表銀座テント2泊(燕岳・大天井岳・槍ヶ岳)
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- GPS
- 24:20
- 距離
- 41.3km
- 登り
- 3,130m
- 下り
- 3,072m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 8:10
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 7:59
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 3:20
- 合計
- 9:35
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:曇りのち雨 3日目:晴れ・霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
竹橋→中房温泉:毎日あるぺん号 【帰り】 上高地→新島々:アルピコ交通バス 新島々→松本:松本電鉄上高地線 松本→新宿:京王・アルピコ高速バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
中房温泉→燕山荘:北アルプス三大急登に数えられる合戦尾根。ただし、等間隔にベンチがあるなど歩きやすくなっている。合戦小屋で食べられる松本市波田産スイカが名物。 燕山荘⇔燕岳:気持ちいい稜線歩き。イルカ岩・メガネ岩も見どころ。左手に針ノ木岳や立山が見える。 燕山荘→大天荘:槍ヶ岳を右手に見ながらの稜線歩きが気持ちいい。 大天荘⇔大天井岳:ガレ場を登る。浮石に注意したい。 大天荘→大天井ヒュッテ:岩がちな狭い道をトラバース気味に下る。 大天井ヒュッテ→ビックリ平:狭い樹林帯トラバース ビックリ平→ヒュッテ西岳:稜線歩きになる。進行方向右側に槍ヶ岳や北鎌尾根、左側には常念岳や蝶ヶ岳が見える。 ヒュッテ西岳→水俣乗越:ザレた道を急降下する。ハシゴや鎖が目立つ。 水俣乗越→ヒュッテ大槍:東鎌尾根。ハシゴあり。岩の稜線だが、木段も多く歩きやすい。 ヒュッテ大槍→槍ヶ岳山荘:岩の稜線とトラバース。 槍ヶ岳山荘⇔槍ヶ岳:三点支持で慎重に。人気で渋滞必至だが、今回は運良く回避できた。 槍ヶ岳山荘→ 槍沢・天狗池分岐:急な坂道。ところどころザレているが概ね歩きやすい。途中に播隆上人が修行したとされる洞穴がある。 槍沢・天狗池分岐→槍沢ロッヂ:梓川沿いに下っていく。途中にババ平テント場がある。 槍沢ロッヂ→横尾:梓川沿いに下る。今年の豪雨被害での登山道崩落を受けて木道で復旧がなされている。今回は水量が少なく川沿いを歩けた。 横尾→徳沢:梓川沿いに上高地バスターミナルまで続く広い道になる。一貫して左岸の通行となった。 徳沢→明神館:梓川左岸の遊歩道。クマに関する注意喚起が多い。 明神館→河童橋:豪雨被害により左岸を通行できないため、明神橋を渡って右岸を進む。歩いて楽しいのは右岸だが、左岸と比べて距離が長く道幅も狭い。登山者以外の観光客も増える。左岸通行時よりかなり時間の余裕を見た方がいい。 水場:中房温泉、第一ベンチ下、槍沢ロッヂ、横尾、徳沢、河童橋、上高地バスターミナル等 ※有料で各山小屋も利用可。 |
その他周辺情報 | 上高地インフォメーションセンター:20分500円でシャワーを浴びられる。 ※ボディソープ、リンスインシャンプー、タオルは別料金 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
化繊インサレーション
雨具
ゲイター
サンバイザー
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
固形燃料
コンロ
コッヘル
ライター
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
セームタオル
ストック
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | ベースウェイト6.5kg程度/最大重量14.5kg程度 |
感想
一度は歩いてみたかった表銀座の縦走にテント泊で挑戦しました。
