記録ID: 70007
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無雪期ピークハント/縦走
道東・知床
羅臼岳周辺(シレトコスミレ)
2010年07月04日(日) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 11:40
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,226m
- 下り
- 2,211m
コースタイム
いわお別4:20→オホーツク展望台4:40→弥三清水5:15→銀冷水5:50→
羅臼平6:30→サシルイ岳8:00→南岳9:25→知床スミレのある礫地10:00
→二つ池11:30→サシルイ岳13:00→羅臼平14:00→弥三清水15:00→
いわお別16:00
羅臼平6:30→サシルイ岳8:00→南岳9:25→知床スミレのある礫地10:00
→二つ池11:30→サシルイ岳13:00→羅臼平14:00→弥三清水15:00→
いわお別16:00
天候 | 快晴のち霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
注意1 よい子は真似しないでね。雪はありますがアイゼンまでは不要か? 注意2 現在道道知床公園線は、工場中で通行止め。 硫黄岳は羅臼平からの往復となります。 指導標やルートが藪こぎの連続の為2万5千分の1地形図は必携です。 注意3 私は以前羅臼町に住んだ関係で本山域には土地感や熊対策は持ち合わ せています。天気次第ではルートロス等遭難の危険性が高いです。熊 は確実にそこにいますから。本州から出かけるソロ方は指導標がないと 騒がないでください。北海道はほとんど指導標ありませんから。 今回の旅の目的は、知床スミレを見る為でした。 羅臼岳自体は、以前羅臼の知円別岳直下の海沿いでトンネルを 掘っていたことから数回山頂に登っています。 余談ですが現場の朝礼のひとことは「今日も火薬庫に親子連れ の熊が4頭出ていますので気おつけるように・・」知床には普通 に熊います。 それとこの地域の大病院は、網走又は釧路あたりまでいかない とありません。くれぐれも事故のないように山行き楽しんでください。 旅程 7/2 業務完了後東京‐千歳‐レンタカーで稚内 7/3 稚内‐利尻‐礼文‐稚内‐レンタカーで岩尾別温泉 7/4 知床縦走‐女満別―東京 稚内より徹夜で運転後そのまま登山開始。 ほぼ完全徹夜2日目なので荷物は、7kg以下に絞りこみ最低限の ビバークツールと食糧・カメラをともに4:20分岩尾別を出発する。 北海道の東は朝が早いので3時くらいから薄明るいです。 折り返しのタイムリミットは、帰りの女満別の飛行機搭乗時刻 より11時と設定。まあ自分の足ならぎりぎり間に合うだろうけ ど・・。とにかく止まらずに歩かないと目的地までは到達でき ません。 木下小屋から最初の急登はいつもきつい! でも、ここの登山道は 木々が素敵なので大好きです。 4:40 オホーツク展望台着。 このあたりからしばらくの区間は蟻塚を狙う熊さんが出没する地域 です。 4:50 熊糞発見!! 比較的新品。いやー熊の息遣いを感じられる山は楽しいな!! 5:15 弥三清水着。 ここ山域ではこの清水が一番水質良いと私は思う。湧き出し口は5m 程にあるのでエキノコックスの心配も少なめか???とても美味しいお水です。 5:50 銀冷水着 ここは沢水なので気にする人はやめたらいい。 6:10 大沢入口 ここから雪渓の急登りとなります。振りかえればオホーツク海や知床五 湖が綺麗に見渡せます。 6:30 羅臼平 ここでちょっと朝ごはん。さすがに完徹2日目となると眠い ここから軽い藪こぎ開始雨具をつけないとびしょびしょに なります。高山植物が綺麗です。羅臼岳へ挨拶しに行こう と思ったけどうーん時間間に合わないと勘定し今回は諦める。 また来ますね。このころよりガスが根室方向より飛来。ああ 羅臼岳のいつもの悪い癖だと思いつつ・・。 (羅臼岳は根室側にガスがかかる日がとても多いのです。) 未知の領域へ侵入開始。 ///////////////////////////////////////////////////////// これより先は、経験者でないと本当に危ないです。 8:00 サシルイ岳着。 この先は雪渓を延々と下り、沢を抜け羅臼側へ少し下ってから 突然90度登山道がターンする。とてもわかりにくいかも。 この付近は高山植物が多くなかなか良いポイント。北海道で 普通に見れる種類はだいたいそろっていましたよ。 雪渓の下りは、ガスっていてかつ足跡もないから慎重に地図とにらめ っこ。人間GPS付きの私でもさすがにガスの中の雪渓は嫌だ。 9:25 南岳着。 知床特有の藪こぎ五月蠅いどころでない。ちょうどハイマツの 花期だったらしく、花粉で雨具が黄緑色に染まる。 私は花粉症持ちですが、この花粉は大丈夫でした。 やっぱり猛烈に疲れてきた。。。 10:00 知床スミレ発見!! 礫地にひっそり咲いています。かわいそうなので土を踏みつけない ようにしてください。心ない登山者の踏み跡多数有。踏み固められ ると植物は根が張れなくなります。ちょっとした気遣いのできない 人が多いです。 10:30発 可愛らしい花がそこかしこに咲いています。植物の種類はさほど多く ないです。(大雪などと比較して) 11:30 二つ池着。 テントふた張りあり。硫黄岳でも出かけたのでしょう。 蚊がうるさいのでここで宿泊する場合は蚊取り線香が 必携ですね。 登山道全体が小川になっているので諦めて水の中を歩く。 (草地を歩く人やめてください浸食がはげしくなりますから山で足が 濡れる雨具が汚れるのは当たり前です。人間のエゴで山の浸食はすす みます) 二つ池からの登り返しは、90度ターンあるし雪渓を上り詰めるから 結構大変。 13:00 サシルイ岳着。 疲れもピークになる惰性で歩く。やっと近づいた 14:00 羅臼平へ帰還。 いやーやっと楽な登山道に復帰。 /////////////////////////////////////////////////// 15:00 弥三清水喉をうるおす。 16:00 岩尾別温泉お疲れ様!!露天風呂で汗を流す。シカが以前より 増えたなぁ。。。 羅臼平から硫黄岳(時間の都合で南岳以降は割愛)間は 藪が五月蠅く。指導標も十分ではない(レべルが低い人に は・・)ので、読図出来る能力とコンパス地形図は必携。 知床公園線の知床大橋のバス停までバスが入らないと 大変かもしれない。足さえ早ければ、日帰りも十分可能 と思います。 知床大橋までバスが入れるようになれば、足の速い人なら 日帰りで可能でしょう。カムイワッカ湯の滝は、熱い湯つぼ に入れないと聞きます。つまらないですねぇ。シーズンOFF 狙うしかないのかな? |
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