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Yamareco

記録ID: 7235704
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

【鋸岳・鹿窓】北方から望む南ア北部の大パノラマ♪(釜無川ゲートより)

2024年09月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:56
距離
29.5km
登り
2,455m
下り
2,448m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:55
休憩
2:01
合計
12:56
5:15
1
スタート地点
5:23
147
7:50
8:09
30
9:07
88
10:35
10:37
21
10:58
11:04
28
11:32
11:48
14
12:02
12:18
18
12:36
12:44
14
12:58
12:59
18
13:17
13:29
54
14:23
14:24
21
14:45
15:05
21
15:26
15:40
146
18:06
5
天候  
天候:晴れ(上部稜線上は11時半過ぎからガス&時々晴れ間)
 風:山腹〜稜線上まで無風〜微風
 
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 
■アクセス
・中央道/小淵沢ICより一般道を利用し、釜無川ゲートの500mほど
 手前にある”釜無川駐車スペース”へ

<中央道/小淵沢ICから釜無川ゲートまで>
・距離:約13km
・所要時間:渋滞無しの直行で23分
(Googleマップのナビによる)

■今回の駐車場について
・釜無川ゲートの500mほど手前にある”釜無川駐車スペース”を利用
・駐車料金:無料
・駐車台数:縦列駐車で最大15台ほど
・周辺にトイレ、水道、自販機、売店等なし

■コンビニ、道の駅
・コンビニは小淵沢IC周辺にあります。
・国道20号線沿いに日帰り入浴もできる”道の駅 信州蔦木宿”あり。
http://www.tsutakijuku.jp/
 
コース状況/
危険箇所等
 
【山小屋、水場など】 2024/09/14 現在

1、ルート上の山小屋ついて
・今回のルート上に有人の営業小屋はありません。従って山中での
 飲料や食料の購入はできないでのでご注意を。
・釜無川ゲートから約10kmほど、林道の終点に”ログハウス(小屋)”が
 あります。無人の小屋で中は確認していませんが、事前の情報通り、
 デッキの下に幕営に適したスペースがありました(写真17)

2、水場について
・ログハウス〜横岳峠の間にある”富士川の水源”標識付近に湧水が
 出ていました。(登山道脇で気付きやすい場所に出ています)
・この日は水量も豊富で冷えており、十分な水分補給ができました。


【ルート状況】 2024/09/14 現在

1、釜無川ゲート〜ログハウス(小屋)
・この区間は約10kmの林道歩きになります。林道終盤に4ヶ所の
 崩落個所がありますが、そこ以外は普通に歩けます。

<林道終盤の4ヶ所の崩落個所について>
・4ヶ所とも林道が崩落して寸断されており、それぞれの箇所で河原へ
 下りて迂回したり、崩落斜面をトラバースで通過したりします。
・特にゲートから1ヶ所目の崩落地点が最も酷い状況で、ここは河原へ
 下りて迂回路を進みます。現地には案内のピンテがついており、
 それに従って進めばそれほど問題なく通過することができます。
・その後の3ヶ所も案内のピンテがついているので、それを見失わない
 ように気をつけて進めば大きな問題はないと思います。
(詳細状況については写真8〜16に記載してあります)

2、ログハウス〜横岳峠〜三角点ピーク(稜線)まで
・ログハウスからピンテに従って進んで行くと沢へ引き込まれます。
*途中で紛らわしいピンテがあり、沢の右岸へ引き込まれましたが、
 ここは沢の中央から左岸寄り(左岸の樹林帯内)に比較的明瞭な
 踏み跡がありこれが正解になります。
・沢区間が終わり山腹に取りつくと、ほどなくして”富士川の水源”の
 水場が出てきます。この水場から横岳峠まで急登区間になりますが、
 踏み跡は明瞭。道は一般的な樹林帯のトレイルという印象でした。
・横岳峠から三角点ピーク(稜線)まではさらに傾斜が厳しくなります。
 樹林帯の登山道としては、久々に味わう激急登でしたが、この区間も
 踏み跡は明瞭で、踏み面も良く急傾斜以外は特に問題ない印象でした

