鳳凰三山（夜叉神→御座石）

2024年08月14日(水) ~ 2024年08月15日(木)

• GPS: 16:33
• 距離: 19.2km
• 登り: 2,060m
• 下り: 2,365m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:59
• 休憩: 1:21
• 合計: 6:20

距離 8.6km 登り 1,350m 下り 288m

5:15 スタート地点
5:22 5:24 夜叉神峠登山口
6:26 夜叉神峠
6:30 6:36 夜叉神峠小屋
8:04 8:20 杖立峠
9:03 9:05 火事場跡
9:53 10:19 苺平
10:33 11:02 辻山
11:35 南御室小屋

2日目

• 山行: 8:43
• 休憩: 1:17
• 合計: 10:00

距離 10.6km 登り 710m 下り 2,077m

4:21 南御室小屋
5:32 5:33 砂払岳
5:38 5:39 薬師岳小屋
6:37 6:44 鳳凰山
7:08 鳳凰小屋分岐
7:48 7:51 アカヌケ沢の頭
8:05 8:07 地蔵ヶ岳
9:15 9:22 鳳凰小屋
11:00 11:45 燕頭山
12:09 旭嶽
13:25 13:31 西ノ平
14:15 14:20 御座石鉱泉
14:21 ゴール地点

天候

1日目：曇りのち雷雨のち曇り　2日目：晴れのち曇り時々雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

夜叉神峠・御座石鉱泉ともに家族に車で送迎してもらいました。

【南アルプス線 土砂崩れで通行止め】
・夜叉神ゲートから広河原ゲート間で土砂崩落のため、8/14日16時より通行止め。
・このため甲府駅〜広河原の路線バスは8/15より運休
https://www.pref.yamanashi.jp/minami-alps-ks/50915161945.html

【御座石鉱泉からの交通】
・今季、御座石鉱泉は路線バスがありません。
・タクシーも、ここに下りる前に車を手配する必要があります。
・ソフトバンクのアンテナはありましたが、自分のUQモバイルは圏外でした。
・ホテルは無人のようで、公衆電話は見当たりませんでした。

コース状況／危険箇所等

【夜叉神峠〜地蔵岳】
よく整備され歩きやすい。道標もしっかりしている。
苺から辻山への入り口は少し分かりづらい。
【地蔵岳〜鳳凰小屋】
前日の雷雨で踏み跡が不明瞭になっていた。
また急傾斜を直登（下）している踏み跡が多いので、下りは注意が必要。
【鳳凰小屋〜御座石鉱泉】
よく整備されているが、雨で濡れた木道や苔の生えた岩で滑るので注意。

