剱岳(別山尾根)、立山 雨の中の山行・・・しかし奇跡が!


- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,650m
- 下り
- 2,652m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 7:50
天候 | 9/24 雨 9/25 雨 9/25 雨のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
電鉄富山駅でケーブルカーの予約が出来ます。往路分は予約が必要で、復路は不要だそうです。混雑時は電鉄富山駅で美女平行きの予約することをお勧めします。 飛行機にはガスカートリッジを持ち込めないので、飛行機利用のデメリットがガスカートリッジの入手です。 ガスカートリッジの入手場所 1.富山駅近くの好日山荘(但し開店時間のみ) 2.立山駅内の無料休憩所にレンタル屋があります。800円でEPIとプリムスが売ってありました。(帰りに気づいたので、朝何時からオープンしているか不明) 3.室堂ターミナル内のノースフェイスにプリムスがあるそうです。(私も当初それを狙っていましたが完売でした) 4.雷鳥沢ヒュッテにEPIガスのみ売っていました。 私のバーナーはプリムス製ですが、口が同じなのでメーカーが違っていても使用出来ます。推奨していない使用方法なのでお勧めしませんが、非常時は使用できることが確認できました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は室堂ターミナルの階段にあります。 <危険箇所> 剣沢キャンプ場〜別山〜雄山までのルートは特に危険箇所はありません。 剣山荘〜前劔まで4箇所ほど鎖場がありますが、特に危険はありません。 前劔以降は危険な箇所だらけです。但し、要所に鎖、ボルトなど整備されているので、3点支持とホールドの確認をしっかりしていれば大丈夫です。 一番怖いのは高所による恐怖心で体が硬直してしまうことと、足元の滑りでしょうか。幸い仕事柄高所に対する免疫があったので、恐怖心はありませんでした。滑りだけは本当に怖かったので、一歩一歩慎重に足を運びました。 事前にヤマレコのレポートを読んでいたので、大変参考になりました。やはり予備知識があると心構えが出来て良いかと思います。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
乾燥室兼休憩室があり、この日は雨だったのでストーブが
ありました。かなり快適だったので他の登山客と話し込んでしまい長居しちゃいました。
綺麗な山荘で泊まりたくなっちゃいました
感想
当初の計画は2日目が剱岳、3日目は立山三山の予定でした。
しかし、直前になって気象が変化してしまい木曜から日曜まで雨予報に変わってしまいました。初日室堂に到着すると、雨が降っていていきなりのテンションダウン。大パノラマが視界に飛び込んで来ましたが、何処と無く沈んでいます。
雨の中、劔沢キャンプ場へ。
夜は風と雨の音で熟睡できず、眠れたのかどうかも分からないぐらい虚ろ状態でした。朝4時の時点で風は和らぎましたが、雨は相変わらず降っていたのと、外はガスで殆ど視界がない状態でした。剱岳は諦めそのまま寝る事に・・・
8時に起きても状況は変わらず、何もしないのはもったいないので、取り敢えず別山と雄山へ。別山へ行く途中で人糞か?と思えるぐらいの大きな糞を発見。もしや熊?と内心ビビりながら別山へ向かいました。幸い熊には出会いませんでしたが、なんと雷鳥の群れを発見。なんだか得した気分。
大汝休憩所では定食がありました。カレー、ラーメンが一般的ですが、こんなところで定食が食べられるとは、しかもボリューム満点で美味かった。
雄山を参拝し山バッチゲット。
まだ、時間に余裕があるのでキャンプ場に帰る途中、内蔵助小屋へ移動。メインルートから外れていたので小さい小屋かと思いきや、意外に大きく、しかも綺麗。
小屋に入ると笑顔で迎えてくれて、なんだか嬉しくなりました。
今度は家族で来ようかな。
2日目の夜も強風と雨で眠れず、正直剱岳登頂を諦めようかと思いましたが、午後から天候も回復してくる予報だったので、ガスの中剱岳へ出発。自分との葛藤wで出発が6時になっちゃいましたがw。
雨も止んで来たので一服剱でレインウェアを脱ぎ気合を入れます。
前劔まで快調に進みます。しかし前劔の先からルートが2つあり、しかもガスで視界が見えず正直どっちに進んで良いのか分からない状態でした。後で分かりましたが、地図を見るときちんと登り用と下り用と分かれていました。雨だったので地図をしまい込んでいました。これは反省点ですね。
近くにいたグループにルートを聞くと、ガイド付きのグループで、「道分からないんだったら、後から付いてきなさい」と言ってくれ、内心ホッとしました。初めての剱岳で先導きって行くのは不安があったので。お言葉に甘え後ろから付いて行く事にw。
そのガイドさんは非常に優しく、要所要所で危険なポイントやルートを教えてくれました。お金も払っていないのにw。正直申し訳なく思いながらも甘えちゃいました。
5番鎖場を過ぎたあたりから、なんと視界が開けて来ました。しかも青空が見えます。山頂付近から若い女性と思われる(ガスで見えない)方が大声でキャー、何これーめっちゃ怖いー、サイコーと叫んでました。早く上に登りたいと気がはやりながらも慎重に足を進めます。
おかげさまで頂上まで無事辿り着けました。
一人だけだと恐らくかなり怖い思いをしたでしょう。やはり剱岳を初めて登る場合は経験者と一緒が良さそうです。
山頂に着く頃には360度のパノラマがあり、雲海が広がってました。
これには本当に感動しました。周りの登山者と登ってきて良かったねと讃え合いながら暫し景色を堪能。
結局その日はピーカンに!これまで取れなかった写真を撮りまくります。
結局終わってみれば大満足の登山になりました。
余談ですが、疲れた体に雷鳥沢から室堂までの登りがかなり辛かった。やっぱり階段はしんどい。
立山三山、剱岳 お疲れ様でしたm(._.)m
剣沢キャンプ場にて緑色のテントを使用されていた方でしょうか?(^◇^;)
向かいに幕営していた黄色いテントの者です( ´ ▽ ` )ノ
全日時間は違えど、同じコースを歩き、最後の雷鳥沢から階段がしんどかったと感想を読み、これはコメントしなくては!!っと思った次第です(≧∇≦)
本当に3日目が晴れて良かったですね、3日目の朝を迎えた時に雨が降ったり止んだり。。。(>_<)諦めムードにもなりましたが、せっかく来た剱岳を諦められずに私達も出発しました。
結果は晴れましたが、一歩間違えたら。。。σ(^_^;)
ですが、ぜったい交通機関の値段が高すぎ!費用面で簡単にリベンジに来れないし、お休みも簡単にとれないサラリーマンの悲しい性ですかね〜(ー ー;)
本当に剱岳登頂おめでとうございます〜(≧∇≦)
私も感無量でした(・ω・)ノお疲れ様でした
ttk0339さん、コメントありがとうございます。
緑色のテントの者ですw
もしや剱岳下山後、キャンプ場で話をした2人組の方ですか?
最終日は朝の天候が今一だったので、登るかどうか2時間ほど迷いました。
結局出発が朝6時になっちゃいましたがw
その影響で帰りの温泉も入れずじまい・・・
まぁ、おかげでキャンプ場で濡れた物はほとんど乾燥できましたので良しと
します。
それにしても、雨から快晴への天気の変化にはびっくりしましたね。
おかげで剱岳登頂もできたし、良い写真もたくさん撮れました。
本当にお疲れさまでした。
感動の共有話ができて楽しかったです。
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