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Yamareco

記録ID: 709046
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北アルプス(室堂から赤木沢経由で上高地)

2015年08月06日(木) ~ 2015年08月10日(月)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
79.7km
登り
5,751m
下り
6,668m

コースタイム

1日目
山行
4:30
休憩
0:00
合計
4:30
9:00
270
13:30
五色が原
2日目
山行
10:30
休憩
0:00
合計
10:30
4:30
630
15:00
3日目
山行
7:30
休憩
3:00
合計
10:30
4:30
90
6:00
60
7:00
120
9:00
9:15
0
9:15
11:30
30
小滝の上
12:00
12:30
150
稜線
15:00
薬師峠
4日目
山行
8:00
休憩
1:30
合計
9:30
4:30
450
薬師峠
12:00
13:30
30
14:00
5日目
山行
8:30
休憩
1:00
合計
9:30
4:00
240
8:00
9:00
270
13:30
上高地
天候 曇り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)8/5(水)〜 8/6(木)
 名古屋⇒富山  23:15〜05:15 JR深夜バス(北陸ドリーム1号) \5,050
 富山⇒室堂   06:30〜09:00 地鉄バス(室堂行き) \3,100
(帰り)8/10(月)
 上高地⇒松本  16:00〜17:35 アルピコバス(松本行き) \2,650
 松本⇒中津川  18:22〜20:50 JR中津川行き \3,020
 中津川⇒高蔵寺 21:00〜21:52 JR名古屋行き
※JRは普通電車だけで行きます。
山行計画というより電車・バスの時刻表です。('ω')ノ
山行中はこれと地図のコピーをジップロックに入れて持ち歩きました。
2015年09月08日 20:43撮影 by  Canon MG3200 series Network, Canon
9/8 20:43
山行計画というより電車・バスの時刻表です。('ω')ノ
山行中はこれと地図のコピーをジップロックに入れて持ち歩きました。
裏面です。
2015年09月08日 20:53撮影 by  Canon MG3200 series Network, Canon
9/8 20:53
裏面です。
赤木沢の抜けの部分です。なぜかここだけGPSのログを取りました。
赤木沢の抜けの部分です。なぜかここだけGPSのログを取りました。

装備

個人装備
Tシャツ×3 短パン 靴下×2 アンダーウエア上下 ソフトシェル ズボン 雨具 ネオプレンインナー サブザック 沢靴 スリング×2 カラビナ ヘルメット 帽子 ヘッドランプ 洗面具/タオル シュラフ テント テントマット(小さくカット) 携帯(GPS)&バッテリ 腕時計(高度計) コンパス 地図 エマージェンシーシート 食料

感想

まず最初に(昨年の赤木沢行き)

昨年のお盆休みは台風一過を期待して暴風雨のなかの出発でした。名古屋千種駅を18切符で入場する際「まだ高山線は動いてますが、いつ止まるかわかりませんよ。それでも行きますか?」「う〜ん、はい」と駅員さんと話したことを覚えています。
岐阜まで来たときには、高山線は部分的に止まったり・動いたりで、名鉄で迂回したり、止まった電車の中で時間を持て余したりしながら、それでも何とか富山まで来ましたが、それは夜中3時のことでした。そして、駅でうとうとするのもつかの間、バスで折立に出発でした。
昼ごろ薬師峠に着いた時には雨も止んでいました。テントで1〜2時間寝た後、薬師沢を散策。戻ってビールを飲んでまた寝ました。でもこれが良くなくて、それ以降翌日まで、しつこい頭痛に悩まされました。その夜もシュラフカバー&ダウンだけでは寒すぎ。よく眠れませんでした。
翌日も前線の通過で朝から雨。赤木沢出会いまで行きましたが、増水した黒部源流の渡渉でずぶ濡れ。老朽化した雨具は役立たず。赤木岳方面は真っ黒な雲の中。寒くて何も楽しくなくて、ようやく諦めがつきました。で、黒部源流方面(三俣)へエスケープしました...

