南八ヶ岳 美濃戸口〜阿弥陀岳〜中岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳周遊
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- GPS
- 16:05
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,538m
コースタイム
美濃戸山荘7:45→10:20行者小屋10:55→12:50阿弥陀岳→13:30分岐点で休憩14:15→中岳14:40→赤岳分岐15:07→赤岳山頂15:40→赤岳展望荘16:20→宿泊
2日目:計7時間30分
赤岳展望荘7:00→横岳8:40→9:40硫黄岳山荘10:00→10:25硫黄岳10:40→11:40沢沿い(大休止)12:40→赤岳鉱泉12:50→赤岳山荘14:30
天候 | 1日目雨 2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳展望荘はバイキング形式の食事と風呂に入れるのが良かったです。 下山後はもみの湯で汗を流しました。 |
写真
感想
今回は18、19日と有休を使い3連休前の比較的空いているだろうと思われる日程を組んでみた。 心配されていた美濃戸口から美濃戸山荘への悪路もゆっくり行けばそれほど問題なく通過、片道1時間の距離短縮予想通り駐車場は空いていて赤岳山荘に駐車(2000円)して出発。
★1日目 阿弥陀岳〜中岳〜赤岳〜赤岳展望荘
行者小屋までは森林帯を歩く。天気は曇りから太陽が顔を出すことも、ただし・・・歩き始め40分までだんだんとガスがかかってきて、あっという間に雨になり急いでヤッケを着用。比較的緩やかな登山道だが、今回のザックの重さは結局11キロ。初めて背負う重さに足が進まず苦労した。
行者小屋で小休止し、ラーメン用の水を補給。これでまた1キロ増えた休止していると一瞬だけガスが晴れて情報が見渡せる瞬間。大同心、赤岳、今日宿泊する展望荘が窺えた。
行者小屋から阿弥陀・中岳分岐点までは相変わらずの雨。重い足取りに伏し目がちなワイに高山植物が目に留まるようになってくる。 幸運なことに分岐まで来るとガスはかかっているものの雨は止んだ。
ザックを降ろしカメラだけ持って阿弥陀岳の岩場へチャレンジ。思っていた通りの急登り、足場を確認し一歩一歩登る。頂上は相変わらず赤岳方面はガスだったが、雲の上で南側の展望が少し開けた。
岩場の下山は登りより怖いが、ガスで展望がないのが幸いしサクサク下山し大休止カップラーメンに餅を投入して昼食。餅ふやかす時間が短すぎて中に芯が残ってしまう失敗作となってしまうが、お腹一杯になったのでま^初めての試みは合格。
歩き始めるとまた雨とガスの繰り返し。中岳付近で今回初のコマクサとの出会い。高山植物の女王と言われるコマクサの可憐な姿に癒されつつも先を急ぐ。
権現岳との合流地点から赤岳への道のりは岩場、鎖場。雨で濡れた岩が滑り、重いザックが体を引っ張る。この日一番キッツイ道程だ。岩の間には高山植物が咲き乱れているのが心の拠所だった。
いよいよ赤岳山頂に到着。標高2899mは今年最高峰、ガスで眺望がないんが残念。
時間も押していてすぐに展望荘まで下山。ここも色とりどりの花が咲き乱れ、可憐に咲く花がいじらしい。
予定より1時間半遅れての到着となった。雨の中の登山は心身共にツラかった。
★2日目 赤岳展望荘〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸
19日は早朝の風景を写真に収めた後、朝食を取りいよいよ出発。天気が良い最高の登山日和。天気が良いためか、植物の生えている場所は虫がウザイ。特に赤岳鉱泉から美濃戸までの道のりはアブが大量に付き纏って来てそれは大変だった。
他の登山客に比べて若干遅めの準備。お世話になった展望荘をパシャっと撮影していざ出発。赤岳から横岳への稜線は岩場が多く、手と足をしっかりと確保しての登りが続く。今日は景色が良いため、疲れを全く感じない心地よい登山。
登山道右側を望むと五丈岩が目印の金峰山、その前には瑞牆山。
後ろを振り返ると富士山に赤岳・阿弥陀岳の力強い稜線に魅かれる。何度振り返っても飽きないその景観。
近くは高山植物が何種類も咲いており遠くに近くに目を移すのが忙しい。しかも、岩場なんでスタンスとホールドもシッカリと見なければまだまだ反対側から来る人は少なかったので、混雑しなくて良かった。予定時間より随分遅れたが横岳に到着。横岳からの見晴がトータル的には一番素晴らしかった。
ま^急ぐ登山じゃないので、ちょうど良い歩行時間だったと思う。下から見る大同心の切り立った岩壁は、上から見ると若干違った風景に見える。ただ光と影のコントラストが切り立った岩壁を一層強調させる。
北側には硫黄岳の柔らかな稜線が南とは対照的。横岳から梯子を使いしばらく降りると広い緩やかな稜線コースになり、痩せた山へと変わる。そこには中岳以上のコマクサの大群生。稜線を下りきると硫黄岳山荘に到着し小休止。
ここまではそれほど疲労感もなく快調そのもの、エネルギー補給にウィダーを飲み体力も問題なし。硫黄岳はこれまでと違う様相の山。小さな石が積み重なっり、石積みのケルンに導かれ程なく頂上に到着。
そして北八ヶ岳の天狗を望むことも出来る。
反対側の赤岳、阿弥陀岳も素晴らしい眺めで、いつまでも座っていたい気持ちになってくる。2日目で一番苦痛だったのが硫黄岳から赤岳鉱泉への樹林帯をジグザクに下る道だった。暑いし視界もないしひたすら下りるのみで、膝も疲れてくる。
ようやく到着した赤岳鉱泉はなかなか素敵な山荘構え。鉱泉と言うのも惹かれるが、やはり泊まるなら稜線沿いの頂上か展望荘がいいな。更に美濃戸山荘まで沢沿いに樹林帯を下るわけですが、アブがひっきりなしにアタックしてきて辟易した。雨降っていた前日は1匹もいなかったのに、天気が良いのも考えようだ。
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