鳥甲山 (白い翼と赤い翼をもつ怪鳥のカブトへ)

2024年07月13日(土) [日帰り]

• GPS: 07:09
• 距離: 8.1km
• 登り: 1,202m
• 下り: 1,373m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:43
• 休憩: 1:23
• 合計: 7:06

5:38 貉平
6:24 6:30 小水ノ頭
6:39 6:46 万仏岩
7:23 7:26 布岩（五合目）
7:58 8:05 白�瑤瞭�
8:31 8:38 カミソリ岩
9:12 10:00 鳥甲山
10:38 10:38 赤�凜瞭�
11:13 11:13 赤�凜慮�
11:35 11:42 屋敷下降点
12:47 屋敷登山口
12:47 ゴール地点

天候

晴れ
(周囲は雲が多くて、霞んだ展望)

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

ムジナ平登山口の空き地に駐車
屋敷登山口からタクシー

前日のうちに森宮交通に電話をかけ、13:00の時間指定でタクシーを予約しておいた。
登り坂の林道5～6kmは1時間強で歩けなくはないが、2500円という良心的値段に乗った。三人で割り勘だからビックリなぐらい安くお得に感じた。

コース状況／危険箇所等

稜線上の岩場や鎖場、痩せ尾根は言うほど怖くはないと思った。スピードを落としたり、ストックを収納したりで凌げる。
アップダウンのある、ちょっとした縦走になるので、体力消費や暑さ対策のほうが肝要かも。

むしろ序盤の尾根上に乗り上げるまでの急登、そして終盤の屋敷下降点からの激下りが、小さな負傷をしやすそう。
泥滑りもあるが、湿気った日だと岩や根のせいで、なんでもなさそうな箇所で転倒スリップしやすい。

