ドッキドキ!?の奥穂高岳 南稜
- GPS
- 56:00
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,711m
- 下り
- 1,701m
コースタイム
上高地6:04〜登山口6:36〜岳沢小屋8:15
12日
テンバ4:55〜取り付き5:23〜三つ又5:35〜トリコニー喫6:45〜南稜の頭7:50
奥穂高岳7:59〜(休憩含む)紀美子平9:30〜テンバ11:30
13日
テンバ9:12〜登山口10:32〜河童橋10:44
天候 | 11日 晴れ 12日 曇りがちの晴れ 13日 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●上高地〜岳沢小屋 特に危険箇所はなし。 ●岳沢小屋〜南稜取り付き まだまだ雪渓があるので要アイゼン。この時期なのでルンゼ手前20mくらいからの取り付き。 雪の壁を3mくらクライムダウン。アイスバイルがあってよかった。もう少し下方に容易に取り付ける箇所ありました(笑) ●取り付き〜トリコニー 最初はルンゼを詰める。途中3ヵ所小滝がありフリーでも可(最初の小滝には残置スリングあり)途中いわゆる三つ又にさしかかる。今回はソロ故に右に進路を取り藪漕ぎスタート!! 右支稜に乗ると幾分かマシ。トリコニーは岩も安定し快適そのもの! ●トリコニー〜南稜の頭 トリコニー以降岩稜帯、斜度はあるものの容易。懸垂下降のポイントもそこの部分を詰めればクライムダウン可。 ●吊尾根〜岳沢 一般道なので危険箇所なし。重太郎新道が整備されたのに感激。 ※奥穂高南稜はバリエーションルートです。整備やマークは一切ありません。 |
その他周辺情報 | 温泉 上高地アルペンホテル@600 |
写真
装備
個人装備 |
8ミリザイル30m<br />登攀用具<br />ハーネス
|
---|---|
共同装備 |
8ミリザイル30m
|
感想
いつころからでしょうか?意識し始めたのは。去年のGWかな?
岳沢から一気に奥穂高へと突き上げるルート。
奥穂高南稜ルート。
かのW・ウェストンさんが初めて登った事でもお馴染みですね。
過去にtamaoさんと狙うもお天気が悪く断念。今年の海の日の連休もメンバーとの都合がつかず、断念。こりゃまた来年か?と諦めながら「さわやか信州号」の空席座席なんかを見ていたら・・・・・ん?10日空いてる・・・・・お仕事等の都合は?・・・・・・いける!!という事で約一年ぶりとなるソロ遠征にいってまいりました!!奥穂高南稜!!
初めに行っておきますが基本的にはみんなでワイワイと行くのが好きなのでソロはあんまりしません。なにかあったら怖いし危険だし。そんな僕が何故今回ソロででも行きたいのか?
当然、憧れのルートだからです(単純)
なので下調べはバッチリで南稜に関する記録を何十と読み、動画も見て、地形図とルート図のにらめっこ・・・
それでも不安でしかたありません。10日夜のとある飲み会でも緊張と不安で食事にもあまり手が出ずにいる始末・・・・・なら行くのやめたらいいのに・・・・と聞こえてきそうですが、行きたいのは行きたい・・・・不安なまま夜行バスに乗車、あんま寝てないような感じで上高地に到着。登山届けを出し、いよいよ出発!!
今日は岳沢小屋までで楽勝。というか楽勝過ぎる・・・・到着してテント設営して、翌日の為に偵察。思っていた通り、ルンゼ付近は危険で取り付けないので少し下方から取り付く。
すこしザレザレだけど行ける。少し登ってみて本日の行動終了!(笑)
小屋にビールを買いに行こう!まだ午前10時過ぎ!(笑)とにかく暇!小屋にある漫画「SP」等を読みながら時間潰し。ずっと居座るのも悪いのでハヤシライスを注文。なぜにあんな美味いのだ?
