飯豊山 引退伺いからの完登
- GPS
- 30:19
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,112m
- 下り
- 2,118m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:02
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 10:08
天候 | 一日目晴れ(暑い!)、二日目晴れから曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
さすが百名山、完璧な整備 |
写真
感想
去年、登山引退を真剣に考えるきっかけとなった飯豊山をきっちり登り切ったことは感慨深い。
去年は稜線に出るまででコースタイムの2倍以上でまったく歯が立たず。どこの小屋にすらたどり着かなかった。
今年も三国小屋を過ぎたあたりで心が折れた。自分としては珍しい、行くか戻るかの10分近くの長考。そうなったらこれまでの例だとへたれて戻るんだけど。理由不明というか、戻る三国小屋も登り返しきつく、こういうのが遭難の原因かもしれない。
なので、先般、もう漏れは88座で良い、と言ってたが、ここ2週で岩手山とここ飯豊山のピークを踏んだので、あとは北アルプスの北、皇海山、高妻山、あたりを諦めれば、88には届くと思う。
となってきて、幌尻岳、若いころに登っておいて良かったと思った。正直、幌尻岳より、この飯豊山の方が長いと感じたが、今、幌尻岳ピーク踏んでこい、と言われても本当に無理だと思う。飯豊山は若いころなら、もっと楽に登れたんだろうか。まあ、どのみち日帰りは無理だよね。
あと一つ、反省として。久々のテン泊、忙しさにかまけて、試し張りをせずに、プロモンテvl16を選択。ポールのゴムが伸びきってデロデロになっており、ポールの繋ぎめって相当にクリアランスがきっちりなので、ゴムを挟み込むことできず、15分位途方に暮れた。結局、先端部の樹脂のボール部分(カシメてあるので初め抜けなかった)を引っこ抜いて、引っ張って、棒にしたうえで無理矢理入れ込んだ。
備忘として。
核心部は三国小屋の前後。前は滑落死者も出してるという地蔵山方向の尾根。確かに切り立っており、一部すごい高度差で落ちたら命はないよね、と。
そして、三国小屋からの後。切合小屋までの連続の小ピーク。50〜100mの標高差の小ピークを巻かずにアホみたく真面目に結んで行く。切合小屋につきテン泊しても、なお、翌日、あの小ピーク群を生真面目に登り降りすることでうなされた。まあ、実態は帰りは、それでも、全体としてはぼんやり降っているのと、三国小屋の前後さえ時間をかけてでも通過してしまえば、長坂はヘッデンでも行ける、と思って、思ったほどのキツさはなかった。
だから、とにかく三国小屋の前後を越えて、切合小屋にどうたどり着くかが、ポイントだと思った。でも、これが、雨や強風のコンディションだったらどうだったろう。
本当に、ただただこの難関飯豊山を無事登り切ったことを、寿ぎたいと思う。そして、天気とか運が良かっただけ、とも冷静に思っておきたい。
なお、飯豊山そのものは正直、ショボいピーク。その隣に見えている、大日岳の方がピークとしては立派。南アルプスの上河内岳のような、目を引く外観。
まあ、確か、飯豊山って、三県で取り合いしてたと思う。要するに各方面からの縦走路が出会う場所ということでは大日岳はちょっと違う、っていう感じなのかも。
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