白馬岳へ猛暑からの脱出

2015年08月12日(水) ~ 2015年08月13日(木)

• GPS: 32:00
• 距離: 16.0km
• 登り: 1,947m
• 下り: 1,377m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 1:50
• 合計: 8:30

6:30 猿倉荘
7:40 8:00 白馬尻小屋
12:30 13:00 白馬岳頂上宿舎
13:30 14:00 白馬山荘
14:10 14:40 白馬岳
15:00 白馬山荘

2日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:10
• 合計: 5:20

6:00 白馬山荘
6:20 白馬岳
7:20 小蓮華山
8:30 8:40 白馬大池山荘
10:10 天狗原の祠
11:10 栂池山荘
11:20 栂池パノラマウェイ 自然園駅
11:20 ゴール地点

天候

1日目：くもり時々晴れ
2日目：雨のちくもり

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

八方第2駐車場(無料)に駐車　AM4:30ごろで7〜8割程度停まっていました。

八方第2駐車場向かいのバスターミナルから猿倉までバスで移動。
猿倉行きのバスは2番乗り場から。八方バスターミナルから猿倉までは￥920。

栂池自然園から栂池高原まで栂池パノラマウェイで下山。
ロープウェイとゴンドラリフトを乗り継いで￥1920。

栂池から八方まではバスで帰還(￥520)

コース状況／危険箇所等

白馬大雪渓では落石に注意。
杓子尾根からの落石が時々あります。

雪渓の雪は緩くもないのでアイゼンの刃は効きます。

その他、いわゆる難所はありません。

その他周辺情報

八方第2駐車場に「八方の湯」があるので、駐車場に戻ってすぐにさっぱりできます。
汗まみれのまま車に乗らなくていいのが素晴らしい(^^)

写真

8/11 17:08

白馬で前泊することにしました。白馬は涼しくてびっくり(^^)。宿に行く前に、新しくオープンしたThe NorthFace Gravityでお買いもの。

8/11 19:03

夕食は白馬飯店で。五目と海老で迷うも、海老かけご飯をチョイス。

8/11 19:39

夕食後、ジャンプ台へ行ってみました。ここが1998歓喜の舞台か。

8/12 5:44

八方第2駐車場に駐車。AM4:30で空きはありました。

8/12 5:44

八方第2駐車場向かいのバスターミナルから、登山口の猿倉に行きます。

8/12 5:49

山頂まで見えています(^^)

8/12 6:48

猿倉到着。登山届を提出すると、不備がないかしっかりチェックされます。

8/12 6:59

では、いってみましょ〜。

8/12 7:14

鑓温泉との分岐。今回は直進します。

8/12 7:21

白馬岳が見えてきました。

8/12 7:21

あそこまで登るのか…

8/12 7:42

林道が終わると道が細くなります。

8/12 8:02

白馬大雪渓がチラ見えしてきました。

8/12 8:03

お疲れッス。でも、ここまでは準備運動ッスよ…

8/12 8:22

白馬尻小屋から10分程度で白馬大雪渓の入り口に到着。

8/12 8:45

今年の冬に買っておいた軽アイゼンの出番です。ここに来る前に使っておきたかったんですけど、機会なく今回が初使用。
アイゼン使用は4年前のパタゴニア・ペリトモレノ氷河以来。

8/12 8:49

装着完了(^^)

8/12 8:24

雪渓をローアングルで。

8/12 9:05

広い雪渓も通る部分は1本のライン。雪渓は平らでもありませんが、足を高く上げる必要もないので登りやすいです。

8/12 9:06

こんな岩が落ちてくるのか…

8/12 9:18

風が吹くと涼しくて天国のよう(^^)

8/12 9:31

ひたすら登ってきて振り返るとスタート地点は見えなくなっていました。

8/12 10:10

杓子尾根から乾いた音を立てて落石が…　あの音はおそろしいですね〜。

8/12 10:18

あらら…ガスってきましたよ。

8/12 10:38

雪渓歩きは終了。ここでアイゼンを外します。ロープを超えて上に行ってしまうと…

8/12 10:38

雪渓の下を流れる冷たい川にドボン…らしいです。

8/12 10:50

雪渓が終わったら、岩場ゾーンに入ります。

8/12 10:48

登ってきた道を見下ろしてみました。

8/12 11:25

ゴツゴツした道を登っていきます。雪渓のほうがよかった…

8/12 11:35

杓子菱。とんがってます。

8/12 12:11

小さく村営頂上宿舎が見えてきました！！

8/12 12:16

ちゃんと「見られる」と書いているのがイイです。

8/12 12:23

お花がいっぱいのメルヘンチックな景色ですけど、ゴツゴツ地獄にいると、景色を楽しむ余裕がありません…

8/12 12:26

この階段も、脚の筋肉を痛めつけるのに十分な攻撃力をもっています。

8/12 12:42

頂上宿舎も近づいてきましたけど、この時点でほぼ牛歩…

8/12 12:52

牛歩状態のまま到着。疲れた…

8/12 13:00

ラーメンとカレーどちらにしよう？やはり米だなってことでカレーで栄養補給(^^)

