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Yamareco

記録ID: 723541
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳・戸蔦岳・北戸蔦岳・1967峰・ピパイロ岳・伏美岳

2015年09月20日(日) ~ 2015年09月22日(火)
 - 拍手
pah01510 その他2人
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
27:44
距離
32.5km
登り
3,223m
下り
3,112m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:23
休憩
1:14
合計
6:37
距離 9.7km 登り 1,376m 下り 159m
8:37
8:48
31
11:25
12:05
74
13:19
13:39
4
13:43
42
2日目
山行
8:09
休憩
2:29
合計
10:38
距離 11.9km 登り 1,173m 下り 1,170m
5:15
42
6:22
6:48
109
8:37
9:25
89
10:54
11:14
27
11:41
11:45
35
12:20
13:11
162
15:53
宿泊地
3日目
山行
6:46
休憩
1:34
合計
8:20
距離 10.8km 登り 677m 下り 1,803m
4:44
83
宿泊地
7:54
8:20
147
10:47
11:36
87
13:03
1
13:04
ゴール地点
天候 1日目 雨・2日目 晴れのち曇り・3日目 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日19日1台を伏美岳登山口へデポ・下山後 この車でチロロコース登山口まで入山時に置いた車を回収。
千露呂川の流れ 穏やかに見えるがいつもよりは流れは強い
2015年09月20日 07:49撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 7:49
千露呂川の流れ 穏やかに見えるがいつもよりは流れは強い
ゲートから北電の管理道路に入ります。
2015年09月20日 07:49撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 7:49
ゲートから北電の管理道路に入ります。
北電取水口
2015年09月20日 08:43撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 8:43
北電取水口
北電取水口で管理道路は終わり。登山道に入ります。
2015年09月20日 08:43撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 8:43
北電取水口で管理道路は終わり。登山道に入ります。
このあたりから雨脚が強まりました。
2015年09月20日 08:56撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 8:56
このあたりから雨脚が強まりました。
しばらく沢の横を歩いたり
2015年09月20日 09:06撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 9:06
しばらく沢の横を歩いたり
下ったり。
2015年09月20日 09:11撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 9:11
下ったり。
迷ったり?
2015年09月20日 09:20撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 9:20
迷ったり?
ちょっと流木がうざいながらも
2015年09月20日 09:55撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 9:55
ちょっと流木がうざいながらも
結構綺麗な渓相だったり
2015年09月20日 10:06撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 10:06
結構綺麗な渓相だったり
黄色い紅葉が目に映えます
2015年09月20日 11:28撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 11:28
黄色い紅葉が目に映えます
おお晴れた
2015年09月20日 11:31撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 11:31
おお晴れた
トッタの泉
2015年09月20日 11:31撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 11:31
トッタの泉
思った以上にチョロチョロ。でも、ありがたい
2015年09月20日 11:43撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 11:43
思った以上にチョロチョロ。でも、ありがたい
ヌカビラ岳頂上。あまり頂上らしくない。
2015年09月20日 13:37撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 13:37
ヌカビラ岳頂上。あまり頂上らしくない。
意外と綺麗な紅葉。この後、北戸蔦稜線は爆風につき写真なし。
2015年09月20日 13:55撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 13:55
意外と綺麗な紅葉。この後、北戸蔦稜線は爆風につき写真なし。
穏やかな北戸蔦頂上直下のテン場の朝
2015年09月21日 04:35撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 4:35
穏やかな北戸蔦頂上直下のテン場の朝
目の前に北戸蔦
2015年09月21日 04:35撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 4:35
目の前に北戸蔦
動き始めるテン場・10張り程度が連なる。
2015年09月21日 04:42撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 4:42
動き始めるテン場・10張り程度が連なる。
次第に空が白み始め
2015年09月21日 04:49撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 4:49
次第に空が白み始め
北戸蔦からピパイロ・1967峰を望む
2015年09月21日 05:06撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 5:06
北戸蔦からピパイロ・1967峰を望む
太平洋からご来光
2015年09月21日 05:09撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/21 5:09
太平洋からご来光
北戸蔦頂上にテン場を構えた剛の者。我々が到着した頃が一番風が強かったらしい。
2015年09月21日 05:12撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/21 5:12
北戸蔦頂上にテン場を構えた剛の者。我々が到着した頃が一番風が強かったらしい。
朝日に染まるカールバンド
2015年09月21日 05:22撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/21 5:22
朝日に染まるカールバンド
紅葉が彩りを添える
2015年09月21日 05:22撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 5:22
紅葉が彩りを添える
カールバンドから遠くに見える幌尻(奥)
2015年09月21日 05:38撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 5:38
カールバンドから遠くに見える幌尻(奥)
近づく戸蔦岳
2015年09月21日 05:57撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 5:57
近づく戸蔦岳
山荘ルート分岐(6の沢出合いへの下降尾根)あたり
2015年09月21日 05:58撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 5:58
山荘ルート分岐(6の沢出合いへの下降尾根)あたり
カールバンドから1967峰・ピパイロ岳方面
2015年09月21日 06:08撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 6:08
カールバンドから1967峰・ピパイロ岳方面
戸蔦に着きました
2015年09月21日 06:24撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 6:24
戸蔦に着きました
七つ沼カールは前日の雨むなしくほとんど枯れてますがいつ見ても美しいです。
2015年09月21日 06:27撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 6:27
七つ沼カールは前日の雨むなしくほとんど枯れてますがいつ見ても美しいです。
歩いてきたカールバンドを振り返る。
2015年09月21日 06:27撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 6:27
歩いてきたカールバンドを振り返る。
少しアングルを変えて北戸蔦から1967峰まで。時間が押していたので1967峰にテン場を張るかをこの時点から逡巡。
2015年09月21日 06:36撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 6:36
少しアングルを変えて北戸蔦から1967峰まで。時間が押していたので1967峰にテン場を張るかをこの時点から逡巡。
秀峰 カムイエクウチカウシ山である。 男前だねぇ
2015年09月21日 06:43撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 6:43
秀峰 カムイエクウチカウシ山である。 男前だねぇ
七つ沼カールバンドへ下降。
2015年09月21日 06:47撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 6:47
七つ沼カールバンドへ下降。
