笛吹川・釜ノ沢東股からの甲武信岳

2015年08月22日(土) [日帰り]

• GPS: 32:10
• 距離: 20.6km
• 登り: 2,298m
• 下り: 2,301m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:09
• 休憩: 0:36
• 合計: 9:45

5:00 西沢渓谷駐車場
5:24 5:24 徳ちゃん新道登山口
5:30 5:30 二俣吊橋
6:17 6:17 ホラの貝ゴルジュ
6:37 6:37 山の神
8:10 8:10 釜ノ沢
8:50 9:00 両門ノ滝
11:12 11:18 ポンプ小屋
11:27 11:32 甲武信小屋
11:45 12:00 甲武信岳
12:20 12:20 戸渡尾根下降点
13:24 13:24 徳ちゃん新道分岐
14:23 14:23 徳ちゃん新道登山口
14:45 14:45 西沢渓谷駐車場
14:45 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

西沢渓谷駐車場は朝5時前で車3台しかとまっていませんでした。
下山してきたときも若干空きありました。

コース状況／危険箇所等

釜ノ沢東股は昔は甲武信ヶ岳への登山道だったとのことで、そのなごり的な踏み跡も所々ありますが、今となっては完全に沢登りのコースですので、沢登り・クライミングの技術とルートファインディング能力が要求されるコースです。
山ノ神までの荒れた登山道と滝の巻き道には赤テープなどがありますが、注意しないと見逃すところもあります。（実際見逃して、何度か戻って探した。）
朝5時にスタートしたので沢の中では誰にも出会いませんでしたが、先行パーティがいてロープを出していると時間がかかると思います。
下山の徳ちゃん新道はよく整備された登山道で迷うようなところはありません。

