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Yamareco

記録ID: 72277
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

荒川三山(悪沢岳)〜赤石岳周遊 花満開

2010年07月24日(土) ~ 2010年07月26日(月)
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YAMA555 tonbou その他3人
GPS
21:45
距離
24.9km
登り
2,852m
下り
2,866m

コースタイム

1日目:7時間
臨時便バス7:00→8:10椹島ロッヂ9:00→吊橋9:20→10:12鉄塔前→岩頭見晴10:30→→11:25小石下→12:35清水平(大休止)13:00→蕨段13:40→14:00見晴台14:10→駒鳥池15:15→16:00千枚小屋(テント泊)
2日目:9時間20分
千枚小屋5:20→6:20千枚岳6:25→7:35丸山→8:05悪沢岳8:25→9:30中岳避難小屋9:40→中岳9:55→前岳10:05→10:55荒川小屋(大休止)11:55→大聖寺平12:15→小赤石の肩13:30→小赤石岳13:55→赤石岳14:35→14:40赤石避難小屋(素泊り)
3日目:5時間25分
赤石避難小屋5:35→赤石岳5:40→分岐5:50→砲台休憩所6:30→富士見平7:20→7:45赤石小屋8:15→赤石岳登山口10:45→11:00椹島ロッヂ12:30→13:25畑薙第一ダム
天候 全日程晴れ(夕方は雲多くなります)
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
静岡ICで降りて畑薙第一ダム駐車場にて仮眠。東海フォレストのバスに乗り換え椹島ロッヂへ。

東海フォレストのバス発着時間
http://www.t-forest.com/alps/bus/index.html
※臨時便出ました
コース状況/
危険箇所等
●道路状況
畑薙第一ダムへの道は一部狭い箇所もありますが、舗装はしっかりしています。夜間だとほとんどすれ違いはありませんでした。
昨年のシルバーウィーク時の駐車場は満車に近かったですが、今回は十分余裕がありました。駐車場近くに沢の水場有り。簡易トイレもあります。

●東海フォレストバス状況
入山:一番早い出発時刻は8:00でしたが、臨時便が7:00に有りました。早い者順で27名に入らないと乗れません。
下山:13:00に乗る予定でしたが、12:30の臨時便がありました。

登山ポストは、畑薙第一ダム駐車場のバス乗り場にあります。

●椹島ロッヂ〜千枚小屋の道路状況
視界がほとんど開けないダラダラとした登りが続きます。清水平では冷たい水が出ているので喉を潤せました。展望があるのは、岩頭見晴、小石下、見晴台辺りからのみです。

千枚仮設小屋での運営となります。水場、お手洗いも綺麗です。
テン場を利用しましたが、小屋から5分程度下った箇所にあります。
今回は食料を車においてきてしまったので、夕食2,000円を利用しました。ご飯・味噌汁おかわり自由でした。
小屋からは富士山と日の出が見えます。
ビール500mlで800円也。

●千枚小屋〜荒川小屋
稜線歩きで終始大展望を味わいながら歩くことが出来ます。
千枚岳からの下りが若干ザレていて岩っぽいので注意が必要です。
前岳は若干はずれた場所にありますが、分岐に荷物をデポして登りました。ここで雷鳥に逢う事ができました。
前岳から下りの斜面は花が満開でした。
ビール500mlで800円也。

荒川小屋は非常に清潔な小屋で景色も素晴らしく一度泊まりたい場所、スイカが売ってました。お手洗いは少し下った場所にあります。水場は小屋から数分下った所にあります。コンコンと湧き出ていて冷たい美味しい水でした。赤石避難小屋は水がないので2リットル担ぎます。

●荒川小屋〜赤石避難小屋
大聖寺平までに1箇所残雪が残っていましたが、アイゼンは必要ありませんでした。小赤石の肩までの登りは急登で水を担いでいると大変きつかったです。
肩から赤石岳までは何度かピークを越えますが、先が見えているので楽でした。

赤石岳直下にある赤石避難小屋は、素泊りしかありません。30人定員で22人でした。レトルト・カップラーメン等あります。ビール500mlで800円也。

●赤石避難小屋〜椹島ロッヂ
砲台休憩所までは結構急な下りです。沢が近いので水補給できます。道中の展望はここまで。
富士見平は360度の展望です。ハイキング程度で来るなら富士見平まで登って赤石小屋に泊まっても十分満足がいきそうです。
赤石小屋からの道は樹林帯の中になります。道標が5箇所あって後どのくらいか分かるのでペースの目安になります。

椹島ロッヂではテン場の奥の水の広場を降りると河原に出ることができます。河原の水は冷たくて気持ちイイので、バスの時間に余裕があったら体や足を拭うのに是非使って欲しいと思いました。

