唐松岳・五竜岳（八方S→遠見尾根経由→アルプス平駅G）

2024年08月25日(日) ~ 2024年08月27日(火)

• GPS: 15:10
• 距離: 17.8km
• 登り: 1,717m
• 下り: 2,011m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:15
• 休憩: 0:40
• 合計: 4:55

7:44 八方池山荘
8:45 8:45 第2ケルン
8:56 8:57 八方ケルン
9:12 9:15 第三ケルン
9:18 9:26 八方池
9:33 9:34 八方池
9:51 9:56 下の樺
10:26 10:32 扇雪渓
10:56 10:59 丸山
11:59 12:06 唐松岳頂上山荘
12:24 12:33 唐松岳
12:50 唐松岳頂上山荘

2日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 1:06
• 合計: 5:45

12:50 唐松岳頂上山荘
5:52 5:58 牛首
7:08 7:09 大黒岳
8:20 8:20 白岳
8:21 8:24 遠見尾根分岐
8:27 8:35 五竜山荘
9:59 10:48 五竜岳
11:32 五竜山荘

3日目

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:06
• 合計: 4:11

11:32 五竜山荘
5:45 5:45 遠見尾根分岐
5:48 5:49 白岳
6:43 6:43 西遠見山
7:26 7:27 大遠見山
8:00 8:06 中遠見山
8:23 小遠見山
9:23 9:24 地蔵の頭
9:28 9:29 アルプス第1ペアリフト終点
9:58 白馬五竜アルプス平

天候

8/25: 小雨のち どしゃ降り　のち曇り
8/26: 曇りのち霧のち雨
8/27: 曇りのち小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

8/24(土)
・白馬五竜ゴンドラ駅近くに前泊
（ペンション&ログコテージあるむ:
素泊まり1室¥11,000バストイレ付き、男女別浴場あり、遅いチェックインもでき便利快適）

8/25(日)
・白馬五竜ゴンドラ駐車場に駐車
（山小屋泊登山者用置き場あり、無料）
・6時タクシー予約→八方リフト乗り場まで
（¥3000弱）
・八方アルペンラインリフト（ゴンドラとリフト2つを乗り継ぐ）　片道大人¥1900
7:00～営業開始（日により異なるので注意）

コース状況／危険箇所等

・八方リフト終着駅～唐松岳頂上山荘
特に危険箇所なし
・唐松岳頂上山荘～唐松岳山頂
山荘出てすぐコマクサの群生地あり
・唐松岳頂上山荘～五竜山荘
牛首は、手がかり足がかりがしっかりしているので注意して歩けば問題なし。雨だと怖いかも。
・五竜山荘～五竜岳
ヘルメット推奨。山頂手前は岩場でストックをしまう必要があるが、そこまではあると楽。
・五竜山荘～アルプス平
登り返しあり、やせ尾根あり。鎖場、下りは濡れていると滑り慎重を要した。
雨の後は、草や木々でズボンがかなり濡れる。

その他周辺情報

周辺施設
【白馬五竜高山植物園】
ゴンドラ山頂駅（アルプス平）周辺に、高山植物が植生・保護されている。名札がついてて、山で見た花の復習になる。
スイスアルプスなど海外の高山植物もある。

【白馬姫川温泉龍神の湯】
白馬五竜ゴンドラ山麓駅エスカルプラザ1階にあり。
11～17時、大人¥700）

【ガスト　白馬店】
下山後、町の飲食店は11時や11:30～の営業が多い。（ゴンドラ駅にもレストランはあり、そこは営業している）
山小屋で食べられないものや、体が欲しているものを食せるので、通し営業のファミレスはありがたい。

【山小屋について】
唐松岳頂上山荘
天水500cc¥200
お湯500cc¥300
湯冷し水（天水煮沸）¥400
ビールは自販機でアサヒ350缶¥800
個室は南館にあり、本館と繋がってる。南館内にトイレと洗面所があり、個室利用者しか来ないのでいつでも空いている。
※水不足との事で洗面所・トイレ手洗い共に水は出ない。アルコール消毒あり。

五竜山荘
ビール500缶¥1000
湯冷し水（天水煮沸）500cc¥300
渇水期でなければ、水は無料と情報あったが、この日は水は有料だった。
※水不足との事で洗面所・トイレ手洗い共に水は出ない。アルコール消毒あり。



・その他
今回、花の参考にしたのは以下の2つ
①「白馬八方尾根　花ナビ」（写真参照）
②「八方尾根花散歩」
八方アルペンラインリフト乗り場にて¥200
（A4サイズカラー写真で表裏、全70種の花が掲載。8/24付なので、今見られる花が一覧になっている。大変便利。

