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Yamareco

記録ID: 7201990
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

南ア 小太郎山、高嶺 (アサヨ峰はまたの機会に)

2024年09月05日(木) ~ 2024年09月06日(金)
 - 拍手
GPS
20:19
距離
19.8km
登り
3,003m
下り
2,995m

コースタイム

1日目
山行
7:56
休憩
1:16
合計
9:12
6:19
2
スタート地点
6:26
6:27
16
6:43
6:49
25
7:14
7:21
18
7:39
7:46
55
8:41
8:47
101
10:28
10:33
8
10:41
10:51
83
12:14
12:30
99
14:09
14:26
9
14:35
14:36
55
2日目
山行
10:10
休憩
0:56
合計
11:06
3:52
41
4:33
4:34
20
5:23
17
5:40
5:42
3
5:45
5:46
15
6:01
6:08
211
9:39
10:01
86
11:27
11:45
47
12:32
12:36
123
14:39
14:40
13
天候 ■DAY1 晴れのち曇り
■DAY2 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス 「芦安駐車場」 第3駐車場に停めました。芦安駐車場は第1から第6までありますが、第2、第3がバス停、トイレに近く、ここに停めるのが望ましいようです。
「芦安駐車場→広河原」 南アルプス登山バス(1450+マイカー規制協力金300)、この日の始発は、60名ほどになりバス2台が発車しました。
「広河原→芦安駐車場」 乗合タクシー(1400+マイカー規制協力金300)、待合場所に10名揃えば発車してもらえるようです。また乗合タクシーで戻ってきた場合は、希望する駐車場まで乗せてもらえるようです。ザックは荷室に乗せられ、料金も若干安いので、バスよりこちらがお勧めです。なお朝一始発を利用するには予約が必要のようです。
コース状況/
危険箇所等
「白根御池小屋分岐~白根御池小屋」 樹林帯の中、急坂。
「白根御池小屋~小太郎尾根分岐」 明るい樹林帯の中、急坂。
「小太郎尾根分岐~小太郎山」 展望は良い。ところどころハイマツの藪漕ぎが必要になり、歩きづらいところがあり、見た目より時間がかかる。
「白鳳峠登山口~白鳳峠」 薄暗い樹林帯、急坂。登山道もわかりづらいところがある。途中に連続するハシゴもあるが、特に危険なところはない。上部に行くとゴーロ帯に出て、標高200mほど続くが、ここからの北岳の展望がいい。
「白鳳峠~高嶺」 山頂近くになると岩登りに近くなる。白峰3山、千丈、甲斐駒、早川尾根、鳳凰3山、八ヶ岳など展望は抜群。
■DAY1 4:00頃の芦安第2駐車場。始発のバス、乗合タクシーに乗る登山者が集まってきています。
■DAY1 4:00頃の芦安第2駐車場。始発のバス、乗合タクシーに乗る登山者が集まってきています。
4:30 バスの待合所。どんどん集まってきています。5:15 始発の南アルプス登山バスが発車。この日は60人ぐらいで、バス2台。
4:30 バスの待合所。どんどん集まってきています。5:15 始発の南アルプス登山バスが発車。この日は60人ぐらいで、バス2台。
1時間ほどバスに揺られて、6:15 広河原に到着。広河原山荘が新しくなっていました。中はとてもきれいです。トイレを貸していただきました。
1時間ほどバスに揺られて、6:15 広河原に到着。広河原山荘が新しくなっていました。中はとてもきれいです。トイレを貸していただきました。
6:20 広河原を出発。

