栗駒山 (須川より秣岳→山頂周回)

2024年08月23日(金) [日帰り]

• GPS: 04:55
• 距離: 13.5km
• 登り: 817m
• 下り: 817m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:37
• 休憩: 0:19
• 合計: 4:56

距離 13.5km 登り 817m 下り 817m

7:40 栗駒山登山口
7:45 栗駒山荘
8:02 須川湖駐車場
8:16 8:17 秣岳登山口
9:09 9:10 秣岳
9:24 モン・サン＝ミシェル
10:13 御駒岳
10:26 展望岩頭
10:34 天狗平
10:47 気象庁火山監視カメラ
10:55 11:12 栗駒山
11:36 産沼分岐
11:58 三途の川
12:11 苔花台分岐
12:15 名残ヶ原
12:27 ゆげ山
12:35 栗駒山登山口
12:36 栗駒山登山口

天候

曇ときどき晴、上部は南の風5～10m/s

日本海の低気圧と太平洋の高気圧のせいで南の湿った風が吹き込み、雲の多い日でした。早朝は高層中層の雲にほぼ全天覆われ、稜線で時折ガス。午前中には上層の雲が抜けたようで、中層の雲の切れ間から時折鮮やかな青空がのぞきました。午後は積乱雲も見られましたが、雨は降らず、夕方には晴。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東北自動車道一関ICから国道342号、または築館ICから国道398号と秋田県道282号を経て須川温泉へ。路線バスは一関からですが、自家用車ならば後者のほうが走りやすいです。須川温泉には大駐車場あり、無料。

コース状況／危険箇所等

一般登山道です。急勾配は少ないですが、樹林帯には洗掘や木の根等のため速度が上がらない区間もあります。なお、火山ガスや木道工事のため付近の登山道に一部通行止あり。

その他周辺情報

●携行食料の調達は下界で済ませました。
●須川高原温泉の昼食営業は11:30～14:00。同日帰り湯営業は～21:00、大人一人700円でした。せっかくここまで来たのですから、♨️入らねば♨️

写真

8/23 7:53

須川温泉から登山開始。車道を西へと歩いていくと、最初に登る秣岳(まぐさだけ)が見えてきました。

8/23 8:16

ここを左へ入ります。

8/23 8:21

イヌブナの大木が林立する森を上っていくと、

8/23 9:05

須川湖と須川温泉(画面右上)を見下ろせました。

8/23 9:07

秣岳頂上です。

8/23 9:12

東北の山らしい悠揚たる稜線が栗駒山へと続きます。

8/23 9:15

下界にも稜線にも湿原が点在します。

8/23 9:16

エゾリンドウ。今回最も目立っていた花でした。

8/23 9:17

イワショウブ。

8/23 9:26

しかし雲が下がってきました。スピードを上げます。

8/23 9:40

ミズナラのドングリ。

8/23 10:07

最低鞍部を過ぎて上りにさしかかると、ハイマツがちらほら。

8/23 10:12

ノリウツギ。赤くなっています。

8/23 10:14

御駒岳頂上。標識なしです。

8/23 10:15

このあたりから草原の花が目立ち始めました。ミヤマアキノキリンソウ。

8/23 10:23

シラネニンジンです。たぶん。

8/23 10:27

ガスの切れ間から時折下界が見えました。現在立入禁止の昭和湖です。

8/23 10:32

栗駒山ロックオン。

8/23 10:44

頂上部に上がってきました。南東側の山肌が崩壊し、非対称山稜のようになっています。

8/23 10:45

ハクサンシャジンがお花畑を作っていました。

8/23 10:46

ウメバチソウ。

8/23 10:49

ヒオドシチョウが健気に飛んでおりました。

8/23 11:02

頂上に着いてしばらくすると、何と青空が顔を出してくれました。

8/23 11:07

南側の山々。画面中央少し上あたりが、いわかがみ平です。

8/23 11:08

山頂の小祠にお参りして、

8/23 11:14

須川温泉への下山路を取りました。画面右のピークは笊森。赤屋根と白壁の避難小屋がポツンと緑の海に浮かんでいます。

8/23 11:30

強い日差しにリンドウも花を開きました。

8/23 11:37

産沼の三叉路で旧院内街道に行き当たります。右は笊森(を経て一関に至りましたが、笊森より先は廃道だそう)、左は須川。全体として勾配の緩い道です。

8/23 11:37

産沼。静かな雰囲気の池でした。

8/23 11:56

登山道は右ですが、左に旧街道らしき？広く平坦な道形が続いています。

8/23 11:59

三途の川で渡渉。そこそこ広いです。

8/23 12:08

名残ヶ原に出ました。鉱山で働く人夫が街道を歩いて一関へ下るとき、おいらん(遊女)が名残惜しく見送った場所だそうです。

8/23 12:31

おいらん風呂の小屋。温泉の硫黄臭を嫌った遊女が入浴したのでこの名がついたとか。蒸し風呂です。

8/23 12:33

須川温泉に戻ってきました。

8/23 13:22

須川にはビジターセンターがあります。栗駒山の頂上にあるやつの先代？と思われる標柱が飾ってありました。

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Mark II Canon

感想

江波山のたぬき

温泉♨️を楽しむと同時に手軽にサッと回れる大展望の縦走路です。雪解けの高山植物のお花畑を、また紅葉真っ盛りのこの山をいつか晴天下で見てみたい、などと欲深なことを考えました。