槍ヶ岳 (表銀座縦走: 中房〜大天井岳〜東鎌尾根〜槍ヶ岳〜上高地)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 2,749m
- 下り
- 2,691m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 10:25
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:00
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 11:05
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
山に登る人なら誰でも一度は登ってみたい憧れの山、槍ヶ岳に行くことにした。
せっかくならば、できるだけ人の少ない時に登りたいので、シルバーウィーク前の終末から月曜日にかけて、表銀座を縦走し、東鎌尾根を登って目指すことにした。
【初日】
東京から夜行バス(毎日あるぺん号)で朝早く中房温泉に到着。
すでにかなりの数の登山客がいて、登山準備を行っている。
その中に混じって準備をし、登山届を提出して、快晴の中をいざ出発。
今年のGW以来となる燕岳であるが、今回は合戦小屋でスイカを食すという楽しみを持って登る。
途中、中学生の団体登山で渋滞するが、第三ベンチで抜かして、合戦小屋に到着。
ここで、お楽しみのスイカを味わう。
ん〜、甘くてみずみずしくて、本当においしい!
スイカに力をもらい、先に進む。
少し行ったところから、今回のメイン山である槍ヶ岳の頭が見えて、モチベーションが一気にアップ!
そのまま燕山荘まで登り切った。
燕山荘からの眺めはGW時の雪を被った眺めとは異なるが、相変わらず素晴らしい。
今回はこの後の行程があるため、燕岳山頂はあきらめて、小休止の後は大天井岳へと向かった。
ここから先は、燕岳までの人の多さが嘘のように静かな登山となった。
槍を見ながら歩く稜線は殊のほか気持ちがいい。燕岳までの登りで疲れ切った足を引きずりながら、なんとか大天荘に到着。
荷物を置いて、大天井岳山頂を目指す。
山頂からは槍・穂が遮るものなく見ることができ、ここまで苦労して登ってきた疲れを癒してくれた。
1時間ばかりボーっと眺めた後、大天荘に戻り、初日は終了した。
【2日目】
2日目は喜作新道から東鎌尾根を通って、ヒュッテ大槍を目指す。
天候はあいにくの曇りで、午後には雨が降る可能性もあるとのことで、早めにヒュッテに入りたい。
6時に大天荘を出発し、下って、喜作新道にでる。
本来ならば、槍を見ながらの稜線歩きとなるはずだったが、槍の姿はまったく見えず。
ひたすら歩いて、赤岩岳、西岳を抜けて、東鎌尾根に取りつく。
西岳から一気に下ったため、ヒュッテ大槍への登り返しがキツイ。
何回も何回も立ち止まり、息を整えて、なんとかヒュッテ大槍に到着。
激しい雨に見舞われることもなく到着できて一安心。
今日は槍もガスの中なので、おとなしく体力回復に努めることにした。
【3日目】
朝から快晴で、槍の姿もくっきりと見える絶好の登山日和となった。
ご来光と赤く染まる槍の姿を見てから、槍ヶ岳に向けて出発。
まだ回復しきれていない重い身体を引きずりながらもなんとか槍ヶ岳山荘に到着。
ザックはデポし、軽装にて山頂を目指す。
さすがに平日の朝で時間もゆっくりめなため、槍を目指す人も少ない(登り終えた人達は数多くいたが・・・)。
岩場を慎重に登り、槍ヶ岳山頂に到着!
いや〜、やっぱりうれしいなぁ。
今朝までヘロヘロになりながらも歩いてきた甲斐があった!
穂高連峰や、笠ヶ岳、常念岳、黒岳や鷲羽岳などなど、いろんな山がよく見える。
登山者が少ない(3人だけの時もあり!)ので、ゆっくりと周りを見回すことができた。
槍ヶ岳の山頂は狭いし、小さな祠があるだけだけど、この山頂はなんか別格な気がします。
もっとゆっくりしたかったけど、この後の行程もあるので、後ろ髪を引かれながらも槍を下りて、ひとまず山荘に。
ここからは上高地までの長~い下山となる。
結構急なガレ場を下りながら、後ろを振り返り、槍との別れを惜しむ。
だんだんと小さくなっていく槍を見て、またいつか帰ってきたいと強く思った。
天狗原分岐、槍沢ロッジ、横尾、徳沢、明神と長い下りを経て、河童橋に到着。
この日は上高地のホテルに泊まることにしていたので、無事に登山を終えることができ、ホッとした。
【おまけ】
翌日は上高地を散策。
前日までの山行と異なり、気楽な気持ちでのんびりと歩き、大正池や田代池、穂高連峰や焼岳の眺めを堪能した。
こういうゆとりある山行って、いいなぁ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する