憧れのジャンダルム（穂高縦走の巻）

2015年08月08日(土) ~ 2015年08月09日(日)

• GPS: 50:51
• 距離: 24.2km
• 登り: 2,417m
• 下り: 3,440m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:11
• 休憩: 0:51
• 合計: 8:02

7:21 西穂高口
8:05 8:07 西穂高岳山荘
8:17 西穂丸山
8:51 8:53 西穂独標
9:13 ピラミッドピーク
9:49 9:52 西穂高岳
10:56 10:58 間ノ岳
11:39 12:05 天狗岩
12:26 天狗のコル
13:36 13:45 ジャンダルム
14:51 14:58 穂高岳
15:23 穂高岳山荘

2日目

• 山行: 10:04
• 休憩: 2:16
• 合計: 12:20

4:45 穂高岳山荘
5:18 5:32 涸沢岳
7:09 7:40 北穂高岳(北峰)
7:42 8:06 北穂高小屋
9:18 9:26 長谷川ピーク
10:37 10:48 南岳小屋
10:59 11:07 南岳
11:15 11:25 南岳小屋
12:16 南岳新道 救急箱
12:21 12:34 小鍋谷ゲート
13:35 13:52 槍平小屋
14:43 藤木レリーフ
14:46 滝谷避難小屋
17:05 新穂高温泉駅

天候

ほぼ晴れ（ジャンダルムのみガスの中）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高の鍋平駐車場　300円／1日

コース状況／危険箇所等

西穂高岳から先は予想通りの難所だらけ
ザレてるところが多く落石は至ることろで発生してました

その他周辺情報

穂高岳小屋に宿泊
設備は綺麗、小屋の人たちは親切、トイレも一部男女別
土曜日と言うこともあり満員御礼　1枚の布団で2人状態でした

写真

8/8 7:30

西穂高口駅　笠ヶ岳がででーんとお出迎え

8/8 8:11

西穂山荘までは樹林帯の歩きやすい道

8/8 8:22

西穂山荘到着です

8/8 8:34

丸山　笠ヶ岳に圧倒されます

8/8 8:34

白山連峰も綺麗に見えました〜

8/8 8:34

振り返れば焼岳・乗鞍岳

8/8 8:35

縦走路は続きます

8/8 9:07

西穂独標

8/8 9:12

ここから多少危険な岩場道が続きます

8/8 9:12

痩せた尾根

8/8 10:06

西穂高岳山頂　一つ目の「穂」です

8/8 10:09

山頂からの眺め

8/8 10:09

奥穂方面に向けて出発です

8/8 10:11

いきなりの岩場…

8/8 10:12

こんな道が続きます

8/8 10:15

西穂を振り返り

8/8 10:15

P1からの眺め

8/8 10:22

ほぼ垂直な下り(@_@)

8/8 10:22

これから向かう間ノ岳

8/8 10:54

スラブ状の岩

8/8 10:56

動く岩も多かった・・

8/8 11:11

ようやく間ノ岳♪

8/8 11:11

さて次は天狗岳

8/8 11:11

まだまだ続く縦走路

8/8 11:11

ひょえ〜やっぱりこんな下りからスタート

8/8 11:18

岩の外側を巻きます　鎖もないので踏み外したら大変！

8/8 11:20

高度感ありあり

8/8 11:37

見事な逆層スラブ

8/8 11:38

8/8 11:44

岩の所々に手が入るので見た目ほど登りにくさはない

8/8 11:56

天狗岳山頂〜♪

8/8 11:57

ジャンは目の前　でもガスが…！？

8/8 12:43

天狗のコル

8/8 12:43

鎖のオンパレード（あるだけましか・・）

8/8 13:03

8/8 13:10

ガスの中に入ってきました

8/8 13:11

どう登るか・・かなり頭を使います(^_^;)

8/8 13:44

ジャンと奥穂の分岐点

8/8 13:53

やった〜(^O^)／ようやくジャンダルムです〜

8/8 13:53

いやはや、こんなところ、良く超えて来れましたわ

8/8 13:58

これが有名な飾りだったのね

8/8 14:15

奥穂へは長野県側を巻きます

8/8 14:52

馬の背！！！！人が渡れるとは思えません！！

8/8 14:59

ナイフリッジ

8/8 15:03

ようやく渡りきれました！やっぱりジャン側はガスの中
（このおかげで恐怖は半減）

8/8 15:08

ここで先行二人は拍手で迎えられたそうです（笑）

8/8 15:15

お久しぶりの奥穂です

8/8 16:06

1枚の布団で二人

8/8 17:08

小屋前からの眺め��

8/8 17:08

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8/8 17:08

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8/8 17:09

��

8/8 17:09

穂高岳山荘

8/8 18:33

夕食はなかなか美味しかったです

8/9 5:01

小屋の前でご来光を待つ人々

8/9 5:03

小屋を出発！

8/9 5:13

涸沢カール

8/9 5:13

前穂

8/9 5:14

御来光が〜！

8/9 5:15

南アルプス

8/9 5:15

富士山♪

8/9 5:15

完璧に上がりました〜

8/9 5:25

朝陽を受けて槍様が輝いてます

8/9 5:26

笠ヶ岳山頂にも日が当たってます

8/9 5:27

富士山のあっぷぅ〜♪

8/9 5:28

涸沢岳

8/9 5:34

ここから槍に向かっての縦走路を急ぎます

8/9 5:38

おいおい、いきなりの鎖の連ちゃん!?

