(沼ッ原駐車場)〜白笹山〜南月山〜黒尾谷岳〜南月山〜日の出平
- GPS
- 06:39
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,074m
- 下り
- 1,075m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:39
南月山は1.5Km強の距離にあり降灰厚さは10cm
黒尾谷岳は2.5Km強の距離にあり降灰厚さは5cm
水蒸気噴火は数百年に1回と書かれており、主なものでは、
1953年のものは小規模ながら南6Kmに達した
1410年のものは中規模として死者180名
と記録されていました。
溶岩ドームや無限地獄を見れば現在も活動中の火山であることは容易に想像できる。
今回も気象庁の「火山登山者向けの情報提供ページ」は確認したが、忘れずに確認するようにしたい。
・南月山(1775m)から黒尾谷岳(1589m)は単純計算で標高差186mだが、1500m付近の鞍部経由なので、275m下って89m登ることになる。復路は275mの登りということ。
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※舗装道路終点手前に2か所駐車場出入口あり(終点手前です)。 ※アクセス途中に一部ダートがありますが腹をする程ではありません。短区間なのでスピードを落とせば安心です。 ※前夜23時時点で4台目として到着。朝5時出発時点では6台に増え、11時半の下山時には25台となっていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場や登山口に登山ポストは見当たりませんでした(事前に栃木県警に提出) ・南月山から黒尾谷岳に向かう下山口から腰高の笹が濃いですが(濃霧や日没後でなければ)笹の筋は分かります。但し、腰高なので足元は見えません。時々段差や根があるので足元を探りながら進むことになります。所々に赤布があり大変安心感を感じる瞬間ですが、次の赤布が常に視界に入るといった出現頻度では無く、「正しかった」と感じられる安心感です。鞍部迄200m以上下る中での標高にして10〜30mの我慢ですので慎重に下りましょう。 ・黒尾谷岳から南月山に向けて登り返す際の同箇所は下からなので足元は比較的認識しやすいですが、笹が顔の高さになるので、気になります。 また、南月山の山頂に他の登山者が居たら・・・「驚くでしょうね」笹ヤブの中から「ガサゴソと・・・」熊スプレーをかけられたりしないように。少し手前で「やっと山頂だ〜」などと独り言を言って出現しましょう。 ※誰かに出くわしたら恥ずかしいな〜と本日の行程の中で一番緊張しました(笑) ・登山道は木が低く張り出しているところが多く、頭突きの練習を5〜6回することになりました。 |
その他周辺情報 | 道の駅「那須高原友愛の森」 お土産(物産)や食事処、工芸館など新しい建物が並んでいる。工芸品はもちろん食材や物産も土地のものにこだわっているので、美味しそう、新鮮そうで賑わっています。 ただし、観光地に良くある有名キャラクターのキーホルダーやぬいぐるみといったお土産はありません。 私は、ここで「地酒 那須五峰」を手に入れました。 |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具上
日よけ帽子
トレランシューズ
ザック
行動食
飲料(2.5リットル)
笛
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
時計
タオル
ストック
スマホ
アプリ(山と高原地図・コンパス・GPS・ヤマレコ)
筆記用具
ファーストエイドキット
ツェルト
カメラ
ココヘリ
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感想
ヤマレコの挑戦可能な山リストの中に「那須五峰」というのを見つけた。黒尾谷岳を残すのみとなっており、2019年に三斗小屋温泉に向かい、南月山へと周回した際に沼ッ原駐車場も利用したことがあり、駐車場の標高と気温も車中泊に適していたので、金曜の23時半到着目標で20時に東京を出た。
沼原に近づくと霧が深くカーブが分り難いほど・・・慎重に進んだが、駐車場に予定通り到着し、外気温も22℃と爽やかだった。車中で持って行った扇風機を回し横になったが間も無く不要となり停止して熟睡出来た。
朝5時のスタート時点では薄曇りで19℃と丁度良い気温だった。白笹山までは標高差444m距離にして2Km以上。計画での標準タイムは130分と本日の全行程の4分の一と長い。残り1Kmまでは500m毎のラップタイムは20分未満だったが、最後の2区間は28分、20分といづれも20分を超えた。それでも駐車場から約90分だったので標準タイムの7割程度で到着できた。スタートから1時間、6時頃になると陽射しが感じられるようになり、虫も出てきた。
次は、標高が50mほど高い南月山だが、標高1630m付近の鞍部を経由するので90m下って145m登ることになるが、ほぼ計画通りのタイムで順調に到着する。
次に今回の主目的である「黒尾谷岳」を往復するわけだが、ここが最難関だった。南月山からの指導標が差す先は地面が見えない腰高の笹、やや低くなった筋をフォースで感じ摺り足で進む。段差や木の根などいつトラップがあってもおかしくない。ストックでかき分け地面を確認しながら進むといった技が使えない程、腰のある笹に難渋しながら先に進む、正解だと時々、赤布に出会えるが、次の目標となる赤布が見えるほど頻度が高い訳でもなく、自分の判断を信じながら進む。長く感じたが標高にして10〜30m程で通常の登山道となり足取りが軽くなる。特に鞍部から黒尾谷岳山頂までは歩き易い。但し、山頂は360度視界が無い。山と高原地図には「西10mの岩から南月山など見晴らしが良い」と書かれていたが、単独行なので無理な探索は避け、早々に山頂を立ち去る。
黒尾谷岳から南月山は当然登りが多く、笹ヤブも避けられない。復路の方が時間は要したが、登りだと見えなかった笹の足元が見えるので安心して進むことが出来ペースも上がっていたと思える。但し、腰高が顔高になるのは(登りで伸びあがる度に笹の中に頭をこじ入れる感じ)いただけなかった。
メインを済ませた南月山からの下山は、やや惰性感もあったが、日の出平までこんなに距離あったっけ?という感覚と、実は南月山より高いという事実を受け止めながら、沼原へと下る??つもりが、暫くは低い笹原緩斜面を横に進んでいるだけで一向に標高を下げる実感が無い。どこかで急降下するのだろうかとも思ったが、そんなことも無く、緩やかに下っていた。
日の出平登山口に降り立つと「沼原湿原/三斗小屋温泉」の指導標があり、懐かしさを覚えた。沼原まで1Kmの地点では湿原に向かうルートと駐車場に直接向かうルートに分岐していたが、今回は早く駐車場に戻る約束をしていたので、駐車場直行ルートを選択、あまり使われていないのか再び笹ヤブ漕ぎになったが、予定時間内に駐車場に到着した。
それにしても、トンボが多い山々だった。一歩進むたびに足元から沸き立つトンボ。バンバン当たって来るかと思えば、チェストバックにじっと停まっている。
真っ白な雲海の手前に赤味がかったトンボの群れが飛ぶ様は紅白の模様のように感じられた。
「あかね海 見下ろす雲海 どこまでも」
「ノアザミ針 とんぼ手裏剣 二層攻撃」なんのこっちゃ。
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