快晴の白馬岳 〜初テントの白馬大池からピストン
- GPS
- 31:19
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,652m
- 下り
- 1,638m
コースタイム
19日:白馬大池4:00 - 5:30小蓮華山 - 7:00白馬岳頂上(白馬山荘往復)8:00 - 9:20小蓮華山 - 10:40白馬大池12:07 - 12:43乗鞍岳 - 13:52天狗原 - 14:50栂池自然園
天候 | 18日:晴れのち曇り 19日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
栂池公園 → 栂池自然園はロープウェイ (往復3,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは栂池公園のゴンドラ乗り場前にあり ・乗鞍岳の斜面の雪はかなり残っており、割と長いので特に下りは危険 注意が必要 ・他には全ルートを通じて特に危険個所なし ・白馬大池の外のトイレは大4(男女兼用)小2 紙の備え付けなし ・今回、下山後の入浴は八方と猿倉を結ぶ道沿いにある「おびなたの湯」/ 500円 露天風呂だけの豪快な湯だが、好みは分かれるかも |
写真
感想
信州北部の梅雨明け日を見極めて白馬岳へ。
今回は初めてのテント山行で、初日白馬大池に泊り、翌日白馬岳をピストンする計画。
栂池公園の駐車場に車を止めると、朝日に鹿島槍、五竜が赤く染まるのが見える。
予想通り良い天気だ。
ロープウェイで標高差1,000mを上がり、栂池自然園から歩き始める。
テント装備の重さと照りつける日差しで予想以上に苦しく、白馬大池までさえ辿りつけるのか不安になる。
何とか天狗原に登り切り、乗鞍岳の雪面に取り付く。
長い急勾配が2か所ほどありロープが張ってあるが、アイゼンなしでなんとか突破。
岩だらけの乗鞍岳頂上平原を横切り終わると白馬大池が見えてくる。
ここから池の周囲のやはり岩だらけの道を40分程歩いてやっと大池の小屋に着く。
良さそうな場所を見つけ、周りのテントの様子を見ながら設営。
昼食にアルファ米のリゾットを作って食べると不味くて気が滅入るが、その後淹れたコーヒーを景色を見ながら飲むのはおいしかった。
午後になるとガスが降りてきて前方の山や池も時々見えなくなる。
これも池の周りの花々を撮るにはちょうど良い光なので、やはり花を撮っている人達と情報交換しながら撮影した。
日が落ちるとすぐに気温は急下降し、風も少し出てきたので8時過ぎには就寝。
夜中はフライシートを揺らす風の音と、意外に大きく聞こえる地下水の音に何度も目を覚ました。
翌朝は3時過ぎに起床し、テントを置いたまま4時に白馬岳へ出発。
すぐに夜が明けてきて、妙高山系を背にして青黒く光る白馬大池が眼下に見える。
日が昇ると、真っ青な空が広がり周囲の山々が赤く染まり始める。
最初の目印の小蓮華山までが意外に長い。ここでようやっと白馬三山が見え始める。
折角登ったのに三国境まではだらだらと下って登り返し、そこから一気に200m登ると白馬岳頂上。
期待通りの文句なしの快晴。沢山の人が鈴なりになって景色を見ている。
杓子岳、白馬鑓ヶ岳から始まる後立山連峰、剱・立山、さらに槍・穂高、南ア、八ヶ岳、富士山、浅間山、そして新潟・長野県境の山々が見渡せ、大満足。
バッジを買いに白馬山荘まで下り、ついでに窓から見える剱・立山を眺めながらコーヒーを頂く。
再び頂上に登り返してから下山開始。
来る時は自分しかいなかった登山道には両方向の登山者がいっぱい。
朝は余裕のなかった道端の花を見つけて写真を撮りながら白馬大池まで戻る。
テントを撤収し、小屋で昼食を食べてから栂池へ向けて出発。
いきなり乗鞍岳への登りで死にそうになるが、さらに大変だったのは乗鞍岳の雪の下り。
登って来る時は比較的安全だったが、下りではゆるいシャーベット状の雪にはアイゼンもあまり効かず、みんなロープにすがるようにして降りる。
雪がなくなるまではこの区間はかなり危険と考えた方が良い。
そんなこんなで、下りはほとんど写真も撮らずに栂池まで戻った。
初テントの上、2日目は歩行時間9時間とあって相当疲れたが、天気に恵まれ会心の山行だった。
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