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Yamareco

記録ID: 6942642
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

【周回】横岳(焼石連峰)

2021年09月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:27
距離
12.2km
登り
840m
下り
839m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:25
休憩
0:02
合計
7:27
6:38
40
7:18
16
7:34
18
9:57
92
11:29
11:30
2
11:32
87
12:59
15
13:27
13:28
13
13:41
24
天候 曇り 小雨
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
※過去ログ

■中沼登山口〜銀明水小屋
登りで頑張らなければならないのは中沼まで。
あとはぬかるみがあったりするけど、歩きやすく整備された道。
壊れた木道には要注意。

■銀明水小屋〜横岳
銀明水小屋に着くとすっかりガスに包まれていた。
ゆっくり休憩しながらしばし考える。
一緒に休憩していた人が「昨日は午後から晴れた」と言う。
今日も午後から晴れるなら、先に焼石岳に登ってから横岳に向かうか・・
いや、天気は回復しないような気がする。やはり予定通り進もう。

銀明水小屋からちょっと先、「横岳への登山道はありません」と書かれたところに進む。
この道はもともと登山道じゃないのか、それとも廃道になったのか。
山と高原地図には点線が引かれているが、コースタイムの表記はないという微妙な感じ。
とにかく、一応道はあるけど、整備はされていないので自己責任で。
トラバースしながら右に左に斜面を登っていくと、間もなく岩が転がる草原に出る。
ガスっててあまりよく見えないけど、まるで月山の東斜面のような雰囲気。
良いなぁ、としばし見惚れる。
さらに進むとガレ場があって、急斜面の岩場を登る。
それほど長い距離でもないし、しっかり足場もあるので恐怖感はない。
岩場を登り切ると藪。木に付けられたピンクテープを目指して進む。
笹の高さはボクの首から背丈以上。
しかし踏み跡はしっかりあるので楽。いや、慣れた人には楽という感じだと思う。
こういうところはポールを畳んで、踏み跡に沿って平泳ぎをすれば、笹は素直に避けてくれる。

獅子ヶ鼻岳に向かうならこの辺りから進路を変えなければならないけど、さすがにこの天気。
藪はすっかり濡れて、ちょっと進んだだけでズボンはビッショリ。
しかも想像通り藪はかなり手強い灌木藪。標高差があまりないということはこれが続くはず。
やはり今日は断念。
素直に横岳に登って帰ろう。

藪はすぐに膝から股くらいの高さになる。
こういう藪の方が足元を確認しないでズンズン進んじゃって、石につまづいたりするので要注意。
藪が終わると雑草と岩の道。辺りは紅葉。
しかしこの天気なので少し向こうは真っ白。
道は焼石岳への登山道を見下ろすように続くから、本当なら絶景なはず。
やがて、木が二本立っているピークに到着。
ここが横岳と書いてあるレポもあるけど、YAMAPの地図ではここじゃない。
地図の山頂に行ってみたけど何もなし。
平坦な場所でピークっぽさもなし。
本当はどこが横岳のピークなんだろう?