3、三角点ピーク〜鋸岳(第一高点)〜鹿窓まで(稜線区間)
・三角点ピークから角兵衛沢ノ頭〜第一高点までは、アップダウンが
 連続する岩稜線の区間となります。
・各ピークを岩場のアップダウンで越えていきますが、思いの外踏み跡
 は明瞭で二足歩行(ストック有り)で進めました。一部藪がせり出して
 鬱陶しい箇所もありますが、一般的な登山道の範疇という印象でした
・第一高点から鹿窓の区間は、”小ギャップ”と呼ばれる鞍部があり、
 ここは高さ20〜30mの岩壁の登降箇所になります。しっかりとした
 鎖が常設されており、それを利用して垂直に近い岩壁を登降しますが
 特に第一高点側の岩壁はスタンスの乏しいラインもあったので、
 現場で下降する前にその辺の見極めが必要になります。
*ここはある程度の経験や山慣れが必要な区間だと感じました。
(詳細状況については写真40〜49に記載してあります)
 
その他周辺情報  
<下山後の入浴はこちらの施設を利用しました>
■道の駅「信州蔦木宿」内にある温泉 ”つたの湯”
http://www.tsutakijuku.jp/spa/

・利用料:大人700円(脱衣所にはコイン不要の鍵付きロッカー有り)
・シャワーは制限有りのタイプだが水圧は十分で使いやすい
・湯温は内湯の大浴槽がやや熱め、ジャグジーの浴槽はぬるめ。
 その他、露天風呂や寝湯もあり。
・アメニティーはリンスインシャンプー、ボディーソープ、ドライヤー
*ドライヤーは令和6年10月2日より有料化とのこと
(ダイソン・ヘアドライヤー、利用料金:5分100円)
・館内には無料休憩所、お隣には食事処もあり。
・脱衣所は冷房の効きが弱くかなり蒸していた。
*利用しての感想は、脱衣所の冷房が弱い点以外は、日帰り温浴施設と
 してひと通り揃っている良い施設だったと思う。
 
