槍ヶ岳〜南岳 (槍・穂高縦走かなわず)
- GPS
- 33:01
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,552m
- 下り
- 2,623m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:58
天候 | 両日ともいいお天気でした。 午後になっても,稜線であまりガスはわかず。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
係のおじさんが「鍋に回って」というので,しぶしぶ鍋平へ。 鍋平に回されたのは初めてです。 場所がよくわからなかったけど,なんとか登山者用無料駐車場に駐められました。 鍋平には登山者用駐車場(無料,未舗装)が4面。 そのすぐ下に,鍋平園地駐車場(無料,舗装)がありました。 トイレは園地駐車場のほうにあるので,そちらのほうが便利ですが, 山に行く(ロープウェイ方面)には, トイレから一番遠い,4面ある登山者用駐車場の一番上か,その下がいいです。 さらにロープウェイ駅に近いほうに行くと, 登山者用駐車場(1日300円,未舗装)というのもありました。 いずれにしても面倒なのは, 鍋平から新穂高温泉まで標高差150mほどを下らなければならないということ。 ということは,疲れ切って山登りから戻ってきたときには, 最後の最後に標高差150mを汗をかきかき登らなければならないということ(30分ぐらいはかかるでしょう)。 行きの下りはまだしも,帰りの登りは「もう,ごっつぁん」です。 そこでボクは,帰りはロープウェイに乗りました。 新穂高温泉から鍋平まで片道大人一人400円+荷物代100円です。 時間的に混んでなくて,すんなり乗れてよかった。 (555K) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のコースで一番の難路は,南岳西尾根でした。 かなりの急傾斜で,ところどころに木製の数段のはしごがあるのですが, かなりの割合で壊れてしまっていました。 |
その他周辺情報 | 槍ヶ岳山荘の幕営料は一人1000円。 水は1リットル200円でした。 下山後は,ひがくの湯(大人700円,露天風呂のみ)で汗を流し, 茶茶 飛騨高山店でとろろめしを食べて帰る。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
今年のお盆休み,週間天気を見ていると,どうやら前半のほうが天気がよさそう。
そこで,休みに入るやいなや,1泊2日の山行に行ってきました。
実際に歩いたのは,新穂高温泉から槍平を経由して槍ヶ岳山荘でテント泊し,
翌日は,槍ヶ岳から大喰岳・中岳・南岳と縦走して,
南岳新道を槍平に下って,新穂高温泉に戻るというルートです。
でもこれは,当初の計画の半分も達成していませんでした。
ボクの山行計画は,1日目に槍ヶ岳からさらに南岳まで縦走して南岳小屋でテン泊。
2日目は大キレットから北穂・奥穂・西穂を縦走して,
新穂高ロープウェイで下山というものでした。
昨年,新穂高温泉から槍ヶ岳の日帰りをしたとき,しんどかったけど,
飛騨沢上部の登りもなかなか快調に足を運べたという印象だったし,
「テン泊で荷物はそれなりに重くなるけど,5月の涸沢ではもっと重くても調子よかったから」
と,こういう計画を立てたのです。
じつは,大キレットから北穂,さらに涸沢岳までの稜線は,
槍・穂高地域で残っているボクの未踏ルートです。
若いころに槍にも穂高にも何度も行きましたが,
縦走よりも岩登りが目的だったので,そのルートが残ってしまっていたんですね。
そこで今回,一気にその区間を踏破して,
さらに久しぶりに西穂の稜線を歩こうという計画を立てたわけです。
ところが実際には,1日目の飛騨沢上部の登りが本当につらくて,
こらえにこらえて休まず歩き続けたけど,
めまいがしてフラフラで,意識がもうろうとしている状態でした。
