光岳

2024年08月22日(木) ~ 2024年08月25日(日)

• GPS: 19:34
• 距離: 45.5km
• 登り: 4,506m
• 下り: 4,626m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:43
• 休憩: 0:02
• 合計: 1:45

9:32 芝沢ゲート
10:49 10:50 易老渡
11:12 11:13 便ヶ島
11:17 聖光小屋

2日目

• 山行: 7:58
• 休憩: 0:22
• 合計: 8:20

5:35 聖光小屋
5:37 5:38 便ヶ島
6:00 6:07 易老渡
8:01 8:07 面平
9:15 標高1800m地点
10:57 11:04 三角点
11:30 易老岳
12:36 12:37 三吉平
13:55 県営光岳小屋

3日目

• 山行: 7:02
• 休憩: 0:49
• 合計: 7:51

4:14 県営光岳小屋
4:32 4:38 光岳
4:53 5:02 県営光岳小屋
5:18 5:25 イザルヶ岳
6:18 三吉平
7:43 7:54 易老岳
8:15 三角点
9:16 9:23 標高1800m地点
10:08 10:11 面平
11:13 11:17 易老渡
12:01 12:03 便ヶ島
12:05 聖光小屋

4日目

• 山行: 1:23
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:24

5:40 聖光小屋
5:42 5:43 便ヶ島
6:06 易老渡
7:04 芝沢ゲート

Aさまと一緒に憧れの光岳に登りました！

※毎度のことながらGPSが暴れており、実際の歩行距離は約32km、総標高差は2,700m程度だと思われます。

天候

【 1日目 】晴れのち雨
【 2日目 】雨のち晴れ
【 3日目 】雨時々晴れ
【 4日目 】曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芝沢ゲート駐車場(無料)に駐車。下山後、協力金1,000円投函。

コース状況／危険箇所等

【 芝沢ゲート 〜 聖光小屋 】
ゲートから1kmの辺りは道路崩落のため高巻きとなる。その他は林道歩きのため危険箇所は無いが、落石およびヤマビルに注意。

【 易老渡 〜 易老岳 】
面平までは断続的な急登、2254m三等三角点前後はやや急峻な登山道となるが特段の危険箇所は無い。また、全体的に道迷いの懸念も少ないものと思われる。なお、概ね標高1,600m以下ではヤマビルに注意。

【 易老岳 〜 光岳 】
易老岳から三吉平までは小刻みなアップダウン、三吉平から静高平まではガレの急傾斜。静高平から光岳小屋までは概ね木道、小屋から光岳までは緩やかな登山道。

※ 登山ポストは芝沢ゲートにある。

その他周辺情報

《宿泊》聖光小屋
https://seikougoya.info/

《宿泊》光岳小屋
https://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/soshiki/kankoshoko/kankokoryu/tekarigoya/13878.html

《入浴》信州たかもり温泉 御大の湯
https://takamori-onsen.com/ontai/

写真

8/22 9:32

【1日目】芝沢ゲートからスタートです。

8/22 9:39

先日の甲斐駒ヶ岳に続き、Aさまと一緒に登ります。4日間よろしくお願いします！

8/22 10:05

兎洞沢堰堤が見えました。弁天岩は何処にあるのかわからず。。。

8/22 10:57

遠山森林軌道跡のトンネル。。。と思う。

8/22 11:16

林道から易老渡発電所を見下ろす。

8/22 11:21

本日のお宿、聖光小屋に到着。

8/22 13:55

聖光小屋が建つ場所は便ヶ島(たよりがしま)。江戸時代初期、暴君遠山氏が百姓一揆で滅びたとき、遠山氏の姫君がここに落ち延び、恋仲だった若侍の安否を尋ねて恋の便りを幾度となく侍者に託したのが地名由来だと伝わるそうです。