山行前夜の中央道/双葉SAより。”豚もつ煮定食”を戴く(930円)
元々モツ煮が好きな私。これもモツの旨みがしっかり出ていてウマかった〜♪
2024年09月13日 21:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/13 21:58
山行前夜の中央道/双葉SAより。”豚もつ煮定食”を戴く(930円)
元々モツ煮が好きな私。これもモツの旨みがしっかり出ていてウマかった〜♪
おはようございます。釜無川ゲートの500mほど手前にある”釜無川駐車スペース”に到着
この日は晴天予報の土曜日(5時時点)で、最大15台ほどの駐車スペースに残り2〜3台の状況でした
2024年09月14日 05:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 5:06
おはようございます。釜無川ゲートの500mほど手前にある”釜無川駐車スペース”に到着
この日は晴天予報の土曜日(5時時点)で、最大15台ほどの駐車スペースに残り2〜3台の状況でした
それでは準備万端でスタートです!
まずは先ほどの駐車場所から5〜6分で”釜無川ゲート”に着きます
その後、10kmほど先にある”ログハウス(小屋)”まで林道歩きになります
2024年09月14日 05:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
9/14 5:24
それでは準備万端でスタートです!
まずは先ほどの駐車場所から5〜6分で”釜無川ゲート”に着きます
その後、10kmほど先にある”ログハウス(小屋)”まで林道歩きになります
一人黙々と林道を歩いているとカッコいいお山が
でも、山頂の感じからして鋸岳ではないことは分かる
2024年09月14日 06:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 6:07
一人黙々と林道を歩いているとカッコいいお山が
でも、山頂の感じからして鋸岳ではないことは分かる
林道の途中にはこのような標識があります。ここまでちょうど1時間ほど
駐車場所からは4.5kmくらいなので、時速4.5km歩行ということですね
2024年09月14日 06:17撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 6:17
林道の途中にはこのような標識があります。ここまでちょうど1時間ほど
駐車場所からは4.5kmくらいなので、時速4.5km歩行ということですね
このお花は何だろう…林道沿いにたくさん咲いていました
(Google先生によると”フサフジウツギ”って出たけど合ってるのかな?)
2024年09月14日 06:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 6:43
このお花は何だろう…林道沿いにたくさん咲いていました
(Google先生によると”フサフジウツギ”って出たけど合ってるのかな?)
自転車の方はゲートから6kmほどのこの分岐付近でデポっていました
鋸岳へ行くにはここを右へ入りますが、この先から勾配がキツクなります
2024年09月14日 06:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 6:47
自転車の方はゲートから6kmほどのこの分岐付近でデポっていました
鋸岳へ行くにはここを右へ入りますが、この先から勾配がキツクなります
ゲートから私のペースで約2時間ほど、1ヶ所目の林道崩落個所が出てきました
酷い荒れようですが、あの先の路面の下がもっとヤバイことになっていた💦
2024年09月14日 07:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:11
ゲートから私のペースで約2時間ほど、1ヶ所目の林道崩落個所が出てきました
酷い荒れようですが、あの先の路面の下がもっとヤバイことになっていた💦
通過して振り返るとこんな感じ。まるで雪山の雪庇のようです
間違ってもあの右端には寄らず、左寄りの草つき付近を歩きました
2024年09月14日 07:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:13
通過して振り返るとこんな感じ。まるで雪山の雪庇のようです
間違ってもあの右端には寄らず、左寄りの草つき付近を歩きました
この先も道路が寸断されているので、一旦河原へ下ります
現場にはピンテが多めについていたので、それほど迷わず進めました
ちなみにこの1ヶ所目の崩落地点が4ヶ所ある中で最も酷い箇所になります
2024年09月14日 07:14撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:14
この先も道路が寸断されているので、一旦河原へ下ります
現場にはピンテが多めについていたので、それほど迷わず進めました
ちなみにこの1ヶ所目の崩落地点が4ヶ所ある中で最も酷い箇所になります
河原に下りると見頃の”アザミ”がお出迎え♪ たくさん咲いていました
2024年09月14日 07:18撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:18
河原に下りると見頃の”アザミ”がお出迎え♪ たくさん咲いていました
ピンテに従い河原を進んでいくと渡渉個所が出てきます
この日は難なく渡れましたが、増水時は状況が一変している可能性も