それでもまだ昼過ぎ・・・・17時に天気予報が更新されるからいったんテントで昼寝。
17時めに小屋に天気予報を確認しにいき、晴れを確信し、就寝。不安で寝付けないかと思いきや、意外にぐっすり。
翌朝4:00に起きるもまだちょっと暗い・・・準備は夜のうちに済ませてるので、二度寝(笑)
どうやら先行者は無し。5:00前に出発。ふむ後続も無し。
雪渓にアイゼンの歯がよく効き気持ちよい。昨日の偵察通りに下方か取り付く。不安だけど先にあるトリコニーを見ると自然と笑みがこぼれる。今から行けるんだ。
まずはルンゼを詰めます。小滝がありますがフリーでも行ける。同行者に不安を感じたらザイルは出すべきでしょうね。
どんどんと高度が上がりテンションも上がる。よく見る三つ又付近に到着。今回はソロなので右を選択。ほんとうは上部岸壁の凹角30mに行きたいがソロではね・・・・・
という事で藪漕ぎタイム!!序盤はそれらしい踏み跡を辿るもすぐに藪に溺れる状態・・・
途中何度か背伸びして首を藪から出して方向を確認。右の支稜に乗ると楽。とっとと進む。
トリコニーの基部に到着。見た見た何度も!と呟きながら進む。ふと右を見ると・・・・
楽しみにしていた城壁!!吊尾根が圧倒的は迫力で迫っていました。
かっこい〜!!秦の国門か!!こりゃ落とせねぇ・・・
有名な螺旋チムニーも楽しみながら通過。以降はちょい高度感もあり慎重に。ナイフリッジも岩も安定しているのでなんなく。さああとは上を目指すだけ。周囲はお花が沢山。黄色が多い。さすがの一気登りのヒーヒー言っていたら眼前に標識が・・・・まさか?
はい、南稜の頭に到着!!!普通に嬉しい瞬間です。ここまで着たら山頂にもという事で8:00に奥穂高岳に到着!
しばしゆっくりしましょう。槍、笠、ジャン・・・絶景じゃねぇか・・・・・
山頂は風もあり寒いので帰還しましょう。ついさっき登ってきたルートを目で追いながら吊尾根を進む。こうして横から見ると急だけど実際はそうでもないから不思議だな〜なんて考えてたら紀美子平に到着。時間的にも前穂も充分行けますが頭の中は生ビール(笑)
自分の中で登りに使いたいルートナンバー1の重太郎新道は下りは堪えます・・・・
でもザレザレの所が木枠で整備されていたりして感動しました。これは大変な作業だったはず・・・助かりました。ありがとうございます。
んで帰り着いたのが11:30・・・・そりゃ飲むでしょ生ビール!!なんと美味いことか!
でも時間があり過ぎる・・・このタイムなら今日帰る事も出来たよな〜でも初めてのルートましてやバリエーション。時間には追われたくないしコレでいいんだよ!と思いながら、またハヤシライスを頂く今日は「ゴルゴ13」(笑)
天狗沢にお散歩行ったりと超マッタリ過ごし充実の核心日を終えました。
翌朝・・・・・雨・・・・
今日は上高地に降りるだけ、雨脚が弱くなるまでテント内でダラダラ・・・・・
少しマシになり急いで撤収しとっとと下山。上高地アルペンホテルで入浴し、食事して帰阪。
なんともハードなのかマッタリなのかよく分からない三日間でした。
すんなり南稜に行けたのも事前の情報の賜物だな、と思います。まぁアレだけ見たら(笑)
この場をお借りして過去に南稜の記録を上げてくださった方たちに御礼申し上げます。
大変助かりました。
またどこか行きたくなったら参考にさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。
今度は残雪期かな?いやまた無雪期に凹角30mかな?
今度はいつものメンバーで行きたいな。
さてお次はどこのお山に行きましょうか?
無事帰還おめでとう。
出発前夜のken会長の送別会では不安そうやったね。
でも、sinakoにはしっかりセクハラしてたね・・・。
まあこれからもバリルートは事前準備と撤退する勇気を持って望んで下さい。
詳しい話は盆明けに。
では楽しい盆休みを。
無事の帰還で何よりです(*^-^*)
直前の緊張っぷりが嘘のように楽しんでこれたみたいで良かったね♪
重太郎新道はやっぱ下るよか登りのほうが楽しい!あそこを整備していただいてると登りも助かりますね。
お疲れ様でした!
11日から南稜入ってたんですね〜!
