八経ヶ岳と狼平周回&キレンゲショウマ? 90番から
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- GPS
- 07:14
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,604m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:50
天候 | 晴れ後曇り 一時雨パラつく 雷の兆候はなし |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行者還トンネル東口から上北山村側に1kmあまり下りるとガードレールに 設置されている90番ポストの所が広くなっており、ここに4〜5台ほど駐車 できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
90番ポスト⇒☇P1458奥駈道合流点 90番ポストの少しトンネル寄りにある鉄階段が登山口です。 鉄階段を登るとしばらく清明ノ尾の支尾根をジグザグに登って行きます。 清明ノ尾に乗ると大普賢岳がカッコイイ姿を見せてくれます。 そしてそのまま清明ノ尾を奥駈道まで上がって行きます。 途中、廃道となった林道を少し歩きますが、しばらくすると林道から離れ 登山道はまた普通の山道となり、奥駈道合流点の手前からはまた少し急に なりますが、西口からのコースと比べると緩やかで登りやすいです。 素朴な木の階段やテープもちょこちょこあります。 P1458奥駈道合流点⇒奥駈道出合 合流点を左折し、緩やかなアップダウンを繰り返しながら、奥駈道を南へ 進むとしなの木出合の標柱が立っていて、ここを右折すると下部はロープが 連続するかなり急な下りでトンネル西口のすぐそばに下りられます。 しなの木出合からしばらく進むと、今度はトンネル東口へ下りる分岐の 一ノ垰に着きます。 一ノ垰の少し先で、阿弥陀ヶ森から南下してきた奥駈道が西に90度向きを 変え弥山まで上がって行きます。 登山道は、ゆる〜くアップダウンしながら進みトンネル西口から上がって きたコースと合流する奥駈道出合に出ます。 ここまで、笹原の明るいとてもイイ雰囲気の稜線歩きが楽しめます。 奥駈道出合⇔弥山小屋 省略・・・<(_ _)> 弥山小屋⇒狼平 弥山小屋からゆるゆると下って行きますが、大黒岩の少し先から急になり 木の階段が狼平まで続きます。 この木の階段、濡れている時はとても滑りやすいので注意してください。 今日は乾いていたので問題無かったです。 狼平のスグ上で斜面が崩れていて階段も土砂に埋もれている所がありますが 通行には問題ありません。 狼平⇒高崎横手出合⇒レンゲ道⇒弥山辻 狼平の吊橋を渡り、レンゲ道分岐の高崎横手出合まで河合道を緩やかに 登って行きます。 高崎横手出合を左折し、針葉樹の拡がる雰囲気のいい広い尾根をゆるゆると 登って行くとあまり展望の無い日浦山に着きます。 日浦山からほんの少し下ってまた緩やかに弥山辻まで登って行きます。 このレンゲ道、高崎横手出合から弥山辻まで急な所が無いので、弥山小屋 から狼平を周回する時は、このレンゲ道を登りで使った方が楽です。 弥山辻⇒明星ヶ岳 弥山辻を右折して50mほど登った所あたりに左方向にうすい踏み跡があり、 それを少し登ると明星ヶ岳山頂です。 明星ヶ岳⇔八経ヶ岳⇔弥山 近畿の最高峰 八経ヶ岳を真ん中に挟むこの間の稜線は、1800mを下回ら ない近畿最高所の稜線で、針葉樹が多いため近畿では珍しい亜高山帯な 雰囲気が楽しめます。 |
その他周辺情報 | 村営 洞川温泉センター 午前11時〜午後8時 (入浴受付は終了30分前まで) 8月中は午後9時まで営業 毎週水曜定休(祝日の場合は翌日) 12月29日から1月1日 (正月2・3日は時間短縮営業) 大人600円/小人200円 駐車場:普通車100円/時間(1日最大1,000円) *温泉センター利用で1時間無料 村営 天の川温泉センター 午前11時〜午後8時 (入浴受付は終了30分前まで) 8月中は午後9時まで営業 毎週火曜定休(祝日の場合は翌日) 12月29日から1月1日 (正月2・3日は時間短縮営業) 大人:600円/小人:200円 駐車場:普通車100円/時間(1日最大1000円) *温泉センター利用で1時間無料 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
雨具
日よけ帽子
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
2.5万地形図
ヘッドランプ
予備電池
GPS(スマホ)
モバイルバッテリー
熊鈴
虫よけスプレー
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感想
ここ最近、大台ケ原での日の出狙いばっかりだったので、「そろそろ違う
山に行きたい!」と思っていたところに、H君が夏季休暇で帰省してきた
ので、「ほんじゃ、大峯に行こか!」ということになりました。
H君とは、三峰山や高見山、そして明神平は冬季も含めて何度か登って
いますが、大峯は一度も登ったことが無いということだったので、初めて
大峯に登るなら、そして次いつ一緒に登れるかも分からないので、行くなら
やっぱり近畿最高峰の八経ヶ岳!ということになりました。
ただ、若いH君にはトンネル西口からのピストンであれば少し物足りない
かな!?と思ったのと、大峯らしい稜線歩きもさせてあげたかったので90番
から登ることにして、さらに雰囲気のいい狼平も周回することにしました。
今回、20勸幣(GPSログが途中で切れていたので正確な距離は不明)歩き
ましたが、若いH君は特に疲れた表情を見せることも無く初めての大峯を
楽しんでくれました。やっぱり若いって素晴らしいです!!