写真

8/25 6:39

八方尾根ゴンドラリフトアダム。この日は7:00〜の営業。その少し前にチケット販売開始した。
ゴンドラ1＋リフト2の3本乗り継ぎ片道¥1900。

8/25 7:21

コオニユリ。
1本目のリフトを降りた兎平にて。
始発に乗ったら、2本目リフトはまだ運転していない…

8/25 7:46

ヤナギラン。八方池山荘近くに。

8/25 7:55

ミヤマアキノキリンソウは、至るところに。

8/25 7:57

ハクサンシャジン。随分茎が倒れてる。

8/25 8:00

ミヤマコゴメクサ

8/25 8:13

ハゥポウタカネセンブリ？と思ったが、花びらの模様が違う。わかったら追記する。

8/25 8:16

ミヤマダイモンジソウ

8/25 8:16

シロバナヤマホタルブクロ

8/25 8:18

シナノオトギリ。至る所で見られた。

8/25 8:19

ヤマブキショウマ

8/25 8:19

オオバギボウシ

8/25 8:38

イワショウブ

8/25 8:40

ホソバノキソチドリ？

8/25 8:40

ウツボグサ。もう終わっているのが多い。

8/25 8:44

ウメバチソウたくさん。

8/25 8:48

真っ白で遠くは見えないけど、登山道横には多くの花が目を楽しませてくれる。

8/25 9:10

濡れそぼったカライトソウ、

8/25 9:11

ヨツバシオガマ。

8/25 9:11

ミヤマアズマギク。

8/25 9:13

キンコウカ。花が残っているのは少なかった。
たくさんあったので、秋の草紅葉も綺麗だろうな。

8/25 9:17

八方池。かろうじて、池があるのがわかった🥲

8/25 10:11

サラシナショウマ。

8/25 11:31

美味しそう😋

8/25 11:52

稜線に出る手前は尾根がやせてる。この前後に桟道やガレ場があった。

8/25 11:55

岩場にはイワギキョウ。

8/25 11:56

コマクサもまだ残っていた

8/25 11:57

トウヤクリンドウがこんなに密集している？！

8/25 12:08

唐松岳頂上山荘に到着の頃雨が止み、急にガスがとれて唐松岳がみえた。急いで荷物を置いて山頂へ。

8/25 12:10

途中、雷鳥のオスとメスが。写真はオスのみ

8/25 12:19

唐松岳山頂手前から、振り返ると山荘が見える。

8/25 12:19

唐松岳山頂手前から、南側に五竜岳。ガスが抜けた瞬間に見えた。

8/25 12:26

唐松岳山頂。雲の隙間に見える向こうの山が剱岳。

8/25 13:51

8畳個室。山荘到着時に空いてる個室を選べる。天気が悪いので、唐松岳が見えない部屋を選んだ。
個室は南館にあり、建物内に洗面所とトイレもある。

8/25 17:34

夕食はハンバーグ。

8/26 4:55

日出前、山荘入口出ると目の前に剱岳（写真右）、立山連峰。

8/26 5:02

山荘の少し上に上がると、唐松岳が目の前に。
山頂には日の出を見に登った人がみえる。

8/26 5:02

北側を見ると、不帰ノ嶮の先に白馬方面の主稜。

8/26 5:03

日の出は残念ながらちょうど厚い雲の向こう。

8/26 5:35

出発前に、水を購入。500ccで、天水200円お湯300円、書いていないがお湯の湯冷しは400円。
売店は5:30〜17:30,

8/26 5:47

唐松岳頂上山荘さん、お世話になりました。
朝食は6:00〜。早出したかったので、朝食は付けませんでした。

8/26 5:51

山荘から歩いて数分で岩場の牛首到着。

8/26 5:54

右側は切れ落ちてるので、鎖を握り、足元しっかり見て滑らないように。

8/26 5:56

ガスで下がよく見えないので怖くなかった、と。

8/26 5:59

鎖が無い所の方が意外と急💦背中の荷物が大きいとつかえそう。

8/26 6:08

ここ。うっかり足元しか見ていないと、間違えてまっすぐ進んでしまいそう😨常に進む方向を確認しつつ進む。

8/26 6:28

すぐ右側に剱岳。

8/26 6:48

剱・立山連峰。また立山に行きたいなあ。

8/26 6:55

オヤマリンドウ。

8/26 7:07

稜線から五竜岳が見えた‼️

8/26 7:15

ハクサンオミナエシ。花びらが丸いのが可愛い。

8/26 7:20

ハンゴンソウ。

8/26 7:22

カニコウモリの花、よく見ると花びらの先が沿っていて可愛い。こんな細いのに、虫が蜜を吸いに入ってる。

8/26 7:48

五竜岳を見ながらの稜線歩き。山頂に雲がかかる前に行きたい…

8/26 8:13

後ろを振り返ると、歩いてきた道と唐松岳が見える。

8/26 8:23

五竜岳のふもとに、五竜山荘の赤い屋根が見えて来た。

8/26 8:25

東側を見ると、八ヶ岳と、そのみぎにうっすらと富士山。

