岩手山(28もの火山が折り重なる複合火山を満喫、裏岩手縦走路~岩手山~七滝コース)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 22:20
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 1,976m
- 下り
- 2,975m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 7:15
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 9:12
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:36
天候 | 18日:曇りのち晴れ、当初ガス多く展望望めず 19日:快晴 20日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
20日:岩手県北バス八幡平自然散策バス(八幡平ハイツ10:07~見返峠11:15、800円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
水場) ①大深山荘水場: 山荘より歩いて5分、豊富に出ています、冷たくて美味しい ②三ツ石山荘水場: 山荘より歩いて2分 水は細い、夏場は枯れることもあり、期待できない ③犬倉冷水: 犬倉山過ぎて間もなく、豊富に出ている 岩手山八合目小屋まで水場はないので貴重です ④八合目小屋前の御成清水: 豊富に出ています ビールを冷やしたり出来ます、下の方の水で体を拭いたり出来ます ⑤七滝コース: 水場はないようです(沢の水は豊富に流れていましたが) |
その他周辺情報 | 八幡平レストハウス(9時オープン、トイレも9時からです) 八幡平ハイツ(日帰り温泉630円、タオル200円) |
写真
感想
当初、盛岡駅9:10~(バス)~見返峠11:15着、下山は焼走り登山口~道の駅にしね~(バス)~盛岡駅、で検討していたが、初日に三ツ石山荘まで行くのが時間的に厳しいので、
初日に車で八幡平まで車で行きデポ、下山は七滝コース~県民の森(八幡平ハイツ)、下山後、バスで八幡平へ車を取りに行く、ことに変更
岩手山は、大きくは「マグマ噴火」の東岩手山(薬師岳)と「水蒸気爆発」の西岩手山(黒倉山、姥倉山)、さらに西域の網張火山群よりなる28もの火山が折り重なる複合火山体です
西岩手山が古くその東斜面に新しい東岩手山が覆う形で形成されました。特に東岩手山の北東側において谷地形が未発達で美しい成層火山の形状を呈し、眺める方向によって形が変わることから南部片富士とも呼ばれています。
8月18日(日)八幡平~三ツ石山荘、14.6km、7時間
八幡平はガスで展望効かず、でも涼しくて良い
一緒にスタートしたり、何組かスライドしたが、ほとんどは途中までのピストン組
ガスで岩手山も全く見えないので、下を向いてひたすら歩く👣
瞼岨森で引き返したペアを見送って、大深山荘に着くと、東京から来た2人がここで今日の宿にするとのこと
まだ昼なので、一緒に三ツ石山荘へ行こうと誘うも、荷を解き動かぬ様子だった
小屋下の水場で今日の食事用の水を調達、冷たくて何分も手を浸けていられなかった💧
次第に青空が出て、周囲の山々が見えてきたが、岩手山は隠れている💦
大深岳あたりで、八幡平~三ツ石山ピストンの強者とスライド
小畚山への登り返しはかなりキツかったが、なんとか頑張って越える
道々、エスケープルートをどうしようかと思案・・・
目指す、三ツ石山が望めて来たが、足取りは重い🥾
三ツ石の岩頭を目指して歩き、三ツ石山頂に立つ(ようやく岩手山が顔を出した)
三ツ石山荘が見えて来たが、下りの岩場は脚先に響いてゆっくり進む(途中、ヨロケて転倒🔄)
初日、7時間ほど歩く🥾(結構疲れた、明日は松川温泉へ下山か?、続行か?)