ぼくもめっちゃ行きたいルートです^ ^
9-10日の北尾根のあと、岳沢から下山したので、知ってたら岳沢で待ってて南稜ご一緒したのに!!笑
お天気心配でしたが、お互いいい山行になりましたね\(^o^)/
noruくん どうもです!
南陵に独りで行くとは・・・・
タイトルを見た時は『HIさんと一緒なんだな?!』って、レポを開けたら1人
完全にアルパイン少年になってしまいましたね。
また簡単なルートがあれば、お連れ下さ〜い!
飲み会では普段からあまり食べませんがいつもより食べませんでしたね・・・・
その反動でかサービスエリアでオニギリとサンドイッチを食べる始末(笑)
セクハラ!?スキンシップの間違いではないでしょうか?(笑)
情報は大事ですね、今回はよりそう思いました。また目標を見つけて研究したいと思います。
ただいまです!
めちゃくちゃ楽しかったです!!実質は三時間くらいでしたが濃かったです(笑)
いつまでもある程度の緊張感と不安な感じは持っていたいですが、あそこまではもう勘弁ですね(笑)
あの整備は感謝ですね、なので小屋に着いたら真っ先に募金しました!!
実質取り付いたのは12日だったのでまる一日空いしまんでお声かけるのもな〜と思い遠慮しました(笑)
でもご一緒してたら凹角30m行けましたね・・・・ん〜悔しい!!
去年のお盆と違いお天気に恵まれましたね!!最高でした!!
誰とも予定が合わなかったので遂にソロでの決行となりました。
不安でしたが、得るものもあり行って良かったです♪
またアドレナリンが噴出すような所に行きましょうね!!
漫画読んでばっかやん
てか憧れの南陵からの登頂、おめでとう
殆ど午前中行程で小屋でビール三昧とは…
なんともウラヤマシイ限り…
これが一泊二日ならわりとハードかもしれませんが、正味ハードなのは3時間のみ(笑)
ソロ故に時間の余裕をとったつもりですがとりすぎたみたいです・・・・・・
小屋の漫画は助かりましたね〜漫画の量で言えば赤岳鉱泉は最高です。ソロでもヘッチャラ(笑)
ビール三昧は最高ですが、やっぱ一人は寂しいもんです。声を発する機会って小屋の方と山頂で「すいません、シャッターおしてくれませんか?」と道中の「こんにちは」か「お先どうぞ」くらいですもんね(笑)
呑み会のドキドキぶりを見てたら私までドキドキしちゃったよ。
でも、事前準備のおかげでとくに迷うことなく
快適に楽しめたようで、さすがですね!
実質行動時間3時間か〜。
楽しそうだけどあっという間だね(笑)。
また今週末でも詳細教えてね!!
そうだ、時々花の写真があるね(笑)。
しかも何気に名前合ってるし、HIさんよりよっぽど有望だ(笑)
飲み会ではかなりドキドキでしたね(笑)
いつまでもある程度の緊張感をもっていたいですが、あんなのはもう勘弁ですね。精神的によろしくないです(笑)
実質は3時間であっという間でしたが濃縮された3時間でした。確かに最短ルートですね。
でも上部岩壁を直登したらもっと時間かかるでしょうね。次はみんなで直登しましょうね!!
お花いまいち確信がもてないのが多いのですが当たってて良かったです!(笑)
またお花の名前教えて下さいね!!・・・・・なんか今週お天気が微妙そう・・・
ありがとうございました
今年、南稜ルートをソロで考えてます
懸垂は1回?2回?ある様ですが用意するとしたら何mロープが必要とお感じになられましたか?
遅くなりまして申し訳ございません。
少し前の記録となりますが見て頂きありがとうございます。
当時は私も懸垂するつもりで30mを持っていったかと記憶していますが、結局使わず終いでした。
簡単とは言い切れませんがクライムダウン可能と判断致しました。
懸垂はするとしたら私が通ったルートですと一回だと思われます。
クライムダウンした箇所を懸垂するとなると15mくらいあれば足りるかと思われますが
30mをもしお持ちでしたらお守り代わりにお持ちすることをオススメ致します。重くなりますけどね(笑)
長々と失礼致しました。
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