(マイナー12名山)丸山岳へ大幽沢東ノ沢から遡下降

2024年09月24日(火) ~ 2024年09月26日(木)

• GPS: 24:25
• 距離: 37.6km
• 登り: 1,789m
• 下り: 1,801m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:39
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:39

距離 15.6km 登り 692m 下り 147m

6:26 スタート地点
16:05 Co1050出合い

2日目

• 山行: 9:27
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:27

距離 9.8km 登り 890m 下り 1,094m

5:33 Co1050出合い
9:16 丸山岳
15:00 Co850幕営地

3日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:30

距離 12.2km 登り 207m 下り 560m

5:28 Co850幕営地
9:58 ゴール地点

天候

晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

去年は林道途中までしか行けなかったみたいですが、
今年は通行止め看板が無く入渓点直前まで車で行けます。
ただし道が悪くパンクしそうなので自分は途中から自転車にしました。
釣り人と思われるワンボックスカーも奥まで入っててびっくり。

コース状況／危険箇所等

[入渓点〜大幽沢出合]
突然藪になる林道を進み看板が見える地点から右手側に降りる道がある。ピンテあり。
河原歩いて大幽沢出合で渡渉。青い橋が見える。

[大幽沢出合〜取水ダム〜サブウリのゴルジュ]
ちょいちょい小滝がある。濡れたくないのでへつり。
取水ダムは右手側の斜面から登れる。

[サブウリゴルジュ]
このルートの核心。
2個滝があり、泳いで取り付いている記録もあるが
2個とも高巻きした。
1個目は進行方向左側の適当な箇所から登り、灌木帯をトラバースしてV字型の沢地形になっている箇所から降りた。
2個目は進行方向右側のV字型から登ると小さいピンテがありそこからトラバースしてくとピンテに導かれて下降点に辿り着く。

[丸山岳まで]
二股からは右側を登るが正解みたい。
1610付近の二股だけは左側が正解。
笹薮はあるが割と歩きやすい。
登っていくと一旦沼に出るが、すぐに正面の藪に突入してそこを抜けると地上の楽園。
踏み跡を辿っていくとまた藪に突入。
踏み跡は不明瞭なので強引に尾根沿いに進むとまた草原に出る。
ラストは藪の稜線より右側の斜面をトラバースして進むと藪はない。スリップ注意。

写真

9/24 6:33

林道は車でも行けるがパンクしそうな岩だらけで嫌になったので、途中からMTBで出発

9/24 7:09

入渓。水の量多くない？

9/24 7:17

今回もサワークライム30リットルに2泊を詰め込んだ。
写真左側にモンベルの追加ポーチを装着。
ザックこれをつけるためのサイドコンプレッションがないが、改造して縫い付けた。
ロープはベアールのバックアップライン5mm×30m+下降器はグリベルのスクリーム。
結局使わなかったけど、懸垂下降の選択肢があると高巻きの安全性を高めると思ってる。