それで今回

今年は昨年のリトライですが、同じ計画ではつまらないので、北ア縦断と組み合わせて、中日に沢で水浴びする計画にしました。そして、雨具とコンパクトなシュラフを新調しました。また、勤続休暇を利用して、少しだけ日程にも余裕を持たせました。

■ 8/5(水) 富山へ出発
【23時】名古屋駅から深夜バスで富山へ、車内は広々でよく眠れました。

■ 8/6(木) 室堂⇒五色が原(テント泊)
【6時半】富山から直行バスで室堂へ。
【9時】室堂着、曇り。ハイカーや登山客が行きかうミクリガ池を1周してから出発しました。・・・ 徐々に姿を現す黒部湖を視界に入れながら快適な稜線を行きます。ただどういう訳か、五色が原まではとても長く、単調に感じられました。まだ、エンジンがかかりきっていないようでした。
【13時過ぎ】五色が原のテントサイトはガスの中。時折日が射してきます。ガラガラのテントサイト(10組以下だったと思います)は幻想的で、時間が止まってるようでした。

■ 8/7(金) 五色が原⇒薬師峠(テント泊)
【4時半】テントサイトはまだガスの中。でも出発して高度を上げていくと青空でした。見下ろすと、窪んだテントサイトだけがガスだまりになっていました。・・・ 歩いても歩いても薬師岳はまだまだその先。バスから見たときはすぐ手が届きそうだったのに。薬師岳は大きすぎる。登るより遠くから眺めていたほうが良く思えてきました。・・・ ようやく薬師岳のピークまで来た頃には水がとっくになくなっていて、喉がカラカラ。景色を楽しむ余裕もなく、さっさと下るしかありませんでした。渇きを紛らわせるため、一気に駆け下りました。
【15時頃】薬師峠に到着。キャンプ場の管理人さんによると、明日はここから数パーティが赤木沢とのこと。「優しい沢ですけど、時間はかかるので早く出発したほうがいいですよ」とアドバイスしてくれました。・・・ 夜は降るような星空。明日のことを考えながら、ようやくテンションが上がってきました。

■ 8/8(土) 薬師峠⇒赤木沢⇒薬師峠(テント泊)
【4時半】薬師峠を出発、晴天でした。気分も高まり薬師沢を駆け下ります。カベッケが原なんか全力疾走だったので主の河童も迷惑がってたかもしれません。
【6時頃】薬師小屋テラスの梯子から沢におりました。そして少し行った岩の上で朝食と着替えをしました。今回は荷物を小さくする為、ネオプレンのアンダは上半身のみです。雨具もあるしこれで十分かと。・・・ そうこうしてると、男女2人のパーティーが追い抜いて行きました。で、これに続きますが、彼らは赤木沢手前の淵でまき道が分からなかったようで、抜き返すことになりました。薬師小屋から出合までは1時間弱でした。
【7時頃】赤木沢へはへりをトラバースして濡れずに入れました。・・・ 赤木沢に入ると、きらきら流れる水が眩しいくらいに輝いていました。でも調子に乗ってどんどん進んだので、あっという間にクライマックスの大滝に到着してしまいました。少し冷めているかもしれませんが、よく行く鈴鹿の赤坂谷みたいだったというのが印象です。・・・ ここで先行の年配男性(たぶん今日のトップ)に追いつき、一緒に大滝のまき道を通過しました。まき道ははっきりしていましたが、取り付きが分かりにくかったと思います。・・・ その後は気の向くまま枝分かれする源流をたどり、誰もいない小滝の上に来るとドボンと水につかって汗を流しました。そして服を脱ぎ捨て乾かしました。2時間くらいでしょうか、真っ青な空の下で源流の景色を眺めながら、ゆったり流れる時間を堪能するまで味わいました。
【11時過ぎ】稜線を目指します。後からGPSログを見ると、もっと東の緩やかな斜面を行ったほうが効率よかったようにも思えましたが、それはともかく、高山植物の草原は明るく奇麗で香りよく、本当に気持ちが良かった。今回の山行で一番印象に残った体験です。・・・ 稜線に出て赤木岳を越えていくと、数名のパーティーが草原を上ってきて「そこは登山道ですか〜?」「そうで〜す」彼らもまた赤木沢を来たそうです。この日はたくさんのパーティーが晴天の下この沢を楽しんだのだと思います。・・・ 太郎平小屋カップラーメンを食べて薬師峠に戻ったのは【3時頃】でした。