渡渉したら画面右上に向かって斜面を登ります(ピンテ有り)
2024年09月14日 07:19撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:19
ピンテに従い河原を進んでいくと渡渉個所が出てきます
この日は難なく渡れましたが、増水時は状況が一変している可能性も
渡渉したら画面右上に向かって斜面を登ります(ピンテ有り)
沢から登り返して林道へ復帰し、1ヶ所目の林道寸断箇所を確認
道が崩落し完全に無くなっている。自然の力はホントに凄いと思う💦
2024年09月14日 07:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
4
9/14 7:25
沢から登り返して林道へ復帰し、1ヶ所目の林道寸断箇所を確認
道が崩落し完全に無くなっている。自然の力はホントに凄いと思う💦
1ヶ所目の崩落地点から数分で2ヶ所目の崩落地点が出てきます
右前方の林道は消えていますが、ここは左の河原へ下りれば難なく通過できます
2024年09月14日 07:29撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:29
1ヶ所目の崩落地点から数分で2ヶ所目の崩落地点が出てきます
右前方の林道は消えていますが、ここは左の河原へ下りれば難なく通過できます
2ヶ所目から10分ほど進むと3ヶ所目の崩落地点が出てきます
ここも林道が消えていますが、あの赤線の通りに段付きの踏み跡があるので、これを辿りながら進んで行きます
2024年09月14日 07:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:43
2ヶ所目から10分ほど進むと3ヶ所目の崩落地点が出てきます
ここも林道が消えていますが、あの赤線の通りに段付きの踏み跡があるので、これを辿りながら進んで行きます
3ヶ所目を通過するとすぐに4ヶ所目の崩落地点になります(これが最後)
ここも赤丸のようにピンテがついているので、それに従って進めば特に問題なく通過できます
2024年09月14日 07:48撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:48
3ヶ所目を通過するとすぐに4ヶ所目の崩落地点になります(これが最後)
ここも赤丸のようにピンテがついているので、それに従って進めば特に問題なく通過できます
最後の崩落地点から5分ほどで”ログハウス(小屋)”に到着
ゲートからここまで2時間半強。正直、林道歩きだけで結構クタビレた…
事前の情報通り、あのデッキの下にはイイ感じのスペースがありました
2024年09月14日 07:54撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 7:54
最後の崩落地点から5分ほどで”ログハウス(小屋)”に到着
ゲートからここまで2時間半強。正直、林道歩きだけで結構クタビレた…
事前の情報通り、あのデッキの下にはイイ感じのスペースがありました
ログハウス小屋前でひと休みしたらさらに進んで行きます
小屋を出てピンテに従いゴロ石沢の中を登りましたが、よく見ると沢の左岸の樹林帯内に歩きやすい踏み跡がありました
2024年09月14日 08:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 8:34
ログハウス小屋前でひと休みしたらさらに進んで行きます
小屋を出てピンテに従いゴロ石沢の中を登りましたが、よく見ると沢の左岸の樹林帯内に歩きやすい踏み跡がありました
ログハウスから約1時間ほどで”横岳峠”に到着
この途中にある”富士川の水源”付近からここまでは急登区間になります
踏み跡は明瞭でしたが、この先は稜線までさらに激急登になります💦
2024年09月14日 09:08撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 9:08
ログハウスから約1時間ほどで”横岳峠”に到着
この途中にある”富士川の水源”付近からここまでは急登区間になります
踏み跡は明瞭でしたが、この先は稜線までさらに激急登になります💦
久々に味わう樹林帯内の激急登を1時間ほど登ると展望地から仙丈が見えます
これまで何度も見てきた仙丈ですが、こうして北方から見るのは実質初めて。とても新鮮に感じる
2024年09月14日 10:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 10:05
久々に味わう樹林帯内の激急登を1時間ほど登ると展望地から仙丈が見えます
これまで何度も見てきた仙丈ですが、こうして北方から見るのは実質初めて。とても新鮮に感じる
山頂部を拡大。藪沢カールの中に仙丈小屋が見えます
中央やや右寄りの突起が山頂ですね
2024年09月14日 10:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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山頂部を拡大。藪沢カールの中に仙丈小屋が見えます
中央やや右寄りの突起が山頂ですね
さらに激急登を登って行きます。あの方は林道後半で追いついてきたヤマップユーザーのJさん。アラ還とのことですがかなりの健脚です
この先、山頂〜鹿窓までご一緒させていただきました。山談義や山道具の軽量化の話などで盛り上がりとても楽しかったです
