宮之浦岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,588m
- 下り
- 1,361m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:35
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:55
天候 | 曇り時々雨(の繰り返し)、青空はほとんどなし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船 飛行機
復路:屋久島空港→鹿児島空港→羽田空港 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:主要登山口、宮之浦港、屋久島空港にあり 荒川登山口・淀川登山口・白谷雲水峡からのコース(xx歩道)は整備されているが、それ以外の歩道は楠川歩道>尾之間歩道/永田歩道の順で利用されていない様子。 宮之浦岳の前後は、登山道が川になっている場所が多く、沢登りの様相。 大株歩道-高塚小屋-宮之浦岳-淀川小屋間は至る所に沢があり、水には全く苦労しない。山頂直下でも同様。 淀川小屋の内外にはヤクシマヒメネズミが出没し、食料を漁りますので、食べ物は袋に入れて吊るすのがベスト。リュックの中に入れておくと、リュックがかじられることもあるそうです。 屋久島町役場・観光協会に道路状況を問い合わせても正確な情報を教えてくれませんでした。登山届の提出をと言う割には、登山者への情報提供を全くしないと言ってよいほどの姿勢には疑問を感じました。 |
その他周辺情報 | 尾之間温泉:安房からバス約30分。いわさきホテルそば、尾之間温泉入口バス停下車250m。\200。 食事/弁当は安房バス停前の「かもがわ」がおすすめ。 |
写真
感想
今回の山行のテーマは”Sea to Summit”でした。過去、利尻岳・富士山で実行しましたが、今回は体質的な問題があり、気候がきつかった。標高1000m以下では気温・湿度が非常に高いうえに風がほとんどなく、歩くだけで汗が滝のように流れました。
幸い、水には全く苦労しない山でしたので、何とか持ったという感じです。
また、屋久島なので必ず雨にはあうと覚悟していましたが、思っていたよりも降っている時間は短く、かつ激しい雨は夜中のみでしたので、視界には恵まれませんでしたが、雨で辛い思いをすることもありませんでした。
初日、午前7時に宮之浦港に到着したとたんに土砂降り。あまりの降り方に午後のバスで淀川登山口に行き、淀川小屋(泊)も考えましたが、8時のバスに乗ってしばらくすると小雨になったため、当初予定通り楠川歩道を歩くことにしました。
まず楠川地区の海岸へ行き、海にタッチした後、引き返して楠川歩道へ。
舗装道路(林道?)の途中に「楠川旧歩道」の標識があり、そこから山道に入りました。あまり利用されていないようで、踏み跡はあるものの、植物が道を覆っており軽い藪こぎが続きました。所々道がはっきりしていない個所があり、ピンクリボンを確認しながら進みました。ほとんど問題はありませんでしたが、1か所だけピンクリボンがおかしな方向に続いているところがありました。もしかしたらかつてはここを通っていたのかもしれませんが、現在は廃道になっているようです。下手をすると迷ってしまいそうで危なかったです。
尾根を越え、白谷雲水峡に出ると、その後の道ははっきりしています。
白谷雲水峡もしくは辻峠/太鼓岩までの観光客と一緒に歩きましたが、辻峠から先は同行する方はいらっしゃらず、一人旅が続きました。
楠川別れからはひたすらトロッコ軌道を歩きます。約1時間かかって大株歩道入口に到着。ここからは山道となります。
ウィルソン株を経由し、縄文杉まで2時間弱。前後に人の姿はなく、人気のあるコースを独り占めしました。
結局、この日は最初の1時間ほど雨が降っただけで、それ以降は雨に会わずに終わりました。屋久島の雨は「通り雨」のような感じで、降り続くことはないようです。
縄文杉のすぐ先の高塚小屋に宿泊。2013年夏に改築されたばかりで非常にきれいな小屋でした。改築前の写真しか見ていなかったので(@_@)。
万が一、満室の場合に備えてテントを持っていきましたが、使わずに済みました。宿泊者は合計6名でゆったり使えました。夜中に豪雨で目が覚めました。テントだったら気が滅入っただろうな。
翌朝は早立ちするつもりでしたが、起きたら雨が降っていて、しばらく待っていました。結局雨が止んだ6時半前に出発。
1時間弱で新高塚小屋に到着。こちらは扉が壊れており、鹿が入ってくることもあるとのこと。新しい高塚小屋に泊まってよかったと思いました。
この辺りでパラパラと降り始めましたが、長くは続きません。その先は上り下りを繰り返し、宮之浦岳へ。
この山塊の特徴は至る所に沢があり、水には全く困らないこと。その代り、登山道が川になっているところが多く、まるで沢登りをしているようでした。深い水たまりもあり、靴の中はびしょびしょ。周りは濃いガスで真っ白。山頂はなかなか見えません。頂上直下で激しい雨になりましたがすぐに止み、約3時間半で宮之浦岳到着。予定では永田岳と黒味岳も登り「三岳に登って三岳を飲む」つもりでいましたが、この天候であっさりと断念。
その後は淀川小屋に向かって進みます。山の生い立ちと言いますか、山頂に巨岩があり登り難い山が多く、登山道はピークを避けて作られているようです。
花之江河を通り、13時半に淀川小屋に到着。先客はいませんでした。
雨は降らなくても全身ずぶ濡れで、すべて着替え、濡れたものは干して過ごしました。
夕方遅くに大学生グループが到着し、この日は約30名の宿泊でしたが、まだ余裕はありました。
この夜も、豪雨と雷が続きました。
3日目の朝は晴れでした。この日は登山口に下りるだけなので、のんびりとした朝を過ごしました。
しかし、だんだんと雲行きが怪しくなり、雷も鳴り始め、前日よりかえって悪い天気になりそうでした。
淀川登山口までは雨は降りませんでしたが、紀元杉バス停到着直前から降り始め、バスに乗った後は豪雨。
豪雨に始まり、豪雨に終わった山行でした。
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