しかし、計画を立てて行きのバスの予約を取るところまではよかったものの、一週間前にもなると天気予報が怪しくなっていき、実際の行動も天気に翻弄されることとなりました。
結果的に時間の遅れや事故も無く、また微妙な天気や渋滞の隙間を縫うように行動できたのは良かった点だと思いますが、景色は心残りでもあります。
まだまだ歩いてみたい山や道はたくさんあるので再訪はずっと先だと思いますが、できれば絶景を狙いにまた挑戦してみたいです。
<備忘録>
【1日目】
・毎日あるぺん号の中房温泉到着が穂高駅発の中房線乗合バスよりも早く、渋滞に巻き込まれることも無く歩き始めることができた。
・合戦小屋名物のスイカに癒された。
・稜線に上がった時点で安曇野市街地側は既に雲で見えなかったが、槍ヶ岳側は晴れて北アルプスの景色を楽しむことができた。
・稜線上は風が吹けば涼しかったが、安曇野市街地側は風も無く蒸し暑かった。
・大下りを過ぎて大天井岳へ向けて再び登り始めた時点でかなり疲れていた。もし余裕があるならヒュッテ西岳へ進んでしまおうと考えていたが、天気の崩れや疲労を前に大天荘テント場で終了することになった。
・無料の水場が冒頭に近い第一ベンチ下のみであったため、初めから4L以上を積んだが、やはり明確に負担だった。
・大天荘で汲める水は沢水を消毒したものだそうで、心理的には雨水といわれるより飲みやすい。
【2日目】
・午前中から断続的な雨予報であり、雷の心配もあったため出発を前倒しした。
・大天荘から赤岩岳の稜線にかけては暗いうちに歩くこととなり、景色を撮影することができなかった。
・槍ヶ岳山荘へ早く到着することを優先し、西岳登頂は断念した。別の機会に赤沢山とセットで登りたい。
・ヒュッテ西岳を出発する頃には雲が目立ち始め、さらに小雨となってしまい、東鎌尾根の景色を楽しむことはできなかった。
・東鎌尾根は岩がちな稜線で梯子も登場したが、大部分は明瞭な道や木段で歩きやすかった。
・運よく一時的に雨の止んだ隙にテントを張ることができた。
・テントを張った後、槍の穂先へ登り始める頃には本降りとなったが、天気や曜日のせいか渋滞無く上り下りできた。
・雨のため、どこで固形燃料を使用するか悩んだが、槍ヶ岳山荘喫茶室でお湯のみ購入することができたので助かった。(気を付ければテントの前室で燃やせないこともないが、なるべく避けたい)
【3日目】
・渋滞を見越して4時過ぎには行動し始めたところ、順調に上り下りすることができた。(穂先から下り終えた頃には渋滞が現れていた)
・晴れ予報が変わり、午前中はほぼ曇りとなってしまった。ご来光を目指して登頂したものの霧まで発生し始めてしまったため、早めに切り上げることになった。
・一瞬の晴れ間で、雲を纏った槍ヶ岳を撮影することができた。
・食料や飲料水が減ったものの、体感上はずっとザックが重く、明神館へ着くころには肩の痛みをはっきり感じるようになった。
・初めて上高地インフォメーションセンターのシャワーを利用した。金額や移動時間の節約にはなるが、お金や時間に余裕があるなら上高地温泉ホテルが快適ではある。
【全体的に】
・かなり余裕を持って行程を組んだつもりだったが、やはりテント泊の荷物の重さは負担で、移動にかかった時間は結果的にほぼ計画通りとなった。
・途中で購入できるなら手持ちの水は最小限にするのが重さ対策ではあるが、やはり金額が気になってしまう。ただし、結果的に重くて後悔することにもなる。
・山小屋でお湯だけ購入することができるなら燃料もライターも持たなくていいのではないかと思ったが、対応可能な時間や小屋には限りがあるだろうし、依存はできない。ただし、火を使えない場合に助かることもある。
・2日目の大天荘から槍ヶ岳山荘までの景色を楽しめなかったのは心残りだが、大変すぎることもなく、また歩いてみたいと思える道のりでもあったので再挑戦したい。
・槍ヶ岳に登るのは通算4回目・5回目で今回も楽しめたが、山のグレーディングCにしては難しい部類だと感じた。Dとされる塩見岳や甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根、赤岳の県界尾根・真教寺尾根より険しいように思える。
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