幌尻岳・戸蔦岳・北戸蔦岳・1967峰・ピパイロ岳・伏美岳
- GPS
- 27:44
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 3,223m
- 下り
- 3,112m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:37
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 10:38
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 8:20
天候 | 1日目 雨・2日目 晴れのち曇り・3日目 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
本当は戸蔦別川本流から幌尻岳を目指す計画を組んでいた。
シルバーウィーク初日である前日土曜日に十勝地方は雨。
伏美登山口に車を置きに行ったときに河川の状況を見たが水は澄んでいるものの水量と勢いが増しており、沢は断念せざるを得ないとの結論に達した。
急遽、夏道であるチロロコースから北戸蔦に一泊。翌日、幌尻岳を目指し1967峰に一泊、帰りはピパイロから伏美岳登山口へ下山する計画に変更した。
チロロコースの二岐沢出合のゲート付近には多くの車があふれかえっていた。
1日目は天気予報では曇りで出発時点ではガスの濃い感じであったが、北電取水口に到着したとたん雨が本格的に降り出した。
私は久しぶりの山旅なのでなんとなく山慣れしておらず冴えない感じで歩いていた。
ルートはほぼ沢沿いを詰めていく感じで軽い徒渉も何回かある。
意外と素敵な渓相があったりして飽きない感じだ。
水場であるトッタの泉は思った以上にチョロチョロとしか出ていないが、12リッターを汲むにもそれほどの時間は要しなかった。
この時に一瞬ガスが消えて北戸蔦の稜線が浮き上がってテンションが上がるがヌカビラ岳付近から再び雨となる。
北戸蔦の稜線に出るなり爆風にさらされ、テントを張ろうとしたが飛ばされそうで断念した。
テン場は頂上直下のテン場に10張り程度が既に張ってあったが空きを見つけてなんとか宿泊場所を確保した。
食事は煮物に炊き込みご飯。これから3日間は山ではこれ以上望めないような美味しいグルメにありつくことが出来た。食当に感謝である。
まだ、山慣れしていない私がテントから這い出すと満天の星空で風も微風。
目の前に幌尻岳が月明かりにどーんと見える。
頂上でご来光と360度の眺望を堪能した後、まずは戸蔦岳をめざす。朝焼けに輝くカールバンドが見事である。
目の前の七つ沼カールは昨日の雨で沼に水が張っているかと思いきやいくつかの沼以外は枯れていた。
がいつみても、美しいカールだと思う。
カールバンドに下りていって肩への登り返しはきつかった。目の前の鋭鋒は偽ピーク。奥のたゆやかな頂上が幌尻岳。
頂上はこれまた360度の眺望が我々を出迎えてくれ、のんびりと過ごした。
少し時間が押していたのとパーティに疲れが現れている気がして、1967峰のテン場は諦めて1856峰のテン場を目指すことにした。
1856峰のテン場は極めて快適なテン場であった。
この日の食事はスープスパゲッティがメインの素敵な食事。
最終日はガスの中の出発。私の体はやっと山慣れしてきた感じである。
波打つ稜線から1967峰に到着する頃に雲が切れて、これ以降眺望に恵まれての北日高縦走になる。
ピパイロからいつも身構えてしまう伏美の登りを経て、縦走での最終の山頂である伏美岳で日高の稜線に別れを惜しんでのんびりと過ごしていた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する