■横岳〜焼石岳
この辺りは大岩がゴロゴロしていて、道もわかりづらくなるので要注意。
そして石組みと材木が残る何かの跡地に到着。
いろんな人のレポによると、山小屋があったとか、観測所があったとか。
山小屋にしては小さすぎ。ということは観測所跡でしょうね。
雨量観測所かな?
ということは、この道はこの観測所の設置やメンテナンスで作られたものかもしれない。
ガスと風で寒い。すっかり体が冷えたので、この石組みの陰でお湯を沸かして昼食とコーヒー。
上下カッパを着てたけどそれでも寒いので薄いダウンジャケットを着る。
昼食を済ませて進むとゆるやかに下って行く。
ということは、晴れていれば目の前に焼石岳がドーンと見えているはず。残念だ。
そして、あら?もう?という感じで焼石岳への登山道と合流。
さすがにこの状況で焼石岳に登る気になれず、迷わず下山することにした。
中沼登山口から
2021年09月26日 06:38撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 6:38
中沼登山口から
んー、今日はガスか?
2021年09月26日 07:16撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 7:16
んー、今日はガスか?
上沼は良い色
2021年09月26日 07:32撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 7:32
上沼は良い色
なんとかシオガマ?
2021年09月26日 07:46撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 7:46
なんとかシオガマ?
ツブ沼分岐
2021年09月26日 07:51撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 7:51
ツブ沼分岐
銀名水。
やっぱりガスってるな〜
2021年09月26日 08:08撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 8:08
銀名水。
やっぱりガスってるな〜
行くか
2021年09月26日 08:18撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 8:18
行くか
横岳方面へ
2021年09月26日 08:25撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 8:25
横岳方面へ
トリカブト
2021年09月26日 08:27撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 8:27
トリカブト
少しだけ沢歩き
2021年09月26日 08:28撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 8:28
少しだけ沢歩き
おお!これは素晴らしい。 イワイチョウの紅葉が鮮やか。
ガスってなければなー
2021年09月26日 08:39撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 8:39
おお!これは素晴らしい。 イワイチョウの紅葉が鮮やか。
ガスってなければなー
まるで月山の南東斜面のような雰囲気
2021年09月26日 08:44撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 8:44
まるで月山の南東斜面のような雰囲気
この辺りはガレ場
2021年09月26日 08:58撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 8:58
この辺りはガレ場
下からも見える岩場
2021年09月26日 09:00撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:00
下からも見える岩場
ここから急登
2021年09月26日 09:02撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:02
ここから急登
ちょっと岩も登る
2021年09月26日 09:05撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:05
ちょっと岩も登る
岩場を登り切ると紅葉
2021年09月26日 09:11撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:11
岩場を登り切ると紅葉
あら、ウメバチソウ
2021年09月26日 09:17撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:17
あら、ウメバチソウ
さて、ここから藪。首から背丈くらいの高さ
2021年09月26日 09:21撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:21
さて、ここから藪。首から背丈くらいの高さ
獅子ヶ鼻岳を目指すなら、この辺りから進路を南に変えなければならないけど・・・
2021年09月26日 09:25撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:25
獅子ヶ鼻岳を目指すなら、この辺りから進路を南に変えなければならないけど・・・
今日はやめます
2021年09月26日 09:28撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:28
今日はやめます
藪が酷いのはここまで
2021年09月26日 09:33撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:33
藪が酷いのはここまで
ウスユキソウ?
2021年09月26日 09:36撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:36
ウスユキソウ?
藪は続くけど膝から股くらいの高さ
2021年09月26日 09:44撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:44
藪は続くけど膝から股くらいの高さ
ひたすら緩やかな登り
2021年09月26日 09:50撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:50
ひたすら緩やかな登り
木が2本立ってる
2021年09月26日 09:54撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:54
木が2本立ってる
みんな写真を撮ってる2本の木
2021年09月26日 09:55撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 9:55
みんな写真を撮ってる2本の木
でも山頂ではなさそう
でも山頂ではなさそう
山頂はこの辺りなんだけど
2021年09月26日 10:00撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 10:00
山頂はこの辺りなんだけど
探してみる
なにもないね
2021年09月26日 10:02撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 10:02
なにもないね
進もう。ここも晴れてたら良いだろうねー
2021年09月26日 10:08撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 10:08
進もう。ここも晴れてたら良いだろうねー
石楠花
2021年09月26日 10:18撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 10:18
石楠花
何かの跡地。ここで休憩
さて、下ろう。
2021年09月26日 10:30撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 10:30
何かの跡地。ここで休憩
さて、下ろう。
焼石岳の道と合流
2021年09月26日 11:21撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 11:21
焼石岳の道と合流
泉水沼
2021年09月26日 11:29撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 11:29
泉水沼
いやー、ホント残念。行き交う人とそんな言葉を交わす
2021年09月26日 11:50撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 11:50
いやー、ホント残念。行き交う人とそんな言葉を交わす
2021年09月26日 11:54撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 11:54
2021年09月26日 11:54撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 11:54
滝まで来たら銀名水小屋までもう少し
2021年09月26日 12:16撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 12:16
滝まで来たら銀名水小屋までもう少し
中で一休みしよう
2021年09月26日 12:21撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 12:21
中で一休みしよう
お待たせ相棒!
2021年09月26日 14:06撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
9/26 14:06
お待たせ相棒!

感想

※過去ログ

当初の計画では、銀明水小屋から横岳に向い、稜線に登ったところで進路変更。
南に向かい、獅子ヶ鼻岳を目指す考えだった。
しかし、前日の朝日岳が思ったより時間がかかった。
ということは、同じような灌木藪のここも想定よりかかるはず。
高低差がないとはいえ、登山道から往復4時間で行けるか?
なんて考えながら登山口に到着。
まだ暗かったので仮眠、してたら1時間以上寝てしまった。
さすがに昨日のダメージは大きかった。
予定より1時間遅れてスタート。

宿題が残ったなー。
というか、あの藪を漕いで行っても視界が開けるような頂上でもないし、これは大人しく積雪期に行った方が良いかも。
紅葉は素晴らしかった。他の方の写真だと、横岳への稜線に乗ったところで、獅子ヶ鼻岳方面を見ると、まるで赤い絨毯。見たかったなぁ。
しかし、この道はもったいないねー。晴れていれば絶景を眺めながら歩けるはずだし、そこに登るまでの風景も、穏やかな焼石岳の雰囲気と違っていて良い。
本当に良い道だと思う。少し整備すれば安全性も高まる。
あの岩場にロープなり鎖なりを設置するくらいで良いと思う。
でも、行政で登山道として認めちゃうと、整備の費用を捻出しなければならないし、万一事故があった場合の責任問題にもなる。
難しいところですよね。
行政としては、人があまり歩かない登山道は積極的に廃道にしたいと思っているはず。
ま、分からないけどね。でも、そう考えた方が合理的。
現状、山と高原地図に破線として載っているということは、この道の存在は多くの人が知ることができる。
遠方から来た人が、このルートを使って周回しようとしたところで「登山道はありません」の表示に止められることもあるだろう。
実は、こういう行政未承諾の道って結構あるようなんですよ。
地元の山岳会が申請して、そういう道を登山道として整備するということもあるようだけど、申請が通らない場合も多いそうだ。
普段歩いている登山道には手間も金もかかっているということが良くわかりますね。

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