8/22 11:31

とりあえずビールで乾杯！

8/22 12:00

シャワーを浴びてワインも吞んじゃいましたw

8/22 17:07

聖光小屋の夕食は鹿肉でした。シカなのにウマ〜！←鹿と馬を掛けた高度なギャグです！

8/22 17:09

箸置きは赤石岳の山名由来となった赤色チャートでした。なんかステキ！

8/23 5:02

【2日目】朝ごはんを食べて出発。

8/23 5:59

生憎の雨。。。写真は遠山川。

8/23 6:04

易老渡(いろうど)にて遠山川を渡り山道へ。

8/23 7:02

ヤマビルの巣窟を登るAさま。私、生まれて初めてヤマビルを見ました！しかも2匹も！ひょえ〜！

8/23 8:10

面平に到着。雨が止んだのでカッパを脱ぎました。

8/23 8:39

標高1,600mを超えるとヤマビルはいないらしい。小休止してヤマビルをチェック。

8/23 9:29

シラビソの美林に日が射します。エモい！

8/23 10:31

簡易トイレ用のブースが設置されています。

8/23 10:40

セリバシオガマ。

8/23 10:49

三等三角点(2254.51m、点名:易老岳)に到着。本当の易老岳は更に上部にあります。

8/23 10:51

聖光小屋のお弁当、塩気がたまらん！ウマウマ！

8/23 10:57

Aさまご提供の大葉味噌キュウリ！美味い！ありがとうございました！

8/23 10:58

休憩中のAさま。某国立大学ワンゲル部出身、山歴うん十年のベテラン。今回は、学生時代に撤退して登れなかった光岳へ、うん十年振りにチャレンジ！

8/23 11:09

露岩の急傾斜地をよじ登るAさま。

8/23 11:34

易老岳(いろうだけ 2354m)に到着。やや登山道から外れた所に山頂標識がありました。

8/23 11:45

三吉平に向けて降ります。せっかく登ったのに。。。

8/23 12:01

三吉平まではアップダウンを繰り返し標高差約150m降ります。

8/23 12:04

おっ！晴れてきた！やっぱり私は晴れ男！

8/23 12:06

三吉ガレからの眺望(北方向)。

8/23 12:06

三吉ガレ。。。南アルプスは1年で2�弌�4�个曚瀕患�しているとのことで、地質がもろく崩落も激しいとのこと。

8/23 12:06

オトギリソウが沢山咲いていました。漢字では「弟切草」、平安時代、オトギリソウから作った秘伝薬の秘密を弟が隣家の恋人に漏らしたことから、激怒した鷹匠である兄が弟を切り殺し恋人も自害したという伝説に由来。