●温泉
赤石温泉の白樺荘で汗を流せます(500円)。
食事も出来るので良いですよ。
椹島ロッヂ雰囲気が良い場所です。
椹島ロッヂ雰囲気が良い場所です。
千枚小屋への登山口。左へ曲がります。
千枚小屋への登山口。左へ曲がります。
小岩下までもう少し
小岩下までもう少し
清水平
冷たい水が飲めます。
清水平
冷たい水が飲めます。
見晴台
赤石岳、悪沢岳が展望できます。
見晴台
赤石岳、悪沢岳が展望できます。
見晴台からの展望です。
見晴台からの展望です。
駒鳥池は苔が綺麗でした。
駒鳥池は苔が綺麗でした。
千枚仮設小屋の受付
千枚仮設小屋の受付
千枚小屋での食事。2,000円也。
千枚小屋での食事。2,000円也。
千枚小屋前からの早朝の富士山
千枚小屋前からの早朝の富士山
日の出と富士山
いつか登りたい相似峰の笊ヶ岳。
いつか登りたい相似峰の笊ヶ岳。
千枚岳の登る途中から富士山
千枚岳の登る途中から富士山
千枚岳山頂
千枚岳からの急下降
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千枚岳からの急下降
丸山へ向かう途中はお花畑でした。
丸山へ向かう途中はお花畑でした。
悪沢岳(東岳)からの富士山
悪沢岳(東岳)からの富士山
悪沢岳から見た赤石岳
悪沢岳から見た赤石岳
中岳へ向かいます
中岳へ向かいます
途中のお花畑は見事でした。
途中のお花畑は見事でした。
中岳へはこの登り返しが待ってます。ヒエ〜。
中岳へはこの登り返しが待ってます。ヒエ〜。
中岳避難小屋から悪沢岳
中岳避難小屋から悪沢岳
中岳山頂
前岳山頂
前岳で雷鳥に出会いました。
雛を3羽連れています。
前岳で雷鳥に出会いました。
雛を3羽連れています。
こんな天気が良いときに出会うとは、なんてラッキーなんでしょうか!
こんな天気が良いときに出会うとは、なんてラッキーなんでしょうか!
荒川小屋への下りもお花畑でした。
荒川小屋への下りもお花畑でした。
荒川小屋は綺麗な小屋でしたね。
荒川小屋は綺麗な小屋でしたね。
荒川小屋の水場。
荒川小屋の水場。
荒川小屋から大聖寺平への途中。
唯一残雪ありました。
荒川小屋から大聖寺平への途中。
唯一残雪ありました。
大聖寺平へ向かう途中。本当に山が大きいですね。
大聖寺平へ向かう途中。本当に山が大きいですね。
ようやく赤石岳山頂に到着
ようやく赤石岳山頂に到着
赤石岳山頂。避難小屋は直下にあります。
赤石岳山頂。避難小屋は直下にあります。
赤石避難小屋に到着しました。
赤石避難小屋に到着しました。
避難小屋の2階が宿泊場所です。
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避難小屋の2階が宿泊場所です。
早朝の富士山
幻想的な色でした。
幻想的な色でした。
日の出は雲に邪魔されながらも綺麗でした。
日の出は雲に邪魔されながらも綺麗でした。
早朝の赤石岳山頂から富士山。
早朝の赤石岳山頂から富士山。
ガスの流れが速かった。
ガスの流れが速かった。
前を行く人
赤石岳からの下山中
ザレていて急なので注意が必要です。
赤石岳からの下山中
ザレていて急なので注意が必要です。
赤石岳下山中もお花畑でした。
昨年の9月も綺麗でしたが、この時期もいいですね〜。
赤石岳下山中もお花畑でした。
昨年の9月も綺麗でしたが、この時期もいいですね〜。
椹島の水は冷たくて気持ちよかった〜。
椹島の水は冷たくて気持ちよかった〜。
赤石温泉白樺荘
500円
赤石温泉白樺荘
500円

感想

夏季休暇を利用して前半は2泊3日で南ア 荒川三山〜赤石岳へ。

駐車場から8時のバスを予定してゆっくり朝食を取っていた所、27名集まったら臨時便を出すと言うことで急いで準備。なんとか間に合って7時便に乗れた…が、急いでいたため今回の朝夜の食料を全て車の中においてきてしまったやっぱり急いで行動すると良い事ない。

初日は千枚小屋まで歩くが、これがほとんど展望のない樹林帯の登り。1400mの標高差をゆっくりと登っていく。2日目の大展望を楽しみに昇るしかない。唯一駒鳥池の苔生した雰囲気が良かったかな。

千枚小屋はテント幕営。小屋から5分位下った場所でトイレに行くのに一苦労。本日は食料を忘れたため夕食2,000円を頂くことにする。ご飯味噌汁おかわり自由は嬉しかった。

2日目早朝、小屋から富士がとても綺麗に見える。雲が入っていて残念ながらブルーモーメントとはいかなかった。 千枚岳山頂からは稜線歩きが続く。稜線には花が満開で見とれているとなかなか先に進まない。

荒川三山からは展望抜群で北アまで見える。3000mを越える絶頂を踏むのは本当に気持ち良い。

前岳では雷鳥が雛3羽を連れているのに出くわした。通常ガスッていないとあまり姿を現さないので本当にラッキー。ヨチヨチ歩きの雛がメッチャ愛くるしかった

荒川小屋の水場はキンと冷えていて、一気に喉を潤し、体を拭うと気持ち良かったな〜。スイカも売っていたが我慢。
さて、ここから赤石避難小屋には水場がないので、荒川小屋で水を2L背負った。テントの他に水を担いでの赤石岳への登りは本当にしんどい。30分歩いては5分休憩で何とか肩にたどり着いた。
昨年は赤石岳山頂では展望に恵まれなかったが、今年は本当に素晴らしい天気でリベンジが果たせたよ。

赤石避難小屋では小屋番さんが良い人で持ってきた酒を薦めると、逆に焼酎を振舞ってくれた。5時から8時過ぎまで山話で盛り上がりちょっと飲みすぎる。山で知らない人と触れ合うのは楽しいね〜。

翌朝は雲が多いながらも展望はよく、富士が薄紅に染まる姿を拝むことが出来て感激。やはり早朝の景色はなんとも形容し難い神秘さがある。

体調が悪かったながらも何とか完登。最初から最後まで天候が安定していた最高の山行に他のメンバーも喜んでくれて良かった。

南ア南部、あとは茶臼〜光岳周遊、笊ヶ岳の2回は登りたい。今年中にどちらか行きたいなー。

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