白峰三山縦走(北岳・間ノ岳・農鳥岳)
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- GPS
- 21:06
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,619m
- 下り
- 3,310m
コースタイム
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:21
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 11:52
天候 | 途中ガスで覆われる時もあったが、概ね晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:奈良田〜下部温泉間の路線バス |
その他周辺情報 | 奈良田温泉女帝の湯は午前9時から営業 ボディソープ・シャンプー完備 温泉から奈良田のバス停まで近道の階段を使って3分程度で移動可能 |
写真
感想
昨年の夏に予定していたが、
台風のために延期していた白峰三山縦走へいよいよ挑戦する。
この2週間くらい毎日天気予報とにらめっこしていたが、
なんとか3日間晴れそうなため、予定通り決行。
●1日目
甲府駅に前泊し、広河原行きのバスで移動。
さすがに連休初日とあり、バス乗り場には行列が発生。
結局バス4台体制で出発したようだ。
途中、鳳凰三山の登山口夜叉神峠を通過し、広河原に到着。
広河原はすでに登山者で混雑していた。
広河原を出発するとすぐに北岳山頂が姿を現し、気持ちが昂ってくる。
白根御池山荘までは樹林帯の急登をひたすら登る。
途中渋滞も発生したが、どうしても早足で歩いてしまう自分にはちょうどいい。
白根御池山荘で水分補給を済ませ、草すべりルートで稜線を目指す。
ここからは日陰も少なく、直射日光を浴びてとにかく暑かったが、
後ろを振り返ると鳳凰三山が綺麗に望め、少しの癒しになった。
稜線に出ると、甲斐駒ヶ岳や仙丈ケ岳を望みながら1日目の宿泊地、北岳肩の小屋へ。
●2日目
翌日は朝4時に小屋を出発し、北岳山頂でのご来光目当てに暗闇を登る。
やや雲も多かったが、鳳凰三山の後から日の出を望む。
富士山はもちろん、明るくなると遠くの北アルプスも見え、
日本の高峰トップ5が全て望むことが出来た。
間ノ岳に向けて北岳の岩稜帯を下り北岳山荘へ。
北岳から間ノ岳方面、間ノ岳から北岳方面の絶景はこの山行のハイライト。
北岳山荘で水分補給し、中白根山を経由して間ノ岳へ。この登りも結構堪えた。
間ノ岳からは登山者がぐっと減り、農鳥小屋に向けて300mほど下る。
後にそびえる西農鳥岳、農鳥岳が見え、またあんなに登り返すのか、と愕然とする。
農鳥小屋は水場まで遠く(天水は有料で販売)、次の大門沢小屋まで水場もないためコーラを2本購入。
再び200m以上を登り返し西農鳥岳へ。
この頃にはガスが発生しており、あまり眺望はよくなかった。
その後多少険しい岩稜帯を進み、農鳥岳にも登頂。
大門沢下降点ではこれから迫る地獄のような下りに向けて気合を入れるが、
すでに足に来ている私に追い打ちをかけるような急降下が永遠と続きうんざり状態に。
2時間下りっぱなしでは頭がおかしくなりそう。
奈良田まで1日で下る方もいるようだが、自分には無理だと思い、
大門沢小屋で宿泊予定にしておいて正解だった。
小屋ではたまたまお会いした山仲間の方と山談義をすることができ、
普段山小屋ではやることがなくとっとと寝てしまう私には有意義な時間が過ごせた。
出会いに感謝。ありがとうございました。
●3日目
奈良田の温泉が9時に開くそうなので、それを目指して下山の続きを開始。
大門沢小屋からは比較的なだらかかつ歩きやすい下山路で安心しつつも、
所々の渡渉や恐怖の吊り橋など、要注意ポイントも多数でバリエーション豊か。
難なく下山し、舗装路をひたすら歩いて温泉1番乗りを果たした。
帰りは身延方面のバスに乗り下部温泉で下車。
これまでで最もハードな山行を無事に終えることが出来て感慨無量だったが、
帰りの新幹線では絶賛継続中の持病?の症状が出て、激痛に見舞われてしまった。
山上で発症しなくてよかったとつくづく思った。
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