8/23 12:36

三吉平(さんきちだいら)、聖光小屋のご主人によると、その昔、三吉さんが炭を焼いていた場所とのこと。こんな山奥でご苦労さまです。

8/23 12:40

三吉平の鞍部。この先にも簡易トイレブースあり。

8/23 13:05

ミヤマセンキュウ

8/23 13:19

ハクサンフウロ。なんか露出がおかしいw

8/23 13:24

ゴーロ帯の谷筋で左足を怪我した登山者(4人パーティー)に遭遇。既に救助要請されたとのことで、光岳小屋に事故詳細を伝えて欲しい旨の依頼を受けました。

8/23 13:32

ホソバトリカブトの群生地。

8/23 13:38

静高平(しずこうだいら)。旧制静岡高等学校山岳部がゼンジヶ原の東端で野営したことから命名されたとのこと。

8/23 13:39

水場は枯れていました。。。残念。。。

8/23 13:46

光岳はハイマツの南限なんだそうです。写真はハイマツ帯。

8/23 13:47

センジヶ原の木道を進むAさま。小屋への伝令の任を果たすべく急ぎます！

8/23 13:56

光岳小屋に到着。

8/23 14:00

早速、怪我をして救助を待っている登山者の情報を小屋(はなちゃん)に伝えました。

8/23 13:59

光岳小屋からイザルヶ岳方面を望む。救助ヘリはまだ飛んでこない。。。

8/23 14:08

ようやくヘリのホバリング音が聞こえました！
キンキンに冷えたビールで乾杯！日中は発電機を回してないからクーラーボックスで冷やしてるんだって！はなちゃん偉い！

8/23 15:10

静岡県警から小屋に連絡が入り、怪我をした方はヘリで無事に救助されたとのこと。本当に良かった！担ぎ上げたワインで乾杯！

8/23 15:12

光岳小屋の食堂からイザルヶ岳を望む。てか、晴れて来た。吞まないで光岳に登った方が良かったかも。。。

8/23 15:20

はなちゃんのおもてなし。暖かいお茶と冷たいお茶。

8/23 15:20

くつろぐAさま。今日、光岳に登るのはもう無理だっちゃw

8/23 17:39

夕食は豚汁。熱々のウマウマ！小屋で提供する豚汁のネット記事を拝読した旨をはなちゃんに伝えたら喜んでくれましたw

8/24 4:04

【3日目】はなちゃんが握ってくれたお弁当のオニギリを食べて出発。

8/24 4:38

光岳登頂。三等三角点(2591.52m、点名:光岳)にタッチ！Aさまは、うん十年の懸案を果たし、私は百名山68座となりました。

8/24 4:55

ガスガスのため、cdさまに勧められた光岩には寄らず無念。写真は朝靄の光岳小屋。

8/24 4:56

小屋の向こうに富士山。

8/24 5:02

光岳小屋からイザルヶ岳を望む。ガスが晴れて絶景！

8/24 5:08

夜明け前のセンジヶ原。奥様の次に美しい山の朝。

8/24 5:20

イザルヶ岳へ。

8/24 5:23

イザルヶ岳登頂。スンバらしい！360°の展望！

8/24 5:27

昔、Aさまが歩いたという大無間山、小無間山を望む。

8/24 5:29

積乱雲から朝日。歳のせいか涙もろくてウルウルしちゃいましたw

8/24 5:29

先ほど登った光岳！もう感動しまクリスティー！

8/24 5:29

光岳を撮影するAさま。うん十年の懸案を果たせて感無量。。。のはず。

8/24 5:31

朝日とAさま。我ながらエモい写真が撮れました。名残惜しいけど下山します。

8/24 5:36

まだ咲いているイワカガミがいました。

8/24 5:49

ホソバトリカブト

8/24 6:30

三吉平にて、はなちゃんのオニギリ。うんま〜＼(^o^)／

8/24 7:15

アキノキリンソウ

8/24 7:46

易老岳付近は立ち枯れが多い。

8/24 8:15

ゴゼンタチバナの実。無味で動物も好んでは食べないらしい。白山の「御前峰」で発見されたことから命名されたとのこと。

8/24 8:58

デカっ！

8/24 10:16

ヒルの巣窟帯を休憩無しで下降します！

8/24 11:15

ミズヒキ

8/24 11:20

はじめましてのフジカンゾウ。

8/24 11:20

無事、易老渡に戻ってきました。

8/24 11:21

ゲロゲーロ。踏みそうになりましたw

8/24 11:40

奥様の次に可愛いクサボタン。

8/24 12:10

便ヶ島(聖光小屋)に到着。ヤマビルチェックして、シャワーを浴びて、早速、冷たいビールと地元産シードルで反省会。

8/24 16:59

飯田の地酒「喜久水」をいただきながら山旅最後の夕食。聖光小屋ご主人との四方山話に花が咲きました。

8/25 5:30

【4日目】寝具を畳んで聖光小屋ともお別れです。大変お世話になりました！

8/25 6:03

計画立案から小屋の手配など何から何までお世話になったAさま、4日間ご一緒させていただきありがとうございました！素晴らしい山旅でした！

8/25 7:08

芝沢ゲートに到着、ここから先は人間界。

8/25 9:01

飯田のイオンにて、聖光小屋のご主人お勧めの地酒「聖岳」を購入、お土産です。

8/25 10:16

明大野球部監督だった高森町出身の故島岡吉郎氏に因んだ「信州たかもり温泉 御大の館」にて入浴しました。お疲れサマーでした〜＼(^o^)／

撮影機器：

IXY 650 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 マグカップ ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ マグライト 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ インナーシーツ ヘルメット エマージェンシーシート

