13:22 13:29 丸山
14:11 15:37 唐松岳頂上山荘
16:02 16:25 唐松岳
16:41 唐松岳頂上山荘

2日目

• 山行: 7:27
• 休憩: 0:41
• 合計: 8:08

5:12 唐松岳頂上山荘
7:00 7:00 大黒岳
7:46 8:03 白岳
8:07 8:08 五竜山荘
9:07 9:30 五竜岳
13:20 八峰キレット小屋

3日目

• 山行: 9:17
• 休憩: 1:08
• 合計: 10:25

4:35 八峰キレット小屋
5:04 5:07 八峰キレット
7:53 7:56 鹿島槍ヶ岳
8:35 8:36 布引山
9:20 9:30 冷池山荘
9:51 9:54 冷乗越
10:19 10:21 爺ヶ岳北峰
10:49 10:50 爺ヶ岳中峰
11:35 11:52 爺ヶ岳南峰
12:23 12:25 種池山荘
12:44 12:46 富士見坂
13:02 13:03 水平岬
13:37 13:37 駅見岬
13:47 13:48 ケルン（柏原新道）
14:32 14:54 柏原新道登山口
15:00 ゴール地点

コースタイムは平均的なスピードだと思います。ときどき写真撮影で時間がかかっています。

天候

6日、7日は晴れで昼すぎガス、8日は晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

八方の駐車場に車を駐車し、回送代行を扇沢まで頼みました。
八方はゴンドラリフトとクワッドリフト2本で八方池山荘までらくらく。荷物料金は15キロ以上で必要。今回は2人とも12キロ。