6:20 広河原を出発。

このゲートの脇を通って、吊橋に向かいます。
このゲートの脇を通って、吊橋に向かいます。
いい天気になりそうです。奥に見えるのは北岳のようです。
いい天気になりそうです。奥に見えるのは北岳のようです。
6:25 吊橋を通過。
6:25 吊橋を通過。
始めは緩やかな登山道。脚の早い登山者が、どんどん先に行きます。
始めは緩やかな登山道。脚の早い登山者が、どんどん先に行きます。
まずは足慣らしをかねて、のんびり行きましょう。
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まずは足慣らしをかねて、のんびり行きましょう。
6:43 白根御池分岐を通過。この辺りから登山道が急になりました。
6:43 白根御池分岐を通過。この辺りから登山道が急になりました。
急な登山道が続きますが、まだ気温はそれほど高くないので、まだ歩きやすい。ゆっくりゆっくり行きましょう。
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急な登山道が続きますが、まだ気温はそれほど高くないので、まだ歩きやすい。ゆっくりゆっくり行きましょう。
ゆっくり、ゆっくり。
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ゆっくり、ゆっくり。
7:14 第一ベンチ(1880m)を通過。
7:14 第一ベンチ(1880m)を通過。
7:39 第二ベンチ(2059m)を通過。
7:39 第二ベンチ(2059m)を通過。
途中から、急な尾根道から緩やかなトラバース道に変わって、少し楽になりました。
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途中から、急な尾根道から緩やかなトラバース道に変わって、少し楽になりました。
心拍数を上げないように、ゆっくりゆっくり。
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心拍数を上げないように、ゆっくりゆっくり。
小屋の音が聞こえてくると、
小屋の音が聞こえてくると、
8:27 白根御池小屋に到着。予定より1時間早い。チェックインし、ザックは今日の寝床に置いて、
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8:27 白根御池小屋に到着。予定より1時間早い。チェックインし、ザックは今日の寝床に置いて、
8:47 サブザックで、小太郎山に向けて出発。
8:47 サブザックで、小太郎山に向けて出発。
小屋の前は白根御池です。
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小屋の前は白根御池です。
正面に登山道「草すべり」が見えてます。かなり急で、みなさんたいへんそうです。
正面に登山道「草すべり」が見えてます。かなり急で、みなさんたいへんそうです。
「草すべり」の途中で振り返ると、鳳凰三山。一番左の凸が高嶺のようです。
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「草すべり」の途中で振り返ると、鳳凰三山。一番左の凸が高嶺のようです。
途中の木陰で10分ほど小休止し、エネルギージェルを補給。
途中の木陰で10分ほど小休止し、エネルギージェルを補給。
9:52 北岳の岩壁が見えるところ。
9:52 北岳の岩壁が見えるところ。
明るい広葉樹林帯の中を、ジグザクに登って行く登山道。
明るい広葉樹林帯の中を、ジグザクに登って行く登山道。
10:20 また北岳が見えるところから。
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10:20 また北岳が見えるところから。
やっと樹林帯を抜けました。
やっと樹林帯を抜けました。
10:28 草すべり分岐にでました。左へ行くと二俣へつながる「右俣コース」。一度歩いたことがあります。
10:28 草すべり分岐にでました。左へ行くと二俣へつながる「右俣コース」。一度歩いたことがあります。
鳳凰三山には、雲がかかり始めました。
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鳳凰三山には、雲がかかり始めました。
そろそろ稜線に出そうです。
そろそろ稜線に出そうです。
10:46 小太郎尾根分岐(2860m)に到着。疲れた〜〜、10分ほど小休止。まだ予定より1時間ほど余裕あり。
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10:46 小太郎尾根分岐(2860m)に到着。疲れた〜〜、10分ほど小休止。まだ予定より1時間ほど余裕あり。
この分岐から小太郎山。ちょうど雲の影。意外に近くに見える。
