花の月山〜クロユリ見おさめ〜
- GPS
- 05:10
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 858m
- 下り
- 851m
コースタイム
10:15 リフト下駅
10:30 リフト上駅
11:00 姥ヶ岳
12:00 牛首
12:45 月山頂上山小屋〜お昼休憩〜クロユリ見おさめ
13:45 下山開始リフト上駅へ
牛首から雪渓を下りる
15:10 リフト上駅
15:25 リフト下駅
15:40 姥沢駐車場
天候 | 曇り時々晴れ 気温麓の表示では28℃〜30℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
リフト上駅から姥ヶ岳は雪渓をロープ伝いに登ります。 姥ヶ岳〜牛首辺りまではダイナミックな山容を眺めながら 気分のいい稜線歩き。 牛首からしばらく雪渓を歩き 岩ごろごろ、ガレ場の急な登りに入り 頂上は平坦な登山道になります。 姥沢駐車場には綺麗なトイレと更衣室があります。 |
写真
感想
折角、仕事がオフなのだから気になっていた月山に意を決して行くことにした!
ルートは、kiyoshiさんが日曜日に行かれたルートと全く同じ。(山行を参考しました)
仙台から高速に乗って月山I.Cで下りると麓の気温表示はなんとすでに26℃。
仙台では雨が降りそうな天気だったけれど
山形に入ると何とか晴れ間も見えて天気が持ちそうだ。
月山頂上は雲の中、カッパもリュックに入れて出発準備。
その前に
寒河江S.Aで自衛隊の団体さんを見かけたが
月山でまさかこの団体さんに会うとは。。。
先日の泉ヶ岳といい、自衛隊に縁がある山行だ。
リフト下駅ですでにキスゲやハクサンチドリ、ショウブなど
目に鮮やかな花たちの出迎え、何だか嬉しくなってきた。
リフトから下を見るとイチゴがいっぱい。(食べられるのかな)
平日なので人も少なくてゆっくりと見られそう。
リフトで下りてきた高齢者3人組は
「頂上まで行くんですか〜頑張ってね〜!」と声かけてくださった。
いいねえ、こういう会話。なごみます。
リフト上駅下りて
急な階段を歩き、雪渓を歩き、牛首方面行きと姥ヶ岳方面行の岐路点。
ここのベンチに座って雄大な眺めを見るだけでもわくわくする。
休憩をとっていたご夫婦は今日はここまでですぐ下山するそうだ。
う〜ん、もったいない〜。
姥ヶ岳までの雪渓歩きロープ伝いに行くとスキーヤーたちが
夏スキーを楽しんでいる。年齢的にやはり若者たちだね。
雪渓終わると、木道伝いに上がり、お花畑の出現!わあ〜つ!!楽しい!
チングルマ、ヨツバシオガマ、イワイチョウ、イワカガミ、コバイケイソウ等々
高山には当たり前のように咲いている花たちもやっぱり
何回でも出会って楽しい!嬉しい!花たちが生き生きしている。
ウスユキソウ、ウサギギク、ミヤマリンドウ、ネバリノギラン
ニッコウキスゲ、花の終わったチングルマ、ハイマツの実など
ゆっくり木道を歩きながら姥ヶ岳山頂付近をうろうろしていると
突然、迷彩服の団体さん達がにぎやかに上がってきた。
自衛隊さん、40人以上はいたかな〜寒河江で出会ったあの団体さんらしい。
リーダーらしき人が花の解説していたので、思わず付いていきたい気持ちを抑え
「こんにちは〜」とあいさつしながら私は写真撮りに没頭。
自衛隊さん達は10分ほど休憩してから牛首経由で月山山頂へ
静かになったお花畑で、心地よい風が吹き
ウグイスやカッコウの鳴き声を聞きながら一人で花眺め〜。
この広いお花畑と雄大な景色の中に一人。。。なんて贅沢なんだろう!!
牛首までの稜線歩き
ウラジロヨウラク、ハクサンシャクナゲ、ヒナザクラ、ミネカエデ
マルバシモツケ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ、シラネアオイ
イワカガミ、アカモノ、ミツバオウレン、コシジオウレンなどなど
贅沢に花眺めして、谷を登ってくる霧に巻かれ、風に吹かれてまた歩く。
思いもしない、ハクサンフウロとの出会い。
春の花と夏の花が同居している月山ならではの巡りあわせ。
雲が晴れて山頂が見えたと思うとまたガスがかかる。
牛首から雪渓歩きに入るところで
自衛隊さん一人が待機していた。腰を痛めたらしい。
仲間が下りてくるのをここで待つらしいけれど
「一人で大丈夫ですか、カッパ持ってますよね〜?」なんていらぬお世話と心配してしまった。自衛隊さん、苦笑い。(リュックも迷彩柄ななのでカッコ良い!)