コース状況／危険箇所等

八峰キレットは通過に注意が必要です。
ヘルメット着用推奨（半分以上の方がかぶっていました）

その他周辺情報

大町温泉の「薬師の湯」

写真

8/6 10:56

今日は楽ちんなアプローチです。

8/6 11:42

観光客は八方池までの方が多いようでした。

8/6 11:44

あいにく八方池に山が映りません。

8/6 11:46

ハクサンシャジン

8/6 11:49

ワレモコウ

8/6 12:13

ミヤマダイモンジソウ

8/6 12:16

キンレイカ

8/6 12:23

オヤマソバ

8/6 12:28

タカネナデシコ

8/6 12:29

シモツケソウ

8/6 12:34

イワオトギリ

8/6 12:37

タテヤマアザミ

8/6 12:41

ミヤマシシウド

8/6 12:42

ハナニガナ

8/6 12:42

イワオウギ

8/6 12:47

ミヤマキンポウゲ

8/6 12:51

モミジカラマツ

8/6 13:05

タカネヤハズハハコ

8/6 13:26

チングルマ

8/6 13:27

アオノツガザクラ

8/6 13:28

コバイケイソウ

8/6 13:29

チングルマ

8/6 13:31

アカモノ

8/6 15:45

コマクサ

8/6 15:46

唐松岳頂上山荘（1泊目）

8/6 16:11

この時間は白馬方面もガスがかかっていました。

8/6 16:17

唐松岳を空荷でピストン

8/6 16:46

しばらく待っても駄目でした。

8/6 16:58

ハクサンフウロ

8/6 17:01

イワツメクサ

8/6 17:03

夕方の天気に期待してお昼寝

8/6 17:25

生ビールは950円グラスが冷えていて呑べえでない私もうま〜

8/6 18:48

不帰の夕日

8/6 18:51

剱も夕焼けに染まってきました。

8/6 18:55

白馬方面もガスが取れてきました。

8/6 19:00

22ミリ単焦点で狙った剱の夕焼け

8/7 4:46

さあ、朝日の待ち時間です。

8/7 4:59

高妻山と戸隠山の間から日の出となりました。

8/7 5:04

朝焼けの剱

8/7 5:08

ここは小屋の裏手の山の上です。小屋のサンダルで登ってきました。

8/7 5:10

白馬岳と小蓮華

8/7 5:27

五竜も朝日に染まりました。

8/7 6:17

トウヤクリンドウ

8/7 7:14

オオレイジンソウ

8/7 7:51

遠見尾根分岐より唐松岳を望む

8/7 9:17

五竜頂上に着きました。

8/7 9:21

剱

8/7 9:53

マツムシソウ

8/7 9:55

ミヤマオダマキ

8/7 10:14

？

8/7 11:07

道は険しい

8/7 12:38

？

8/7 13:03

岩稜を行く先行者

8/7 13:20

キレット小屋のロケーション

8/7 16:49

小屋の前からのミヤマアキノキリンソウと剱

8/8 4:45

明るくなったので、日の出前に行動開始。

8/8 4:54

鎖場のトラバース

8/8 5:01

2日目の朝日。飯綱山から。

8/8 5:06

八峰の核心部と剱

8/8 5:25

今日も剱を眺めながらの縦走

8/8 5:29

雲海に浮かぶ妙高方面

8/8 6:24

鹿島槍の北峰には空荷でピストン

8/8 6:25

南峰を望む

8/8 6:25

鹿島槍からの展望、ど真ん中が黒部五郎

8/8 6:25

槍穂も見えました

8/8 7:11

これから辿る爺ヶ岳の稜線と種池山荘

8/8 7:44

横位置

8/8 7:48

槍穂の手前は蓮華岳

8/8 8:21

ホソバトリカブト

8/8 8:30

タカネビランジ？

8/8 9:02

クルマユリ

8/8 9:23

冷池山荘

8/8 9:51

大谷原方面の道を分けると爺の登り。

8/8 10:27

振り返って鹿島槍

8/8 10:50

北峰はパスし、中峰到着

8/8 11:16

南峰

8/8 11:23

南峰よりの鹿島槍

8/8 12:26

種池山荘ここから稜線を離れ下ります。

8/8 12:29

山荘の前はお花畑

8/8 12:32

タテヤマリンドウ

8/8 13:36

やっとここまで下りてきました。

撮影機器：

EOS M CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 ガスカートリッジ コンロ ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ヘルメット

感想

syabin

五竜は大きいどっしりとした山です。鹿島槍は二つの山頂からなる山で、頂上へは標高差がかなりあって登りがいがあります。思ったより南峰の山頂は広く、大展望が広がっておりさすがに後立の盟主です。
縦走路の展望は常に剱と立山を見ながらで絵になります。反対側には浅間山から四阿山、戸隠や妙高などが良く見えていました。鹿島槍からの展望は八ヶ岳や富士山、南アルプスそして北アルプスの槍穂や表銀座などの山が一望できました。

3000m近い稜線でもかなり暑い日でした。特に2日目までは、暑く、水の消費が多くなります。稜線には水場はありませんが、小屋で分けてもらうことができます。
唐松岳頂上小屋では天水を調理用水として2リットル300円で購入しました。
キレット小屋ではおそらく天水ですが、飲料水として無料で提供していました。
ただ、天水の味は美味しくはありません。

小屋の混雑状況ですが、唐松岳山頂小屋では800円で新館に泊まったのですが、6人のスペースのところに4人とまずまず。部屋の構造は、6人×両側×2段の24人の定員でしたが、反対側からの強烈ないびきと暑さで寝苦しく、隣になった京都と奈良から来られた方も眠れなくて苦労していた様子でした。
キレット小屋では予約が早かったせいか、個室に入ることができ、3人のゆったりスペースに2人と、とても快適でした。

キレットの通過はどんなものか心配はありましたが、鎖や梯子がしっかりとしており、岩のホールドもたくさんあって、3点確保が確実にできる人で、天候や体調に問題がなく、普段のザックの重さであれば、それほど心配ないレベルです。
岩場よりもザクザクのガレ場の通過に気を使います。
個人的な感想ですが、岩場のレベルは、西穂〜奥穂＞≒大キレット＞＞八峰キレットです。

この時期は八方から唐松の間にはたくさんの種類の花が咲いています。余裕があれば、交換レンズも花モードのお支度がよろしいと思います。

柏原新道では多くの登山者とすれ違いました。おそらく土日は山荘も満杯となるのではないでしょうか。

コメント

papiban

このコース…
写敏さん、こんにちは。

行きたかったなぁー、このコース。
7/27からこのコース〜針ノ木を3泊4日で計画していたのですが、前日に風邪をひいてしまい流れてしまいました。レコを拝見するに、山々も花々も素敵でつくづく残念です。
ま、山は逃げないので、来年以降あらためて計画することとして、写敏さんのレコで行った気になるとします。

syabin

Re: このコース…
papibanさんも後立縦走を計画していたとは。
風邪を引いてしまったとのこと残念でしたね。針ノ木にはもう一泊して雪渓から下山するのはどうかなと出発してから検討しましたが、アイゼン持ってないことに気が付き断念。

花は7月末だったらもっと良かったのではないでしょうか。コマクサなどは少し盛りを過ぎている感じがありました。仕事の都合でこの日程のみ開いた後立のウインドウ。天気がまあまあだったので満足できる山行となりました。

また、山小屋で出会った不帰経由の人に話をしてみると同じような日程で白馬から不帰、八峰キレットを縦走しているとのこと、不帰と白馬はまだ未踏なので、来年か再来年に挑戦したいと思います。

papibanさんとは登る山の傾向が似ているので、またどこかでお会いできるとうれしいです。