荷を下ろし、水場で体を拭き、夕食の準備(貸切)
8月19日(月)三ツ石山荘~鬼ヶ城~不動平小屋11.1km、7時間45分
朝も暗い4時半頃、突然ヘッドランプが光った💡、松川温泉からの登山者が2名
三ツ石山で、ダイヤモンド🌄岩手山を見るとか、凄い
朝食後、足も大丈夫で行けそうなので、5時40分にスタート
大松倉山稜線までは、朝露は気にならなかったが、過ぎると、草木が生い茂りザブンザブン💦
大倉山分岐で一服して、周囲を見渡す、網張温泉♨️の硫黄臭の匂いに温泉が恋しい
進むと水場の犬倉冷水が気持ちよかった(岩手山八合目までの貴重ないのちの水💧)
姥倉分岐までの急坂、次第に暑さが厳しくなってくる
分岐は周囲でガスが噴出している
姥倉山へ行ってみると、昨日、八合目小屋で宿泊した登山者に会う、松川に降りるらしい
頂上で、NETを接続して、LINEでルーティン作業と、孫からの夏休みの宿題のじぃじへの問い合わせがあり、返信する
黒倉山は、ガスの噴出の勢いが強そうだ
展望は良く、岩手山も、直下の大地獄谷も絶景だ~、目指す鬼ヶ城もいい景色(この時はまだ思っていた)
切通を過ぎてまもなく、東京からのお二人に会う
昨日は、お花畑コースを登って、直登がキツかったが、今日の鬼ヶ城はもっとキツく、登りに使わなくてよかったと言っていた
鬼ヶ城の岩稜のアップダウンは、これでもかというくらい続く、昔より増えた?と思うくらい辛い🥵
越えても、越えても、さらに出てくる岩場、岩場
かなり休んだ~が、それでも岩手山や眼下の雫石の農場の景色に癒されて、救われた
なんとか8時間ほどで不動平小屋に着いて、荷物をデポして八合目小屋へ
御成清水は豊富に出て、ビール🍺を冷やして、体を拭いて
ベランダで管理人さんと談笑しながら昼食(🍺&🍙)
小屋に戻って夕食を摂って、西の方が見えるお花畑コースの下山口で夕日を見る
今日は頂上へ行く気力なく、戻って就寝(貸切)
8月20日(火)不動平小屋~頂上~七滝コース~登山口(八幡平ハイツ)
12km、岩手山頂上1時間半、下山4時間
今日は、日の出を見るべく3時半にスタート
途中、盛岡の夜景も綺麗に見えてる(写真では暗くて分からない、残念😢)
頂上は三人、しばらく待って朝日が登ってくる
雲海も素晴らしく、姫神山や早池峰山が雲海を突き抜けて頭を出している
バスの時間があるので、日が出る前に下山も、途中の満月&鬼ヶ城が良い
5時頃、下山開始、お花畑コースの直登の急坂を1時間ほどで下山
お花畑の木道で、鬼ヶ城を見上げ圧倒され、パノラマ写真を撮る
大地獄谷分岐からは、ザレ場の稜線を歩くがとても怖く😱(アイゼンが欲しくなる)
一難去って、また一難、ザレ場第二弾は、ロープに助けられて、ようやく降りる
沢に出ると大地獄谷と左保沢が合流し、水量が豊かで水の音が凄く迫力がある
七滝までの登山道は割と緩やかでスムーズに進み、一服峠で休憩後、七滝に寄って見るとここも水量多く音も迫力ある
ここから登山口までは、蚊🦟に襲われて両腕が餌食になり、蚊退治道になった
八幡平ハイツまで歩いて、予定より1時間ほど早い4時間ほどで着いたので、温泉♨️に浸かる
10:07の散策バスで八幡平頂上へ戻る(1時間10分ほど)
縦走の余韻に浸るべく、サンダル🩴で八幡平頂上へ(詳しくは別途の記録で・・・)
気象庁:岩手山火山状況(8月21日:火山の状況に関する解説情報(臨時)発表)
岩手山では、山体膨張を示す地殻変動が観測されており、今後、現在の噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)から噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げる可能性があります。
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/207.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
2泊3日、22時間、40km
チョー、変化に富んだロングコース、踏破おめでとう🎉🎉🎉
ゆっくり休んでください
ありがとうございます
いゃ〜、切通〜御神坂分岐は、以前はコースタイムの2時間で登っていたが、今回は3時間以上かかっている
体感的にも非常にキツかったし、休みながらの奇声を発しての気力注入が必要で、大分衰えてきたな〜と思います
なんとか、歩き通したので満足です
これはぜひ真似したい周回ですねー。お気に入りに入れさせていただきました。
9合目の避難小屋が貸切とは贅沢!
ありがとうございます
計画はいろいろ迷走して、前森山からの50kmトレイルの再チャレンジも考えましたが、やらなくて良かったです😆
平日でも、思ったより登っている人がいて、楽しかったです
避難小屋は2日とも貸切で、気兼ねなく使わせていただきました(話し相手が欲しかったのもありますが・・・)
先日、和賀山塊の根菅岳〜和賀岳の藪漕ぎ稜線を見て、ここがkozou17がチャレンジした藪かと、感慨深く見て来ましたよ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する