ある日クマさんに出会った。親切なシゲさんにも出会った。栗拾いも楽しんだ。
- GPS
- 60:08
- 距離
- 66.2km
- 登り
- 4,946m
- 下り
- 4,941m
コースタイム
- 山行
- 10:21
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 12:37
- 山行
- 10:47
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 11:25
天候 | 初日晴れ二日目曇り一時雨三日目小雨後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山で信じるべきは、己と筋肉。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
水
食糧
行動食
使い捨てカイロ
ダウンジャケット
ダウンパンツ
レインパンツ
レインジャケット
ピンチ缶
ヘッデン
予備電池
メガネ
GPS
笛
コンパス
ナイフ
非常食
ストック
グローブ
無線機
マット
燃料ガス
テント
シュラフカバー
シュラフ
クッカー
ガスストーブ
インナーシュラフ
モバイルバッテリー
ヘルメット
|
---|
感想
今回の感想は長いよ。
余程ヒマな方以外はスルー推奨です。
双児山と伊那荒倉岳を纏めて登ろうと計画。
最初に考えた計画は竹宇神社から伊那荒倉までのピストン。
三日あれば出来かな?と。
具体的にシムしたら、長衛のテン場に着くのが遅くなるので場所の確保が困難。
夕方に撤収する人が居るだろうから、空き待ちでもいいけど、不確実はマズイ。
で、仙流荘から北沢峠へ入る事にした。
テン場の確保を確実にするためには、始発バスが北沢峠に到着してから一時間位までが限度だろう。
で、到着を7時30分リミットで逆算したら0時スタート。
許容範囲だ。
しかし、睡眠時間少ないのが辛いな。
まぁ、テント張ったら少し寝てから双児山行けばいいか…。
ところで、戸台河原登山道ってどうなのよ?と情報探るが、イマイチ情報少ない。
得られた情報から想定したのは、渡渉あるものの浅くて登山靴のままでも行けそう。
でも夜間だから渡渉ポイントわからんハズなので、入水した方が良いよねとアクアシューズ投入。
これで広くて浅い川のエリアなら、直線番長よろしく突っ込んで行ける。
予定通りスタートして舗装路を進み、戸台登山口まで到達。
絵地図が貼ってあったので役に立つかも?と写真を撮っておいた。
ここから河原に降りてすぐに靴を換装。
これで好き勝手に歩ける。
行けそうな所をグイグイ行くと、案内標識あり。
「登山道は左岸」とある。
登山道を進むわけではないが、分岐や取りつきを見落とすといけないから、出来るだけ右へ右へと意識した。
これが災いして丹渓山荘への分岐を見落とし、(ここだけ右岸)藪沢に突っ込んでしまった。
いくらなんでも登り過ぎ?と気付いて現在地を確認したら結構登ってしまっていて、一時間程のロス。
何の為に早出したのか。
次第に大きく聞こえてくるバスのエンジン音にストレスを感じながら、急いで長衛山荘へ。
辛うじて一番端の一角にテントを張れた。
ヤレヤレと一時間程仮眠。
ここから三日目の撤収までは「登ってきました降りてきました」だけなので特筆なし。
三日目の朝、雨音で目が覚める。
覚悟していたものの、やはり雨は気が重い。
嫌がっていても仕方ないので、歩き始める。
予定では11時くらいには帰着の予定だ。
帰路は明るい環境で歩くことになるので、一応正規ルートを辿ってみようと心掛ける。
先に撮影していた絵地図と、僅かだが印されているオレンジテープと、かすかな踏み跡が頼りだ。
所々、踏み跡を外すが(崩落などで積極的に外れる場合も多々)何となく正規ルートを辿っている感じで歩ける。
歩いてなるほど、靴裏を濡らす程度で渡渉はクリアできる。
これは最後まで靴換装せずに行けるか?とルート探しに精を出す。
しかし、事が起きたのは白岩堰堤を巻いた時あと。
往路は白岩堰堤の直下にある発電設備堰堤は右岸のザレを突破したのだが、正規は左岸を行くようだ。
そこで左岸の斜面を探ると発電設備から上に向かってテープがある。
「絵地図にあった、樹林帯の中のルートか!」と解釈し、テープを辿る。
結構な急斜面で、厳しいルートだなぁと感じながらも巻きルートだと解釈しているので素直に登る。
しかし、次第に尾根芯ルートになっていき、トラバースルートと思えなくなってきた。
地形図を確認しても、トラバースするなら、もっと下部のハズ…。
と、そこで20mほど上方に黒いザックの雨蓋が動いているのが見えた。
「あ、人が居た。このルートで正しいのか…」と、声を掛けようかとしたらクマでやんの。
体調1メートルほどで大きくないが、向こうが上の急斜面。
「後ずさって距離を取る」と言われても、この急斜面で後ずさったら滑落するっての。
圧倒的不利な状況で、クマがその気になったら負け確定。
参ったな…とクマの出方を見ていたら、横方向へトラバースして消えて行った。
ヤレヤレと一息ついて、さてこの先をどうするか?
流石に突っ込むのはおかしいルートだし、一旦河原へ戻る事にした。
発電設備に戻って、柵にある掲示を見ると「通行禁止」ではなく「通行注意」。
何ですと?注意ってことは注意していれば通行して良いということか。
改めて絵地図の写真をよく見ると、通行する旨が書かれていた。
結構な時間をロスしたが、特に急いで下山する理由も無いので落ち着いてノンビリと。
ダラダラとした河原をテープを探しながら進む。
何となく「こんな感じ?」って進めば、結果的に靴裏を濡らすだけで踏破できた。
戸台登山口以降は舗装路を行く。
足元を見れば栗。
この時期のお楽しみの一つだ。
少し小ぶりだが、栗ご飯一炊き程度は確保出来た。
戸台大橋を過ぎて暫く先をテコテコと歩いていると、追い抜いて行った車が停まった。
車中から「乗っていきますか?」と親切な方は、お名前をシゲさん。
ここまで歩いたのだから最後まで、とありがたいご提案をご遠慮。
親切なシゲさんにはきっと良い事があると思う。
例えば富士山で落としたスマホが無事に手元に届けられるとか。
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