その他周辺情報

切明温泉 雄川閣の日帰り温泉

ぬるめで長く浸かっていられる湯だった。
栄村のトマト缶ジュースがとてもトマト味なのでオススメ！

写真

7/13 5:05

二週間ぶりの秋山郷。今回は鳥甲山のほうへ向かっている。

7/13 5:35

駐車して出発。

7/13 5:38

入口だけ、妙に不明瞭

7/13 5:45

すぐに道はわかりやすくなるが、序盤から容赦ない急登だ。

7/13 5:55

尾根に乗り上げた

7/13 6:03

尾根歩きもなかなか厳しい。

7/13 6:22

登りっぱなしのおかげか、だいぶ標高を稼げているようだ。

7/13 6:24

白っぽい白クラの頭
赤っぽい赤クラの頭
その間にあるはずの鳥甲山ピークはまだ見えない。

7/13 6:33

鎖場。岩はしっかりしていると思う。

7/13 6:46

険しい尾根道。特に右側が切れ落ちぎみ。

7/13 7:04

トンボがたくさん舞い始めた

7/13 7:06

右側の高度感

7/13 7:06

山のスケール感

7/13 7:13

レンゲツツジは終わりかけ

7/13 7:21

二合目までと五合目までの距離感や疲労感、なんか主観的に過ぎませんか？

7/13 7:21

小休止中。水分補給しっかりと。

7/13 7:59

白クラの頭に登頂。
キツい。そしてこの後は少し下るのだろうな。

7/13 8:26

下ったところが八合目

7/13 8:28

赤クラの頭への稜線がカッコいい

7/13 8:29

あれが山頂か、または山頂付近か

7/13 8:29

右側切れ落ち

7/13 8:29

高低差

7/13 8:29

鎖場を下る

7/13 8:32

鎖場をトラバース

7/13 8:44

ようやく白クラの頭を乗り越して、振り返るが、なんだ？あの山容は？

7/13 8:57

鳥甲山山頂が近づいてきて、登山道傍に花が目立ちはじめた。

7/13 8:58

花々。アザミは葉っぱがチクチク痛い。

7/13 8:59

エーデルワイス♪

7/13 9:00

ニッコウキスゲも斜面に多い

7/13 9:02

アザミ痛い痛い

7/13 9:04

ゴゼンタチバナ

7/13 9:08

キスゲトレイルだ

7/13 9:10

いっぱい。天気もいい。

7/13 9:11

上空は晴れ。ただし周囲は雲が多くて、岩菅山などへの展望は霞んでいる。

7/13 9:13

鳥甲山に登頂

7/13 9:19

ポテチを食べるなどして休憩タイム

7/13 9:23

山頂標識。
青空、登山日和だ。

7/13 9:53

周囲はあいかわらずモヤっているけど。

7/13 9:55

秋山郷の秋みたいな空。
さて、そろそろ下山開始だ。

7/13 10:01

苗場山方面
山頂付近は特にトンボが密集してる。

7/13 10:06

雪が残る谷を見下ろしながら歩く。

7/13 10:06

赤クラへの稜線。また登り返すのか。

7/13 10:17

振り返ると鳥甲山。

7/13 10:25

秋山郷の里へズドンと落ちる谷

7/13 10:25

夏が来る

7/13 10:35

遠ざかる山頂

7/13 10:38

赤いゾーンに入っていく。

7/13 10:39

見下ろされるのは、屋敷の集落あたりか。

7/13 10:41

二週間前に登った佐武流山だ。

7/13 11:04

下山っぽくない写真だな

7/13 11:09

左に白い翼の白クラの頭
右に赤い翼の赤クラの頭
両翼を広げた鳥の頭(甲)が、鳥甲山山頂。

なるほどなあ、と振り返って思った。
さて、もうすぐ尾根から下降点に移る。

7/13 11:55

ゴールの屋敷登山口は、スタートのムジナ平登山口よりも低い。激下りだ。路面は水気をふくんで、滑りやすい。

7/13 12:27

雪崩止めに沿うように歩く。草ボウボウだ。

7/13 12:47

急坂に神経をすり減らしたが、無事下山。
タクシーは13:00で予約済み。山頂での休憩時間もふくめて、読み通りのムダがない登山ができた。

7/13 13:30

ムジナ平から2kmほど運転すると、秋山郷最奥の秘湯である切明温泉だ。
これで、小赤沢、屋敷、切明の三つの秋山郷の温泉に入れたぞ。

7/13 14:10

ぬるめで長く入れる湯だった。
入浴後の栄村産トマトジュースがさっぱり系で美味。

7/13 14:19

マタギ文化の本があった

7/13 14:44

場所を移して、秋山郷の小赤沢集落へ。

7/13 14:46

秋山郷保存民家をプチ観光

7/13 14:48

江戸時代中期の建物だ。

7/13 14:48

烟る。虫除けにもなっている。

7/13 14:50

民俗学の雰囲気

7/13 15:03

民家には地元の案内人がいらっしゃった。江戸、明治、大正、昭和の各時代のエピソードを語っていただいた。

7/13 15:04

天保の大飢饉によって廃村となった甘酒集落跡の記録。
浅間山噴火の冷害、おそるべし。

7/13 15:04

神棚がある

7/13 15:08

天井の造り

7/13 15:09

立ち寄ってよかった。

7/13 15:56

秋山郷から津南へと帰る。途中、苗場酒造でお土産を買った。

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

sprout

信州百名山92座目だった。

先々週の佐武流山、先週の白砂山と、秋山郷エリアの山を立て続けに登ったことになる。
鳥甲山は秋頃になるだろうかと思っていたが、山仲間からグループ登山の呼びかけがあり、この山に白羽の矢が立つことになった。

遠いし、なかなか大変な山だったと思うけど、たしかな個性があるので二百名山に選定されたのにも納得した。
いつものように単独登山だったらタクシーは用意せずに、林道をくねくね登っていただろうが、それをラストにやっていたらバテていたと思う。

秋がベストシーズンの山なのかもしれないが、トンボが嫌な虫を食べ、花々が咲くこのタイミングもかなり良かった。