黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳(折立〜黒部湖)
- GPS
- 26:09
- 距離
- 57.6km
- 登り
- 5,531m
- 下り
- 5,309m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:09
- 山行
- 10:52
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 11:30
天候 | 1日目、晴れ後曇り 2日目、晴れ後曇り 3日目、曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路は、路線バス、新幹線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立には登山届ポストはなく、太郎平小屋で提出 特に危険箇所はないが、読売新道は補給箇所がないので水は多めに 三俣山荘は湧き水が枯れており、ペットボトル販売のみ 太郎平小屋、黒部五郎小舎の水場は補給可 |
その他周辺情報 | 薬師の湯 |
写真
感想
前夜、折立までのアクセスは毎日アルペン号で車中泊
久しぶりに4列シートを利用したが、隣人が領地を侵犯してきてあまり眠れず(隣人は反対側が空席なのに!)
初日、折立のキャンプ場で水を補給してスタート(登山口の水道も含め生飲用不可らしいが平気だった)
太郎平までは大幅にCTを巻いて到着したので、三俣山荘まで行けるのでは?と思った
しかし、太郎平以降はCT設定が厳しくほとんど巻くことが出来なかった
野口五郎岳は、五郎の肩で荷物をデポして登頂し、カールルートで小屋に向かう
夜行バスのダメージか、行動8時間足らずで猛烈に眠気を感じはじめ、三俣山荘は諦めて、予定より少し早く到着し、黒部五郎小舎に幕営した
黒部五郎小舎は、テン場がやや吹き抜ける場所だが、この日はほぼ無風だったので問題なし
フラットな場所が多く、小屋も近いのでいいテン場だった
ビール2本を飲んで、すっかり気持ち良くなってしまい荷物を軽くしようと、持参したワイン700mlまで飲んでしまった
2日目は、予報では午後から天候が悪化するとのことで午前2時出発予定としたが、前日の疲れか飲み過ぎのせいか、1時間も寝坊してしまった(何故か寝坊する夢を何回も見た)
午前3時に出発するも、三俣山荘に着く手前で激しい便意を覚え、早足で駆け下りてなんとか山荘に駆け込み事なきを得た
この時点で休憩込みCT通りで進めており、天気予報も午前中は持ちそう、午前中には赤牛岳到着予定という状況で進軍を決める
なお、下山する場合は三俣から伊藤新道で新穂高にエスケープ予定だった
三俣山荘は水不足で小屋前の水場は使えないため、水晶岳で補給した
水晶岳を越えると道は明瞭だが人が通った形跡が薄くなり、明らかに浮石が多くなった
高天原温泉への分岐を過ぎて、予定より30分以上巻いて赤牛岳に到着した
早く着いたおかげかガスることなく展望を満喫できた
水晶岳から眺めると赤牛岳までの縦走路上のピークが多く感じるが、ほとんどはトラバース気味に通過するため、見た目ほどの苦労はなかった
下山路の読売新道は、樹林帯の登山道が狭く、苔むした岩、根っこ等が嫌らしく歩きにくい
また、水晶小屋と奥黒部ヒュッテの間、全く補給が出来ないので注意が必要(特に登りは熱い樹林帯を含めCT11時間無補給を強いられる)
転ばないように慎重に降りたが、結局は2回も転倒、さらにCT10超え辺りから眠気に襲われ、登山道の端に座って10分程の仮眠を取った
TJARの土井選手は「眠気は脳の信号だから、脳を騙せばいい」というような事をおっしゃるが、凡人はそういかないものだ
読売新道のCTを1時間ほど巻いて奥黒部ヒュッテに到着
幕営を済ませた後、お楽しみの風呂に浸かり、疲れを癒した
3日目は、始発の渡し船に乗るため午前4時に出発
黒部ダムに向かう登山道は、さながらミニ下ノ廊下、ダム沿いの崖をアップダウンしながらトラバースするが思いの外つらい
1時間ほど歩いたところで、ヤマレコの地図を見ると未だに半分も来ておらず、始発に間に合わないのでは?と思い、足を早めた
途中、看板(実はこれが平の渡し場との分岐)と避難小屋(既に通り過ぎている)を通過し、平坦地に出ると踏み跡がどんどん薄くなり、まだ着かないのかなと不思議に思い始めた
午前6時頃、突然、ヤマレコの道迷い防止アラームが鳴り、平の渡し場を大幅に過ぎた地点にGPS地点がワープ
地図と方角、現在地の地形、さらに「針ノ木古道」という見慣れない看板を見つけ、ようやく行き過ぎていたことに気付き、死ぬ気で走って平の渡し場へ向かった
6時20分出港の数分前に船場に辿り着き、なんとか始発に間に合った
私の後続を歩いていて同船した方々、何故か汗だくで遅れてきた私を見てさぞ不思議に思っただろう
平の渡し場からほんの数分で対岸に到着(これならお金払うので黒部ダムまで送ってほしいが)し、疲れ果てていたので、平の小屋でしばし休憩
ロッジくろよんまで2時間歩き、そこからは黒部ダムまで舗装路を進んだ
午前中のため黒部ダムから下りの観光客は少ないが、浮浪者のような悪臭を振りまく自分に恐縮しながら電気バスで扇沢に下山した
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