白馬三山縦走
- GPS
- 18:33
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,471m
- 下り
- 2,476m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 5:56
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 3:11
- 合計
- 12:28
天候 | 9/11 晴れ→雨、9/12 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 八方温泉のあたりは、翌日開催の白馬国際トレイルランのために大混雑でした。 |
感想
本当は2泊3日の計画だったが、突然発生した台風の通過により延期と日程短縮を余儀なくされた。
前夜の移動中は何度か雨が降って不安になるものの朝は良く晴れてた。大雪渓は最初は楽しく進んでたが、どんどん勾配がきつくなり怖い。爪を突き刺しても力を入れすぎると滑る。さらに落石が沢山雪上に残ってることも恐怖を煽る。この時期の雪渓は所々クレパスも出来ていて油断ならない。休める場所もない。高所恐怖症にはきつかった。黙々と登って何とかクリア。
大雪渓を通過するころには雲行きが大分怪しくなり、雨風が強くなり寒い。かなり体力を持って行かれる。テント場のある稜線に出ると暴風雨。テント場で受付をするが「山小屋への退避判断は早めにしてくださいね」と散々念を押される。
暴風雨の中でテント設営。2人なので何とかなったが1人だったら厳しかったかも。風でテントが大きく歪むのでテント内でもなかなか落ち着けない。計画ではテント設営後に白馬山頂踏破してくるはずだったが、明日の朝に順延。だらだらして体力回復に努める。でも日が落ちたら静かになり、星も見えるようになった。そのせいか冷え込んだ夜だった。
3時半起床行動開始。テント内を簡単に片づけて軽食を取ってから暗い中を白馬岳山頂へ。日の出前に赤く染まる空が美しい。明るくなるにつれ遠くまで見えるようになると、八ヶ岳の向こうの富士山まで見えていた。当然北アルプスの山々も全て見える。東方向の山は良くわからないが、その中から日の出。良いものが見れた。
テントに戻って撤収しながら朝食。再び重装備で稜線を南下。天気が良くて気持ちの良い稜線歩き、と思ってたが徐々に曇ってきて風が強くなってきた。杓子岳の急なガレ場を恐怖しながら登り山頂へ。展望は良かったが狭くて怖いので早々に次へ向かう。
コルへ降りて次の白馬鑓ヶ岳へ。杓子岳ほど急ではなかったが、何ヶ所か怖い箇所があった。苦労して登ると丁度貸し切りで、風はあるものの晴れてきて暖かくなり、素晴らしい山頂だった。何より白馬三山を無事踏破出来たのが嬉しい。あとは下るだけなので楽だ、とこの時は思ってた。
鑓温泉へ下りる分岐を進むと東斜面なので暑い。鎖場等を経て鑓温泉へ到達。当初の計画はここで2泊目の予定だったが、今日中に下山しなければならない。時間が無いが入らなければ一生後悔するであろうと思い、烏の行水でも良いやと入浴。開放感のある素晴らしい風呂で気持ち良かった。
あとは猿倉に下りるだけ、と思ってたが2時間程ずっとトラバース道で小さく上ったり下りたりを繰り返す。先の道がずっと見えてるのも精神的に辛い。小日向のコルを超えてようやく下り基調になるがここからも長く、17時頃に下山。
いろいろ大変なことはあったけど、振り返ってみれば楽しい山行でした。お疲れ様でした。
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