8/26 8:34

五竜山荘より五竜岳をのぞむ。

8/26 8:59

山頂手前の岩場が有名だが、そこまでは普通に上り。

8/26 9:33

山頂手前で、南側の鹿島槍ヶ岳が見えた。

8/26 9:34

砂と石でざれた上り。

8/26 9:46

この鎖場の手前で、ストックをしまった。

8/26 9:57

上り切ったと思ったら、山頂はさらに先の西側。
ああ、雲が😓

8/26 10:32

五竜岳山頂。剱岳方向を見る。

8/26 12:27

五竜山荘に戻り受付。小雨が降ってきたので、外ではなく食堂でお疲れビール。カップラーメンは売り切れていた。

8/26 13:12

個室「白馬」の部屋。角部屋で窓が二つ。五竜岳が見える。棚やハンガーなど便利。

8/26 13:41

1階のかいこ棚。窓のある所と無い所の明るさがかなり違う（写真は窓のある所）

8/26 13:42

明日火曜日は午前概ね晴れる、と書いてあったが…😢

8/26 13:43

つい買ってしまった😄
山が好き 酒が好きTシャツ　¥4700。

8/26 17:02

夕食のカレー。コロッケ付き。野菜やキッシュも💕おかわりできます。カレールー、口に入れた時はマイルドなのに、スパイス効いてて美味しい😋！！厨房で、音楽かけながら歌ってるスタッフさんがいて、明るくて良い雰囲気😊

8/27 5:02

翌朝。入口前のベンチから日の出を待つ。雲があって、なかなか見えないので、朝食へ。

8/27 5:06

鯖に野菜や付け合わせも。

8/27 5:17

食後にもう一度外へ。太陽が雲の隙間に。

8/27 5:18

太陽で赤く染まる五竜岳。

8/27 5:18

ガスが切れて太陽が急に出た

8/27 5:31

西側ん見ると富山湾と能登半島。

8/27 5:45

小屋を出て、白岳分岐に来た。五竜岳がよく見えてる。

8/27 5:46

北側を見ると唐松岳。名残惜しい。

8/27 5:47

白岳への上り。山の大きさを感じる。

8/27 5:49

朝日に向かって歩く。
コバイケイソウが色付いてる。

8/27 5:56

下りの鎖場。場所によっては手を使うので、ストック少し邪魔。

8/27 6:15

この岩が、湿ってて滑る💦ストックは下においてる。

8/27 6:22

下を見ると、うわ、切れ落ちた尾根道。

8/27 8:20

ミヤマママコナ。

8/27 8:25

8/27 8:41

ミヤマホツツジ。好きな花は、つい何枚も撮ってしまう。

8/27 8:55

オオコメツツジ。

8/27 9:18

タムラソウ。アザミではない。葉にトゲがない。
この花、ずっと探していたけど、もうあまり上の方にはなかった。地蔵の頭周辺でようやく見つけた。

8/28 19:30

5年ほど前に買った「白馬八方尾根　花ナビ」。
役にたちました。

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

yu-ya6259

台風10号接近の中、毎日天気予報を確認しつつの山旅。初日、小雨混じりでガスっていて、八方池すら見えない天候。有名な逆さ◯◯、なんて程遠い。丸山ケルンの先でどしゃ降り。でも、念願の、このエリアの高山植物は堪能できた。5年ほど前に麓のホテルの売店で購入した【白馬八方尾根　花ナビ】という本を眺めては、いつかここを歩いて花を見るぞ、と夢見ていたから。本当はもう少し早い時期の方が花は多いのだけど。
初日は雨だったが、二日目の唐松～五竜にかけての天気が悪くなかったので、もうそれで十分。昼からの雨・雷を恐れて5:30に唐松岳頂上山荘を出発したのも良かった。牛首は、連れが高所恐怖なので心配したが、微妙な朝もやで下が見えずむしろラッキー。YouTube動画では怖さアピールが多くて、戦々恐々としていたのだが、足場もしっかりしてるし鎖もあるしで、思ったほどではなかった。でも、雨だったら滑りやすく危険度は上がるだろう。
五竜岳直下の鎖場はストックをしまって手を使う必要あるが、その手前までは、上りも下りもストックあって正解。もちろん、日頃ストック無しで山を歩く健脚者はその必要ないだろう。
最近思うのだが、もう、ストックは自分の第三・第四の手足になっていて、無しでは山を歩けないと思う。逆に、ストックがあるから多くの山を歩けるようになったとも思う。

唐松岳頂上山荘、五竜山荘と2泊し、時間にゆとりある山旅だった。8月、人気のエリアだから混むと予想し、あえて個室予約したが、実際は台風接近で空いていた。個室、贅沢だったなあ。天井が高く窓があって明るいので、ヘッドランプ無しで昼から本を眺めたり、物の整理もしやすい。スペースを使ってストレッチしたり人目を気にせず過ごせるのがいい。
五竜山荘は部屋から五竜岳が見えて最高。たまにはいいな。

白馬八方花ナビの本や、八方池リフト乗り場で購入した今週の花情報、が役に立ち、雨でも楽しい山旅になった。