2024年09月14日 10:14撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 10:14
さらに激急登を登って行きます。あの方は林道後半で追いついてきたヤマップユーザーのJさん。アラ還とのことですがかなりの健脚です
この先、山頂〜鹿窓までご一緒させていただきました。山談義や山道具の軽量化の話などで盛り上がりとても楽しかったです
横岳峠から約1時間半ほどで稜線の手前に到達
ここまで来ると大展望が広がります。右に仙丈、左奥には北岳が見える
2024年09月14日 10:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 10:26
横岳峠から約1時間半ほどで稜線の手前に到達
ここまで来ると大展望が広がります。右に仙丈、左奥には北岳が見える
愛しの北岳をアップ。北側から望むピラミダルな山頂部がカッコいい!
2024年09月14日 10:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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愛しの北岳をアップ。北側から望むピラミダルな山頂部がカッコいい!
ようやく稜線上に乗ると、まずは最初のピーク”三角点ピーク”に到着
そこから望むあのトンガリ帽子が本日のラスボス”鋸岳”(第一高点)
2024年09月14日 10:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 10:34
ようやく稜線上に乗ると、まずは最初のピーク”三角点ピーク”に到着
そこから望むあのトンガリ帽子が本日のラスボス”鋸岳”(第一高点)
こちらが木の幹に食い込んだ三角点ピークの山頂標
(行きでは気付かず、帰りに見つけて撮影)
2024年09月14日 13:21撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 13:21
こちらが木の幹に食い込んだ三角点ピークの山頂標
(行きでは気付かず、帰りに見つけて撮影)
稜線上から鋸岳(第一高点)を望む私。青空全開で最高の気分♪(Jさん提供)
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稜線上から鋸岳(第一高点)を望む私。青空全開で最高の気分♪(Jさん提供)
少し進んで”角兵衛沢ノ頭”付近から”三角点ピーク”を振り返る
三角点ピークから角兵衛沢ノ頭〜第一高点(鋸岳)までアップダウンが続きます
2024年09月14日 10:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 10:51
少し進んで”角兵衛沢ノ頭”付近から”三角点ピーク”を振り返る
三角点ピークから角兵衛沢ノ頭〜第一高点(鋸岳)までアップダウンが続きます
あの第一高点まで荒々しい岩場を進みます。この登り返しも結構キツイ💦
よく見ると赤丸のところを先行する登山者が登っています
2024年09月14日 10:57撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 10:57
あの第一高点まで荒々しい岩場を進みます。この登り返しも結構キツイ💦
よく見ると赤丸のところを先行する登山者が登っています
拡大するとこんな感じ。見た目はヤバそうな道ですが、踏み跡は明瞭で意外なほどしっかりついていました
2024年09月14日 10:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 10:58
拡大するとこんな感じ。見た目はヤバそうな道ですが、踏み跡は明瞭で意外なほどしっかりついていました
稜線上は岩場だけでなく、藪がせり出して少々鬱陶しい区間もあります(Jさん提供)
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稜線上は岩場だけでなく、藪がせり出して少々鬱陶しい区間もあります(Jさん提供)
山頂直下より、これまで辿ってきた稜線を振り返る
東側からガスってきましたが、ここまで来ればギリギリセーフ!
2024年09月14日 11:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 11:15
山頂直下より、これまで辿ってきた稜線を振り返る
東側からガスってきましたが、ここまで来ればギリギリセーフ!
釜無川ゲートから約6時間、やっとの思いで”鋸岳”に登頂です!
ここまでホントに長かったけれど、何とか青空の下で踏めて良かったと思う♪
2024年09月14日 11:22撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 11:22
釜無川ゲートから約6時間、やっとの思いで”鋸岳”に登頂です!
ここまでホントに長かったけれど、何とか青空の下で踏めて良かったと思う♪
Jさんに仙丈バックで撮っていただきました。ありがとうございました☆
これで百高山は91座目の登頂。Jさんと登頂の喜びを分かち合いました
2024年09月14日 11:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 11:26
Jさんに仙丈バックで撮っていただきました。ありがとうございました☆
これで百高山は91座目の登頂。Jさんと登頂の喜びを分かち合いました
それでは山頂からの風景を眺めて行きます。南方には北岳〜白峰三山