「若い」と言えば、レンゲ道を登ってる途中でポーランドから来られた
単独青年にお会いしてしばらくお話しさせていただきました。
でも “お話し” と言っても、私もH君も英語は全くできず、その青年も
簡単な日本語の単語しかわからない状態だったので、それぞれが知ってる
英語・日本語の単語を並べながらの会話でした。
そんな会話?でも、なんとなくわかりあえたような気がして、とても楽し
かったです。
この青年は、昨日洞川から入って山上ヶ岳から大普賢岳、弥山、八経ヶ岳を
越えて釈迦ヶ岳まで行き、今日深仙ノ宿?から戻ってきて、河合に下りる
と言っておられました(そういうふうに理解しました)が、そうすると、
昨日はスゴイ距離を歩いてることになり、ちょっとびっくりしてしまいました。
そして、「もう少しちゃんと英語をやっとけば…。」と “あとの祭り” を
実感してしまいました。
ポーランド君、このあとも日本の旅行を楽しんで下さいね〜!
そして出会いではもうおひとり、
登山口で準備中、尾鷲から来られた方に「そろそろキレンゲショウマが咲き
始めてると思いますよ。」と教えていただきました。
そして、復路で少し時間に余裕があったので探索に出かけました。
でも「キレンゲショウマってどんな花やろう?」「やっぱり黄色い花やろう
から行ったら分かるやろう!?」と教えていただいた場所に行きましたが、
そこには黄色い花が2種類。なので、とりあえず両方の花の写真を撮って家に
帰って調べたら、キレンゲショウマは、咲いてる数が少ない方の花でした。
これは、希少種なので少ないのか、それともまだ早いので少ないのかわかり
ませんが、尾鷲の方には「ズカズカと近くまで行かずに、遠目で見守って
下さいね。」と言われていたので、少し離れたところから写真を取りました。
この方のおかげで、またひとつ花の名前を覚えることができました。
ありがとうございました。
sukanpoさん、こんにちは。
そうですね、写真53・54はキレンゲショウマですね、レアです。そして写真55・56はキツリフネソウでしょう。こちらは金剛山あたりでも観察できます。
流石、「花の行者還」、春のヤマシャクヤクに始まりシロヤシオなど、このあたりの奥駈の稜線は花の名所ですねぇ。
バイケイソウとトリカブトも多い場所です・・。ご家族のお土産に丁度良く・・、いやいや猛毒だから・・、それ以前にとっていいのは写真だけ。
そうそ、サイバーショットでもトリカブトの紫は青傾向に映ってしまうのな。なかなか本来の色を出せるカメラは無いようですなぁ。
DCTさん、こんばんは。
行者還岳周辺は、ほんとにいろいろな、それもレアな花が咲くんですね!
