ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7060638
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

いろいろあって熊にも遭遇・びっしょり・くたくた奥穂と前穂

2024年07月23日(火) ~ 2024年07月25日(木)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
19:54
距離
27.3km
登り
2,043m
下り
2,035m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:31
休憩
0:19
合計
2:50
距離 11.3km 登り 157m 下り 45m
11:45
1
スタート地点
12:35
12:36
6
12:42
12:44
4
12:48
12:49
35
13:24
13:27
2
13:29
13:41
14
13:55
40
14:35
2日目
山行
5:20
休憩
0:42
合計
6:02
距離 7.5km 登り 1,441m 下り 71m
6:58
23
7:21
46
8:07
8:09
42
8:51
19
9:10
9:11
39
9:50
9:56
6
10:02
10:15
38
10:53
11:01
28
3日目
山行
8:15
休憩
2:15
合計
10:30
距離 8.5km 登り 444m 下り 1,919m
6:00
67
7:07
13
7:20
7:38
94
9:12
9:28
24
9:52
10:14
41
10:55
11:13
4
11:17
11:38
25
12:03
12:26
19
12:45
12:56
60
13:56
74
15:10
15:15
8
15:23
42
16:05
16:06
12
16:23
7
1日目:はれ
2日目:霧・風・ときどき雨
3日目:濃霧・断続的な強風と雨、岳沢以降は断続的な土砂降りと雷
天候 晴れ→濃霧・断続的な雨と強風→土砂降り
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
さわんど梓第2駐車場(さわんど大橋バス停そば)
コース状況/
危険箇所等
※徒歩コースはらくルートで作成したが、通行止め区間があり計画通りで歩けない区間があった。直近の山行記録を見なければいけないなと痛感した。
1日目 ●上高地〜横尾:梓川左岸は通れないので河童橋を渡り右岸の散策コースから歩き始めた。明神で左岸に渡るがそれ以降多少のアップダウンがあるが、全体としては平坦で歩きやすい。
2日目 ●横尾〜涸沢:登山道になり、途中、河原の工事をやっていて少し迂回路を歩くところがあった。
●涸沢〜ザイテングラード取り付き:ゴロゴロした石の上を歩くので少し歩きづらい。
●ザイテングラード〜穂高岳山荘:上りで利用する分には、注意して歩けば問題ないと感じた。(下りの登山者が転倒?して救助隊が出動していた。)
3日目 ●山荘〜奥穂高岳:山荘を出てすぐに壁のような場所を登るのでビックリした。慎重に行けば問題ないと思うが、小屋の人によるとこの辺りで滑落する人もいるとのこと。山頂まではごろごろした岩の上をあるくので、浮き石に注意して白○印と×印を外さずに進めば山頂に到着する。
●奥穂山頂〜紀美子平:登りよりも下りで利用する方が大変そう。鎖場があったり傾斜も強く気が抜けないところがある。
●紀美子平〜前穂高岳 往復:今回、一番山登りをしたなーと感じた場所。一般道だが基本岩登りで気を抜けない場所がいくつもあった。奥穂とは違い山頂は広々としていた。
●紀美子平〜パノラマ:奥穂〜紀美子平以上にスリリングな場所が多かった。下って行くと垂直に鉄梯子をのぼり左に回り込み大岩をさらに左から回り込む手前でミスをして左に下ってしまい登り返した。
●パノラマ〜岳沢小屋:ゴーロや板状の岩の下り、くさりやハシゴなどがあり気が抜けない。板状の箇所は左側(登りなら右側)の灌木との境目を降りたが足がかりもあり怖くはなかった。
※小屋の手前に熊出没で閉鎖中のテント場がある。その手前の笹の間の登山道で左に転倒してササに突っ込んだのだが、右のササ藪で寝ていたらしい?60〜70僂らいの熊がいて、「グォッ!」といううなり声?(どちらかというと「ビックリしたー」といった感じの声で、威嚇ではなかったが)とともに立ち上がった。3mくらいの至近距離だった。非常に良くないことではあるが、こちらもぼーっとしていて(この頃になると集中も途切れがちでだった)、あちらも、何が何だか分からないでいるように感じて、くまさんをちらっと見た後、セオリーには反するがそのまま静かに背を向けて進んだ。ぼーっとしていたのか不思議とまったく怖くはなく、バックで転ばずに歩く自信も無かったのでそうしたのだが、トラブルにならなかったのは、ただただ幸運だった。
●岳沢小屋〜上高地バスターミナル:小屋で休憩がてら熊の報告をしてから上高地目指して歩き出した。特に危険な場所は無いのだが、断続的な土砂降りや雷があって水びたしの道や滑りやすそうな石に注意しながら歩くのは疲れた。コースタイムは長くなかったので軽く考えていたが、エネルギーが残りすくなくなっていたのに加えて悪天での下りは、集中が途切れがちで足も限界近くになっていて、今回の山行では最も長く感じた。
上高地の到着点(岳沢に行こうとする人なら登山口にあたるところ)は河童橋からやや離れた場所で、河童橋に降りるものと勝手に思っていたのでガッカリしたが、まさに自業自得。
明神池に通じる梓川右岸の遊歩道
明神池に通じる梓川右岸の遊歩道
岳沢湿原あたり
2024年07月23日 11:57撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 11:57
岳沢湿原あたり
この近くで対岸に熊が現れ、人々の注目を浴びていた。
この近くで対岸に熊が現れ、人々の注目を浴びていた。
2024年07月23日 12:29撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 12:29
明神橋手前
明神館
2024年07月23日 12:40撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 12:40
明神館
明神館の所に立っている碑
2024年07月23日 12:41撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 12:41
明神館の所に立っている碑
4峰と主峰の間にちょこんと覗いているのは2峰でしょうかね?
4峰と主峰の間にちょこんと覗いているのは2峰でしょうかね?
外人さんもけっこう見かけました
2024年07月23日 13:00撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 13:00
外人さんもけっこう見かけました
2024年07月23日 13:17撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 13:17
明神岳と前穂
外国の子ども連れと高校生が水辺で静かに寛いでいた
2024年07月23日 13:42撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 13:42
外国の子ども連れと高校生が水辺で静かに寛いでいた
気持ちのよい探勝路
2024年07月23日 13:48撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 13:48
気持ちのよい探勝路
徳沢の辺りで、盛んに管理用道路や河原の工事をしていた
2024年07月23日 13:53撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 13:53
徳沢の辺りで、盛んに管理用道路や河原の工事をしていた
今ひとつ山名が分からないけど、中央は前穂高岳かな?
2024年07月23日 14:08撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 14:08
今ひとつ山名が分からないけど、中央は前穂高岳かな?
こちらの方まで観光化が進められるのだろうか?
2024年07月23日 14:08撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 14:08
こちらの方まで観光化が進められるのだろうか?
山小屋が見えてきた
2024年07月23日 14:29撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 14:29
山小屋が見えてきた
1日目のお宿・横尾山荘前の広場
2024年07月23日 14:35撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 14:35
1日目のお宿・横尾山荘前の広場
横尾大橋
2024年07月23日 14:48撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/23 14:48
横尾大橋
これより2日目。横尾山荘を7時出発
2024年07月24日 06:58撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 6:58
これより2日目。横尾山荘を7時出発
散策する人もいる
2024年07月24日 07:00撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 7:00
散策する人もいる
梓川の河川敷を歩く
2024年07月24日 07:25撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 7:25
梓川の河川敷を歩く
横尾谷の左岸。ちょっと水たまりがあった
2024年07月24日 07:41撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 7:41
横尾谷の左岸。ちょっと水たまりがあった
デブリ沢。雪崩でもよく起きるのだろうか
2024年07月24日 08:00撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 8:00
デブリ沢。雪崩でもよく起きるのだろうか
本谷橋(ほんたにばし)を渡る
2024年07月24日 08:09撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 8:09
本谷橋(ほんたにばし)を渡る
木々をうっすらまとったこの岩山は何という名前だろうか。
2024年07月24日 08:09撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 8:09
木々をうっすらまとったこの岩山は何という名前だろうか。
ヒシ岩通過
2024年07月24日 09:03撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 9:03
ヒシ岩通過
ようやく涸沢が見えてきた。中央の建物は涸沢ヒュッテ
2024年07月24日 09:09撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 9:09
ようやく涸沢が見えてきた。中央の建物は涸沢ヒュッテ
天候は朝から霧と小雨。沢の水がゴーゴーと爆音を響かせて流れていた
2024年07月24日 09:19撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 9:19
天候は朝から霧と小雨。沢の水がゴーゴーと爆音を響かせて流れていた
2024年07月24日 09:22撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 9:22
涸沢到着。
2024年07月24日 09:48撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 9:48
涸沢到着。
前方の建物は涸沢小屋
2024年07月24日 09:48撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 9:48
前方の建物は涸沢小屋
山岳救助隊の基地と相談所。こちらによってザイテングラードや穂高岳の登山道の様子などを伺った。
2024年07月24日 09:54撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 9:54
山岳救助隊の基地と相談所。こちらによってザイテングラードや穂高岳の登山道の様子などを伺った。
手前、テント場の事務所。うしろは涸沢小屋。
2024年07月24日 09:55撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 9:55
手前、テント場の事務所。うしろは涸沢小屋。
涸沢小屋のテラス
2024年07月24日 10:14撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 10:14
涸沢小屋のテラス
汗をかいてしまって体が冷えたので、ここで温かい飲み物で休憩
2024年07月24日 10:15撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 10:15
汗をかいてしまって体が冷えたので、ここで温かい飲み物で休憩
山腹をトラバースして、ザイテングラードの取り付きへと進む
2024年07月24日 10:52撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 10:52
山腹をトラバースして、ザイテングラードの取り付きへと進む
ザイテンは、小屋からそれほど遠くない
2024年07月24日 10:59撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 10:59
ザイテンは、小屋からそれほど遠くない
トラバース道からヒュッテ。テントは少し
2024年07月24日 11:09撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:09
トラバース道からヒュッテ。テントは少し
霧が濃くなったり薄くなったり忙しかった
2024年07月24日 11:09撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:09
霧が濃くなったり薄くなったり忙しかった
下山する人。その背後には出動中の救助隊
下山する人。その背後には出動中の救助隊
白い花のお花畑が少し
2024年07月24日 11:15撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:15
白い花のお花畑が少し
ザイテングラード取り付きに到着。分かりづらいが、中央のとがった岩の上にお猿さんがいた。
2024年07月24日 11:24撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:24
ザイテングラード取り付きに到着。分かりづらいが、中央のとがった岩の上にお猿さんがいた。
写真には写らなかったが、この辺りを猿の群れが移動&食事中で、群れの中を進んだが猿たちは静かによけてくれた。こちらも無視、あちらも無視が一番!
2024年07月24日 11:28撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:28
写真には写らなかったが、この辺りを猿の群れが移動&食事中で、群れの中を進んだが猿たちは静かによけてくれた。こちらも無視、あちらも無視が一番!
左の白○のところからザイテンの登りが始まる
2024年07月24日 11:28撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:28
左の白○のところからザイテンの登りが始まる
ヒュッテやテント場が小さくなっていく
2024年07月24日 11:39撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:39
ヒュッテやテント場が小さくなっていく
岩壁の左側を通過するが、写真で見るほど怖くはない
2024年07月24日 11:40撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:40
岩壁の左側を通過するが、写真で見るほど怖くはない
中央付近に先行者がいる
2024年07月24日 11:53撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 11:53
中央付近に先行者がいる
あと20分で小屋だと・・・。だいたいこう言うのは健脚の人の基準か、または励ましの場合が多い。まっ,嬉しいもんですけどね(笑)
2024年07月24日 12:20撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:20
あと20分で小屋だと・・・。だいたいこう言うのは健脚の人の基準か、または励ましの場合が多い。まっ,嬉しいもんですけどね(笑)
なんていう花?あとで調べよう。
⇒ タカネヤハズハハコ(タカネウスユキソウ)
2024年07月24日 12:28撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:28
なんていう花?あとで調べよう。
⇒ タカネヤハズハハコ(タカネウスユキソウ)
これも
⇒ イワツメクサ かな?
2024年07月24日 12:29撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:29
これも
⇒ イワツメクサ かな?
これはヨツバシオガマ
2024年07月24日 12:29撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:29
これはヨツバシオガマ
オンタデ
2024年07月24日 12:31撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:31
オンタデ
シナノキンバイ?
2024年07月24日 12:31撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:31
シナノキンバイ?
キバナノコマノツメ
2024年07月24日 12:32撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:32
キバナノコマノツメ
中央の黒っぽい花は、クロトウヒレン?
2024年07月24日 12:32撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:32
中央の黒っぽい花は、クロトウヒレン?
小屋の直下にお花畑。霧で靄がかかっていても十分美しく気分も上昇
2024年07月24日 12:35撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:35
小屋の直下にお花畑。霧で靄がかかっていても十分美しく気分も上昇
ハクサンイチゲとシナノキンバイかな?
2024年07月24日 12:35撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:35
ハクサンイチゲとシナノキンバイかな?
ハクサンイチゲ
2024年07月24日 12:35撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:35
ハクサンイチゲ
小さな橋を渡る
2024年07月24日 12:48撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:48
小さな橋を渡る
木はすべるのでいやだなーと思っていたら、右側に砂利の部分があって滑ることなく渡れた
2024年07月24日 12:48撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:48
木はすべるのでいやだなーと思っていたら、右側に砂利の部分があって滑ることなく渡れた
登山道わきにはまだ雪が残っていた
2024年07月24日 12:57撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:57
登山道わきにはまだ雪が残っていた
うっすらと建物の影を確認!
2024年07月24日 12:57撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:57
うっすらと建物の影を確認!
13時、夢に見た!穂高岳山荘に到着! ここが2日目のお宿だ
2024年07月24日 12:59撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:59
13時、夢に見た!穂高岳山荘に到着! ここが2日目のお宿だ
山荘の入口付近には、北穂やテント場の案内標識がある
2024年07月24日 12:59撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 12:59
山荘の入口付近には、北穂やテント場の案内標識がある
石畳が美しい小屋前の広場。晴れていればさぞ気持ち良いでしょう
2024年07月24日 13:00撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 13:00
石畳が美しい小屋前の広場。晴れていればさぞ気持ち良いでしょう
食事を終えて、喫茶コーナーや自室で同室者と山や天気の話などしていると一瞬霧が風で払われ夕日が覗いた。それっとばかりにみんな、西側のテラスに出てシャカシャカと写真を撮った
2024年07月24日 18:54撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 18:54
食事を終えて、喫茶コーナーや自室で同室者と山や天気の話などしていると一瞬霧が風で払われ夕日が覗いた。それっとばかりにみんな、西側のテラスに出てシャカシャカと写真を撮った
好天が望めない中、すこし仕返しできた気分(笑)
2024年07月24日 19:01撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 19:01
好天が望めない中、すこし仕返しできた気分(笑)
いろんな形の雲や霧でちょっとおどろおどろしい?
2024年07月24日 19:01撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/24 19:01
いろんな形の雲や霧でちょっとおどろおどろしい?
これより3日目。天候は回復しないものの、少なくとも奥穂高岳から重太郎新道の通過時は大荒れは無さそう。きれいな景色が見られないのは残念だが、家のこともあるので予定通り、今日、登って帰ることにした。6時出発。
2024年07月25日 05:52撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 5:52
これより3日目。天候は回復しないものの、少なくとも奥穂高岳から重太郎新道の通過時は大荒れは無さそう。きれいな景色が見られないのは残念だが、家のこともあるので予定通り、今日、登って帰ることにした。6時出発。
終始、風があり霧が流れていたためか20mくらい先までは案内の白○や×印を確認できた。
2024年07月25日 06:25撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 6:25
終始、風があり霧が流れていたためか20mくらい先までは案内の白○や×印を確認できた。
汗をかかないよう、自分のペースを守ってゆっくり登ったが、霧はカッパの内部まで浸透するようだ。
2024年07月25日 06:25撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 6:25
汗をかかないよう、自分のペースを守ってゆっくり登ったが、霧はカッパの内部まで浸透するようだ。
前方に矢印。こういう人工物はやはりホッとする。
2024年07月25日 06:51撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 6:51
前方に矢印。こういう人工物はやはりホッとする。
6時57分、山頂到着。
2024年07月25日 06:57撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 6:57
6時57分、山頂到着。
2024年07月25日 06:57撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 6:57
りっぱな山名盤。奥穂の山頂は、穂高岳山荘から登ってくると左に石祠、右に山名盤がしつらえてあって、両者の真ん中に下りの岳沢への登山道が切ってある。
2024年07月25日 07:00撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 7:00
りっぱな山名盤。奥穂の山頂は、穂高岳山荘から登ってくると左に石祠、右に山名盤がしつらえてあって、両者の真ん中に下りの岳沢への登山道が切ってある。
社には穂高神社嶺宮の文字。
晴れていれば山頂周辺に座る場所を作れるかもしれないが、ひろびろとした平面はない。
2024年07月25日 07:02撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 7:02
社には穂高神社嶺宮の文字。
晴れていれば山頂周辺に座る場所を作れるかもしれないが、ひろびろとした平面はない。
石祠の前には賽銭箱も置いてあった
2024年07月25日 07:02撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 7:02
石祠の前には賽銭箱も置いてあった
頂上を越えて少し下ったところにある指導標
2024年07月25日 07:16撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 7:16
頂上を越えて少し下ったところにある指導標
急傾斜の道で、この日は霧と小雨で岩が濡れていたので、集中を切らさないよう注意してあるいた。
2024年07月25日 07:21撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 7:21
急傾斜の道で、この日は霧と小雨で岩が濡れていたので、集中を切らさないよう注意してあるいた。
これといった景色も見えないので、逞しく生きる小さな草を撮ってみた。
2024年07月25日 08:12撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:12
これといった景色も見えないので、逞しく生きる小さな草を撮ってみた。
今来た道を振り向いて撮った写真。すげーとこ歩いたようだが、実際はそれほど怖くはない。
2024年07月25日 08:38撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:38
今来た道を振り向いて撮った写真。すげーとこ歩いたようだが、実際はそれほど怖くはない。
こちらは進む方向の写真。こちらも、実際は写真よりは怖くはないが油断は大敵だ。
2024年07月25日 08:38撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:38
こちらは進む方向の写真。こちらも、実際は写真よりは怖くはないが油断は大敵だ。
花達・・
2024年07月25日 08:47撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:47
花達・・
2024年07月25日 08:47撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:47
2024年07月25日 08:48撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:48
2024年07月25日 08:48撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:48
ぼーっとした影が不気味
2024年07月25日 08:49撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:49
ぼーっとした影が不気味
もしかして、霧で高度感を感じずに済んでいるのかも? でも、やっぱり先がよく見えないのも嫌だよね・・
2024年07月25日 08:49撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 8:49
もしかして、霧で高度感を感じずに済んでいるのかも? でも、やっぱり先がよく見えないのも嫌だよね・・
紀美子平到着。奥穂から約2時間かかった。
2024年07月25日 09:07撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 9:07
紀美子平到着。奥穂から約2時間かかった。
2024年07月25日 09:42撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 9:42
この天候で雄大なはずの景色を眺めることができず、悔しいなーという思いと、一応、調べてはあったので、予定外だが前穂高岳に登ることにした。
2024年07月25日 09:42撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 9:42
この天候で雄大なはずの景色を眺めることができず、悔しいなーという思いと、一応、調べてはあったので、予定外だが前穂高岳に登ることにした。
紀美子平からすぐに急な岩登りとなる
2024年07月25日 09:54撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 9:54
紀美子平からすぐに急な岩登りとなる
約50分で前穂山頂到着。
2024年07月25日 09:57撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 9:57
約50分で前穂山頂到着。
奥穂と違って、前穂の山頂はとても広い。短時間山頂をブラブラしてから下山。
2024年07月25日 09:59撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 9:59
奥穂と違って、前穂の山頂はとても広い。短時間山頂をブラブラしてから下山。
下山は約40分かかった。
2024年07月25日 10:45撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 10:45
下山は約40分かかった。
紀美子平からの下山はまず板のような岩を越えるところから始まるが、ぬれているので嫌な感じ。
2024年07月25日 10:53撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 10:53
紀美子平からの下山はまず板のような岩を越えるところから始まるが、ぬれているので嫌な感じ。
すこし進むと鉄梯子。登ったら左から回り込み大きめの岩があるのでやはり左から回り込む。ここで私はミスをして岩の手前で左に降りてしまったが、素直に登り返した。
2024年07月25日 11:15撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 11:15
すこし進むと鉄梯子。登ったら左から回り込み大きめの岩があるのでやはり左から回り込む。ここで私はミスをして岩の手前で左に降りてしまったが、素直に登り返した。
リンドウ?
2024年07月25日 11:42撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 11:42
リンドウ?
2024年07月25日 11:43撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 11:43
霧に濡れて、みずみずしい。
2024年07月25日 11:47撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 11:47
霧に濡れて、みずみずしい。
岳沢パノラマ通過。昨日、この道を登ってきた人たちから、パノラマ下の登りがけっこう怖かったと聞いていたので、ちょっと休憩して気を引き締め直した。
ここから岳沢までは急傾斜で下降に集中するため、岳沢から登山口までは悪天候でスマホを出す気にはなれず、写真は一切無しとなってしまった(悲)
2024年07月25日 12:02撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 12:02
岳沢パノラマ通過。昨日、この道を登ってきた人たちから、パノラマ下の登りがけっこう怖かったと聞いていたので、ちょっと休憩して気を引き締め直した。
ここから岳沢までは急傾斜で下降に集中するため、岳沢から登山口までは悪天候でスマホを出す気にはなれず、写真は一切無しとなってしまった(悲)
岳沢のテント場手前で指名手配中の熊(60〜80僉砲3mという超接近遭遇もあったが、写真に撮れるわけもなく、土砂降り雨と雷鳴の下を歩いているうちに疲れ果てて、16時過ぎにようやく上高地の岳沢登山口に到着した。
2024年07月25日 16:05撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 16:05
岳沢のテント場手前で指名手配中の熊(60〜80僉砲3mという超接近遭遇もあったが、写真に撮れるわけもなく、土砂降り雨と雷鳴の下を歩いているうちに疲れ果てて、16時過ぎにようやく上高地の岳沢登山口に到着した。
ホットはしたものの、短距離だけどこれからまだ歩くのに気付いてガッカリ(笑)
2024年07月25日 16:06撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 16:06
ホットはしたものの、短距離だけどこれからまだ歩くのに気付いてガッカリ(笑)
16時30分、閉館間際のインフォメーションセンターに到着し、ずぶぬれではバスにもタクシーにも乗れないので更衣室をお借りして(100円)着替えをしたらさっぱりして元気が出た。
このあと終バスに乗ってさわんど大橋までもどった。
2024年07月25日 16:30撮影 by  Pixel 8 Pro, Google
7/25 16:30
16時30分、閉館間際のインフォメーションセンターに到着し、ずぶぬれではバスにもタクシーにも乗れないので更衣室をお借りして(100円)着替えをしたらさっぱりして元気が出た。
このあと終バスに乗ってさわんど大橋までもどった。
撮影機器:

装備

個人装備
帽子 サングラス 半袖BR 長袖シャツ 長ズボン グローブ/雨用グローブ 靴下 登山靴 スパッツ ヘルメット 行動食 非常食 ハイドレーション カップ カッパ上下 ダウン上 ザック・ザックカバー 地形図 ヤマレコアプリ GPS 腕時計 スマホ 予備乾電池 モバイルバッテリー コンパス 筆記具 ヘッドライト ファーストエイドキット 処方薬 レジ袋 歯ブラシ 靴紐予備 日焼け止め 座布団 Tペーパー タオル1枚 大ビニール袋(防水用) ナイフ 替えグローブ レスキューシート 保険証 雷センサー 小屋泊セット(インナーシーツ アイマスク 耳栓 薄手ズボン シャツ 清拭ペーパー) くま鈴
備考 今回、準備段階に惰性があった。
悪天候にガッカリ感が出てしまい、行動全体が”いいかげん”になった感じだ。2日目に横尾山荘(たぶん)でヘッドライトを紛失したのもそのためと思う。

感想

今年初めての百名山で、不安と期待の中で天気の良い日を選んだつもりが、遠方の台風の影響で悪天候になってしまい、やや気が抜けた状態での山行になってしまった。
3日目が今回の山行の佳境で、奥穂高岳は歩きづらさなどはあったが淡々と登れた。予定外ではあったが一応調べてあったので前穂高岳に登ったが、これが今回一番登山をしたなという感想を持った。また、前穂登山と共に紀美子平以降の下りは、今回の山行の核心部分だった。多くの人が登りで岳沢〜奥穂高岳コースを利用するのが納得できた。重太郎新道の上りは長く疲れるだろうが、下りのリスクは圧倒的にザイテン経由の方が少ないだろう。ザイテンから上高地は長くて飽きるだろうけど・・・。悪天候で眺望は無く、奥穂からの下りはただただ安全に注意して下ったのだが、晴れていればとても感動したに違いない。下りですれ違った登山者がこんな天気なら熊もでないでしょうから良いですねと言っていて、私はどうかな〜?と言ったのだが、岳沢のテント場前の登山道で転んだ拍子に熊が3mの距離で立ち上がり接近遭遇することになるとは思わなかった。人慣れした熊がいるのは聞いていたので、あえて熊鈴は鳴らさずに歩いたがそれでも出合ってしまった。攻撃を受けなかったのはただただ幸運だと思う。
岳沢からの下りはひじょーに長く感じたし、土砂降りの雨(時々雷鳴)で最後は頭以外(頭はヘルメットとカッパで濡れなかった)はずぶぬれとなった。これじゃバスやタクシーにも乗れないと閉店間近の上高地インフォメーションセンターに頼んで着替えをさせていただき、人心地が付けた。使用料100円、係の人は更衣室と呼んでいたがあまりその雰囲気は無かったが、とにかく助かった。営業終了間近にもかかわらず貸していただき係の人には感謝感謝である。着替えができたのは〇馨屋お泊まりセットでズボンやシャツをもっていたこと。大量の濡れものをしまえる、強くて大きいビニール袋を持参していたこと、である。ビニール袋はいざというときの防水用に持っているのだが、今回はザックカバーだけで済ませていたので、使うことができてホント良かった。
※下りを歩いている時はげんなりしていたのだが、ふり返ってみると良かったなーと思えることがあれこれある。”缶昌海鯑Г瓩燭海函△まけで前穂に登れたこと。J羚盂抻柿饉蠢阿里花畑と一瞬の夕日。け穂高岳、紀美子平、重太郎新道 それぞれの下り道。イまさんとの接近遭遇と幸運。Τ拌小屋からの長くて修行のような下り(自己への戒めとして)。
※驚いたこと:\省羚盂戮泙覇破やジャンダルム往復予定の人が結構いたこと(中高年の人も含む) 高校生か大学生の3人組が、私が恐る恐る下っているのを尻目に高速で下って行ったこと。しかも靴はズック靴(トレラン用?)のように見えた。ちょっと間違えて落ちればケガではすまない場所ばかりだ。若いというか、運動能力高いな〜というか、怖さ知らずというか言葉が無い。これまた私の数倍の速度で下って行った人がいたが、その人は私と似たような年格好だったが、思い返してみると2日目に登山道の整備をしていた人だったようなので、山小屋の人か何かだろうと勝手に想像している。慣れているとはいえ重太郎新道しかも雨で濡れている場所をポンポン降りていったのには、うらやましくは無いがビックリしたし、多少、分けてほしいと思った(笑)
※ブランクが何ヶ月もあったので不安だったが、一応安全に踏破できて、ちょっとだけ自信回復になった。
【2024.07.28追記】
★ 熊との遭遇まとめ:4月以降、熊とは3箇所で、カモシカは2箇所で出合っている。特に今回は、3mの超接近遭遇だった。何もなく済んだ理由を素人なりにまとめておく。
理由 遭遇した時点で、お互い興奮状態にならなかった。熊さんについては以下すべて想像です(笑) -1 私は登山終盤で歩くことに集中していたもののやはりボーッとなっているところがあり、熊が現れても特別恐怖や戦闘態勢にはならなかった。また、熊と対したときには、大声をだしたり、こちらから威嚇したりして熊を興奮させないことを肝に銘じていて、大声をあげないこと、俊敏な動きはしないことが自然とできた。-2 一方、熊はどうも寝ていたところを私が転倒して起してしまったようで、「グォッ!」という声も出たが、それは威嚇や興奮したときの声と言うよりも「ビックリしたー」という感じだった。また、表情も戦闘態勢に入ったという感じではなく、観察している様に見えた。
理由 あえて鈴は鳴らさないで歩いていていたが、その効果・可否は不明。ただ、人慣れした熊がいると聞けば、今後も鈴はならさないだろう。どういう熊なのかなるべく情報収集をしたい。
理由 たぶん最近テント場をあらしている問題個体だろうが、親離れしてあまり経っていない熊で(体調も60〜80僂らい)、まだ、自分の強さや戦闘経験がすくなくて襲う(戦う)よりも様子見を選んだのではないか。
理由 熊と対面したときにやってはいけないことの一つに、相手に背を向けることがある。今回、私はそれは分かりつつも、「僕は君とけんかをするつもりはないよ〜」という雰囲気を伝えた方が良いような気がして、後ろ向きで歩いて転んだりして熊を刺激しないほうがよいと直感で、静かに前向きにその場を離れることに賭けた。ボーッとしていたが、それでも瞬間、そういう判断をした。しかし、そうすることのメリット(想像だが、熊が覚醒して興奮状態になる前にその場を離れられるかも)、デメリット(襲ってこられたときに無防備だし、そもそも背を向ける行為が熊の闘争本能を刺激するかもしれない)を考えると、やはり、傾斜のある登山道を後ろ向きに歩くリスクは小さくないが、相手の目を見て=熊の動きを抑制?、静かに後ずさりした方がよかった様な気がする。
★ シリオの靴:シリオの名前は昔から知っていたが、なんとなく2番手のような気がして手を出さないできた。私の足形は典型的なエジプト型だが、日本人の足形に合わせて作りましたという宣伝文句の靴を含めておおくの登山靴がギリシャ型やそれっぽい印象が強い。今まで、モンベル、スカルパ、スポルディング、アゾロなどを履いてきた。現在はスカルパとアゾロを履いていてまぁまぁなのだが、長距離を歩くと必ず親指の爪が痛くなり内出血してしまう。その他にも足裏の皮膚が厚くなってしまうなど不都合があったがこういうもんだと諦めてきた。今回、お店でシリオのPF431を見て妥協のない(笑)エジプト型だな〜と思い、購入して今回の山行で履いてみた。靴の中までびしょ濡れになったが土砂降りだったし水たまりにつかりながら進まざるを得なかったので、防水性能や耐久性などは評価できないが、600gのこの靴でも岩場の立ち込みや岩角上の通過、滑り止め性能などでスカルパやアゾロなどと比べても遜色ないと確認できた。また、山行後の足のダメージも最小限で爪へのダメージや余計な足裏の皮膚への負担もなさそうで、私にとっては現状最適な登山靴だと分かった。シリオのカタログには、マウンティニアリング向けの区分にPF431、その上のレベルにPF630というのがあり、私の登山ではPF431で十分な気もするが630も含めて評価してみたい気持ちになった。

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