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この分岐から小太郎山。ちょうど雲の影。意外に近くに見える。
その左には、仙丈ケ岳。
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その左には、仙丈ケ岳。
右手には、鳳凰三山と早川尾根の山々。
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右手には、鳳凰三山と早川尾根の山々。
正面奥の山は、明後日行く予定のアサヨ峰のようです。
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正面奥の山は、明後日行く予定のアサヨ峰のようです。
小太郎尾根を下ってきてから振り返ると、北岳山頂はガスの中。
小太郎尾根を下ってきてから振り返ると、北岳山頂はガスの中。
さらに下ったところから振り返って。
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さらに下ったところから振り返って。
ここだけ見ると、表銀座の縦走路っぽい。
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ここだけ見ると、表銀座の縦走路っぽい。
中央の岩山が前小太郎山。
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中央の岩山が前小太郎山。
登山道はハイマツの枝を押して歩く感じ。
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登山道はハイマツの枝を押して歩く感じ。
11:53 前小太郎山を通過。
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11:53 前小太郎山を通過。
前小太郎山から見える小太郎山。
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前小太郎山から見える小太郎山。
歩きやすい登山道になって、
歩きやすい登山道になって、
やっと山頂標識も見えてきた。
やっと山頂標識も見えてきた。
12:14 予定より1時間ほど早く、小太郎山にとうちゃこ。ただ辺りの山にガスが出てきていて、展望はイマイチ。
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12:14 予定より1時間ほど早く、小太郎山にとうちゃこ。ただ辺りの山にガスが出てきていて、展望はイマイチ。
山頂から見えるアサヨ峰。
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山頂から見えるアサヨ峰。
15分ほど小休止して、
15分ほど小休止して、
12:30 下山開始。まずは2860mの小太郎尾根分岐に150mほど登り返す。
12:30 下山開始。まずは2860mの小太郎尾根分岐に150mほど登り返す。
もう秋が始まっている。
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もう秋が始まっている。
前小太郎山への登り。
前小太郎山への登り。
楽しみな秋の色。
楽しみな秋の色。
小太郎尾根分岐が見えてきた、もう少し。14:09 分岐に到着し、15分ほど小休止し、エネルギー補給。
小太郎尾根分岐が見えてきた、もう少し。14:09 分岐に到着し、15分ほど小休止し、エネルギー補給。
14:26 分岐から「草すべり」を下山開始。この調子なら夕飯には楽に間に合いそう。登山道には秋が始まっています。
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14:26 分岐から「草すべり」を下山開始。この調子なら夕飯には楽に間に合いそう。登山道には秋が始まっています。
余裕が出てきたので花たちを撮影。シラネニンジンや、
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余裕が出てきたので花たちを撮影。シラネニンジンや、
ウメバチソウや、ミヤマコゴメグサ、
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ウメバチソウや、ミヤマコゴメグサ、
ナナカマドの赤い実、
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ナナカマドの赤い実、
トリカアブト、ハクサンフウロや、
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トリカアブト、ハクサンフウロや、
イワブクロ、ミヤマオグルマ、マルバダケブキなどたくさん咲いていました。