8/12 13:14

カレーを注入してもあいかわらず牛歩のまま再スタート。
少し登ると、杓子岳、鑓ヶ岳への稜線(^^)

8/12 13:16

白馬岳方面に向かいましょ〜。

8/12 13:37

本日のお宿、白馬山荘。天空の要塞のようです。

8/12 13:49

着いた…　やっとザックを下ろせる(^^；)
モンベルクラブカードの特典(1泊2食￥9500→￥9000)適用可能です。

8/12 14:00

お部屋です。この日はとても空いていました。安眠が確保できそうで一安心(^^)

8/12 14:36

山頂の東側はスパっと切れ落ちています。

8/12 14:09

2932 m、白馬岳山頂到着！！

8/12 14:21

山頂コーラ！！でも、山頂は涼しいを通り越して寒いくらいだったので、ウマさ半減(>_<)

8/12 14:27

白馬尻小屋が見えました。あそこから登ってきたのか…(^^)

8/12 14:31

下を見下ろすとチビりそうですよ…

8/12 14:46

杓子岳、鑓ヶ岳の向こうには北アの名峰が見えています。

8/12 14:43

剱・立山連峰。

8/12 14:43

槍穂連峰。

8/12 15:03

杓子尾根のグリーンとアイボリーのストライプが素晴らしい。大雪渓も見えています。

8/12 15:11

大雪渓を通ってきたラインが見えます。

8/12 14:33

明日歩く白馬大池方面の稜線。

8/12 14:41

下からガスが上がっては消えて、景色が目まぐるしく変わります。

8/12 15:26

山頂から下りてきたら、山荘でケーキ(^^)
いい景色を眺めながら、これぞ至福の時間。

8/12 17:32

夕食はハンバーグ。舞茸の天ぷらがおいしかったです。

8/12 19:06

夕陽は雲に隠れてアーベントロート撮影ならず。

8/12 19:43

この日はペルセウス座流星群が見られるのを期待していましたが、空には雲が多くて流星撮影はできませんでした。
でも、富山方面の夜景が見えたので激写！！

8/12 19:53

夜景が見えるのは珍しいと話す声が聞こえました。

8/13 5:28

夜中から雨が降り始め、気分も下降気味のまま朝食をいただきます。

8/13 6:15

レインウェアを着て、白馬岳山頂に再登頂。昨日のうちに登っておいてよかった。

8/13 6:24

山頂はなんも見えないので即スルー。楽しみにしていた稜線歩きも景色ゼロ。とても歩きやすいのがせめてもの救いでしょうか。

8/13 7:17

少しだけ視界がよくなってきました。雨が降っていたのは白馬岳山頂付近のみだったので、あまり濡れずに済みました。

8/13 7:41

小蓮華山山頂に到着。

8/13 7:54

雲の隙間から白馬大池が見えてきました。

8/13 8:13

これから歩く道が見えるとちょっと安心します。

8/13 8:14

西側の景色はよく見えるようになってきました。いい景色が見えれば稜線歩き天国です(^^)

8/13 8:31

白馬大池もくっきり見えてきましたよ。

8/13 8:37

白馬大池周辺のパノラマ写真。

8/13 8:52

白馬大池山荘到着。

8/13 9:13

きれいな色です。

8/13 9:13

白馬大池からの景色も楽しみにしていたので、景色が見えてよかった。

8/13 9:18

稜線歩きとはうって変って、岩から岩へと岩伝いに歩く大岩アスレチックゾーンに突入。

8/13 9:34

何やら立派なケルンがあります。

8/13 9:39

だだっ広いハイマツ帯を歩いていきます。

8/13 9:49

途中、1ヶ所雪渓があります。

8/13 9:51

アイゼンはなくても滑りませんでした。

8/13 10:30

雪渓を渡ると再び大岩アスレチック地獄に突入でした(号泣)。
そんな地獄の終わりを告げる木道が現れました(^^)

8/13 10:32

あぁ木道天国だ…(^^)

8/13 10:38

天国は長く続きません。あっさり木道天国は終りです。普通の登山道ですけど、アスレチック地獄のせいで牛歩状態になっています(泣)。

8/13 11:22

栂池の山小屋が見えてきました！！ここまで、蜘蛛の糸ほどの気力を支えていたのは…

8/13 11:31

下山コーラ！！最高ッス。

8/13 11:59

あとはロープウェイとゴンドラリフトで下山(^^)

8/13 14:10

駐車場に戻り温泉入って、ちとせで「はくばの豚ロース定食」。生き返りました(^^)

撮影機器：

Canon EOS 5D Mark III Canon

DSC-RX100 SONY

iPhone 5 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 地図（地形図） 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 ストック ナイフ カメラ