共同装備

ツエルト 三角巾

感想

kazu5000🌲

憧れの光岳に登りました！

ご一緒したAさまにとって光岳は、学生時代に撤退して以来ウン十年の懸案だったんだそうで、今夏、登山計画を立案されていると伺い、私も便乗させていただくこととなりました。

さて、光岳はかつて「三隅嶽(みすみだけ)」と呼ばれていたそうですが、 山頂の南西直下の岩峰が遠州側から遠望した時に夕日に照らされ光って見えることから、その岩が光岩(てかりいわ)と呼ばれ、明治期に陸地測量部測量官が光岩に因んで光岳と名付けたんだそうです。

Aさまの綿密な計画のもと、台風接近やら天候不順だけが心配でしたが、概ねお天気にも恵まれて、最高に充実した山行となりました。甲斐駒ヶ岳に続きAさまには、計画から小屋の手配に至る何から何まで担っていただき、心から感謝しております。本当に楽しい山旅でした。ご一緒させていただきありがとうございました！

c'e` ogni gioia in ogni cima！

コメント

いっちゃん

2日目のケガ人同行者です。
光小屋に連絡して頂いたおかげで、小屋泊ができ、私達は快適に過ごせました。ありがとうございました。彼はしばらく入院だそうです。
私達親子も易老度に向かう途中で手をヒルに噛まれ、しばらく血が止まりませんでした。

kazu5000🌲

いっちゃんさま、おはようございます🎵
いえいえ、お礼をいただくようなことは何も出来ませんでした。怪我された場所が、比較的小屋に近かったのは不幸中の幸いでしたね。
あら〜ヒルに献血されたんですねw
それにしても親子で登山が出来るなんて羨ましいです (^▽^)ﾉ

あめおやじ🐟

まいど(^^)/
お天気大丈夫かなと思いながら計画を見てましたが、大崩れすることもなく、素敵な山行になったようでよかったです。お疲れ様でした。
ちなみにワタクシ、なぜか蚊とかアブとかヒルに好かれるようで、ヒルには5回くらい、箇所数でいうと10箇所近く、噛まれています(~_~;)
ところで聖光小屋って、「ひじりてかりごや」？？？

kazu5000🌲

あめおやじ🐟さま、おこんにちは〜🎵
パインあれ！ドラ息子が大喜びしてました！ありがとうございました！
とりあえず、まずまずのお天気で助かりました。
えっ！ヒルにそんなにやられてるんですか！ひょえ〜！初めて見ましたけど、気持ち悪いですねぇ。蛇の方が全然マシだと思いましたw
聖光小屋は｢せいこうごや｣と読むそうです。アジの干物とか差し入れると喜ばれるそうですよ (^▽^)ﾉ

hokkun

おばんです！
3泊４日の南アルプス遠征、お疲れ様でした。
ヒルの本場と聞いてますが、�，い弔發糧沼誼札僖鵑犬礇劵襪留多�になっちゃいますか？
��休憩を取らない以外の対策はしたんですか？
ヒルとかヘビとか足のない地上の生き物にはなるべくお会いしたくないと思ってます。
空木岳でアブに噛みつかれた跡がまだ痒いです

kazu5000🌲

H先輩、おはようございます🎵
なにしろ私は今までヤマビルと遭遇したことが無かったものですから、ヒル対策を全くせずにヤマビルの巣窟に突入しましたw
�� 私も半袖で行動しましたが、とりあえず支障はありませんでした。確かに短パンだと気付かないうちに足をやられそうですね。
�� 休憩をとらず(ザックを地面に置かず)、こまめに足下をチェックしました。
山小屋では、ヒル対策の塩が売られていました (^▽^)ﾉ