写真

8/22 4:59

西沢渓谷入口の無料駐車場

8/22 5:00

西沢渓谷入口
しばらく林道歩き。

8/22 5:03

8/22 5:14

西沢渓谷入口から1kmほどのところにあるねとりインフォメーション。立派なトイレとここに登山届ポストもあります。
この右側に祠があるので安全祈願する。

8/22 5:23

西沢山荘（休業中）。この脇が徳ちゃん新道登山口。

8/22 5:26

西沢渓谷遊歩道。きれいに整備されています。

8/22 5:28

西沢と東沢を分ける二俣吊り橋

8/22 5:28

吊り橋からの東沢。鶏冠尾根方面ガスってます。

8/22 5:29

吊り橋

8/22 5:31

吊り橋を渡ったところ。東沢（釜ノ沢）はここを右に入ります。

8/22 5:34

ケルンのある河原へ降りたちます

8/22 5:37

しばらくゴーロ歩き。
この先、山ノ神まで渡渉と巻きを繰り返す

8/22 5:39

鶏冠谷出合

8/22 5:46

小さい釜があったので、これがホラの貝ゴルジュだと思っていた。

8/22 6:02

巻き道

8/22 6:17

ホラの貝ゴルジュ
エメラルドグリーンが綺麗

8/22 6:18

8/22 6:24

巻き道にはこんな道標があります

8/22 6:31

けっこうスリルのある巻き道

8/22 6:37

やっと山ノ神到着。結構遠かった。
山ノ神にも安全祈願をしていざ入渓！

8/22 7:01

乙女滝

8/22 7:09

ビンガ

8/22 7:15

東のナメ沢

8/22 7:34

西のナメ沢

8/22 7:44

ナメの右側を歩く
エメラルドグリーンが本当にキレイ

8/22 8:10

釜ノ沢出合。
まっすぐ進むと金山沢で釜ノ沢はここを右に入る
よく見ると正面の岩に釜ノ沢→と書いてある

8/22 8:11

釜ノ沢→

8/22 8:13

右に曲がってすぐに魚留の滝
左側のスラブを登るが一歩が結構難しい

8/22 8:13

魚留の滝

8/22 8:18

魚留の滝の上から

8/22 8:20

魚留の滝を過ぎると千畳のナメ
岩の上をサラサラ流れる水がキレイ
傾斜は緩いのでどこでも歩けるけど気を付けないとコケで滑るところあり

8/22 8:22

千畳のナメ
思ったよりも短い

8/22 8:23

遡行図では6mの滝
滑りそうになりながら登った

8/22 8:25

遡行図では6mの滝のところにあった標識

8/22 8:34

遡行図では6m曲がり滝となっているが、野猿の滝の看板あり
右側に巻き道あり

8/22 8:35

8/22 8:52

やっと到着、両門ノ滝
左が西俣で右が東股なので、右側のブッシュを登る

8/22 8:54

両門ノ滝

8/22 9:02

巻き道からの両門ノ滝

8/22 9:02

両門ノ滝の巻き道、赤テープと踏み跡はしっかりあります

8/22 9:07

ヤゲンの滝
右側のブッシュを登る

8/22 9:09

8/22 9:11

ヤゲンの滝の上にある滝

8/22 9:15

滝上より

8/22 10:04

ヒメシジャン

8/22 10:12

沢沿いにはトリカブトがたくさん咲いていました

8/22 10:13

遡行図に書いてあるとおり長ーいゴーロ歩きのあとにようやく現れたミズシ沢の手前の滝

8/22 10:16

これもミズシ沢手前の滝

8/22 10:24

ゴーロの荒っぽいナメ

8/22 10:30

ゴーロの荒っぽいナメの先の二俣。正面の木に丸い看板があるので右に行く

8/22 10:48

階段状の長いナメ

8/22 10:51

木賊（トクサ）沢（右）出合。
真ん中から左へ

8/22 10:56

源頭ナメからの景色

8/22 10:57

源頭のナメ

8/22 11:03

最後は急登が続くが、明るくて気持ちいい

8/22 11:04

源頭　水流も細くなってきた

8/22 11:09

源頭からの景色

8/22 11:11

ポンプ小屋。
ここで沢終了。

8/22 11:32

尾根の登山道の合流地点。

8/22 11:30

甲武信小屋

8/22 11:59

山頂直下の稜線

8/22 11:45

甲武信岳

8/22 11:47

山頂からの景色

8/22 11:47

八ヶ岳方面

8/22 11:47

金峰山方面

8/22 11:59

木賊山

8/22 12:17

登山道にはキノコがいっぱいです

8/22 12:25

戸渡尾根への分岐点

8/22 12:31

最後はガスに包まれての下山でした

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL6 オリンパス

感想

hinafukuro

前から行ってみたかった釜ノ沢へ行ってきました。
8月下旬になると結構涼しく、朝方は20度を下回る気温で、昼間も曇りがちな天気だったこともあって、水も冷たくて気持ちいい沢登りを楽しめました。
秩父の名溪と言われるだけあってエメラルドグリーンの水を蓄えた釜は美しく、花崗岩の岩肌が印象的でした。

感想は一言でいうと長い沢ですね。
西沢渓谷入口からの標高差は1300mほどですが、まず山の神までの歩きが長いこと。中間部のゴーロ地帯の歩きもまた長いこと。それも含めて山深い沢の魅力なんだと思います。

昔は甲武信岳に登る登山道だったということもあって、巻き道にもしっかりと赤テープがありましたが、何本か合流する枝沢で間違わないように注意が必要です。
実は私も最初の釜ノ沢の合流点を右に曲がるところを見落としてそのまま金山沢へ進んでしまい、信州沢に曲がって少し進んだところでおかしいと思い、GPSを確認して間違いに気がついて戻って釜ノ沢に復帰することができました。
遡行図も簡略化してあるので、地図やGPSでよく確認しながら進んだほうが良いと思います。

さすが甲武信岳は人気の山、山頂はにぎやかで登山道も多くの人とすれ違い、先週の皇海山とは大違いでしたw