山頂までのきつい登り、ぜえぜえ言って登ってると
下りてきた方々が、もう少しだから頑張れと励ましてくれる。
息切らしながら。「クロユリ見ましたか?」と尋ねると
「咲いていたよ、少しだけ、もう終わりだね」とみんな同じ答え。
やっぱり今日来て良かったかな。週末にはもうなくなってしまってるかも。
「クロユリ、クロユリ」と唱えながらきつい登りを登る、
ハクサンフウロがところどころで咲いていて、
ミヤマキンポウゲ、イワベンケイ、キバナノコマノツメ、ヒナザクラ等々
私を出迎えてくれてありがとう、と自分を励まし励まし山頂へ。
山頂はガスの中。眺望は全然見えない。。。でも
山小屋行く途中までクロユリの終わりかけを何個か見かけ、
山頂小屋からトイレとは逆の細い道を入り、クロユリの群生地である場所へ。
ほとんどが花がしぼんだ終わりかけで、何とか咲いていたのがたったの2輪。
それでもカメラに収めたのは幸いだ。本当に来て良かった〜!!
ちっちゃくて、風に震えているクロユリ。繊細で今にも折れそう。。。
思わず守ってあげたくなるこの小ささにますます思い入れが濃くなってくる。
神社周辺では自衛隊さん達がお昼休憩。
その横でアオノツガザクラやヒナザクラを激写。
仏生池小屋への道は雪渓やガスに覆われているらしい。
あちらの道も花いっぱいなのでいつかまた登りたいな。
突然の晴れ間でも頂上付近を照らすだけ。
鳥海山、朝日連峰、栗駒、蔵王なんて全然見えない〜。
おにぎり食べて下山開始。
牛首から雪渓歩きに入るとロープ伝いに足跡たどりながら
急な傾斜を滑って転んでを繰り返し、木道を歩いてリフト上駅へ。
雪渓は沢水か雪解け水の音が激しく鳴り響く。
この雪の下は水がすごい勢いで流れているんだろうな。
月山は昨年2回、夏と秋に来たけど
こんなにのんびりこの壮大で雄大な景色と天国のようなお花畑と満喫できたのは
この日初めてだ。
クロユリも見おさめで、満足満足。
次はイワシャジンとギボウシ見たいな。(相変わらず花見たさの欲深さ)
はじめまして、meikenさん、こんばんは。
ヒナザクラは、サクラソウの仲間なのでしょうか。
似たようなヒメコザクラは、早池峰山の山行記録でよく見かけます。こちらは、自称白いハクサンコザクラ。東北の山には、行ったことがない。
花の名前は難しいですね。スミレは、葉の形状を見ないと、花名が特定できないようですね。最近まで、ミツバオウレンをバイカオウレンと同じ花と思っていました。コシジオウレン(ミツバノバイカオウレン)という花もあるのですね。
24枚目:ミヤマキンバイ
30枚目:ミヤマキンポウゲ
38枚目:イワイチョウ
http://www.google.co.jp/images?num=100&hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP366JP367&q=%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi
のような気がします。違っているかも?
追記
参考HP
★〇殻鄙陝α疂かり写真辞典
赤・ピンク・橙・黄・白・緑・青・紫・その他の花色から名前を調べられる。
http://www.japan-net.ne.jp/~nagayama/y-hanaji/yhana-page/105white-3.html
http://www.japan-net.ne.jp/~nagayama/y-hanaji/yhana-page/002abc-i2.html
∋裕┐了殻鄙
http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_2063.htm
マイギャラリー
http://toolserver.org/~daniel/WikiSense/Gallery.php?wikifam=commons.wikimedia.org&since=&until=&img_user_text=Alpsdake&order=-img_timestamp&max=250&order=-img_timestamp&format=html
ヒナザクラはサクラソウの仲間です。
八甲田山から吾妻山までの狭い範囲の高山にだけ分布し
雪田周辺や湿り気のある草地に分布する。
(花かおる月山:鹿間広治/撮影・著、発行ほおずき書籍)
ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲの訂正ありがとうございます。
イワイチョウは蔵王で見たのと同じでした。もしかして?これって
ミツガシワかな?と思ってしまいました。(まだ見たことない)
東北の山の花は知らない花が多くてまだまだわかりません。
オウレンもコシジオウレンは弁が丸くて梅に似て茎が赤紫で咲いていたのが湿地だったので勝手に判断してしまいました。
花はいろいろあって難しいですね。
これは何の花?と疑問に思うのがありすぎます。
でも、見るだけでも楽しいです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する