9/24 7:33

有名な青い橋が見えてきた。
増水して渡れない場合は、この橋を渡るらしい。手すりなし。

9/24 7:53

水の音が怖くて渡渉に躊躇する。
先週、増水した楢俣川で流されそうになったトラウマだな。

9/24 8:35

途中の小滝はへつりで極力濡れないように進む。
取水ダムは右手側の斜面から登れる。

9/24 8:53

滝はへつる。ちょい寒いので濡れたくない。
この前ボルダリングやったおかげか、
ホールドの持ち方とか重心移動のバランス感覚とかが鍛えられた気がする。

9/24 9:55

9/24 10:45

CW(チョックウッド)の滝は3次元アスレみたいにして登る。
オリンピック公式種目にSAWANOBORIが追加される日も近い。

9/24 11:07

水の透明度高いが流れがあるので水面下は見にくい。

9/24 11:15

9/24 11:38

ゴルジュは泳いで滝に取り付く必要あるが、ソロなので泳ぎたくない。

9/24 11:51

9/24 11:55

巻き開始。チェーンスパイク装備。
ちなみに脛当て忘れてるから寒いし、膝使って登るとダメージがでる。

9/24 11:55

ここから登る。比較的簡単に登れる。

9/24 12:22

いきなり2個目の滝の巻き道を降りた地点の写真に飛ぶ。
途中は帰りに撮影してます。

9/24 12:21

2個目の滝。泳いで取り付いても登れる気がしない。

9/24 15:02

ゴルジュ終わってももう1個あります。ここはへつる。

9/24 12:47

時間的に今日中に丸山岳登るのは無理そうだし、
幕営適地はCo1050の情報しかないので、そこまでだと時間が余る。
なので釣りすることにした。

9/24 14:21

イワナゲット。

9/24 15:17

黄金イクラだ。

9/24 15:29

醤油漬けにする。

9/24 16:23

二股の手前側左斜面を登ると平地？がある。
ウド？がボウボウなので整地する必要あり。

9/24 16:42

ツェルト設置。

9/24 17:42

焚き火タイム。
薪がシケってて煙が凄まじい。
でも焚き火がないと濡れた服乾かせないのよね。

9/24 17:52

醤油漬けにした黄金いくら。
が、育ち過ぎててキャラメルみたいな硬さだった

9/24 17:54

ソーセージを準備するじゃろ

9/24 17:56

焚き火で焼くじゃろ。

9/24 18:21

ソーセージとビールは最高の組み合わせだと思う。
ちなみに山は禁酒派なのでノンアルビールです。

9/24 18:36

イワナの塩焼きも美味しい。
先週、赤倉岳の楢俣川で獲ったのより肉汁が出てる。
先週のはなんか痩せてたし、産卵後だったのかな。

9/25 3:57

2日目。エスビットでお湯沸かし。

9/25 4:14

朝の定番、カップ飯。

9/25 5:30

じゃ行きますか。

9/25 5:47

9/25 6:13

今日もいい天気。
日が出てくると水に入れる。

9/25 6:24

この滝はちょっと難しかった。
濡れないようにしたかったが結局滝の中央突破して濡れた。

9/25 6:40

ネジレ滝は容易に突破できる。

9/25 7:48

Co1610の二股だけは左側が正解。

9/25 8:20

楽と言ってもヤブは漕ぎます🤮

9/25 8:31

お、何か終わりが見えてきたぞ。

9/25 8:32

山上の楽園に到着。

9/25 8:33

マジ最高。ここに泊まりたい。

9/25 8:39

ニセピークあたりが藪漕ぎ地帯。
踏み跡ロストしたので強引に進む。

9/25 8:50

青と緑。最高がすぎる。

9/25 8:54

池塘と丸山岳。めっちゃいい。すごくいい。

9/25 8:56

丸山岳へは右手側の斜面をトラバースると藪漕ぎしなくて良い。
そこそこ急なのでスリップ注意。

9/25 9:07

終わりが見えた。

9/25 9:09

丸山岳に到着。マイナー12名山6座目。

9/25 9:09

燧ヶ岳先輩もドーンと祝福。

9/25 9:13

同じくマイナー12名山の毛猛山。尖りすぎでしょ。

9/25 9:17

時間が押してるので山上の楽園をあとにする。

9/25 9:58

藪地獄への入口。

9/25 14:13

いきなり飛んで、サブウリゴルジュの巻き道入口。

9/25 14:23