■ 8/9(日) 薬師峠⇒双六小屋(テント泊)
【4時半】薬師峠を出発。この日も晴天でした。・・・ 太郎山を越した辺りで福島から来たという元気なおじさん「自分のペースは速いので抜かしていく人は珍しい」と。それで、しばらく花のことを教えてもらったり、東北の山の話を聞きながらご一緒させて頂きました。何でももうすぐ百名山制覇で今日は黒部五郎を落とすのだそうです。・・・ 北の俣岳ではかなり年配の男性が休憩中でした。「今日はどこまでですか?」「薬師峠から来たんだけど、今日は双六まで行きたいね〜」体格がよく大きな荷物を背負っていました。出会う人たちとそんなやり取りをしながらのんびり稜線をたどります。
【12時頃】三俣蓮華岳山頂。ここ北アの真ん中まで来て、運よく天候に恵まれた時だけ出会える絶景。少し北の黒部源流域、水晶、赤牛、その先の剣・立山。南は尖った槍穂、笠。白煙の御嶽。山の特定は苦手ですが、とにかくぜーんぶ見えました。去年の事が嘘みたいでした。・・・ 双六岳山頂では、百名山をやっているという陽気なお兄さん他、幾人かの人たちと山の話などしながら、少しだけ楽しい時間を過ごしました。双六のテント場に到着したのは【14時頃】。それから双あ六小屋でラーメンでした。

■ 8/10(月) 双六小屋⇒上高地
【4時】ヘッドランプを灯しながら樅沢岳へ。山頂付近で夜明けを待つ人たちを通過し、西鎌尾根を目指します。そして少し明るくなってきた頃、昨日北の俣岳で会った年配男性が。「今日はどこまでですか?」「いや〜槍から稜線をたどって個沢まで行きたいんだけどね〜」「稜線(難所)を?」「下も稜線も変わんないよ〜でも歳だからね〜」強者です。若いころはもっとだったでしょう。
【8時頃】槍ヶ岳山荘に到着。荷物を置いて穂先を目指します。そして少し登ったところで「ここは下り専用なんですけど〜」「え〜〜」一方通行だったなんて!?これまで通過したことはあっても穂先には登った事がなく知りませんでした。それで、来た道を戻ることにしましたが「この岩の切れ目から登りの方に行けるんじゃない?」と教えてくれる人がいましたので、岩を落とさないよう注意しながら登りの道に移りました・・・ 頂上にはそこそこ人がいましたが、満員というほどではなく、ちょうど北鎌を登ってきたパーティーが記念撮影をしているところでした。それで、祠の後ろの北鎌を覗いてみたのですが、○○が縮みそうでした。・・・ そして下山、槍ヶ岳山荘から少し下ったところから自分に丁度よいペースのおじさんに続きます。「あっ!」前のおじさんが1回転半して大転倒。手を貸そうとしますが「大丈夫、大丈夫」とのことで、大事には至らず。何でも単独西穂から縦走してきて下山中だったとのこと。またもや強者でした。
【13時過ぎ】小梨平。小梨の湯に入ってから、向かいの食堂で食事にしました。それからバスターミナルに行って、16時発松本行きバスの整理券を貰いました。予定通りです。バス出発までのひと時は、梓川の河原で次の山行のことなど考えながらのんびりしました。

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [12日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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