飯豊・北股岳・大日岳・飯豊本山・石転び沢・ダイグラ尾根
- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.1km
- 登り
- 2,920m
- 下り
- 2,921m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 3:03
- 合計
- 11:08
天候 | 18日 雨、19日 晴れ、20日 曇り時々小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山届小屋があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※石転び沢 沢沿いのルートで滑落の危険な場所は沢山あります。 石転びの出合で渡渉が2〜3ヶ所、はじめの渡渉は雪渓のトラバースするか状況判断必要。 雪渓の上りはピッケル必要。アイゼンは無くても登れるが要注意。 ※ダイグラ尾根 特別な危険箇所はないが、それなりの難所もありロープ、ハシゴなどの補助は一切ありません。 |
その他周辺情報 | 飯豊温泉登山口に飯豊山荘日帰り温泉あります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
非常食
調理用食材
調味料
飲料
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
飯豊山への計画は夏休み4連休の2日目、雨の天気でしたが前日の停滞もあり悩んだあげく遅出スタートで飯豊山荘登山口。
車で支度を済ませ出ようとしたら雨降りが本降りになり、一時車の中で待機。
雨足が弱くなったすきにスタートした。
10時37分。
温身平で大雨にて完全なレインウェア装備に。
渓谷沿いの道を雨の中、滑り易いので慎重に進み石転びの出合に13時45分。
大きな雪渓の前を渡渉するか雪渓に取り付いて渡るか、判断は安全面で渡渉することにする。
沢も雨で増水しており、裸足で飛び石にて渡り切ると雪渓に上がる手前で靴履いてストックからピッケルに交換。
この場所は一畳ほどの石の上、雪渓からの冷気で腰から下は冷え冷え。
濡れた足を拭いて靴履いて腰より高い雪渓にはい上がるのにピッケルを打ち込みそれを支点になんとか雪渓に上がれた。
振り返り写真撮影したあと一歩踏み出して滑りコケた。
久々の氷の上を油断した。
ピッケルも容易に刺さらないくらいの固さの雪渓だ。
ここで時間を取られたので急いで進むとすぐに沢があり、靴のまま渡れる所を探し進むともう1つ渡渉する沢で先の石に乗れるはずがミスって片足水没。おまけに脛をぶつける。
石転びの出合で100メートルほどの距離を35分もかかってしまった。
先を急ぎ、雪渓歩きで標高を稼ぐ。
雪渓取り付き14時29分。
20分程進み、傾斜もでてきたのでアイゼン使う。
落石に注意しながら歩き続けるがツライ登りは時折足が止まる。
荷物の重さもあり雪渓の直登は相変わらず苦手だ。
いつものペース(9分進んで1分休む)登ることに。
下から見たらはるか先の雪渓の終わりなど見えもしない。
北股沢の出合に15時57分。
左の先に雪渓の終点が見えた。
黒滝に16時10分。
アイゼン外し先を急ぎ、
その先の草付きのガレた上りが本当にキツかった。
広場にでて右に雪渓が見えるともうすぐ稜線のはず。
少し上がると小屋の影。
梅花皮小屋だ!
この天候で登ってきた石転び沢の終わりを喜ぶ。
小屋は別棟の小屋番さんの所で受付して小屋をお借りすることにしました。
全身ずぶ濡れの私に稜線のテントにて雨風の中、幕営する元気など残っていませんでした。
小屋は16人の方で賑わっていて誰にも会うことのなかった石転び沢だったので人々の声が嬉しかった。
他の方は全員2階に居るので1階は自分独りでした。
2日目の予定は烏帽子岳、御西小屋からは大日岳ピストンして飯豊本山、本山小屋までの予定。
翌朝、支度して出発前に空模様は晴れてきているから北股岳に空荷でピストン。
山頂での休憩含めて1時間ほどで小屋に戻り、小屋番さんに挨拶して出発7時40分。
梅花皮岳、烏帽子岳と稜線歩きは天候に恵まれ快適。
この稜線歩きはいい天気で望みたかったので感無量。
景色を楽しみながら歩いてたら御西小屋11時45分。
テント、寝袋、マット、ピッケル、アイゼンなどを置いて軽めの荷物で大日岳へスタート12時00分。
見た目ほど遠くなく大日岳山頂に13時08分。
お昼休憩でお肉焼いたりうどん食べたりして14時50分に山頂を下山して御西まで戻ります。小屋まで1時間と上りとさほど変わらないペース。
夕焼けの飯豊山 登頂17時15分。
3分ほど景色を眺めて足早に本山小屋へ。
夕陽の飯豊本山を何度も振り返りながら歩いて小屋17時33分。
テントの受付と飲み物の購入して少し離れたテント場に行くと4張のテントで静かな夜でした。
3日目は飯豊本山からダイグラ尾根を下山。
テント撤収して山頂へ6時35分、朝の天気は曇り。
景色は遠くまで見渡すことができるのでとりあえずうれしい。
この時間の山頂は入れ替わり登山者が来てお話をしたりして朝ごはんも山頂で食べて下山準備して8時12分。
ダイグラ尾根に、、
長い尾根歩きスタート。
飯豊山頂を何度も振り返り、下山を惜しむ。
宝珠山手前のピークで辺りを見回すと大日岳から烏帽子の稜線、北股岳まで望めた。
3日間の山歩きに感謝して尾根を下ると景色は低くなり少し寂しさもありペースもゆっくり。
尾根を進むといくつ目かわからないほどの登り返しが続き、予想よりも時間がかかって吊り橋に12時53分。
温身平、13時18分。
ゲート駐車場に13時39分下山。
ダイグラ尾根下りを歩いてみて吊り橋までコースにはロープ、ハシゴなど一切ありません。
危険に滑る場所を慎重に通過する必要など、破線表記ルートだけのことはあると感じました。
飯豊山の核心部の北股岳、大日岳、飯豊本山を縦走して初日以外は天候にも恵まれ、高山植物、大展望を楽しめた素晴らしい山旅でした。
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