こんな感じで木が多い茂ってるのでピンテ探すのも大変。なるべく平行にトラバースしていく。

9/25 14:30

小さいピンテがあったらここから下っていく。

9/25 14:33

このV字型から登り降りするのが正しいはず。
掴むとこが無く降りるが特に怖い。

9/25 14:39

第一の滝。
飛び込むのが一番カンタンに降りられるけど、ソロだし泳ぐの怖い。

9/25 14:43

なので行きと同じ道で巻く。

9/25 15:40

今日中に降りたかったけど、ヘツリ祭りだったので時間がだいぶ遅れて無理だった。
予備日を使いもう一泊することにする。

9/25 16:02

ツェルト設置。
先週は雨で泣きそうだったけど、今回は雨降ってないから良かった。

9/25 16:55

釣りして食料確保。1時間で6匹釣って3匹はリリース。

9/25 17:40

釣りに夢中になってたら日没になってた。
とりあえずすぐ食べれられるカモシカスポーツのヤマメシを晩御飯とする。

9/25 18:35

薪がシケってて焚き火がつかない。着火剤使ってもだめだった🥶
焚き火は諦めるとともに、イワナも焼けないので塩漬けにして持って帰った。
1匹が抱卵してたので醤油漬けにして家で食べたら、こっちは黄金いくらだった🥰

9/25 19:17

貴重な燃料でお湯沸かして味噌汁を飲む。
21時くらいに急に寒くなった。よく考えたらイワナ食べられなかったからヤマメシ500kcalしか摂ってない。
カロリー＆タンパク質不足だと思いプロテインバーを食べると夜中は暖かく眠れた。
体温上げるにはタンパク質が良いらしいです。

9/26 3:52

朝ご飯。
燃料ケチって前夜に水戻ししたアルファ化米。
美味しく食べた。

9/26 4:15

残り1個のエスビットでお湯沸かしてカフェイン補給。

9/26 5:21

チョークバッグを行動食入れ代わりに導入してみた。
サコッシュみたいに胸に荷物あるとへつる時に超邪魔だったので、腰につけるのは有りだと思った。
難点はチョークバッグなので水が抜けないこと。当たり前🙄
なんか違うポーチ探そう。

9/26 5:25

じゃ出発。

9/26 5:25

雨振らなくて良かった。
一応入山時点では雨じゃなかったけど、ちょっと怯えてた。

9/26 6:15

こんなとこどうやって登ったの？って記憶のない滝を下ってく。

9/26 7:45

飛び込むのが下降時には最適な方法だと思う。
来シーズンは泳げるようになりたいな。

9/26 8:13

ダムのあたりで釣り人に遭遇。3日ぶりに人と出合った。

9/26 8:47

本日もいい天気。終わりが近い。

9/26 9:07

橋が見えた。渡れる水量で良かった。

9/26 9:22

脱渓地点に到着。

9/26 9:30

フェルトソールのアプローチ最適解はサワーサンダルラバーだと思います。
単品でもサンダルっぽく履けるのでテン場で一石二鳥。

9/26 9:32

ゴール。お疲れ様でした。

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

XQ-BQ42 Sony

感想

yuin

マイナー12名山ハントに行ってきました。
今回も沢からのアプローチ。
前回の赤倉岳より難易度はこちらのほうが高いと感じました。
懸垂ポイントはないものの、サブウリのゴルジュが核心で巻き道も難易度は高め。
山頂は素晴らしいの一言につきる。
天気が良かったのもあって最高のロケーションだった。
山上の楽園の名は伊達じゃない。

2日目に焚き火ができなくて服が乾かせなかったのが誤算。
イワナも産卵期を迎えて秋の東北は寒かった。
ほんとは２日で降りてくる予定だったので、燃料もギリギリしかなく体を温めることが難しかった。
この季節は軽量化優先でのエスビットじゃなく、ガス缶の方が良いかもと思いました。

予定が延びたのは滝の降り方だと思います。
まだ沢で泳いだ経験がなく、ソロだしなにかあるとヤバいので
滝はほぼ全てへつるか巻いて降りました。
でも、滝壺に飛び込むほうが圧倒的に早い。
講習会なり誰かと行くなりで、来シーズンは泳ぎの技術も取り入れないと駄目だなと思いました。
あとライフジャケット買う。

沢泊は自分でルートを見出して寝れそうな場所を探す、冒険的に要素が高くてめっちゃ楽しい。
もうシーズンも終わりだけどもう1回くらいやりたいな。