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イワブクロ、ミヤマオグルマ、マルバダケブキなどたくさん咲いていました。
15:31 白根御池小屋に到着(予定より1時間以上早い)。ベンチで缶ビール(サッポロ黒350、@650)を2本空ける。最高にうまい。夕飯(17:50)まで昼寝。
15:31 白根御池小屋に到着(予定より1時間以上早い)。ベンチで缶ビール(サッポロ黒350、@650)を2本空ける。最高にうまい。夕飯(17:50)まで昼寝。
■DAY2 3:52 白根御池小屋を出発。ガスは消えていて、星がきれいです。昨日の疲れが残っていて、なんだか足が重いです。
■DAY2 3:52 白根御池小屋を出発。ガスは消えていて、星がきれいです。昨日の疲れが残っていて、なんだか足が重いです。
5:23 白根御池分岐まで下りてきました。
5:23 白根御池分岐まで下りてきました。
この沢でボトルの水を補給。冷たくてうまい。
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この沢でボトルの水を補給。冷たくてうまい。
5:45 吊橋を通過。
5:45 吊橋を通過。
吊橋から北方面。
吊橋から北方面。
吊橋から南方面。広河原インフォーメーションセンターが見えてます。
吊橋から南方面。広河原インフォーメーションセンターが見えてます。
吊橋を渡って、白鳳峠登山口に向かいます。右にはずっと断崖が続いていますが、登れるのでしょうか?
吊橋を渡って、白鳳峠登山口に向かいます。右にはずっと断崖が続いていますが、登れるのでしょうか?
6:01 白鳳峠登山口(ほぼ予定通り)。なんとなく薄気味悪い。この金網の中に入っていきます。足が重いので、気も引ける。
6:01 白鳳峠登山口(ほぼ予定通り)。なんとなく薄気味悪い。この金網の中に入っていきます。足が重いので、気も引ける。
6:12 薄暗い森、登山道はとても急です。10分ほど小休止。何も食べていないのでエネルギージェルを補給。
6:12 薄暗い森、登山道はとても急です。10分ほど小休止。何も食べていないのでエネルギージェルを補給。
6:44 薄暗い森の中で、急な登山道が続くのですが、まだ気温が上がらず涼しい風が吹いているのが唯一の救いです。15分ほど休憩し、白根御池小屋のお弁当のおむすびを1ヶを食べる。
6:44 薄暗い森の中で、急な登山道が続くのですが、まだ気温が上がらず涼しい風が吹いているのが唯一の救いです。15分ほど休憩し、白根御池小屋のお弁当のおむすびを1ヶを食べる。
7:16 登ってきた登山道を振り返って。
7:16 登ってきた登山道を振り返って。
稜線に出たかと喜びましたが、違いました。
稜線に出たかと喜びましたが、違いました。
7:53 4つの赤いはしごを通過。
7:53 4つの赤いはしごを通過。
続いて、7:58 2つの赤いはしごを通過。再び15分ほど休憩し、おむすびの二つ目を食べる。
続いて、7:58 2つの赤いはしごを通過。再び15分ほど休憩し、おむすびの二つ目を食べる。
8:44 シラビソと苔の林に出ました。
8:44 シラビソと苔の林に出ました。
なかなかきれいです。
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なかなかきれいです。
8:49 急に樹林帯を抜け、ゴーロ帯に出ました。
8:49 急に樹林帯を抜け、ゴーロ帯に出ました。
振り返ると北岳。今日は雲一つなくご機嫌な北岳。その尾根の先には、昨日行った小太郎山。
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振り返ると北岳。今日は雲一つなくご機嫌な北岳。その尾根の先には、昨日行った小太郎山。
9:09 なかなか終わらないゴーロ帯。(このゴーロ帯は、2200m辺りから白鳳峠(2450m)まで続いていました。)
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9:09 なかなか終わらないゴーロ帯。(このゴーロ帯は、2200m辺りから白鳳峠(2450m)まで続いていました。)
9:34 やっとゴーロ帯が終わりそうです。
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9:34 やっとゴーロ帯が終わりそうです。
9:40 白鳳峠に到着。もっと遅れると思ったが、予定より15分遅れで済んだ。ここで20分ほど休憩。3つ目のおむすびを食べ、木陰にザックをデポし、10:00 サブザックで高嶺に向けて出発。
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9:40 白鳳峠に到着。もっと遅れると思ったが、予定より15分遅れで済んだ。ここで20分ほど休憩。3つ目のおむすびを食べ、木陰にザックをデポし、10:00 サブザックで高嶺に向けて出発。