結局,槍ヶ岳山荘に着いたときに,
「もうこれ以上歩くのは無理だ〜」とここでテン泊することにしたのです。
そこで,計画の全面的変更を考えなくてはならなくなりました。
翌日の行程が2時間以上増えたので,
西穂まで縦走して,ロープウェイで新穂高温泉に下りるのは断念せざるを得ません。
すると,第2のオプションは,大キレットを越えて,北穂・涸沢岳を越えて,
穂高岳山荘から白出沢を下降して,新穂高温泉へ戻るルートです。
これなら,未踏ルートを踏破できるけど、白出沢の状況が不安要素です。
それに,今日のこの体たらくでは,
この荷を背負って大キレットや北穂・涸沢岳を越えることができるのだろうか。
第3のオプションは,南岳まで縦走して,西尾根を槍平へ下降するルート。
最後のオプションは,このまま来た道を戻る…。
翌朝3時半に起きはしましたが,吐き気がして体調すこぶる悪し。再び横になりました。
この時点で,第2のオプションも断念。
結局,槍ヶ岳山荘のテン場を6時すぎに出発して,なんとか大喰岳・中岳・南岳を縦走して,
槍平に下って,新穂高温泉に戻ってくるルートを歩けただけでした。
ということで,南岳〜涸沢岳の未踏ルートの踏破はおあずけとなった今回の山行。
今後,槍〜穂高を一気に縦走するにはどうしたらいいか,懸案となりました。
一つは,小屋泊まりにして,もっと軽い荷ならなんとかなるとも思えます。
でも,小屋に泊まるのは好きじゃないからなぁ…。
とすれば,今よりもっと体力をつけて,重荷を背負っても登れるようにする。
今の「週2〜3回,計20km」ほどのランニングを,もっと質・量ともにアップさせるか。
でもこれも,仕事から帰った夜9時,10時に走っていることを考えると,簡単じゃありません。
まぁ,ともあれ,いつか必ず今回の計画ルートを歩きたいと思います。「山は逃げない」。
でも,ボクの体力は年相応に落ちていくわけですけどね…。がんばって鍛えよう!
Mt_Uchanさん、こんにちは
当日同じルートを辿った者です。
槍ヶ岳に同じ時間に登っているようで
私の後ろがMt_Uchanさんだったようです。
*アクションカメラをつけている写真が自分です
飛騨沢をテント担いで登るのは大変ですよね。
自分も南岳新道から降りましたが、悪路で苦労しました
でも当日はお天気も良くて自分にとっては最高の山行でした。
これからも良い山行を
こんにちは,ryo8641さん。
やっぱりそうでしたか。
ryo8641さんの記録を見させてもらったときに,
「ちょうど同じような時間,このお顔にはなんとなく見覚えがあるような…」
と思っていました。
槍のてっぺんは人でいっぱいでしたね。
ボクは誰ともお話しすることなく,山頂での記念写真を撮っていただいて,
そそくさと下ってしまいましたが,
ryo8641さんも,ボクより少し後に下りられたんじゃなかったですか?
翌日も,ryo8641さんと同じルートをボクは歩いていたんですね。
ボクのほうがずっと遅い時間でしたが…。
お天気がよかっただけに,時間が許せば,もう1日山にいたかったですが,仕方ありません。
また,どこかの山でお会いできるのを楽しみにしてます。
そのときにはいろいろと山の話につきあってくださいね。
よろしくお願いします。
Mt_Uchanさん、こんばんは。
テン泊を背負ってその体調でかなりペースが早いですね。さすがです。
さらに自分が登った木曜より暑そうですね。これで飛騨沢はキツい。
白出沢ルートで穂高までは、巻き道でアイゼンなしで行けれると
穂高小屋の人に電話で聞いたらおしえてくれました。
ただ浮石が多いので自分の判断で・・・とも言ってました。
疲れた体で下りで使うと危なかったかもしれませんね。
自分も小屋泊が苦手です、寝れません。
でもテン泊で自炊は重いし、稜線のテン場は早くつかないと混むし・・
お互い無事に帰ってこれてよかったですね。またいつか鈴鹿で。
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