北岳、間ノ岳 3000m稜線上絶え間ない風に吹かれに行く
- GPS
- 80:00
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 2,378m
- 下り
- 2,375m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 8:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
乗り合いタクシーで広河原へ、1200円/人(環境保護費100円含む)、8人乗客が集まれば出発、ハイエースのタクシー多数 若干お安い小型バスもあります。 乗り合いタクシー順番待ちの営業所に登山届ポスト有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
・広河原〜白根御池小屋〜小太郎尾根分岐・・・危険個所無し、樹林帯、広河原から 直ぐに小熊と遭遇、鳳凰三山が見えます。 ・小太郎尾根分岐〜北岳〜北岳山荘・・・鎖、ロープ箇所多数、滑落注意、落石注意 小太郎尾根分岐で展望が開けて、甲斐駒が恰好良く見えます。絶景です。 ・北岳山荘〜間ノ岳・・・危険個所無し、快適な3000mの空中散歩が楽しめます。 間ノ岳から見える富士山は水墨画を観ているようで面白い雰囲気でした。日本の 気象と自然とアジアの文化が混然となって水墨画の表現が出来たんだなと納得。 ・小太郎尾根分岐〜二俣・・・危険個所無し ・二俣〜広河原・・・登山道に水が流れている箇所多数、滑って転倒に注意。 すれ違う登山者多数で、待ち時間のロスが馬鹿にならないかも。 |
その他周辺情報 | 芦安温泉700円、第二駐車場に隣接、垢を落とすのに便利、食事も出来る。 カツ丼定食860円、ざるそば680円 |
写真
装備
備考 | ・持って行って良かった・・・ソルトタブレット、 シュラフ(イスカ・ピルグリム370)、 シュラフカバー(テント内側の露対策)、 マルタイ棒ラーメン+具材としてフリーズドライ味噌汁 ゼリー飲料 テルモス(350cc、3日目昼食カップ麺用) ママーサラスパ早ゆで1分+明太マヨ、 乗り合いタクシー営業所前に置いてある登山地図と タクシー・バスの時刻表 ・持って行けば良かった・・・文庫本(2日目暇だったもので)、 おつまみ類 (Cheezaとか嵩張らないもの、 日差しが強烈で小屋でビールを飲んで涼む際必要) SEA TO SUMMITサーモライトリアクター (2日目の夜かなり寒かったため) |
---|
感想
いろいろとありましたが、今回の山行で一番印象に残ったのは、
北岳山荘の近くのケルンの座り心地の良いステップに座って
単独で(Y.T.君はトイレに行ってた。)休んでいた時、
稜線上なのでずっと西からの風が吹いていて、
その時ふと浮かんできたのが、
King Crimson の I talk to the wind
でした。
曲のイメージにぴったりのその場所と
その時の私の気分がマッチしていたのでしょう。
もし、再びあそこを訪れたとしたら
やっぱりKing Crimsonを思い出すんだろうなー。
また行ってみたいです。あのケルン!
今回私のコンデジを持っていけませんでした。
海外に行っている妻に取られてしまいました。
デジ1は重過ぎて持っていくのを断念、
結局、同行者のY.T.君のコンデジを借用しましたが、
充電が不十分で途中でバッテリーが切れて万事休す。
下山後、彼がそのまま家族旅行に持って行ってしまったのでデータを出すことができず、写真はとりあえず無しです。
それにしてもテントを含む総重量18kg超の荷物は
シニアの私にはきつくてたまりませんでした。
歩いていてバランスを崩し過ぎると立ち直せないですね。かなり慎重に足を運ばないといけない。
もっと軽量化が必要ですね。昔はもっと重い荷物を担いでいたけどそんな体力はもうどこにも無いですし。
当初、1泊目の白根御池小屋から2泊目・3泊目を北岳山荘泊りベースで農鳥岳までピストンの予定でしたが、
北岳周辺の岩場を重い荷物を背負って通過は無理と判断し、肩の小屋をベースとし、間ノ岳までのピストンに切り替えました。
おかげで2日目肩の小屋に到着したのが朝の8時頃、次の日の間ノ岳までのピストンのために体力温存を考え、ずっとテントで停滞していましたが、やることなくてしかも日差しがきつくて昼間は暑くて暑くて、Y.T.君の悪魔のささやきで肩の小屋で涼むために900円のサッポロ生を飲んで暑さをしのいでいましたが、
その夜は吐く息が白くなるほどの寒さでした。
やることがないのと寒暖の差が激しいことでかなり体力精神共に消耗しました。辛かったです。
しかもテント場がフラットではなくて寝難いこと甚だしく寝たのか寝てないのかよくわからない状態で寝不足で高山病もありずっと頭痛してました。
それでも、以下の通りいろいろ盛り沢山のことを経験し、満足でした。
初日、登り始めの広河原近くで、小熊に遭遇(幸運なことに母熊には出会わず)、
肩の小屋では連日ブロッケンが楽しめましたし、
3日目北岳山頂で御来光を拝めましたし、
その直後、ガスに映る北岳の三角の山影も見られてラッキーでしたが、
北岳の影はバッテリー切れで写真を撮れませんでしたので残念でした。
以前、Astronomy Picture of the Day でマウナケア山の影の写真が掲載されていて
いつか同様の写真を撮りたいと思っていたんですが、、、
http://apod.nasa.gov/apod/ap150503.html
間ノ岳では水墨画のような富士山が見られてとてもハッピーな気分でした。
4日目は順調に下山、
風呂に入れる、布団でぐっすり寝られると思うと
嬉しくて嬉しくてついついペースが上がるのを抑えるのに苦労するというか、
荷物の重さにも慣れてきて体のバランス取りも上達して快調でした。
重い荷物を背負った時は無理をせず25分間歩いたら、5分間休憩するというのを繰り返していると割と調子良く行きました。
Y.T.君とのコンビネーションではこのリズムが良いんでしょうね。
C-3POさん 遅コメで申し訳ありません。
sugiから改名しました甘栗旬です。
18kgの荷物を背負っての北岳お疲れ様でした。
僕も若い頃なら担げたでしょうが、今や上高地から涸沢まで担いで登れるや否や・・・。
近頃は体のことを考えて、重い荷物を背負ったときは30分に1回は休むようにしてます。(休まざるを得ないのですが・・・)
でも、きつい山行のあと聞こえたのが♪I talk to the wind ♪でよかったです。
これがピンクフロイドの 吹けよ風、呼べよ嵐 では・・・・
農鳥岳は次回のお楽しみですね。
甘栗旬さん、投稿ありがとうございます。
タイガージェットシンじゃ天気大荒れですよね。(笑)
昨年の八ヶ岳では、夏沢峠から硫黄岳の登りで Stairway to Heaven、
本日の藤原岳の登りでは、熊鈴を忘れたので大声で与作を歌ってました。
へいへいほー、で結構リズム良く登れました。飽きて来て、
次に Another One Bites the Dust
も景気付けに結構良い感じでしたー。
農鳥へはいつ行けるやら、、、
素晴らしい北岳、間ノ岳を歩かれましたね。
写真がないのが残念です。
バッテリー切れでは仕方ないですね
次回は万全でよろしく。
寅より
toradoshiさん、いつもありがとうございます。
北岳の御来光直前、同じカメラを持っている人に気付き、Y.T.君がバッテリーを借りる交渉をしていたら日が昇ってきちゃって、あの人には悪いことをしました。
次回は重くてもデジ1のD90を持参しますー。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する