剱岳・立山・奥大日岳〜室堂【晴れのちガス時々雷鳥な夏休み】
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- GPS
- 41:25
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 3,568m
- 下り
- 3,580m
コースタイム
- 山行
- 9:37
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 11:54
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 10:00
天候 | 1日目(8/16):晴れ 2日目(8/17):雨一時くもり(朝のうちは雨、風ともに強い) 3日目(8/18):くもり一時雨 4日目(8/19):晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山IC〜立山駅間にコンビニ(ローソン・セブン)有り ●立山ケーブルカー:立山駅〜美女平(7分) ●立山高原バス:美女平〜室堂(50分) お盆中ということもあったのか、バスは臨時便が何便か出ました。 立山駅〜室堂:往復4,310円(バスは10Kg以上の荷物は、片道1つ当たり300円) Web予約が可能で、予約をしておくと専用窓口があるので、並ばずにチケットの購入ができました。 http://www.alpen-route.com/access_new/ 東京からだと室堂までは富山(立山)経由と長野(扇沢)経由とがあります。 今回は走行距離自体は長いものの、ICからの一般道の走行距離が短いのと、車を駐車してから室堂までの乗換えが少ない富山経由で現地に入りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト 室堂バスターミナル内 雷鳥沢キャンプ場受付建物内 【剱岳】 一服剣から山頂までの岩稜帯は落石等、特に渋滞している場合は注意です。 当日は天気が良かったのですが、雨が降っている時は更に慎重に。 剱岳核心部ですが、心配だったのはカニの横バイで身長153センチの私に最初の1歩が踏み出せるかという事。 行ってみると慎重に足を運べば大丈夫でした。 【立山】 歩きやすい登山道で危険箇所はありません。 室堂から雄山までは小学生たちが学校行事で登っていました。 【奥大日岳】 危険箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 【宿泊】 雷鳥沢キャンプ場 テント料金500円/一人 3日目以降は2日分の料金でOK、ようは3日目以降は無料(水、トイレ代含む) 2人で3泊しましたが合計で2,000円也 【温泉】 立山連峰ロッジ 日帰り入浴600円/大人 シャワー、石鹸、リンスインシャンプー、くるくるドライヤーあり 宿泊者以外の入浴は10時〜16時と18時〜19時 http://www.raichozawa.net/lodge.html 立山グリーンパーク吉峰 立山吉峰温泉 ゆ〜ランド 610円/大人、ロッカーも広くて使いやすく、良いお湯でした https://www.yoshimine.or.jp/web/?page_id=197 |
予約できる山小屋 |
|
写真
温かいココアと紅茶をいただきました
クッキーやチョコのおまけ付きで、おいしかったです
トイレもとてもきれいでした
感想
夏休みを利用して、初めての剱岳と立山へ。
本来は1日目は室堂から立山三山を縦走して剱沢へ、2日目に剱岳登頂後に雷鳥沢へ、3日目は奥大日岳、余力があれば大日岳へピストン、4日目は下山後に富山観光を考えていました。
が、しかし、天気予報の2日目は動かしようがない雨予報、雨の中、剱に登るのは危険と考え予定変更。
1日目、室堂から雷鳥沢キャンプ場へ向かいテント設営、身を軽くしてアタックザックで剱岳へ登頂し雷鳥沢まで戻ります。
前剱までは山頂がしっかり見えていたのですが、山頂に立つとガスで眺望なし、下ってくるとガスが切れ、山頂がまた顔を出すというありがちなパターン。
深夜0時過ぎに東京を出発し、室堂に着いたのが朝7時半、その時点で既に疲れ気味(運転していないくせに)だったので、体力的にも厳しい長い長い1日になりました。
2日目、予報通りの雨、風ともに強く、とても山に登るような気分になる天気ではなかったので1日停滞。
昼間から温泉に入って、生ビールを飲んで、その後は昼寝とまるで温泉旅行のようにまったり過ごします。
3日目、空模様はイマイチですが、何とか雨粒は落ちてきていないので出発、登るにつれてガスの中へ、立山三山を縦走し、剱御前小屋から奥大日岳へ。
雄山山頂は登拝券(一人500円)を求めてからお参りします。
本来は山頂にて宮司さんがお祓い、安全祈願をしてくれるのですが、この日は悪天候のため、社務所内にてお祓いをしてもらってお神酒をいただきました。
そこで富山県の小学生は必ず雄山に登るといったお話を聞いたのですが、日本三霊山の1つである雄山ならではの風習なのでしょうか。
全てのピークがガスの中でしたが、こんな天気のせいか雷鳥祭り。
1回目の遭遇は雄山社務所の直下、2回目は剱御前小屋から下り出してすぐ、3回目は新室堂乗越のすぐ近くで雷鳥に逢えました。
特に2回目は雷鳥の大家族が登山道を大行進する様子を堪能し大満足。
終日ガスで眺望はありませんでしたが、雷鳥たちに救われた1日でした。
4日目、本日は帰る予定でしたが晴天の予感、朝のうち雲はありましたが、立山の頂上にガスはなく、くっきりとスカイラインが見えている。
テントを撤収し、始発の8時発のバスに乗れるよう室堂バスターミナルまで来ましたが、天気はどんどん良くなって行く。
雄山までのピストンだったら、今日中に東京に帰れるだろうという事で、バスターミナルのコインロッカーにザックを入れていざ、雄山へ。
学校行事でしょうか、子供たちが先生引率の元、続々と雄山へ登っていきます。
昨日、雄山の神社で宮司さんが仰っていた通り、富山の小学生は雄山に登るんですね。
そして天気はというと、登って大正解!
堂々とそそり立つ剱岳をもう一度見る事ができ、遠くに富士山と南アルプス、北アルプスオールスターズに白山、日本三霊山を一度に拝めるとはなんだか御利益がありそうです。
終わり良ければで、天気に右往左往し、少々無理のある行程になってしまいましたが、剱岳の岩稜帯歩きや雷鳥の大行進、雄山からの大展望と楽しい4日間でした。
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