ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6998813
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

由良ヶ岳《関西百名山》

2012年11月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
山キチどん その他4人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:19
距離
10.1km
登り
787m
下り
788m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:28
休憩
0:51
合計
5:19
距離 10.1km 登り 787m 下り 788m
11:00
22
スタート地点
11:22
117
石浦集落
13:19
13:24
14
13:38
14:13
20
14:33
14:42
10
14:52
22
上漆原和得林道出合
15:14
15:16
63
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
北近畿タンゴ鉄道丹後由良駅下車
北近畿タンゴ鉄道の列車
西舞鶴駅にて
2012年11月03日 10:22撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 10:22
北近畿タンゴ鉄道の列車
西舞鶴駅にて
由良川鉄橋と槙山、後方に青葉山
由良ヶ岳東峰山頂より
2012年11月03日 14:00撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 14:00
由良川鉄橋と槙山、後方に青葉山
由良ヶ岳東峰山頂より
赤石ヶ岳(736m)、大江山(833m)、鳩ヶ峰(746m)
由良ヶ岳東峰山頂より
2012年11月03日 14:01撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 14:01
赤石ヶ岳(736m)、大江山(833m)、鳩ヶ峰(746m)
由良ヶ岳東峰山頂より
由良ヶ岳西峰(640m)
由良ヶ岳東峰山頂より
2012年11月03日 14:01撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 14:01
由良ヶ岳西峰(640m)
由良ヶ岳東峰山頂より
由良ヶ岳東峰(648m)山頂
2012年11月03日 14:02撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 14:02
由良ヶ岳東峰(648m)山頂
由良ヶ岳東峰山頂の虚空蔵菩薩の祠
2012年11月03日 14:18撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 14:18
由良ヶ岳東峰山頂の虚空蔵菩薩の祠
天橋立
由良ヶ岳西峰山頂より
2012年11月03日 14:35撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 14:35
天橋立
由良ヶ岳西峰山頂より
由良ヶ岳西峰(640m)山頂
2012年11月03日 14:38撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 14:38
由良ヶ岳西峰(640m)山頂
由良ヶ岳西峰(640m)山頂にて
野村、知念、船木、河合、山本
2012年11月03日 15:15撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 15:15
由良ヶ岳西峰(640m)山頂にて
野村、知念、船木、河合、山本
荒れた林道を横断
2012年11月03日 15:37撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 15:37
荒れた林道を横断
由良コース登山口の"山の案内所”
2012年11月03日 16:07撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 16:07
由良コース登山口の"山の案内所”
由良ヶ岳東峰(648m)、西峰(640m)
丹後由良の湿地帯より
2012年11月03日 16:13撮影 by  DSLR-A350, SONY
11/3 16:13
由良ヶ岳東峰(648m)、西峰(640m)
丹後由良の湿地帯より
撮影機器:

感想

 西舞鶴でJRの特急列車から北近畿タンゴ鉄道に乗換えた。1両編成の列車がトンネンルを抜けると車窓左手に由良川が見えて来た。川沿いに河口に向かって走り、長いプレートガーター橋の由良川橋梁で日本海に注ぐ河口を渡った。非電化の上路式橋梁なので線路の上に構造物は一切なく絵になる風景だ。列車は橋上で減速し女性車掌の案内放送が入った。無人の丹後由良駅で降り由良川沿いの石浦集落へと向かった。
田圃の中でコンパスの使い方を練習しながら長閑な里を進んだ。由良川沿いは森鴎外の小説「山椒大夫」の舞台で石浦集落の南側には屋敷跡がある。石浦コースは殆ど歩かれていない道で登山口らしきものはなくコンパスの示す方向へと進んだ。今日のミッション1に「石浦登山道をルートファインディング」を設定したが期待通りのほぼ廃道状態が予想された。やがて集落が途切れコンクリートの道が笹で覆われ出した。地図にある様に分岐もあり意を強くする。
 コンクリート舗装が途切れ完全山道となると藪は益々濃くなり、所々茨が混じる厄介な道となった。「東由良ヶ岳」三角点のピークの東麓を南にトラバースし谷筋に描かれた登山道に乗ろうとするが踏跡は益々怪しい。杉林となって下草が少なくなると藪漕ぎも苦にならない程度になった。急斜面のトラバースに危険を感じたので三角点峰から東に伸びる尾根に取り付き立ち木を手懸りに急斜面を這い上がった。稜線に達しても正規の登山道らしきものは見つからなかった。ミッション2は「4等三角点『東由良ヶ岳(585m)』を探す」で、登山道は北側を巻いていると云う噂だったが微かな踏み跡を辿って行くと一番高い所にあった。時刻は13時19分、石浦集落から三角点まで2.1劼瞭擦覆道に2時間も掛ってしまった。展望のないピークで昼食休憩を提案するが東峰山頂まで行こうと云うことになり、小休止の後北北東に歩を進め20分で由良ヶ岳東峰(648m)に到着した。
 山頂には虚空蔵菩薩の祠があるが遮るものがなく風がまともに吹き付けてきた。脱いでいたジャケットを羽織り遅めの昼食を摂った。三つ目のミッションに「大江山を山座同定」を設定している。コンパス講習を行って東南東にどっしりと横たわる大江山を同定した。1週間前の岳連行事で雨の中登ったことを思いだす。そして皆が気になっていた東にあるきれいな円錐形の山も序でに同定すると、若狭富士と呼ばれる青葉山であることが分り、初心者にとってはコンパスの威力を分かってもらえたようだった。
 休憩後は北北西へと進み西峰との鞍部で由良コースが分岐した。このコースはしっかり整備され地図なしでも登れるハイキングコースだ。登り返して暫く行くと南側から林道が上がって来て終端部が広場になっていた。東屋や案内板があり、それによると上漆原からの林道だが車は走れないようだ。途中に北側の展望が広がる展望台があるが山頂を目指してもうひと登り、由良ヶ岳西峰(640m)は3等三角点「由良ヶ岳」があり主峰とされ、ご丁寧に「最高峰」との標識まであるが、実は東峰のほうが高い。東由良ヶ岳三角点の標高585mを東峰の標高とする文献もあるがこれは明らかな間違いで等高線も西峰より1本多く640mの標高線が描かれている。古い地図にある648mの標高が記されそれが正しそうだ。
 西峰の山頂からは日本三景の天橋立を俯瞰することができた。松原の砂州が阿蘇海を区切り特異な風景を示している。しかし見えるのはこの方向だけで東峰の展望には遠く及ばない。行程をチェックしてみると石浦コースの難路で時間を食って40分程押している。下山は嶽コースを計画していたがこちらも石浦コースのような難路が予想され帰りの列車に間に合いそうになく、一番確実な由良コースを下りることに変更した。そうすると時間が余るので先に続く道を“探検”、ザックをデポし刈り払いされた道を少し行ってみようと云うことになった。嶽コースかとおもっていたが南東に進んでいる。どんどん下ると分岐があり「←林道、東峰→」の指導標があった。上漆原への林道のようで「東峰」方面へ進むと来るときに通った林道終点に達した。
 周回して西峰山頂に戻って来ると雲が多くなってきた。それでは嶽コースの道は? と探してみると草に覆われた踏み跡があり、「これか!」と納得した。列車の時刻まであと1時間10分、丁度いい。ザックを背負い由良コースの下山に掛った。整備はされているが結構急斜面で洗掘が進み、スリップしそうな箇所もあった。七合目には一杯水と看板があり分岐して水場があるが、今日は不要で確認には行かなかった。荒れた林道が交差し高度を下げ樹林帯を飛び出すと登山口に達した。「由良ヶ岳山の案内所」と看板の上がる小屋があり、由良地区公民館館長名の登山証明書が置いてあったので1枚づつ貰った。ナンバリングが打たれてNo657となっていたので、此れが今年の登山者数と云うことになるようだ。
 丹後由良駅への道には閉鎖された国民宿舎や宿泊施設が侘しげで湿原の茅原から振り返ると由良ヶ岳が見えるが北側からの姿は余り良くない。駅へ近道をしようと畑の畔を歩くと行き詰まり、またまた藪漕ぎズボンに沢山“お土産”を貰ってしまった。列車の10分前に丹後由良駅に到着し、西舞鶴、綾部で乗換え山陰線の特急で京都に戻った。駅で21時過ぎまで反省会を行い楽しい1日が終わった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:31人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら