燧ヶ岳・至仏山(雨の尾瀬を激歩き)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,026m
- 下り
- 1,862m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:59
天候 | 1日目:雨のち曇り 2日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大清水から市ノ瀬までは乗り合いタクシー(700円)。 帰りは、鳩待峠から戸倉までバス、タクシー共通チケット(930円)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
案内板が至る所に設置され、道迷いしそうなところはありません。 燧ヶ岳の長英新道を登りに使いましたが、雨だったため登山道は川になっていました。下りはナデッ窪を通りましたが、ここは急斜面で川になっていました。危険といえば危険です。 至仏山は蛇紋岩で形成されていて滑りやすいので注意 との看板があちこちにありました。登山道はちょっとした小川のようになっていましたが、余り滑ることはありませんでした。それよりも、木道のほうがよほど滑りますので注意が必要です。 尾瀬は全般的に木道が整備されていますが、ごく一部壊れた部分があり、雨の日は滑りやすいので注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 見晴の弥四郎小屋に泊まりました。1泊2食付きで9000円でした。宿泊者が少なかったので個室を用意してもらえました。尾瀬ヶ原に面したところに建っているため、至仏山方面の見晴らしがよかったです。お風呂は石けんの使用はできませんが、熱いお湯につかるだけでも十分気持ちよく過ごすことができました。 帰りは、尾瀬から沼田インター方面にしばらく行った所にある、片品村の寄居山温泉ほっこりの湯につかってから帰りました。550円 |
写真
感想
唱歌 夏の思い出 を小学生の時に聞いて以来、
どんなにきれいな所だろう? とずっと想像を膨らませていた尾瀬
ようやく尾瀬を訪れることができました。
ところが、
尾瀬はあいにくの雨 雨 雨
でも、尾瀬は人気のスポットなので雨ならば きっと訪れる人も少なく、
雨の尾瀬もなかなか風情があっていいんじゃない
と 気を取り直して出発です。
一ノ瀬までは乗り合いタクシーで移動。貸し切りでした。
一ノ瀬から、雨具を着込んで出発です。
登り始めると、ほとんど人はいなくて
雨の音と川の流れを聞きながら気持ちのよいハイキングコースを
てくてく歩いて行きます。
三平峠を過ぎると、木々の間から尾瀬沼が見え
テンションが上がってきます。
尾瀬沼周囲には山小屋がいくつかあって
休憩所があちこちにもうけられています。
喫茶店があちこちにあり、さすが観光地 といった感じです。
あれこれ見ながら散策したものの、無駄遣いせずに燧ヶ岳に向かいます。
尾瀬沼周辺は、とても眺めがよく
雨に降られながら歩くのも なかなかいいねっ なんて思いながら歩いて行きます。
燧ヶ岳へは長英新道から登りましたが、登山道は川のように水が流れています。
勾配が増すにつれ、川の流れは激しくなり濁流の中を進んでいきます。
尾瀬沼周囲で感じたことはすっかり忘れ
これは登山道?と思いながら歩いて行きます。
ちょっとまいったな と少し思いましたが、
いや待てよ 沢登りだと思うと楽しいじゃない
と気分を変えて、水の中をザブザブ進んでいくと
これまた楽しい!