8/9 5:45

写真では高度感が伝わりませんが、かなり怖いところに立ってます（苦笑）

8/9 6:27

北穂南峰

8/9 6:32

涸沢のコル

8/9 6:43

8/9 7:06

8/9 7:06

壁のように立ちふさがります

8/9 7:21

北穂分岐

8/9 7:28

やっと北穂高岳〜♪

8/9 8:07

北穂の小屋で一服です
（たばこは吸いません）

8/9 8:07

絶景♪

8/9 8:08

絶景♪

8/9 8:14

さて、南岳に向けて出発です

8/9 8:48

今日はそこそこの人がいます

8/9 8:51

ギザギザ〜

8/9 9:09

ザレ道ばかりで気を遣います

8/9 9:24

A沢のコル

8/9 9:48

8/9 10:21

長い梯子　登りやすくて安心

8/9 10:50

獅子鼻

8/9 10:52

南岳小屋　ようやく砂礫です(^_^;)

8/9 11:15

なんて穏やかな道！！

8/9 11:17

南岳山頂！

8/9 11:22

北穂の小屋はやっぱり凄い所に建ってますね

8/9 11:46

小屋で冷たいジュースをぐびぐび

8/9 12:10

槍まで行く予定を変更　南岳新道を下ります

8/9 13:47

槍平小屋　昼食タイム

8/9 15:56

登山者用休憩所が右俣新道にありました
トイレも水場も有　重宝します

8/9 17:22

ようやく新穂高に戻ってきました

撮影機器：

COOLPIX S8100 NIKON

感想

momo6

今回の計画は新穂高ロープウェイを使い
西穂高岳〜槍ヶ岳までの一泊二日のぐるり縦走
槍ヶ岳から千丈沢乗越を降りて奥丸山経由で左俣林道を新穂高へ戻る
・・・と言うものでした
いつも通りのコースタイムの0.6倍で計算していたら可能だったのですが、
これが、西穂高岳までは問題なかったのですが、
それ以降はコースタイムと大差なし
さすがに、岩場、ザレ場、鎖場などは急ぐこともできませんでした
と言うことで、途中で予定を変更
今回は南岳まで登って南岳新道を下ると言うものになりました

さて、西穂高口駅を降りると快晴と素晴らしい山々がお出迎え
順調な滑り出しでした
・・が！眉のあたりに違和感を感じた瞬間
「いたっ！！」
何かの虫に刺されました
少し痛痒い感じはありましたが鏡を見ても小さな赤い斑点があるのみ
大したことが無くて良かった〜と思いつつ先へ進みます

さすがに、西穂高岳山頂からは急ぐこともできず、
慎重にルートを確認しながら進みました
時には鎖もないので「この岩が動いたら落ちるよなぁ・・」なんて思いながら・・
途中何度となく
『来るんじゃなかった・・』と思うこともあり
それでも戻るも地獄なので根性で進みました（苦笑）
憧れのジャンダルム登頂を果たしすごくうれしかったのですが、
そこからの下りがきつかった…
ルートが今一明瞭ではないため、みんな登ってきたルートがバラバラ
いざ降りようと思うとザレた石が動き踏ん張れない
違うルートを模索したら今度は足がどこにもかからない(￣∀￣；)
飛び降りてバランスを崩したら元も子もない
結局腕の力だけで降りたりして何とか元の道へ…
一番ビビったのはここだったのかも（苦笑）
馬の背は自分の中では一番怖そうって思っていたけど
正直感覚がすでに麻痺
登り基調だったこともあって何とかクリア
ようやく奥穂に到着した時には先を歩いていた
同行の二人が拍手を受けたとの事（笑）

さて、穂高岳山荘で宿泊の申し込みをして
予約時に聞いてはいたけれど、大混雑の中就寝
ま、土曜日の北アルプスじゃ仕方ないわな

翌朝はお弁当を持って出発
御来光までまだ時間があったので、涸沢岳に取り付きます
山頂まで後ちょっと…と言うところで日の出を迎えました
何度見ても御来光はいいですねー
時間もないので、早々に涸沢岳から北穂に向かいます

BUT!!
いきなりの鎖場の連続
垂直かと思えるほどの壁を慎重に下ります
多分、涸沢のコルまでが一番怖かった気がします
さて、そのころから目に異変が…
どうにも目が開きにくい
視界も半分になった気がして…
北穂小屋で確認してみたら
「お岩さんになってるー！！！！」
どうやら前日に刺された虫のせい
刺されたのは眉毛の所なのに、
腫れてるのは瞼
なんでやねん！
幸いにも痒みはなんとか我慢できるレベル
結局腫れはそれから2日間続くことに・・・

北穂からの登山道はとにかくガレガレのザレザレ
いつ落石が起きてもおかしくない
実際に、先行者がかなりのラクを発生させてる
『このおやじの前だけは怖くて歩けない』って感じ
自分もとにかく慎重に進みました
おかげで南岳に着いた時には疲労困憊
足より腕がパンパン（笑）
ボルダリングの練習をしておいてよかった♪って思えるほど
今回は手をたくさん使いました
このコースにチャレンジされる皆さんも腕や指先を鍛えておいたら良いですよ〜

この時点で予定より1時間半遅れていたので
槍には向かわず
南岳新道を下ることを決断
ま、夕方から雨予報になっていたので
万が一を考えてもベストな選択だったと思います

このコメントを書いている時点ではすでにジャンダルムや大キレットの怖さを大分忘れています
産みの苦しみを忘れてしまうかのごとく、
終わってほっとした瞬間に恐怖心も過去のものになってしまうようです
きっとまたいつかチャレンジしたくなる時が来るんだろうな〜（笑）

P.S　今回GPS時計を途中止めたまま忘れていたり、
　　　翌日途中で電池切れになったりで　
　　　あまり正しくはありません
　　　写真の時間等を参考にしてあります