【周回】横岳(焼石連峰)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 07:27
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 840m
- 下り
- 839m
コースタイム
天候 | 曇り 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※過去ログ ■中沼登山口〜銀明水小屋 登りで頑張らなければならないのは中沼まで。 あとはぬかるみがあったりするけど、歩きやすく整備された道。 壊れた木道には要注意。 ■銀明水小屋〜横岳 銀明水小屋に着くとすっかりガスに包まれていた。 ゆっくり休憩しながらしばし考える。 一緒に休憩していた人が「昨日は午後から晴れた」と言う。 今日も午後から晴れるなら、先に焼石岳に登ってから横岳に向かうか・・ いや、天気は回復しないような気がする。やはり予定通り進もう。 銀明水小屋からちょっと先、「横岳への登山道はありません」と書かれたところに進む。 この道はもともと登山道じゃないのか、それとも廃道になったのか。 山と高原地図には点線が引かれているが、コースタイムの表記はないという微妙な感じ。 とにかく、一応道はあるけど、整備はされていないので自己責任で。 トラバースしながら右に左に斜面を登っていくと、間もなく岩が転がる草原に出る。 ガスっててあまりよく見えないけど、まるで月山の東斜面のような雰囲気。 良いなぁ、としばし見惚れる。 さらに進むとガレ場があって、急斜面の岩場を登る。 それほど長い距離でもないし、しっかり足場もあるので恐怖感はない。 岩場を登り切ると藪。木に付けられたピンクテープを目指して進む。 笹の高さはボクの首から背丈以上。 しかし踏み跡はしっかりあるので楽。いや、慣れた人には楽という感じだと思う。 こういうところはポールを畳んで、踏み跡に沿って平泳ぎをすれば、笹は素直に避けてくれる。 獅子ヶ鼻岳に向かうならこの辺りから進路を変えなければならないけど、さすがにこの天気。 藪はすっかり濡れて、ちょっと進んだだけでズボンはビッショリ。 しかも想像通り藪はかなり手強い灌木藪。標高差があまりないということはこれが続くはず。 やはり今日は断念。 素直に横岳に登って帰ろう。 藪はすぐに膝から股くらいの高さになる。 こういう藪の方が足元を確認しないでズンズン進んじゃって、石につまづいたりするので要注意。 藪が終わると雑草と岩の道。辺りは紅葉。 しかしこの天気なので少し向こうは真っ白。 道は焼石岳への登山道を見下ろすように続くから、本当なら絶景なはず。 やがて、木が二本立っているピークに到着。 ここが横岳と書いてあるレポもあるけど、YAMAPの地図ではここじゃない。 地図の山頂に行ってみたけど何もなし。 平坦な場所でピークっぽさもなし。 本当はどこが横岳のピークなんだろう? ■横岳〜焼石岳 この辺りは大岩がゴロゴロしていて、道もわかりづらくなるので要注意。 そして石組みと材木が残る何かの跡地に到着。 いろんな人のレポによると、山小屋があったとか、観測所があったとか。 山小屋にしては小さすぎ。ということは観測所跡でしょうね。 雨量観測所かな? ということは、この道はこの観測所の設置やメンテナンスで作られたものかもしれない。 ガスと風で寒い。すっかり体が冷えたので、この石組みの陰でお湯を沸かして昼食とコーヒー。 上下カッパを着てたけどそれでも寒いので薄いダウンジャケットを着る。 昼食を済ませて進むとゆるやかに下って行く。 ということは、晴れていれば目の前に焼石岳がドーンと見えているはず。残念だ。 そして、あら?もう?という感じで焼石岳への登山道と合流。 さすがにこの状況で焼石岳に登る気になれず、迷わず下山することにした。 |
写真
感想
※過去ログ
当初の計画では、銀明水小屋から横岳に向い、稜線に登ったところで進路変更。
南に向かい、獅子ヶ鼻岳を目指す考えだった。
しかし、前日の朝日岳が思ったより時間がかかった。
ということは、同じような灌木藪のここも想定よりかかるはず。
高低差がないとはいえ、登山道から往復4時間で行けるか?
なんて考えながら登山口に到着。
まだ暗かったので仮眠、してたら1時間以上寝てしまった。
さすがに昨日のダメージは大きかった。
予定より1時間遅れてスタート。
宿題が残ったなー。
というか、あの藪を漕いで行っても視界が開けるような頂上でもないし、これは大人しく積雪期に行った方が良いかも。
紅葉は素晴らしかった。他の方の写真だと、横岳への稜線に乗ったところで、獅子ヶ鼻岳方面を見ると、まるで赤い絨毯。見たかったなぁ。
しかし、この道はもったいないねー。晴れていれば絶景を眺めながら歩けるはずだし、そこに登るまでの風景も、穏やかな焼石岳の雰囲気と違っていて良い。
本当に良い道だと思う。少し整備すれば安全性も高まる。
あの岩場にロープなり鎖なりを設置するくらいで良いと思う。
でも、行政で登山道として認めちゃうと、整備の費用を捻出しなければならないし、万一事故があった場合の責任問題にもなる。
難しいところですよね。
行政としては、人があまり歩かない登山道は積極的に廃道にしたいと思っているはず。
ま、分からないけどね。でも、そう考えた方が合理的。
現状、山と高原地図に破線として載っているということは、この道の存在は多くの人が知ることができる。
遠方から来た人が、このルートを使って周回しようとしたところで「登山道はありません」の表示に止められることもあるだろう。
実は、こういう行政未承諾の道って結構あるようなんですよ。
地元の山岳会が申請して、そういう道を登山道として整備するということもあるようだけど、申請が通らない場合も多いそうだ。
普段歩いている登山道には手間も金もかかっているということが良くわかりますね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する