振り返ると、なかなかの絶景。赤薙沢の頭(左のでっぱり)と甲斐駒ヶ岳。
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振り返ると、なかなかの絶景。赤薙沢の頭(左のでっぱり)と甲斐駒ヶ岳。
甲斐駒。いつ見ても男前。
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甲斐駒。いつ見ても男前。
北側には八ヶ岳。
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北側には八ヶ岳。
10:25 左奥に見えるのが高嶺のようだ。近くになると、徐々に斜度がきつくなる。
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10:25 左奥に見えるのが高嶺のようだ。近くになると、徐々に斜度がきつくなる。
振り返ると、高嶺の後に行こうとしている早川尾根。尾根の先がアサヨ峰のようで、なかなかりっぱです。さすが300名山。
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振り返ると、高嶺の後に行こうとしている早川尾根。尾根の先がアサヨ峰のようで、なかなかりっぱです。さすが300名山。
10:26 右手には北岳。標高が上がり、間ノ岳も見えてきました。
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10:26 右手には北岳。標高が上がり、間ノ岳も見えてきました。
10:46 山頂近くには岩がごつごつ見えてます。あそこを行くのでしょうか。
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10:46 山頂近くには岩がごつごつ見えてます。あそこを行くのでしょうか。
11:20 急な岩場を登り終え、登山道が緩やかになると、地蔵岳のオベリスクも見えてきました。
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11:20 急な岩場を登り終え、登山道が緩やかになると、地蔵岳のオベリスクも見えてきました。
そのオベリスクをズーム。久しぶりです。
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そのオベリスクをズーム。久しぶりです。
11:27 高嶺にとうちゃこ。そんなにゆっくり来たつもりはないが、予定より1時間弱遅れ。LINEで、かみさんに山頂からの景色を送っていると、かみさんの母が危篤だと連絡あり。山行を中止し、白鳳峠から広河原に下山することにしました。
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11:27 高嶺にとうちゃこ。そんなにゆっくり来たつもりはないが、予定より1時間弱遅れ。LINEで、かみさんに山頂からの景色を送っていると、かみさんの母が危篤だと連絡あり。山行を中止し、白鳳峠から広河原に下山することにしました。
山頂から白峰三山。こんな天気のいい日にもったいないですが、仕方ありません。明日行く予定だったアサヨ峰はまたの機会にしましょう。早川尾根小屋にキャンセルの電話を入れました。
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山頂から白峰三山。こんな天気のいい日にもったいないですが、仕方ありません。明日行く予定だったアサヨ峰はまたの機会にしましょう。早川尾根小屋にキャンセルの電話を入れました。
山頂から鳳凰三山方向。富士山も顔を出しています。
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山頂から鳳凰三山方向。富士山も顔を出しています。
11:45 それでは気をつけて下山しましょう。広河原からちょうどいいバスがあるといいですが・・・
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11:45 それでは気をつけて下山しましょう。広河原からちょうどいいバスがあるといいですが・・・
12:32 白鳳峠に戻ってきました。ザックを回収して下山します。(白鳳峠登山口近くでは、遭難者に逢いました。)
12:32 白鳳峠に戻ってきました。ザックを回収して下山します。(白鳳峠登山口近くでは、遭難者に逢いました。)
14:39 白鳳峠入口、14:58 広河原、乗合タクシーで16:30 芦安駐車場につき、20時頃自宅に戻りました。ありがとうございました。
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14:39 白鳳峠入口、14:58 広河原、乗合タクシーで16:30 芦安駐車場につき、20時頃自宅に戻りました。ありがとうございました。