2024年09月14日 11:23撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 11:23
それでは山頂からの風景を眺めて行きます。南方には北岳〜白峰三山
北岳をアップ。左側(東)からガスが湧き上がって消える寸前…
まぁこれもいつものことですね。右は中白根山と間ノ岳
2024年09月14日 11:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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北岳をアップ。左側(東)からガスが湧き上がって消える寸前…
まぁこれもいつものことですね。右は中白根山と間ノ岳
少し右に振ると南アの女王・仙丈さま。山腹には南アルプス林道が見える
以前、北沢峠へ行くバスからこちらを眺めていた。今それが実現し感無量です
2024年09月14日 11:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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少し右に振ると南アの女王・仙丈さま。山腹には南アルプス林道が見える
以前、北沢峠へ行くバスからこちらを眺めていた。今それが実現し感無量です
北方の景色はこんな感じ。遥か先には伊那谷とあの雲の中には中アの山々
ここまでの疲れも忘れてこの壮大な風景に見入ってしまいます
2024年09月14日 11:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 11:24
北方の景色はこんな感じ。遥か先には伊那谷とあの雲の中には中アの山々
ここまでの疲れも忘れてこの壮大な風景に見入ってしまいます
こちらは今まで辿ってきた三角点ピークから鋸岳までの岩稜線
北岳と同じで東側からのガスが猛烈な勢いで上がってきた
この後、あっという間に真っ白に。今日はギリギリ間に合ってよかった…
2024年09月14日 11:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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こちらは今まで辿ってきた三角点ピークから鋸岳までの岩稜線
北岳と同じで東側からのガスが猛烈な勢いで上がってきた
この後、あっという間に真っ白に。今日はギリギリ間に合ってよかった…
山頂でひと休みしたら”鹿窓”へ向かいます
ここが第一高点〜鹿窓間にある小ギャップ(鞍部)へ下る私(Jさん提供)
高さ20〜30mの岩壁を常設の鎖を利用して登降します
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山頂でひと休みしたら”鹿窓”へ向かいます
ここが第一高点〜鹿窓間にある小ギャップ(鞍部)へ下る私(Jさん提供)
高さ20〜30mの岩壁を常設の鎖を利用して登降します
想像以上の高さと垂直度でかなりビビリましたが、落ち着いて何とかクリア💦(Jさん提供)
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想像以上の高さと垂直度でかなりビビリましたが、落ち着いて何とかクリア💦(Jさん提供)
青線が今下りてきた第一高点側の岩壁ライン(帰りに鹿窓側の岩壁上から撮影)
当初は赤丸の上に鎖が垂れていたが、あのラインはスタンスが乏しく難しい
その左寄り(青線)にラインを移すとスタンスが豊富で安定して登降できた
2024年09月14日 12:14撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 12:14
青線が今下りてきた第一高点側の岩壁ライン(帰りに鹿窓側の岩壁上から撮影)
当初は赤丸の上に鎖が垂れていたが、あのラインはスタンスが乏しく難しい
その左寄り(青線)にラインを移すとスタンスが豊富で安定して登降できた
鞍部へ下ったら今度は鹿窓側の岩壁を登り返します。こちらの方が高い(長い)が、手掛かりは豊富で第一高点側の岩壁よりも安定して登降できる
2024年09月14日 11:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 11:55
鞍部へ下ったら今度は鹿窓側の岩壁を登り返します。こちらの方が高い(長い)が、手掛かりは豊富で第一高点側の岩壁よりも安定して登降できる
小ギャップ(鞍部)から岩壁を登り返すとほどなくして”鹿窓”に到着。第一高点から20分ほどでした(でも、これじゃ”ガス窓”だよ…)
2024年09月14日 12:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 12:05
小ギャップ(鞍部)から岩壁を登り返すとほどなくして”鹿窓”に到着。第一高点から20分ほどでした(でも、これじゃ”ガス窓”だよ…)
Jさんに撮っていただきました(せっかくなので第二高点方面から縦走してきた感じで(*^^)v)
2024年09月14日 12:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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Jさんに撮っていただきました(せっかくなので第二高点方面から縦走してきた感じで(*^^)v)
