初の南アルプスは北岳から間ノ岳・池山吊尾根へ
- GPS
- 29:11
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,856m
- 下り
- 2,851m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:23
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 9:03
天候 | 二日間とも晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
山梨交通バス 広河原行 04:35発 広河原06:28着 復路 山梨交通バス 甲府行12:45発 甲府着14:35 甲府発15:09特急あずさ 新宿16:50着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<広河原〜大樺沢〜左俣> 大樺沢二股までは整備された歩きやすいルート。左俣コースに入るとやや荒れた滑り易い状況。稜線への登り上げはほぼ垂直な丸太の梯子。 <八本歯のコル〜北岳>八本歯のコルも丸太梯子、岩稜で注意が必要。北岳直下はややガレた状態。 <北岳山荘〜間ノ岳>何か所か岩場のトラバースあり。 <八本歯のコル〜ボーコン沢ノ頭>最初の岩場は要注意。続く稜線も踏み跡はあるが、ルートがハイ松で覆われている箇所がある。基本は稜線なので迷うことはない。 <ボーコン沢ノ頭〜池山吊尾根〜アルキ沢橋>最初はやや急な稜線。踏み跡も十分あり、ペイントも少しあるがルートファインディングが必要。樹林帯に入るとピンクリボンが随所にあり、踏み跡も十分確認できる。池山御池小屋を過ぎると急斜面の下りがあり、スリップ転落に注意。 <アルキ沢橋〜広河原>アスファルト林道の歩き。広河原まで登り勾配。約5km。 |
写真
装備
個人装備 |
9月21日
早朝の気温1度前後。夏用ダウンシュラフにダウンジャケットを着込んだが寒かった。
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感想
東京長期出張になり、南アルプスも距離的に近くなった。
関西からはアクセスが悪く、今まで南アルプスには行ったことがなかったのだ。
初めての南アルプス、やはり北岳から登ってみたい。
北岳のバットレスのその存在は知っていたが、
どれほどのものかはその知識がなかった。
ならばあまり情報を得ず、実際の目で確かめたかった。
甲府駅から2時間近くバスに揺られ広河原へ。
あまりの沢山の登山者に驚く。これだけの人が一気に北岳へ・・・?
これは渋滞となりそうな予感がする。
案の定、大樺沢の登りでは随所で渋滞となり、足取りはゆっくりペース。
お蔭で脚には楽であったが。
その分、写真撮影も楽しむことが出来るというものだ。
バットレスの迫力、そして始まりだした紅葉。
美しい光景に魅了される。
八本歯ノコルの丸太梯子はかなり足にきた。
さらに北岳までの登りも急こう配なので山頂に着く頃には疲労感一杯。
期待した山頂からの展望はガスでほとんど見えないが、気分は最高だ。
北岳山荘のテント場は稜線沿いのやや窪んだ箇所にあり、なかなかの立地条件。
早い夕食を終え、稜線で夕暮れ時のマッジクアワーを楽しむことに。
最初はガスで覆われていたが、日没直前、いきなりガスが晴れると、
オレンジに染まった西の空が大変なことになっていた。
中央アルプスに沈む夕日、その後のグラデーションの夜空。
最高の時間を楽しめた。
翌日未明、ヘッドライトを灯し間ノ岳を目指す。
半月は早くに沈み、空には満天の星が輝いている。
オリオン座も東の空高く輝きを増している中を歩いて行く。
そして間ノ岳に着く頃、少し東の空が白んできたようだ。
テント場への帰り、中白根山でご来光を待つ。
刻々と変化する東の空。
富士山が大きくその存在感を示している。
そしてオレンジから赤へと変化する空。
幻想的な空のグラデーションに夢中になってシャッターを切る。
テント場を後にする。
次にここに来るときは、さらに南へと縦走をしたいものだ。
今日はここから引き返そう。
でも、昨日のルート上の混雑を考えると
右俣コースや草すべりコースも同様な状況だろう。
そこで直前に情報を得ていたボーコン沢ノ頭から池山吊尾根コースを
下ろうと予定変更。
案の定、このルートにはほとんど人がいない。
最初の岩場だけがやや危険個所だが、
あとは尾根ルートなので、
しっかりとルートファインディングすれば問題ないコースだ。
まるで独占状態の尾根ルート。
終始マイペースで歩くことが出来た。
結局、このルート上で出会ったのは7人のみ。
破線で表わされる所以のルート状況ではあるが、
楽しく歩けるのは間違いないだろう。
問題はアルキ沢橋へ降りて広河原までの林道歩き。
登り勾配のため、なかなか足には効いてくるが、
なんとか1時間少しで広河原へ到着だ。
初めての南アルプス、稜線から眺める山々は登りたくなる山ばかりだ。
こうして自分の目で見るとそれが良くわかる。
やはり山はその美しさ、そして登りたくなる山がいいのである。
そしてそこに紅葉の美しさが加わると最高なのは言うまでもない。
また来るぞ〜 南アルプス!!