感想

・台風10号も過ぎて、やっと行けたこの夏2つ目のアルプス山行でしたが、かみさんの母が危篤との連絡を受けて、2日目で山行を中止しました。入院後の状況から、こういうことを全く想定していなかったわけではないので、迷いもなく。延命治療をしているわけではないのですが、その母は8日になっても危篤のままで、かみさんは早く楽にしてあげたいと話しています。
・1日目の小太郎山登山で足はすっかり棒になり、2日目の白鳳峠への登りはなかなかきつくて、小休止を何度も取りながらゆっくりと登りました。やっと登った甲斐もあって白鳳峠から高嶺に進むと、早川尾根からのすばらしい展望を見ることができました。ありがとうございました。

「今回の山行計画」
・今回は南アルプス北部の百高山3座(小太郎山、高嶺、アサヨ峰)を2泊3日で廻る山行でした。当初は8/Eに計画していましたが、台風10号の影響で、9/5から再計画したものです。
・1日目は広河原から小太郎山に登り、下山途中の白根御池小屋に泊まり、2日目は広河原まで下山した後、白鳳峠登山口から白鳳峠を経て高嶺に登り、早川尾根を戻って早川尾根小屋で泊まり、3日目にアサヨ峰までピストンして、広河原峠から広河原に下山するものでした。
・今回はどうも急坂が多いらしいので、できるだけ軽量化を検討。白根御池小屋から小太郎山の区間、白鳳峠から高嶺の区間、早川尾根小屋からアサヨ峰の区間は、サブザックとカメラバックで行くことにした。またカメラ機材も軽くして、望遠ズームレンズ、星景写真用レンズ、三脚、予備バッテリー2ヶは家に置いていくことにしました。その結果、ボトルの水を満杯(1.6L)にして、ザック移動時8.6Kg、サブザック移動時3.6Kg。
・高嶺から見えた早川尾根はおもしろそうで、その先にあるアサヨ峰はとても大きく立派な山で、しかも意外に近くに見えたので、天気の良いこの時にこのまま行っておきたかったですが、仕方ありません。アサヨ峰単独登山となると、北沢峠から日帰りでしょうか。

「遭難者との遭遇」
・2日目の6時頃、白鳳峠登山口から気味の悪いほど薄暗い急坂を登って行くと、20分ほどして、青い大型ザックが登山道に横たわっていました。その近くには緑のキャップもありました。ザックには雨で跳ねた小さな砂が付いていて、置かれてから数日は経っている感じです。なんだかゾクゾクしてきました。辺りを見廻しても遭難者は見つからないので、軽い怪我か疲労のため重いザックを置いて、とりあえず下山したのだろうと解釈して登山を続けました。
・高嶺の山頂で危篤の連絡を受けて、白鳳峠から下山してくると、そのザックは置かれたままでした。とりあえず写真など撮って、広河原に着いたら確認しようかと立ち止まると、何か声がしてきます。少し大きな声で「すいませ〜ん」と聞こえてきました。通り過ぎてきた登山道の下の急斜面(35度ほど)に、登山道下5mほどに立っている木の根元に、幹を抱いて停まっている30代から40代の男性がいました。私に声をかけてきて、「もう救助隊を呼んでいるので、もうすぐ来るはずですが、ここに居たことを伝えてください」とのことです。簡単に近くまで行けないので、状況だけ聞いてみると、下山時に登山道から滑落して、その木で止まったようです。手も足も大丈夫ですが、頭から血が出ているようです。また登山道まで自力で登り返すのは難しいといいます。
・声も受けごたえもしっかりしていて、自分は大丈夫だと言うので、その場を後に登山口手前まで下りていくと、5分もせずに一人目の救助者と逢いました。後から消防の方たちも来るようです。遭難者の状況を説明し、ついでに置かれていたザックのことを聞いてみると、10日ほど前に下山時に滑落した人のもので、その人は10針ほど縫ったそうだと言っていました。
・ところで滑落が2件立て続けに発生した場所ですが、特に滑落しやすい要因は見つからないところだったので、なぜここで滑落したのか不思議な感じです。
・登山口まで下りてくると上空でヘリコプターが旋回し、帰りの乗合タクシーに乗っていると、揺れないようにゆっくり走っている救急車も前にいて、たくさんの人がかかわり、とても大ごとになっている感じでした。
・今のところ、この遭難2件どちらも、検索してもでてきません。最近は毎日のように山岳遭難が報道されますが、その背後にはニュースにもならない遭難もあることを知りました。60代の遭難がたくさん報道されていますが、私も迷惑をかけないようにしなければと再認識した次第です。

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