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Yamareco

記録ID: 70842
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳周回(↗御小屋山〜赤岳〜↘地蔵尾根&南沢)

2010年07月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:11
距離
15.0km
登り
1,637m
下り
1,632m

コースタイム

4:55美濃戸口-5:17別荘地奥登山口-6:18舟山十字路分岐-6:18〜35御小屋山
-7:12不動清水入口-7:50〜8:10阿弥陀岳手前のコル-9:00〜35阿弥陀岳
-10:05〜30中岳-10:50〜11:07文三郎分岐-11:32〜12:05赤岳山頂&頂上荘
-12:40地蔵の頭-13:10〜27行者小屋-15:00〜20美濃戸山荘-16:06美濃戸口
天候 晴れ時々ガス
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
別荘地奥の登山口までは、所々にある標識を見落とさなければ問題なく行けます。
阿弥陀岳までは踏み跡もしっかりついているので、基本は尾根沿いに進めば道に
迷うことはない。途中、ガレ場や岩場はあるが、周りの木やロープを頼りに登れば
問題ないと思います。逆に、阿弥陀岳から中岳の下りの方が難しい。
赤岳の最後の岩場は鎖が設置されているが、あまり頼らずに基本の3点指示で
登れば問題なし。地方によっては大雨で、その影響だ心配されたが、この辺りは
あまり降らなかったようで、ぬかるんでいるところもほとんどなかった。
目的のコマクサは、中岳のコルのあたりと赤岳展望荘周辺に咲き出していました。
道中、ハエに悩まされ、止まるとたかってくる。仲間が虫除けスプレーをしていた
が、止まらないだけで体の周りには近づいてくるので、うっとうしさは変わらない。
さすがに3連休ということもあり、美濃戸口の駐車場は下の駐車場まで満車でした。
地蔵尾根は、所々にある階段でのすれ違いで結構時間が掛かってしまった。
その他周辺情報 下山後は、「もみの湯」(500円)に浸かり、帰途につきました。
別荘地奥の登山口へ
2010年07月17日 05:17撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 5:17
別荘地奥の登山口へ
舟山十字路分岐
2010年07月17日 06:18撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 6:18
舟山十字路分岐
不動清水入口
2010年07月17日 07:12撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 7:12
不動清水入口
途中から見えた北アルプス(槍もクッキリ)
2010年07月17日 07:37撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 7:37
途中から見えた北アルプス(槍もクッキリ)
御嶽山
2010年07月17日 08:20撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 8:20
御嶽山
阿弥陀岳山頂
2010年07月17日 09:01撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 9:01
阿弥陀岳山頂
時々富士山も顔を出してくれていた
2010年07月17日 09:02撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 9:02
時々富士山も顔を出してくれていた
これから向かう中岳と赤岳
2010年07月17日 09:08撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 9:08
これから向かう中岳と赤岳
阿弥陀岳からの下り
2010年07月17日 09:46撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 9:46
阿弥陀岳からの下り
赤岳山頂
2010年07月17日 11:33撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 11:33
赤岳山頂
地蔵の頭
2010年07月17日 12:32撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 12:32
地蔵の頭
地蔵尾根途中の登山道
2010年07月17日 12:37撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/17 12:37
地蔵尾根途中の登山道
撮影機器:

感想

4時に起床をし、テントの撤収や登山の準備をし、4時55分に美濃戸口を出発。
すぐのY字路を通常ルートの左でなく、今回は右を進み、御小屋尾根から阿弥陀岳
を経て赤岳を周遊する。最近、このルートで熊の目撃情報もあったので、熊避けの
鈴を着けて出発する。しばらくの間はアスファルトの道を進むが、要所要所の曲が
り角には標識もあり、間違えることはない。間もなくするとアスファルトがなくな
り、次第に細くなった所に道標があり、ここから本格的な登山道に突入する。最初
は傾斜も緩くのんびり登っていたが、次第に傾斜もきつくなり、隊列がバラバラに
なった。尾根に出たところでは右側が切れ落ちた所もあり、慎重に進む。20分弱で
舟山十字路からのルートと合流し、すぐ横に御小屋山の三角点がある。ここの広場
で休憩をしながら、後続隊を待つ。木々の間からは権現岳方面と遠く北岳方面がク
ッキリと見ることが出来る。 休憩後、いきなりの下りとなり、せっかく稼いだ
高度が...ここから先はほぼ尾根を歩く為、木々の間からは権現岳方面、後方には
北と中央アルプス、乗鞍岳、御嶽山と見える。ただ、次第に雲が上ってきて先ほど
通過した御小屋山方面が雲に隠れだしてきた。雲が先か我々が先か。ここからは雲
の動きとの勝負か?途中、不動清水入口の道標があるが、ここから水場までは5
分程かかるとのことと、水も充分あるのでそのまま通過する。後方に見える山々を
楽しみながら進むと、40分程で開けたコルに到着する。ここから、これから登る
阿弥陀岳がやっと見ることができた。登ってくる間、ヘリコプターが何度も往復し
ているのを見かけたが、さすがに3連休とあって、その荷物を上げているのだろ
う。尾根に出たあたりから、ハエの多さに悩まされ出す。止まると、あっという間
にたかってきて、からだのあちこちに止まり出す。山頂方面を見上げても、目で虫
の大群を確認することができるほどだ。 しばらくの間、樹林帯の中を歩き、小ピ
ークを越したところからハイマツ帯を抜けると、このルートの核心となるザレ場に
突入する。傾斜も結構あり、ロープも設置されているが、逆に右端にある岩場側を
選んで進んだほうが登り易い。あまりロープに頼らずに基本の三点指示で登ってい
くと稜線に出て、中央稜との分岐になる。ここからは待望の富士山を望むことがで
きた。ここから岩稜帯になり、ロープが設置された岩場を登ったところが摩利支天
となる。階段を一旦下り、この先のハイマツ帯を登りきったところが阿弥陀岳の山
頂になる。この時点では、雲海の上でのほぼ360°の眺望を楽しむことができた。
後続隊を待っている間に1パーティーと単独が2名(内1名は同じルートから)の方が
山頂に到着し、記念撮影を引き受ける。しばらくすると後続隊も到着し、4人で
記念撮影を撮っていただき、しばらくの休憩後、少し遅れ気味の1名に赤岳まで
一緒に行くように励まし、赤岳に向けて出発する。いきなりの急な下りとなり、
難しいと言われている今回の御小屋ルートより難しく感じた。この下りルートを
昨年3月の雪のある時期に、北稜の下りに通ったのだから、今更ながらすごいこと
をしたのだと感じた。途中、多くの方とすれ違ったが、皆さん空荷の状態で、コル
にデポして登ってきていた。10分程でコルに到着したので、ここで待たずに、中岳
の山頂まで進む。このころから日差しだけは強くなり、風がなくなってしまったの
で、この暑さで直ぐにばててしまう。山頂で休憩している時に赤岳方面から登って
こられた方と話していると、この先にコマクサが生えている所があるとのこと。
これを楽しみにこの先に進んで行く。この場所がてっきりコル部だと思い込み、
コルまで一気に下ってしまったが、コマクサは全く見当たらない。振り返ると、
登山道の脇で立ち止まって写真を撮っている仲間の姿が。通り過ぎてしまった
ようだ。今更引き返して写真を撮る元気もないので、この先を期待して文三郎道
との合流点へ。この登りでコマクサを発見し、ほっとし、写真に収める。
再度ここで小休止し、赤岳に向けて出発する。途中から岩場となり、皆思い思いの
ルートを進む。一般登山道を歩くよりペースがアップする。これも日頃の訓練の成
果か?前で手間取っている韓国人の夫婦を避けて違うルートを進み、間もなく見覚
えのある山頂に到着する。あいにくのガスで展望はない。記念撮影をし、頂上小屋
へ。ここで山バッチ(阿弥陀岳と昨年買えなかった硫黄岳)を購入し、喉の渇きを
潤す為、ビールを買って回しのみをする。この一杯で本当に生き返った感じがし
た。ここからは一気に下るのみである。途中、3月に断念した主稜から飛び出てく
るポイントでは、主稜を登った1名が感慨深げに覗き込んでいた。展望荘の北側で
は、ウルップ草やコマクサを見かけるが、ロープが張られた先に咲いているため、
近づいて撮影することができない。ここからはすぐに地蔵の頭に到着する。地蔵尾
根は急な階段を何度も下るいやな尾根で、すれ違いができないので、ちょと厄介
だ。私だけが少し先行するが、途中から後ろに付いた夫婦がスニーカーで歩いてい
る。こちらが後ろについているにも拘らず、マイペースで行くので、こちらはペー
スを落とすことになる。途中、山岳警備隊の人に登山靴を履くように指導をされて
いた。頭から30分で行者小屋に到着する。ここに来ると景色は一変し、あちらこち
らに山スカ姿の山女子が闊歩している。さすがに東京から近いだけあって、流行
がすぐに見ることができた。冷たい水を補給し、よく冷えたトマトを200円で
購入。疲れた身体には応えるおいしさだった。横のテーブルの団体さん(特に女
子)は、荷物を他のテーブルにまで置き、場所を占有していた。混み合って座る
場所を探している人もいる状態でこのような基本的なことが出来ない人達が増えて
くるのだろうな。後は、南沢を下り、林道を歩くだけだが、なぜかこの南沢を歩く
のは気が乗らない。そんな気持ちで歩いていたせいか、次第に膝が痛くなってき
た。先頭を行く藤本君はどんどん突き進んでいくが、内藤さんと佐藤さんは一向に
ペースが上らず、両者の間隔は開く一方である。コースタイム通り(このコースタ
イムは厳しいと思う)に美濃戸山荘に到着。ここでも冷えた水を補給し、林道を進
む。途中、ショートカットが3ヶ所あるはずだったが、1ヶ所を見落としたようで
ある。その結果か、多少、予定をオーバーし、11時間11分で駐車場に到着する。
長時間行動のハードな山行であったが、一度は行ってみたかったルートを問題なく
歩くことができ、充実した山行でした。帰りにはいつもの『もみの湯』(500円)に
浸かり、これも定例となりつつある、中央自動車道 小黒川PAでの夕食を(今回は
カレーライスを食べたが、程々のボリュームがあって満足)摂って、21時頃に帰宅
した。

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