ジャンダルム
- GPS
- 14:20
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,851m
- 下り
- 2,902m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 3:06
- 合計
- 8:35
天候 | 曇時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは白出沢コースで新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅に戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ西穂高口から西穂独標まではとてもよく整備されています。西穂独標は最近の地震で大きな岩が落ちたらしく頂上が少し狭くなっています。独標から北側も崩れやすくなっています。西穂高岳は頂上付近は少し険しいです。そこからはさすがのルート…ジャンダルムが際立ちますがジャンダルム自体は30mほどの岩に登って頂上に立つことができますがそこに行くまでとその後が噂に違わぬルートです。何度も何度もアップダウンを繰り返しますがハシゴは1つもありません。西穂高岳山頂からすぐのP1を出ると急な下り、正面に見える赤岩岳、間ノ岳の垂直の岩場に自ずと緊張が高まります。その後垂直に登って赤岩岳、急に下って浮石だらけの稜線をアップダウンしてようやく間ノ岳に着きます。その後鎖場が続く道を進みますが鎖に頼っていくと鎖が足りないところもあるので苦戦します。間天のコルからは逆層スラブと呼ばれるところですが、写真で見るよりも逆層です。ここは鎖に頼らざるおえません。ほどなくして天狗の頭、そこからコルまでの鎖場はなかなかの高度感です。コルからは印が少なくなり迷いやすいです。稜線を意識して歩くと良いと思います。ほぼ垂直に感じる登りを浮石に気を付けて登り詰めていくとついにコブ尾根ノ頭、ジャンダルムが顔を出します。ジャンダルムへは岐部を左に曲がって平行移動し頂上に進みます。ジャンダルムに着いたときの感慨はひとしおです。その後岐部に戻って右へ進みますがジャンダルムの壁をつたって水平に移動をし、垂直にジャンダルムへ登るルートの分岐に来ると、ここからがこのルートのメインです。ロバの耳近辺は浮石も多く足場もわずかしかない鎖場の下りが連続します。この辺りが死亡事故が多いのもうなずけます。間髪入れず浮石だらけの急登が待っています。最後の最後に有名な馬の背ですが、ロバの耳後の平坦なところからなので高度感は半端ないですが足場が安定してるのでこれまでに比べれば行く分か安心して登れます。だんだん傾斜が緩やかになると奥穂高岳山頂が見えるのでホッとします。小屋までの下りも鎖場やハシゴがあるのでジャンダルム越えてきた人が事故にあいやすいそうなので慎重に下ります。白出沢の下りは荷継沢までやや道が不明瞭で荒れているところもありますが慎重に下りれば問題ありませんがここを登りで使うには穂高岳山荘が見えてから延々ゴロゴロの道を登るので忍耐力が試されると思います。荷継沢からは急なところもありますがよく整備されています。一部長い鎖とハシゴがありますので最後まで気が抜けません。重太郎橋からは緩やかに標高を下げ林道とぶつかり長い林道歩きでした。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉に入りました。ご飯はロープウェイ1階で食べました。コーラが美味しかったです笑 ロープウェイ1階のコインロッカーに下山後の荷物を置いておきました。レジの人に声を掛けると数日でも置かせてもらえます。コインロッカーはいろいろな大きさのものがあります。 |
写真
感想
登山を本格的に始めて20年、2年前に百名山を達成し、その間幾度となく目にしてきたジャンダルムに行きました。普段仕事ばかりなので、その中で山には細々と登り続けてきましたが冬山や岩登りやロープワークなど特別な技術はないのでバリエーションルートとかに興味もありません。しかし西穂高岳までは2年前に行ったことがあったので頂上から見たジャンダルムや奥穂高岳の姿は目に焼き付いていたのと人生後悔したくないという思いでこれまでの集大成として挑戦しました。
そんな自分ではこれほど足場に浮石が多いルート、高度感を感じるルートはありませんでした。それと同時にこれほど達成感を感じた山もありません。百名山を中心に登ってきて、短い距離や低い難易度でも岩山をたくさん経験してきたことで、体重移動や体運びで戸惑うことはなくそこそこのスピードで歩けました。他にも今までにルート不明瞭なところもたくさんあったので、コース取りは常に意識することもできました。鎖場があっても頼りすぎるなという教えを守って登ってきた経験も生きました。それでも登山は他の人も登っているので、今回の西穂〜奥穂の間にも大きな岩が落石して人に当たったら取り返しのつかないことになる場面を3回目のあたりにしました。普通の山なら動くはずのないような大きな石や岩が浮石になっているので、致命傷となる落石につながります。人は普通の山よりはもちろん少ないですが人が前後にいるといつ落石があるかという恐怖心もわいてくるルートです。そして難所が続くので待ち時間ができることも安全のためにも考慮することが大切だと思います。ただ、奥穂高岳山頂では他の登山者の方から拍手で迎えてもらえますしジャンダルムを共に越えてきた方とは妙な一体感が生まれます。一生忘れないだろう、素敵な瞬間でした。
今回核心部はほとんどが曇りでしたが穂高の中心にいることを深く感じられる岩壁を目のあたりにできます。その岩壁と真っ向から勝負する山です。素晴らしいルートなのでたくさんの経験を積んでいる方なら慎重に行けば大丈夫だと思います。これだけやったんだから挑戦するぞ!って方、ぜひチャレンジしてみてください。
今思うことは、登山と出会った人生でジャンダルムに行けて良かった、無事に帰ってこれて良かった、覚悟を決めて行って良かったです。山はこれからもたくさん行きますが、ジャンダルムは良い意味で今回の1度で良いかな…これが今の気持ちです。素敵なところでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
こんばんは はじめまして
ジャンダルム‼️
すごいです〜✨
無事下山何よりです!
私が徳澤から上高地に向けて歩いている頃 ケンヤさんはジャンダルムにいらしたのですね〜😊
「あー💦上は雲の中だね〜」って見上げていました…😓
見晴らしはイマイチだったかもしれませんがきっと気持ちよかっただろうな〜と思います❗️
お疲れ様でした♪
コメントありがとうございます!
奥穂高岳に行かれたんですよね😌
ジャンダルムでの展望はききませんでしたが十分その前後で穂高連峰のおそろしさと美しさと魅力を実感することができました。
北アルプスはやはりステキですね!
あずきさんも奥穂高岳お疲れ様でした😊
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