カールバンドから七つ沼
2015年09月21日 07:12撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 7:12
カールバンドから七つ沼
よく見るカールバンド肩からの七つ沼
2015年09月21日 07:44撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 7:44
よく見るカールバンド肩からの七つ沼
中央は偽ピーク。奥が幌尻岳
2015年09月21日 07:49撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 7:49
中央は偽ピーク。奥が幌尻岳
近づく偽ピーク
2015年09月21日 08:05撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 8:05
近づく偽ピーク
幌尻岳山頂に到着。
2015年09月21日 08:38撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 8:38
幌尻岳山頂に到着。
札医大ワンゲル部の追悼ケルン
2015年09月21日 08:39撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 8:39
札医大ワンゲル部の追悼ケルン
2015年09月21日 09:03撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 9:03
わし
2015年09月21日 09:05撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/21 9:05
わし
このお二人は今日の幌尻岳が100名山達成となりました。
2015年09月21日 09:55撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/21 9:55
このお二人は今日の幌尻岳が100名山達成となりました。
北戸蔦からの下りに出会った素敵な若者( ̄∇ ̄)
2015年09月21日 11:25撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 11:25
北戸蔦からの下りに出会った素敵な若者( ̄∇ ̄)
1856峰へのルートから尾根を望む
2015年09月21日 13:37撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 13:37
1856峰へのルートから尾根を望む
1856峰への最後の登り。1856峰にテン場を決める。テン場の写真を忘れた。
2015年09月21日 13:50撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 13:50
1856峰への最後の登り。1856峰にテン場を決める。テン場の写真を忘れた。
1856峰テン場より。北戸蔦に雲がかかる
2015年09月21日 14:31撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 14:31
1856峰テン場より。北戸蔦に雲がかかる
夕方は流れる雲の乱舞に我を忘れる
2015年09月21日 17:28撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 17:28
夕方は流れる雲の乱舞に我を忘れる
2015年09月21日 17:29撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 17:29
2015年09月21日 17:31撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 17:31
2015年09月21日 17:32撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 17:32
2015年09月21日 17:33撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 17:33
2015年09月21日 17:34撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 17:34
2015年09月21日 17:35撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 17:35
翌日・最終日は雲の中から1856峰テン場スタート
2015年09月22日 05:11撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 5:11
翌日・最終日は雲の中から1856峰テン場スタート
1967峰に近づくと岩稜が続く
2015年09月22日 05:49撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 5:49
1967峰に近づくと岩稜が続く
逆巻いちゃった(^_^;)
2015年09月22日 05:56撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 5:56
逆巻いちゃった(^_^;)
1967峰がガスの中から姿を現す
2015年09月22日 06:00撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 6:00
1967峰がガスの中から姿を現す
1967峰の手前のテン場。本当はここにテントを張る予定だった。
5年前に比べると本当によくなった。
2015年09月22日 06:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 6:07
1967峰の手前のテン場。本当はここにテントを張る予定だった。
5年前に比べると本当によくなった。
1967峰到着後、雲が切れ始める。
2015年09月22日 06:12撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 6:12
1967峰到着後、雲が切れ始める。
北戸蔦も姿を現した。
2015年09月22日 06:13撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 6:13
北戸蔦も姿を現した。
2015年09月22日 06:16撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 6:16
1967峰で写真に収まる二人
2015年09月22日 06:19撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/22 6:19
1967峰で写真に収まる二人
さて、ピパイロへ
2015年09月22日 06:27撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 6:27
さて、ピパイロへ
遠くなる幌尻岳に感慨にふける
2015年09月22日 06:30撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 6:30
遠くなる幌尻岳に感慨にふける
せまるピパイロ。
2015年09月22日 07:08撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 7:08
せまるピパイロ。
ピパイロジャンクションピークから来た道を振り返る
2015年09月22日 07:44撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 7:44
ピパイロジャンクションピークから来た道を振り返る
芽室岳が奥に見える。縦走したときに登ってきた左の尾根が懐かしい。
2015年09月22日 07:46撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 7:46
芽室岳が奥に見える。縦走したときに登ってきた左の尾根が懐かしい。
奥の幌尻岳。中央の戸蔦岳から左からAカール・Bカール・Cカール
2015年09月22日 07:56撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 7:56
奥の幌尻岳。中央の戸蔦岳から左からAカール・Bカール・Cカール
ピパイロ到着
2015年09月22日 07:58撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/22 7:58
ピパイロ到着
伏美の登り返しはいつ来ても心が少し萎える。
2015年09月22日 07:59撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 7:59
伏美の登り返しはいつ来ても心が少し萎える。
対岸の戸蔦の山並み(神威岳(北日高)・エサオマントッタベツ
遠くにはずーっと見えていたカムイエクウチカウシ山が小さく見えるのだが・・・
2015年09月22日 07:59撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 7:59
対岸の戸蔦の山並み(神威岳(北日高)・エサオマントッタベツ
遠くにはずーっと見えていたカムイエクウチカウシ山が小さく見えるのだが・・・
最後に歩いてきたすべての稜線を写真に収めてピパイロを後にする。
2015年09月22日 07:59撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 7:59
最後に歩いてきたすべての稜線を写真に収めてピパイロを後にする。
水場のコル
2015年09月22日 09:27撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 9:27
水場のコル
黄色い日高らしい紅葉
2015年09月22日 09:56撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 9:56
黄色い日高らしい紅葉
多くの登山客にあふれる伏美岳に到着
2015年09月22日 11:06撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/22 11:06
多くの登山客にあふれる伏美岳に到着
ピパイロ岳
2015年09月22日 11:06撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 11:06
ピパイロ岳
十勝平野はすぐそこ。
2015年09月22日 11:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 11:07
十勝平野はすぐそこ。
撮影機器:

感想

本当は戸蔦別川本流から幌尻岳を目指す計画を組んでいた。

シルバーウィーク初日である前日土曜日に十勝地方は雨。
伏美登山口に車を置きに行ったときに河川の状況を見たが水は澄んでいるものの水量と勢いが増しており、沢は断念せざるを得ないとの結論に達した。
急遽、夏道であるチロロコースから北戸蔦に一泊。翌日、幌尻岳を目指し1967峰に一泊、帰りはピパイロから伏美岳登山口へ下山する計画に変更した。

チロロコースの二岐沢出合のゲート付近には多くの車があふれかえっていた。

1日目は天気予報では曇りで出発時点ではガスの濃い感じであったが、北電取水口に到着したとたん雨が本格的に降り出した。

私は久しぶりの山旅なのでなんとなく山慣れしておらず冴えない感じで歩いていた。
ルートはほぼ沢沿いを詰めていく感じで軽い徒渉も何回かある。
意外と素敵な渓相があったりして飽きない感じだ。

水場であるトッタの泉は思った以上にチョロチョロとしか出ていないが、12リッターを汲むにもそれほどの時間は要しなかった。
この時に一瞬ガスが消えて北戸蔦の稜線が浮き上がってテンションが上がるがヌカビラ岳付近から再び雨となる。

北戸蔦の稜線に出るなり爆風にさらされ、テントを張ろうとしたが飛ばされそうで断念した。
テン場は頂上直下のテン場に10張り程度が既に張ってあったが空きを見つけてなんとか宿泊場所を確保した。
食事は煮物に炊き込みご飯。これから3日間は山ではこれ以上望めないような美味しいグルメにありつくことが出来た。食当に感謝である。

まだ、山慣れしていない私がテントから這い出すと満天の星空で風も微風。
目の前に幌尻岳が月明かりにどーんと見える。
頂上でご来光と360度の眺望を堪能した後、まずは戸蔦岳をめざす。朝焼けに輝くカールバンドが見事である。

目の前の七つ沼カールは昨日の雨で沼に水が張っているかと思いきやいくつかの沼以外は枯れていた。
がいつみても、美しいカールだと思う。

カールバンドに下りていって肩への登り返しはきつかった。目の前の鋭鋒は偽ピーク。奥のたゆやかな頂上が幌尻岳。

頂上はこれまた360度の眺望が我々を出迎えてくれ、のんびりと過ごした。

少し時間が押していたのとパーティに疲れが現れている気がして、1967峰のテン場は諦めて1856峰のテン場を目指すことにした。
1856峰のテン場は極めて快適なテン場であった。
この日の食事はスープスパゲッティがメインの素敵な食事。

最終日はガスの中の出発。私の体はやっと山慣れしてきた感じである。
波打つ稜線から1967峰に到着する頃に雲が切れて、これ以降眺望に恵まれての北日高縦走になる。
ピパイロからいつも身構えてしまう伏美の登りを経て、縦走での最終の山頂である伏美岳で日高の稜線に別れを惜しんでのんびりと過ごしていた。

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