感想

jaune

猛暑から逃れるべく白馬岳に行ってきました。

猿倉から登り、栂池に下山するルートを選びました。
猿倉ピストンと比べて、このルートの長所短所は以下のとおりでしょうか。

◎・雪渓を下らなくてよい
　・猿倉より栂池のほうが標高が高いので、猿倉に下るより下山時の標高差が小さい
　・景色のいい稜線歩きが楽しめる
　・大雪渓からは大勢登ってくるのですれ違いに困らなくて済む

×・交通費が高い　バス、ロープウェイ、ゴンドラリフト利用

長時間の運転による疲労を軽減させるため白馬に前泊することにしました。
夕方に白馬に着いたら涼しくて驚きました。

翌朝、白馬八方に車を停めてスタート。
バスで猿倉に向かい、登山届を提出します。提出した登山届は係の人がしっかりチェックされます。記入に不備があると突っ込まれます。行き先に応じた注意事項を教えてくれますから、しっかり頭に叩き込んで登山開始です。

1時間ほどで白馬尻に到着。雪渓歩きのスタートです。
雪渓では冷された風が吹いて快適です。暑いのが嫌いな私には天国のようです。
ただし、晴れて風が吹かないと暑そうです。

雪渓は平らではないものの、それほど足を高く上げなくていいので足が疲れないのも◎

しかし、いいことばかりではなく落石には注意しないといけません。
時々、尾根からカラカラと乾いた音がするとドキっとします。
一度、尾根からの落石が雪渓上を転がるのを見ました。雪の上では音がしないので気を抜けません。

雪渓を抜けると岩がむき出しになったエリアを登ります。
ここでは足を高く上げることも多くなってしまうので疲れてきてペースダウン。
牛歩状態に…

白馬山荘に着いてザックを下して身軽になったら、天気のいいうちに山頂アタックします。風が吹いていて寒かったので上着を着て行かなかったのは失敗でした。
でも、展望は良好(^^)
杓子岳や鑓ヶ岳の素晴らしい景色に加えて、剱・立山連峰、槍穂連峰も見えます。

山頂の景色を堪能したら山荘に戻って、白馬山荘の売りであるスカイプラザでティータイム。
標高2800 mとは思えない空間で景色を楽しみながらマロンケーキと紅茶。至福の時間です。

この日はペルセウス座流星群の極大日に近かったので、流星撮影を狙っていました。
しかし、残念ながら空には雲が多く、流星どころか星も見えませんでした。
そのかわり富山方面の夜景が見えていたので、これはこれでよかったです。

夜中に目を覚ましたときに、いちおう外に出てみると雨が…
流星撮影は不発に終わりました…

この日の宿泊者は少なく、使われない部屋もたくさんありました。
空いている山小屋に泊まったのは初めてだったので普段よりよく眠れました。

翌朝は残念ながら雨の中でのスタート。
白馬岳山頂に登っても展望なし。前日に登っておいてよかったです。
せっかくの稜線歩きも展望ゼロの状態で…

少し歩くと雨は止んで霧だけになったので濡れずに済んだのはよかったです。
さらに歩くとガスもだんだん消えてきて、稜線歩きを楽しめました。

白馬大池を過ぎると、稜線とは一変して大きな岩がゴロゴロした道に変わりました。
道というより岩の上を飛び移っていくアスレチックのような感じに。
足場は不安定なので、じわりじわりを足を痛めつけられるアスレチック地獄が始まりました…
この地獄により牛歩状態になりながら栂池に到着。

雪渓、ガレ場、稜線、アスレチック！？、木道とバラエティーに富み過ぎなくらいで飽きません。
ないのは鎖場の難所くらいかもしれませんね。

白馬三山を縦走して鑓温泉に入って下りるコースにも行ってみたいです(^^)

コメント

p496

三本槍！
白馬大池にも行ってみたいと思っていたので、このルートは大いに参考になります。

1日目は良い天気で、絶景が楽しめましたね！
50番の写真がいいですね〜。1枚の写真の中に槍が3本！

シャレオツケーキセットも堪能されたようで^^
モンブランですかこれは。山にふさわしいケーキですね♪

白馬乗鞍の大岩アスレチックゾーンは面倒くさそうですね^^;
蓼科山山頂を思い出しました^^;

2日目はあいにくの天気となってしまったようですが、
白馬大池あたりでは持ち直して良かったですね^^ノ

jaune

Re: 三本槍！
白馬岳〜白馬大池の稜線はよかったですよ(^^)
登りでも下りでも楽しめると下りながら思ってました。でも、アスレチックを登ってくるのは大変そうです〜(>_<)

シャレオツケーキで優雅な時間を過ごせました。
次はどこでケーキを食べようか、調べてみようかと。

50番の写真。確かに槍3本ですね！！
槍3本 → 3本槍 → マセラッティ
マセラッティ乗りたい(爆)