旧友と ドンドコ沢で 地蔵ヶ岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,748m
- 下り
- 1,740m
コースタイム
2日目 5:45青木鉱泉―9:25鳳凰の滝―10:55白糸の滝―12:04五色の滝―13:26鳳凰小屋―14:54地蔵ヶ岳―15:52鳳凰小屋
3日目 6:14鳳凰小屋―7:04五色の滝―7:45白糸の滝―9:02鳳凰の滝―9:40南精進滝分岐―11:50青木鉱泉
天候 | 1日目 晴れたり曇ったり 2日目 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
青木鉱泉の前庭から登山道が始まります。最初は緩やかですが、川から離れるとジグザグ道が始まります。南精進滝から五色の滝まで急登が続きます。昭文社の地図では五色の滝から鳳凰小屋までトラバース気味の軽い登りとなっていて気持ちが楽になります。が、実際は急登がまだ続きます。地図上の五色の滝の位置が間違っているようです。登り終えると開けた水平の道となり、地蔵ヶ岳が見えて来ます。水場があるはずですが、小さな流れがあるだけで、そこが水場だとするとちょっと飲む気にはなれません。間もなく鳳凰小屋に到着です。小屋から再び急登となります。小さな谷を渡って左側に行くと、マサ化の登山道となります。樹林帯を抜けると眼前に地蔵ヶ岳が飛び込んで来ます。花崗岩の風化でマサ化した白い山肌、見た目より急です。トレースに沿ってズリズリ登ってオベリスク直下に登り着きました。帰りは砂礫の道をダブルストックで滑りながら快適に下ります。 |
その他周辺情報 | 韮崎の旭の湯で汗を流しました。気持ちの良い、掛け流しのアルカリ泉でゆったりし、帰途に着きました。 |
写真
感想
大学の同級生で、その後も同門で学んだ豊橋のSさんと鳳凰三山に登ることになりました。Sさんとは毎年一度ご一緒してあちこちの山に登っていましたが、ここ数年ご無沙汰していました。10年ほど前、一緒に夜叉人峠から薬師岳に登り、薬師小屋に宿泊。翌日、三山縦走して広河原に降りる予定でしたが、大雨のため断念し鳳凰一山に終わっていました。今回は青木鉱泉からドンドコ沢を登り、中道を下る予定です。
丁度この期間、ペルテウス座流星群が見られると云うことで期待していましたワクワク。7月の終わりから好天が続いています。ところが何故か最終日には雨マーク、やや不安。
青木鉱泉に前泊し、Sさん持参の日本酒「男山」を空けます。夕食後早々と寝入ってしまい夜中に起きることはありませんでした。翌朝、目が覚めると上空には雲が広がっていて、どうやらペルテウス座流星群は見ることが出来なかったようです。
ドンドコ沢、2年前に登った時は左程感じなかったのですが、今日はシンドイな。高校時代、生物部に属していたと云うSさんに、お花の名前を尋ね、写真を撮りながらゆっくり登ります。南精進滝の手前でレンゲショウマ2株を発見。以前、Sさんと登った徳島の剣山で見たキレンゲショウマとは似ても似つかない花でした。休み休み、ヨイショヨイショと身体を持ち上げ、それでも何とか鳳凰小屋に到着。小屋でひと休みして息を吹き返し、地蔵ヶ岳に向かいます。ここも急登ですが、ザックを背負ってないだけ楽です。オベリスクが見えて来ると、マサ化の斜面をズリズリ登ります。なかなかオベリスクは近づいて来ません。ようようの事で登り着いた頂上、甲斐駒岳には雲が掛かっています。暫く待っていると雲が流れ、甲斐駒が半分姿を見せてくれました。
小屋に戻り、夕食までのひと時、缶ビールで身体の渇きを潤します。飲み過ぎ食べ過ぎで、夕食の名物カレーライスはお代わり出来ず。鳳凰小屋、今晩は新館を使うことなく、古い建物も空きスペースがあり、ゆっくり寝る事が出来ます。
夜中、雨が屋根を叩いています。ペルテウス座流星群どころの話しではありません。
翌朝、雨。三山縦走してもなんにも見えない。帰ろっと。カッパを着込んでドンドコ沢を下ります。鳳凰小屋から標高差1300m弱、フラフラになって青木鉱泉に戻り着きました。Sさんとの鳳凰三山、今回も一山に終わり、お互いトシを感じた山行でした。楽しみにしていたペルテウス座流星群、見る事は出来ませんでしたが、無事下山出来た事に満足満足。また来年もどっかへ登ろうネと約束して別れました。
2日後、快い疲労感に包まれて、このヤマレコを書き終わりました。
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