tekapoさん、初北岳お疲れ様でした。
先日の悪天の借りを返してもお釣りが来るくらいの素晴らしい山行になりましたね。
秋の北岳には行ったことがないので興味津々で拝見させていただきました。
池山吊尾根の写真を見ているうちに、天気のタイミングが合えばまた正月あたりアタックしてみたいなーと考えてしまいました。
最初はtekapoさん、出張が多くて大変だなぁと思っていましたが、今は羨ましく拝見しております
まだまだ登る山は盛りだくさん!
しかも冬の好天向きの山ばかりなので是非堪能してください!
初の南アルプス、そして北岳。
北アルプスとは違う山容に新鮮さたっぷり、富士山の近さにびっくりでした。
それもすべて秋の好天のおかげですね。
池山吊尾根、冬期ルートとして有名のようですね。
積雪期にも一度登ってみたいそんな気持ちです。
出張続きですが、気分転換、そして翌日への活力として
山の計画を立て、山に登るのが出張中の楽しみでもあります。
雪が降れば八ヶ岳が楽しみですね。
少ない休みですが、なんとか予定を実行に移して登ってみたいものです。
こんにちは〜
スタートから超エンジョイされましたね
見える魅力的な山々、次はどこへ行こうか迷いますね。
富士山のシルエットは写真でも感動です‼
東京生活、スタートから登ってます。念願の南アルプスへ行っちゃいました。
見慣れた北アルプスの風景とは違い、全てが新鮮で楽しい気分で登れましたよ。
なんといってもやはり富士山の雄姿はたまんないですね。
冨士の裾野が雲海に覆われている様を見ていて、富嶽三十六景を思い浮かべてました・・・
きれいに耳つき富士山?が見えてますね(*^^*)北岳からの夕焼けに、間ノ岳からの朝日はきれいです。富士山に見とれちゃいますね。紅葉も進んでいますね。今年は紅葉を見れないうちに終わってしまいそうです💦
北岳山荘のテント場は風は大丈夫でしたか?あそこは風が強くて恐いです。
そちらのコースは人が少ないのですね。苔がきれいですね。次は荒川岳の千枚小屋にぜひ〜。私の中でその 日の気候条件下でだったのかと思いますが、富士山が大きくきれいに見えました。東京出張楽しんで来てください\(^^
これほどの近さと3000mの高さから見る富士山は初めてです。
大地を埋め尽くす雲海にぽっかりと浮かぶ富士山、グラデーションを帯びてくる東の空。
こんな絶景は実際に見た者でなければ言い尽くせないですね。
北岳のテント場、二重稜線となっている窪んだ箇所に張ったのであまり風の影響は
なかったですよ。早い時間からテントを張ったのでいい場所を確保できたのも幸運でした。
池山吊尾根、昔はメインルートだったそうですね。
今でも冬期はこのルートから登るのが多いそうです。
すでに私の頭の中は雪景色が広がってま〜す。
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