北アルプス 三股から蝶ヶ岳〜常念岳 テント泊周回


- GPS
- 32:38
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 2,072m
- 下り
- 2,072m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 5:38
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バイクだったので隙間に駐車。前後のお車の方、すみません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2日かけて半時計回りで周回。 常念岳への登り、思ってたよりハードでした。 落石に注意。 前常念岳からの下り、岩稜帯が1時間ほど続き、大きい岩ばかりでお子さんや小柄な方は苦労しそうでした。 ※携帯電波 三股駐車場docomo、au利用可。 蝶ヶ岳山頂テント場付近、場所にもよるがdocomo可。auも入る時ありました。 稜線上ではdocomoは良好、auでもピークなど一部利用出来ました。 SoftBank未確認。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
この辺で同じルートを下山中の中学生位の女の子を含む3人家族と話す。
小屋泊っぽいけど、蝶ヶ岳から来たそうで、三股まで降りると言う。
でもお母さん、明らかにペースがヤバイ。
オイラでも日没ギリギリかな⁉って感じなのに更に遅い。
脚に疲労がたまってそう。
大丈夫なのかなぁ。
心配しながらも自分も余裕ないので先を急ぐ。
感想
久々のテント泊、行ってきました。
槍〜南岳縦走時に見た常念岳を見て、惚れ込んだ常念岳。
蝶ヶ岳を絡めて、1泊で縦走してきました。
以前から三股起点で考えてましたが、どっち回りで周回するか悩みました。
テント装備なんで、稜線まで上がるのは楽な方が良いかと思い
最初に蝶ヶ岳に上がる事に。
想定外の中央高速通行止めで時間食って、ビックリだったけど、
蝶ヶ岳までなので、ゆっくり登りました。
しかし、元々ヘタレなのに、久々ときたもんだから、そりゃもうへべれけでどうしようもない牛歩でした(笑)
小屋のある山頂までは、樹林帯で全くと言っていいほど眺望はなし。
タップリ時間かけて、ようやくたどり着いた蝶ヶ岳テント場は....
そこは天国のようでした🎵
槍〜穂高、北アルプス南部が一望出来ます❗
こりゃある意味、最高の展望台ってところです❗
テント設置後、夕暮れまでウトウトしたら、担ぎ上げたビールで乾杯〜‼
日没ギリギリでテント場裏にある、蝶ヶ岳山頂へクロックスで登頂(笑)
360度、パノラマ大展望デース❗凄いはこれは❗
日が沈むとさすがに気温が下がりましたが、風もなく静かでとても快適です。
テントに戻り、フリーズドライ製品でサラッと夕食をすませ、
また乾杯〜(笑)
このテント場、唯一の弱点はトイレが少ない所でしょうか?
男子のダイ用が2個しかなく、ずーっと行列でした。
まあ並んで10人前後でしたが、せめて4個有ればと思ったのはオイラだけかな⁉
それと水は小屋で1L¥200でした。
夜中、強風が吹いてました。
テント飛ばされる程では無かったんで良かったですが、
稜線上はしっかりペグ打ちしないと危ないですね。
ペグは比較的よく効きようでした。
日付が変わる頃、三脚持って風が凌げる小屋付近で夜景&星空撮影。
そとは、2〜3度くらいで風が吹くとめっちゃ寒い❗
寒いしレンズは曇るし、久々なんでカメラ設定思い出すのに時間かかり、寒さに耐えられず、途中撃沈、退却しました(*_*)
二日目もボチボチのの天気の様子。
ここまでの登り、相当ヘタレだったので
常念岳経由で三股まで降りるのは難しいかなぁ。
ピストンにしようか、そう思ってたんですが、
穂高の景色、これで見納めじゃ勿体ないし、
とりあえず、常念岳まで行って、ダメなら常念小屋でもう1泊ってことで(^-^;
気持ちいい稜線歩き❗
サイコーだね❗
蝶槍まではアップダウン少なく、歩きやすい。
槍と言っても鎖や梯子があるわけではなく、少し突き出た円錐形なだけで、登頂に何ら不安はない。
蝶槍からは100mくらいか?少し下り、樹林帯に入ります。
次のピークは2592。
ピークからは蝶槍が望めました。
暫く草地帯を進むと、常念岳が見えてきます。
草木が無くなると、岩稜帯の登りが始まります。
序盤に2512の偽ピークがあります。
そこで小休止。
地図だとここから1時間。
見上げてもとても1時間じゃ登れなそう(>_<)
言ってても仕方ないので先に進むことに。
だんだんガスってきました。
進む山頂も時よりガスの中に...