鹿窓の先を覗いてみるとこんな感じ。超ザレガレの急斜面で即滑落しそうでした
いくら鎖があるとはいえ、これ見て自分には無理だと実感ですよ
2024年09月14日 12:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 12:09
鹿窓の先を覗いてみるとこんな感じ。超ザレガレの急斜面で即滑落しそうでした
いくら鎖があるとはいえ、これ見て自分には無理だと実感ですよ
最終目的地の鹿窓を確認後、再び小ギャップを越えて第一高点へ戻ります
鞍部から第一高点側の岩壁を登り返すJさん。こうして見ると凄いところを登っていますよね
2024年09月14日 12:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 12:16
最終目的地の鹿窓を確認後、再び小ギャップを越えて第一高点へ戻ります
鞍部から第一高点側の岩壁を登り返すJさん。こうして見ると凄いところを登っていますよね
こちらは鹿窓側の岩壁を下る私。第一高点側の岩壁上からJに撮っていただきました(Jさん提供)
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こちらは鹿窓側の岩壁を下る私。第一高点側の岩壁上からJに撮っていただきました(Jさん提供)
鹿窓側の岩壁の方が長いのですが、スタンスは多めで第一高点側の岩壁より安定して登降できます(Jさん提供)
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鹿窓側の岩壁の方が長いのですが、スタンスは多めで第一高点側の岩壁より安定して登降できます(Jさん提供)
小ギャップを終えて第一高点の手前まで戻ると咲き残りの”ハクサンイチゲ”が
この時期に元気なイチゲちゃんに逢えて嬉しい♪(恐らく今シーズン最後かな)
2024年09月14日 12:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 12:20
小ギャップを終えて第一高点の手前まで戻ると咲き残りの”ハクサンイチゲ”が
この時期に元気なイチゲちゃんに逢えて嬉しい♪(恐らく今シーズン最後かな)
第一高点から三角点ピーク〜横岳峠を経て”富士川の水源”まで下ってきました
こちらがその水源(湧水)。ズンズン下って体が火照っていたので早速戴くことに
2024年09月14日 14:48撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 14:48
第一高点から三角点ピーク〜横岳峠を経て”富士川の水源”まで下ってきました
こちらがその水源(湧水)。ズンズン下って体が火照っていたので早速戴くことに
地中から出たばかりの湧水。ジャンジャン出ていました
冷たくてサイコーにウマい!マジで生き返りました〜(^^)
2024年09月14日 14:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 14:49
地中から出たばかりの湧水。ジャンジャン出ていました
冷たくてサイコーにウマい!マジで生き返りました〜(^^)
ログハウスで小休止後、足の速いJさんとお別れして長い林道歩きで戻ります。その途中に行きでは気付かなかった滝を発見
2024年09月14日 17:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 17:16
ログハウスで小休止後、足の速いJさんとお別れして長い林道歩きで戻ります。その途中に行きでは気付かなかった滝を発見
ログハウスから林道を歩くこと約2時間半、ようやく”釜無川ゲート”に到着
結局、林道歩きは行きも帰りもほぼ同じ時間かかりました
2024年09月14日 18:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 18:06
ログハウスから林道を歩くこと約2時間半、ようやく”釜無川ゲート”に到着
結局、林道歩きは行きも帰りもほぼ同じ時間かかりました
ゲートから500mほど進んで”釜無川駐車スペース”に無事帰還。マジで疲れた〜
既に殆どの方が帰られた模様。やはり私の足なら4時出発にするべきだったかな…
ちなみに私のプリやんはあの一番先の米粒のように見える車です
2024年09月14日 18:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 18:13
ゲートから500mほど進んで”釜無川駐車スペース”に無事帰還。マジで疲れた〜
既に殆どの方が帰られた模様。やはり私の足なら4時出発にするべきだったかな…
ちなみに私のプリやんはあの一番先の米粒のように見える車です
道の駅・信州蔦木宿の”つたの湯”で入浴を済ませて、食事は中央道の双葉SAでまた”モツ煮定食”を戴きました
結局、今回は行きも帰りもモツ煮で、双葉SAの上り線と下り線の両方で味わうことに。どちらのモツ煮もまいうーでしたよ(^^)/
2024年09月14日 21:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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9/14 21:11
道の駅・信州蔦木宿の”つたの湯”で入浴を済ませて、食事は中央道の双葉SAでまた”モツ煮定食”を戴きました
結局、今回は行きも帰りもモツ煮で、双葉SAの上り線と下り線の両方で味わうことに。どちらのモツ煮もまいうーでしたよ(^^)/

