後立山縦走 白馬岳,不帰ノ嶮,唐松岳
- GPS
- 16:19
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,491m
- 下り
- 2,489m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 6:05
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:58
- 山行
- 1:44
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:04
白馬大池山荘)水場無料。池の水を消毒したもの。消毒臭はない。飲料、カップラ販売あり。
白馬山荘)宿泊者は手洗い場で給水可能。通過者が使用できるか未確認。レストランあり。
天狗山荘)水場無料。雪解け水そのまま。売店・食堂あり。
唐松岳頂上山荘)水場なし。天水有料1L300円。飲料、カップラ販売あり。
天候 | 8/2晴れ、8/3晴れのち曇り、8/4 曇り時々晴れ。気温15℃〜25℃。稜線風あり。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは八方アルペンラインのリフト2本とロープウェイで下山。片道1,900円。八方BTまで歩いて9:00の路線バス栂池線に乗車し栂池ゴンドラ乗り場へ。料金は530円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗の大下りから唐松岳までは破線ルート。大下りは浮き石やザレが多い急登で、2箇所ほど切れ落ちた箇所のトラバースもあります。不帰喫曲は岩場鎖場が断続的に続きます。西穂奥穂槍あたりが問題ないくらいの経験は必要だと思います。 |
その他周辺情報 | 白馬から長野市方面へ。ぽかぽかランド美麻で入浴。道の駅おがわで昼食。 |
写真
感想
8/2に白馬山荘で「スーパー登山部」というバンドのライブがありました。たまたま新聞記事で彼らの活動とライブのことを知り、ちょうど不帰キレットを歩きたいと思っていたので白馬山荘と唐松岳頂上山荘を予約し、ライブ観覧&後立縦走をしてきました。
当初は白馬大雪渓を登って白馬→唐松→五竜と縦走する予定でしたが、大雪渓が通行止めのため仕方なく栂池スタートに変更。下山日の天気予報が微妙だったことと、五竜まで行くと帰宅が遅れて後の予定に影響が出るので下山口も八方尾根に変更しました。
1日目の天気は快晴。日差しが強く登り出しの天狗原までで汗だくになりましたが、稜線は風があったため程よい塩梅でした。久々の白馬の稜線はずっと絶景で、白馬山荘からは劔立山、槍穂高、富士山まで見通せました。
18:30開始のスーパー登山部のライブは、バックにした夕焼けがとんでもなくキレイで、シチュエーションを活かし恵まれたいいライブでした。
白馬山荘の相部屋に泊まったのですが、部屋内が人の熱で蒸し暑く、耳栓を貫通するイビキが轟いておりほとんど眠れませんでした…。
2日目は4時頃に歩き出し、杓子岳の手前で雲海からの日の出を迎えました。昼過ぎまでは晴れており、雲海に浮かぶ山々を眺めながら素晴らしい稜線歩きを楽しめました。
白馬鑓から天狗山荘を経て、天狗の大下りまでは穏やかな稜線が続きます。大下りからいよいよ危険ルートに入ります。不帰キレットの核心部はやはり天狗の大下りと曲北峰の北壁です。大下りは垂直とかクライムダウン必要とか、まあ聞いていたほどではないかなという感触。降りてから振り返ると長い急登の全容が見え、これは登りたくないな〜と思いました。北峰周りは一般登山ルートの中では上級者向けとされるような岩場鎖場が続きます。目印をしっかり確認していけばルートミスはないと思いますが、見逃すと危険なので注意です。ガスっているときは向かう方向が曖昧になるのでかなり注意が必要だと思います。
キレットから唐松岳への最後の登りは大勢の人に見下されながらになりました。山頂は観光地さながらの人口密度で、たまに人とすれ違うくらいのキレットとの落差がすごかったです。
午後には宿泊地の唐松岳頂上山荘はガスに包まれ真っ白に。日の入り時間は運良く一部が晴れてキレイな夕焼けが見られました。
3日目の朝、山小屋は完全にガスの中でしたが、八方尾根を下山していくとだんだんガスが晴れてきました。八方池ではちょうどガスが晴れ、水面に映る白馬三山や不帰という、写真でよく見る光景を実際に拝むことができました。八方尾根はただただ下るだけと思っていたのですが、思いがけず幸運に恵まれました。
大雪渓や五竜などの心残りもありましたが、天気に恵まれた素晴らしい山行でした。
■装備メモ
上)キャプリーンクールライトウェイト、DFメッシュメリノロングスリーブ
下)DF5ポケットパンツ、アクシオライトトランクス、ダーンタフハイカーミッドフル
その他)P-CAPライト、ジョガーグローブ、OLYMPUS HIKE MID、FIZANトレッキングコンパクト、Arc Haul Ultra 50L、Osmo Pocket 3
最近はずっとメッシュメリノを着ていましたが、今回は流石にキャプリーン半袖で登り出しました。それでもだいぶ汗をかいたので白馬大池でメッシュメリノに着替え、その後の稜線では風があったのでちょうどよかったです。八方尾根の下りでまた汗だくになりました。
手袋はmont-bellのジョガーグローブをしていたのですが、日差しが強かったので手の甲が日焼けしました。薄すぎて真夏2daysの高山の日差しはカットしきれなかったようです。
ポケットに入れていた帽子P-CAPを天狗原前後のどこかで落としました。まだ数回しか使っていなかったのでショックです。その後は日よけに手ぬぐいを被って行動していました。鍔がないので雨除けにはならないのですが、風は通るし最低限の日よけにはなるので晴れていれば悪くない感じでした。
シューズ:OLYMPUSが足にあっており絶好調。ザック:Arc Haulもいい感じです。素晴らしいザックなのですが、日本ではほぼ現物を手に取れないのでフィッティングできないのがかなりネックですね。あと円安もあってかなり高額なところも。
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