でもまあ、ここまで来たら戻る訳にも行かず、
進むしかないので、牛歩で登りマース(*_*)
途中、休憩時にオイラと同じルートをテント泊で歩いてる単独男性と話ながら山頂を目指す。
時間たぁーぷり使ってようやく山頂へ到着〜。
けして広くない山頂に沢山の人が居ました❗
ガスってあまり眺望が良いとまでは行きませんが、
それでも、大天井岳や槍穂高が時より見え隠れ。
まあ、悪天じゃないだけマシかな(^-^;
少し休憩してると、登り途中お話した単独男性も到着。
彼も予定通り三股まで下山するそうだ。
同じ境遇の方が居ると心強い。
オイラは遅いので一足先に出発する。
下山ルートは5分程は常念小屋と同じルートでやがて分岐点。
三股へのルートに入るとめっきり人は減る。
前常念に向かう途中、登山道上で雷鳥に遭遇。
雷鳥とはよく出会う気がする。
これで4〜5回目かな⁉
いつ会ってもカワイイ❗
前常念までに何人かとすれ違うが、皆さん結構疲れてる様だった。
話を聞くとなかなかハードコースらしい。
そんなコースにオイラと同じく下山している3人家族に追い付く。
中学生くらいの女の子とその両親らしい。
だがそのお母さんが、何だか脚がおぼつかない。
明らかにペースが遅い。
オイラも、このまま降りても日没ギリギリかな⁉
って際どい所なのに、まだ傾斜の緩い場所ですら、フラついてる。
抜き際に少し話したが、何と今日、蝶ヶ岳からスタートして三股まで降りると言う。
女の子は全然元気な様子だったのでよかったが、お母さんが心配。
元気付けようと思わず、
「ゆっくりでも歩いていれば着くから焦らず降りましょう」
なんて言った物の後から、ちょっと無責任過ぎたか⁉
今日は小屋に泊まって下山は明日が良いのでは⁉
とでも言えば良かったか⁉
ただ、この先が自分自身初ルートだったので、
アドバイスする情報もなく、第一自分だって確実に下山出来るか判らないし....
偉そうな事も言えずに先に立ってしまった...
途中、撮影で止まりなが1時間程で前常念、その先の石室で小休止。
靴紐を締め直し、降り出す。
ここからが大岩の急斜面。
非常に歩き難い。ストックはしまって両手使って降りる感じ。
これが小一時間続いた。
皆さん言っていた通り、なかなかハードでした。
岩稜帯から樹林帯に入る直前、コースが左にズレる。
マーキングも有ったが、間違えやすそうで注意が必要と思った。
樹林帯もこれまた長い。
2200m辺りから1350mの本沢まで850mも降りなければならない。
尾根伝いから左に折れて、つづら折れ道になる。
ここで休憩してると、上で何度か話した単独男性が追い付いて来た。
ここからはご一緒させて頂いた。
途中、少々アクロバティックなアクシデントなどあったけど、
奇跡的⁉に怪我もなく〜(笑)ってられる程度で済んで本当に良かった(^-^;
彼に下山中のファミリーの事を聞くと
覚えていて、ちょうどルートの核心部、石室の下辺りで遭遇したそうだ。
やはりお母さんが悪戦苦闘してたそうで、やはり心配していたそうです。
互いの昔話しなどしながら、楽しく下山できました。
何とかヘッテン出さずに降りられてホッと一安心。
駐車場でお別れして、帰り仕度。
すると、迎車タクシーが2台上がってきた。
帰り仕度が出来てトイレまでバイクで移動。
何か気になったので、タクシーのドライバーさんと少し話す。
どうやら2台とも蝶ヶ岳からの下山者が呼んだタクシーの様子。
しかし、こちらも1台のお客さんが脚に怪我をして、下山が遅れるそうだ。
もう1台のお客さんが連絡くれたそうで、もうすぐ到着らしい。
程なく最初に若いカップルが到着。
彼の方が脚に疲労を感じ、無理せずのんびり降りて来たそうな。
遅れて5分程、70歳代の男性到着。タクシー会社に連絡してくれた方らしい。
このあと、チョット“ひともめ”あったけど、
そこは割愛します(^-^;
タクシーはコチラの2組の手配で上がってきたそうで!他にタクシーはいない。
自家用車でここまで来てるって事だろう。
タクシーのドライバーさんにも話したけど、
あとは様子を見るしかないとの事。
一応、気に留めておきます、って事で解散しました。
警察に連絡する訳にもいかず、もうするべき事は無いのでしょう。
あとは無事に下山出来ることを祈るのみです。
色々あって大変だったけど、あの稜線は一生忘れないでしょう.....
お疲れさまでした。
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