そうこうしているうちにミノブチ岳に到着し、
お昼の準備をしていると、次第に下界のガスが晴れていき
尾瀬沼が眼下に広がります。日頃の行いがいいんですね。
至仏山もわずかの時間顔を出しました。
昼食後に燧ヶ岳に向かって登り始めます。
最初に到着したのは俎亜覆泙覆い燭阿蕁砲了劃此
山頂直下は少し岩場がありちょっと楽しめます。
俎亜覆泙覆い燭阿蕁砲里發Π譴銚こうが
柴安亜覆靴个笋垢阿蕁法〆嚢睚です。
地図で二つピークがあることは知っていましたが、
一度下ってまた登り、また下ってこちらに登り返すことを考えると
やめようかなぁ と思ってしまいそうですが、
最高峰に登らずに帰るわけにはいきません。
荷物を俎亜覆泙覆い燭阿蕁砲了劃困縫妊櫃靴
燧ヶ岳山頂に登頂しました。
既に下界はガスの中で眺望はきかず
見晴新道にはロープが張られ通行止めの案内があり
急いで沼尻経由で見晴に向かうことにします。
ナデッ窪を下りましたが こちらももちろん川です。
急勾配の沢を下っていくようで
道に迷った?と思えるほど川になっていました。
地図を見ると谷筋に登山道の線が書かれていて
登山道が川になったのではなく
川を登山道として使っているのだ と悟りました。
ひたすら激下りして ようやく沼尻に出た時には ほっとしました。
しかし、時間は午後4時。
山小屋には4時頃到着と言っておいたのでかなり遅れています。
ここから5kmを急ぎます。小さな峠を越えて歩くこと1時間15分。
ようやく弥四郎小屋に到着しました。
心配していたご飯にも無事ありつけ、お風呂につかって
ビールを頂き、ぐっすり休みました。
朝 雨の音で目が覚めます。
今日も 雨です。
準備をして5時半に出発します。
朝の尾瀬ヶ原 人影はまばらで ほぼ貸し切りでした。
はるかな尾瀬〜 ですね。
言葉はいりません。
途中、燧ヶ岳が一瞬顔を出してくれました。
山の鼻で朝ご飯の代わりに作ってもらったお弁当を食べ
至仏山荘で山バッジを購入し、至仏山に登ります。
樹林帯を過ぎると次第に岩場になってきます。
ところどころ鎖場があり、岩登りみたいに登る所がありますが、
手を使わず登れてしまします。
雨で岩が滑りやすいかと思いきや、それほど滑らず
むしろ傾いた木道で何度か足を滑らせました。
山頂直下では、冷たい霧雨が横殴りに吹き付け
中々の厳しい登山となりました。
結構時間をかけて山頂に到着しましたが、ガスの中で何も見えませんでした。
森林限界を過ぎた辺りでうっすらと尾瀬ヶ原を見ることができたのが何よりでした。
小至仏山までは岩場の縦走といった感じで
天気がよければ気持ちよさそうな道ですが
雨だとなかなか大変です。霧雨が眼鏡につくため前がよく見えません。
なかなか厳しい山行となりました。
滑り落ちないように注意しながら小至仏山に到着。
ここから雨の中ひたすら鳩待峠に下りました。
二日間、激歩きして足の裏は痛いし、筋肉痛もひどいですが
雨の尾瀬 いい思い出になりました。
sumo-manさん、こんばんは
尾瀬に行かれていたのですね。
私も昨年のお盆に初めて行きまして、懐かしく思い出しました。
長英新道や雨の蛇紋岩の至仏山にはずいぶんと手こずりました。
そして、濡れた木道では何度尻餅をついたことか・・・
後、木道左右の湿原から突然現れる、蛇の数々・・・(笑)
2日とも、少々ハードだったことかと思います。
でも、雨でもやはり、尾瀬は絵になりますね。
弥四郎小屋にも泊まったのですが、
尾瀬の山小屋では普通にお風呂に入れて、感動してしまいました。
さっぱりできますよね。
コメントありがとうございます。
尾瀬沼も尾瀬ヶ原もいい所でした。
山に興味がなくても毎年通う人がたくさんいるだろうな と思いながら歩いてきました。
一方、観光客が訪れる平地とは異なり
燧ヶ岳も至仏山も雨天が重なったこともあって
なかなかハードな山行となりました。
天気は悪く絶景は拝めませんでしたが
訪れる人が少なく、静かな旅が楽しめました。
30kmって何なんですか〜(笑)
凄いですよ。スモーさん。昨年の白山別山にも驚きましたが、
今回も、驚くばかりです。
レコ見てると1日で、20kmオーバー当たり前の方も多いですが、
スモーさんの巨体(失礼すいません)で、凄すぎですよ。
自分は、やっと日曜日に白山登頂して来ました。
でも、木曜日の今でもまだ、筋肉痛が残っていますよ。
ヘタれ過ぎで、、、情けないです。
尾瀬の百名山2個は早いうちに行きたいなと思っています。
スモーさんの参考に計画練ろうと思ってます
kumasuzuさん ご無沙汰です
尾瀬は歩行距離のほとんどが湿原の高低差のない木道です。
歩行距離が長くても景色のよい所をてくてく歩くので楽しいですよ!
山道は雨でしたので川の中を歩いているようで ちょっと大変でした。
この辺りにはない風景が楽しめますので
是非、行ってみてください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する