写真

8/14 5:26

朝5:30の夜叉神峠P。7割方は埋まってた。トイレ有。

8/14 6:36

スタートから1時間で夜叉神峠。白根三山の眺望よし。

8/14 6:36

良い雰囲気の峠小屋が開いてました。

8/14 6:42

夜叉神の伝説と祠があるのね。

8/14 7:20

よく踏まれた気持ちの良い道。

8/14 8:07

杖立峠で朝ごはん。

8/14 8:55

ずっと樹林ですが明るい林も。

8/14 9:32

うん、がんばります。

8/14 9:52

苺平でガスが。

8/14 10:34

辻山に寄り道したけど、残念ながらこの日は眺望なし。

8/14 13:19

12時前に南御室（みなみおむろ）小屋到着。

8/14 12:03

さっそくランチ。ベーグルドック1000円。ソーセージがプリプリ、食べ応えあって美味でした。

8/14 12:02

袋もかわいい。コーヒーは持参したもの。

8/14 13:04

寝床はカーテンとパテーションで仕切られていて快適でした。

8/14 13:08

カレーもおいしそうだったな。

8/14 13:09

小屋前のお花畑。奥はテント場。夕方にはもっと増えたけどぎっしりではなく。

8/14 13:10

この花見るとどアップしたくなる。

8/14 13:11

たくさん咲いてたオトギリソウ。鹿には食べられないのかな。

8/14 13:18

天然水くみ放題。

8/14 13:18

…かわゆい。

8/14 13:22

ヤナギランが見ごろでした。この後、激しい雷雨に。小屋はありがたい。

8/14 17:01

夕食（二人分）。手前はビーフシチュー、奥は連泊用のチキンカレーだそう。これ食べる為にまた行きたいくらい。

8/15 5:16

2日目、小屋から1時間ほど歩くと樹林を抜けて、この景色。北岳方面。

8/15 5:31

富士山も。

8/15 5:38

薬師岳のシルエットかっこいい。

8/15 5:41

静かな薬師岳小屋。

8/15 5:51

薬師岳の山頂標識。三角点は離れた所にあるみたいだけど…

8/15 5:54

景色がよいので朝ごはん。小屋の朝食は前の晩に配られます。梅と鮭。

8/15 5:54

白根三山。昨日の豪雨で広河原への道が土砂崩れしたようで、登山者のことが気になってしまう。

8/15 5:54

観音岳方面。わくわくします。

8/15 6:22

タカネビランジがいっぱい。ピンクから白まで色々。

8/15 6:28

かっこいい道としか言えない（語彙力…）。

8/15 6:37

固有種のホウオウシャジン。朝露でぐったり？

8/15 6:44

観音岳に着いた時にはまだ眺望があったのですが…

8/15 6:45

ついに北岳に雲が。

8/15 6:50

地蔵のオベリスクもガスに包まれ、結局これ以上見えず。

8/15 7:18

NHKの百名山で、この盆栽のような木を取り上げてたとか。どんな話があるんだろ。

8/15 7:49

可憐なホウオウシャジン。

8/15 8:15

真っ白の賽の河原、子授け地蔵さんたちもガスの中。

8/15 8:04

オベリスク直下。頂上まで行くには岩の技術が必要とのこと。

8/15 8:16

これはこれで幻想的で好きです。

8/15 8:27

標識だけ撮っておく。また晴れた日にリベンジしたい。

8/15 9:08

鳳凰小屋は工事中。売店は営業してて、スタッフの方もいらっしゃいます。

8/15 9:08

美味しいお水は汲み放題。トイレ200円、清潔でした。

8/15 9:17

小屋のまわりも花盛り。

8/15 9:44

あとはひたすら下り。年季の入った木の橋や木道がたくさん。

8/15 10:26

巨木が多くて良い雰囲気です。

8/15 11:00

「つばくろあたまやま」と読むみたい。ここでお昼。

8/15 11:18

トマトパスタスープと塩バターパン、デザートチーズにコーヒー。パンはスープに浸してもよし、チーズを挟んでも良し。

8/15 13:29

燕頭山からここまで激下りでした。足が死にそう。

8/15 14:21

御座石温泉（休業中）に到着。キレイなトイレあり。雨に降られなくて良かった。お疲れさま。

撮影機器：

SHG06 SHARP

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ GPS ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 携帯 時計 カメラ コンロ ガスカートリッジ ケトル インナーシュラフ 着替え 洗面セット てぬぐい

感想

yamane443

ずっと行きたかった鳳凰三山。家族の協力で、念願のコースを歩くことができました。
【1日目】夜叉神峠から南御室小屋は、ずっと樹林帯でした。よく踏まれた道、年月を経た大きな木、白い幹が立ち並ぶ明るい道もあれば、暗い植林の林も。どれも雰囲気があって歩いていて気持ちよかったです。小屋に着く寸前に小雨が降り出し、14時すぎくらいからものすごい雷雨に。雷は近いし雨量もハンパなく、屋根の下にいるのが有難かったです。
南御室小屋はお花とお水がいっぱいの、居心地のよい宿でした。とにかく食事がおいしくて、夕食のビーフシチューはお肉たっぷりだし、サイドメニューも充実していました。夕食後くつろいでいると、先ほどの豪雨で南アルプス林道に土砂崩れがあり、夜叉神峠のバスも止まってしまった、と小屋の方が教えてくれました。峠までの道が無事ならタクシーが入るとのことで、そちら方面下山の方々は一安心？でしたが、広河原まで行った人はどうなったでしょうか。
【2日目】起きた時には満天の星が見えていましたが、出発する頃には薄曇り。薬師岳で眺望に恵まれて、雄大な景色を見ながら朝食という贅沢ができ、来て良かったと思いました。ビランジやホウオウシャジンを愛でつつ観音岳を過ぎ、地蔵岳に下っているところで雲に追いつかれて？しまい、オベリスクの雄姿は霧の中。残念に思いながら鳳凰小屋まで下ると、ここがまた居心地よさげな場所でした。花が咲き乱れ、まろやかな天然水は飲み放題。鳳凰三山、ワンデイで踏破する方もいるけれど、2泊3日でのんびり楽しむのもアリだよね、とか考えながら、長い下りを慎重に歩き、足が限界にきたあたりで御座石鉱泉に到着しました。ここに日帰り湯があったら最高ですよね、ぜひ宿を、温泉だけでも再開してほしいところです。
日常の慌ただしさを離れ、まったり歩くのも良いなと思った山旅でした。