実はキレンゲショウマは、DCTさんの先日のレコ『キレンゲショウマ咲く
剣山 次郎岌』を拝見させていただいてたおかげで、名前は頭に入って
ましたが、花の写真は記憶に残って無く(スンマセン!)、「DCTさんのレコ、
どんなんやったかな!?」と思い出しながら歩いてました。
でも思い浮かぶのは笹原に続く気持ちのイイ登山道や “・・ヘヤピン?” と
〆の“デミカツ丼”だったです。
どうしても風景や食べ物、そしてDCTさんの観察眼とそれのおもしろおかしい
解説に眼と心が引きずられ、まだまだ花には意識が薄いようです。
トリカブトは、見るたびに「どれぐらい持って帰れば…!?」と思って…。
いやいや、仰られるように「とっていいのは写真だけ! 残していいのは
思い出だけ!」ですよね!
で、写真は難しいです。デジカメになってからは特に色が人工的な感じが
して(チープなコンデジやから?)。なんて批評するほどの腕が無いのに
カメラのせいにしてる “銀塩カメラ懐古オヤジ” になってます。
「あ〜、山もカメラも何もかも、昭和の時代に戻りた〜い!!」
sukanpoさん、こんにちは。
山行きログ拝見拝見させて頂いています。
今回のログも凄いですね、この時期で17,5Km、20Km以上?7時間17分の歩き休息を含めて8時間50分ですか、(私には1,5倍プラスが賢明かも)
参考になりました。
sukanpoさん、素敵な山岳写真有難う御座います。
debianさん、こんばんは。
久々、と言っても1ケ月半ぶりですが大峯に行ってきました。
今回の大峯は、休憩してると寒さを感じるくらいかなり涼しかったので
バテることなく歩けましたが、やっぱり休憩の時間が春秋に比べると多く
なりました。
写真のスキルは無いので、とりあえずいっぱい撮ってその中から “マシ” な
もの?を載せてます。
もっとたくさん歩けるように、もっとイイ写真が撮れるように、もっとイイ
レコが書けるように、その他いろいろ…。と願っているのですが、そのための
努力は何もしてないので、成長しませんです
こんな稚拙なレコですが、おヒマがあるようでしたらこれからも、たまには
覗きに来て下さいね〜!
そして、debianさんのレコも、お待ちしていますよ〜!!
またロングですねぇ
先日八経ヶ岳へ家内と出かけましたが、明星ヶ岳まででイッパイイッパイでした
もう少し涼しくなったら狼平へ行った見たい願望はありますが・・・、
根性無しなので実現するか「?」です。
トリカブト、咲き出していますね
暑い日が続いていますが、季節は確実に進んでいるようです。
明星ヶ岳から八経ヶ岳の稜線歩きと並んで、
P1458から奥駈道出合間の雰囲気が大好きです。
羨ましいコースを完歩され、お疲れさまでした
s_fujiwaraさん、こんばんは。
H君に、どうしても近畿の最高峰と大峯らしい気持ちのイイ稜線、狼平の
素晴らしいロケーションを、見て感じて欲しかったので、イイとこ取り
するとこのコースになってしまいました。
距離は長くなりますが、ほんとに大峯のイイところを1日でまわることが
できる良いコースです
幸い、この日は風が冷たく感じられるくらい涼しかったので、当初予定に
なかったキレンゲショウマの探索をやっても、二人ともバテることなく
歩くことができました。
先日までの猛暑が続いていたなら、探索はやらずともバテていたと思うので
やっぱり天候、特に気温は体力の消耗に大きく影響すると感じました。
s_fujiwaraさんのレコを拝見させていただいてて、最近はそこそこハードな
コースも歩かれてるので、狼平の周回も大丈夫と思いますよ!
弥山から狼平までは、約300mの標高差があるので西口方面から行くと、
この登り返しがツライですが、レンゲ道を登りに使うと斜度が緩いので楽だと
思います(斜度が緩いということは、距離が長いということになりますが…)
なので、もっと涼しくなってからの方がイイでしょうね!
日が短くなってくるのがジレンマですが…
大峰に咲いてるなんて( ´ ▽ ` )ノ知らなかった!!
貴重な情報ありがとうございます!!
nyantarowさん、こんばんは。
キレンゲショウマが大峰にも咲いてるって、私も知らなかったです。
というより、私はキレンゲショウマという花のことも良く知りませんでした。
登山口でお会いした新宮の方に教えていただかなかったら、この先ずっと
見に行かないままだったと思います。
今年はもう終わってると思いますが、機会があれば来年見に行って下さいね。
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