感想

 
今回のお山は馴染みのある南ア北部山域の中でも、数少ない未踏峰だった”鋸岳”へ行ってきました。

鋸岳は私の百高山の中で未踏10座のうちのひとつでもあったので「いつか踏まないと…」と思っていました。しかし、あの片道10kmにも及ぶ長い林道歩きとその後に待ち受ける激急登、そして鹿窓手前のヤバそうな岩壁登降など、これらのことを考えると何となく気が重くなってしまい、いつも後回しにしていた山でした。
もしトライするなら日が長くて暑くなる前の5月、もしくはもう少し待って涼しい秋になってからと思っていたのですが、今回の3連休はこの日だけが晴天予報でさらに唯一の休みだったので、まだ暑さの残る時期でしたが、このタイミングで思い切って臨んできた次第です。

山行当日は予報通りの青空が広がり、その名の通りギザギザの稜線上からは南ア北部の馴染みの面々が見渡せました。
目の前には南アの女王・仙丈ヶ岳、その先(南)には大好きな北岳とお隣の間ノ岳もよく見えます。
特に仙丈についてはこれまで何度も見てきましたが、北側からこれだけ間近で見たのは初めてだったので非常に新鮮な印象でした。
さらに北方には伊那谷や雲に隠れた中アの山並みなどの壮大な景観も望め、山頂までの長い道のりを経て踏めた達成感と相まって一定の満足感を得られました。

また、林道の終盤で追いつかれたヤマップユーザーのJさんと暫くご一緒させていただき、お喋りしながら登りました。
これまでのお互いの山行経験談や今流行りの山道具の軽量化の話題、そして私の筋トレやサプリメント、ダイエットの経験談などで盛り上がりとても楽しかったです。
久々にかなりの時間をお喋りしながら登ったので息は切れましたが、それでも盛り上がったことで時を忘れて登ることができたので、実際の行程は長いにもかかわらず、気分的には山頂に達するのも早く感じました。
山頂から鹿窓間の小ギャップでは、お互いの岩壁登降シーンを撮り合うことも出来て良い思い出になりました。
アラ還とのことでしたが歩くペースは速くかなりの健脚で、帰りはついていけなかったのでお別れして先に行っていただきました。
山行中は楽しくお喋りさせていただき、その後の写真のやりとりも含めてお世話になりました。本当にありがとうございました。

そんなことで、今回はお天気にも恵まれて無事に踏むことができた鋸岳でしたが、百高山もこれで91座目。
残りは9座ですが、位置的にもポツポツと残ってしまい、またどれも容易ではなさそうな山ばかり残っているので、焦らず時間をかけて条件の良い時にトライして行こうと思います。
 

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コメント

こんにちは!
降りてきたログハウスのところにいたのはワタクシ共です😅

何となく似た方がいらしたなーとは思ってましたが確信が持てず…。
やはりlifterさんだったということで、思い切って確認すれば良かったです🙈

土曜日はいい天気だったので、やはり素晴らしい景色で羨ましい限りです☀
お疲れ様でした!
2024/9/19 11:00
ジョー🐪さん、こんばんは
コメントありがとうございます

あの時の方がジョーさんだったとはビックリです
毎回レコでお顔を拝見していますが、写真よりも全然お若くてさらに驚いていますshine

翌日はいかがだったでしょうか
レコお待ちしております
2024/9/20 0:41
今晩は!

行きたかったけど 体力的にもう無理かなと思っていた
岳沢ージャン周回や鋸岳日帰りを人を誘うように
サラッとこなす貴殿のレコって
ちょっと辛いよね?(^^;
お疲れ様!

on-boroP
2024/9/20 0:44
boroPさん、こんばんは
コメントありがとうございます。

いえいえ、今回は往復13時間もかかっていますし、
事前に拝見させていただいたこの行程日帰りの方々は
だいたい11〜12時間くらいでしたから、私の足では全然”サラッと”ではないですよ💦
歩き終えた者の実感として正直ヘトヘトです。。。
2024/9/20 0:57
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