【剱沢~ハシゴ谷乗越~黒部ダム♪剱・立山マイナールート】

2015年09月27日(日) [日帰り]

• GPS: 07:57
• 距離: 18.4km
• 登り: 1,751m
• 下り: 2,717m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:18
• 休憩: 0:37
• 合計: 7:55

距離 18.4km 登り 1,767m 下り 2,720m

7:11 室堂
7:16 みくりが池
7:21 みくりが池温泉
7:31 雷鳥荘
7:36 7:40 雷鳥沢ヒュッテ
7:41 7:42 ロッジ立山連峰
7:50 7:52 浄土橋
8:09 新室堂乗越
8:53 8:58 剱御前小舎
9:20 9:21 剱沢キャンプ場
9:25 剱澤小屋
10:34 10:51 真砂沢ロッジ
10:58 三ノ沢
11:53 11:59 ハシゴ谷乗越
12:49 12:50 内蔵助平
15:06 ゴール地点

天候

くもり、ちょっと晴れ間もみえるけど基本くもりでしたが
最後の最後に晴れました

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

SWの後のせいか比較的すいてました
アルペンルートは乗り物待ちで何時間も待たされるということはなかったです

コース状況／危険箇所等

【剱沢雪渓】
今年は雪多し、平蔵谷出合の大岩が見えたところで雪渓に降りれる
南無の滝で一旦夏道だが、滝を過ぎるとまたすぐに雪渓降りとなり
真砂沢ロッジ近くまで歩ける

【真砂沢~ハシゴ谷乗越】
ロッジを過ぎてすぐに剱沢の雪渓を横断し、右岸に渡る、そこからフィックスロープでむりやり登りあとは赤テープに導かれてハシゴ谷へ
ハシゴは朽ち果ててるので足をかける時は要注意
あまり歩かれてないらしく、樹林がかぶさって歩きにくい

【ハシゴ谷乗越~内蔵助平】
涸れ沢の登山道を延々と降る、大岩を伝うように降っていくので歩きにくい
傾斜が緩むと砂地となって多少マシ
内蔵助平分岐にはビバーク適地あり

【内蔵助平~黒部川出合】
内蔵助谷の右岸沿いに道がつけられているが非常に荒れている
ロープ、ハシゴも古く要注意
濡れた岩、ザレた道の連続で足のつま先が痛くなる
黒部川出合までは2時間のCTだが意外に早く到着する

写真

9/27 5:22

本日の始発6時のケーブルカーとれました
意外と空いてたな

9/27 6:03

今年初の立山ケーブルカー
いつ乗ってもワクワクする

9/27 7:19

室堂一番乗り
玉殿の湧水をナルゲンに補給
しかし周囲はガスガス

9/27 7:27

みくりが池もぼんやりとしか見えない

9/27 7:38

雷鳥荘近くのハイマツ
地獄谷からのガスにやられてこのありさま

9/27 7:39

雷鳥沢が見えてきた
テントは30張りといったところか、空いてるな

9/27 7:57

うーん、ガスってるね
折角の紅葉もこれではねぇ

9/27 7:59

仙人温泉~阿曽原通行止めとなってますが
この日のうちに解除されました

しかし、通行止めにする必要もなかったらしく、阿曽原温泉のHPで小屋主の佐々木さんが怒りぶちまけてましたね

9/27 8:03

今日は雷鳥坂を上がらずに新室堂乗越経由で別山乗越へ向かいます

9/27 8:05

木道と紅葉、いい感じですね
これで青空だったらなあ

9/27 8:14

この辺りチングルマ畑

9/27 8:16

大日岳まで見えるようになってきた
少しガスが晴れた

9/27 8:23

おつ！、振り返れば雄山も見えるじゃないか

9/27 9:01

しかし別山乗越に到着するころにはガス

9/27 9:25

剱沢テント場
テントもまばらでした、さみしいね

9/27 9:40

剱沢雪渓近くの紅葉、お見事

9/27 9:54

雪渓は残雪豊富
いつもの年よりずっと手前から雪渓に降りられました

9/27 9:57

雪渓より上をみたら少し青空が！

9/27 9:59

剱岳から伸びる尾根も紅葉が盛り

9/27 10:09

源次郎尾根もまさに錦秋

9/27 10:10

平蔵谷、上部はまるっきり雲の中

9/27 10:10

紅葉の剱沢を降る降る
今年は雪渓を長く歩けるので快適
南無の滝だけは夏道です

9/27 10:41

真砂沢ロッジ
ある意味非常に個性的な小屋です

9/27 10:42

真砂沢ロッジから剱沢を見上げる
雲がとれないね

9/27 11:04

この先の雪渓が危険ということでハシゴ谷へ行くのも二股行くのも雪渓を渡れということらしいですね

9/27 11:05

振り返ると南無の滝が見えます
何度も言うようですが今年は雪が多いです

9/27 11:06

右岸のザレザレを無理やり登る

9/27 11:06

近くで見るとこんな感じ
まぁ登れないわけではない

9/27 11:09

少し登って見下ろす
雪渓危険とあったが二股方面は雪渓歩きも出来そうな感じではあるが

9/27 11:48

さらに登り詰めると剱沢が遠望できるところまできた

9/27 11:50

これがハシゴ谷乗越の名前の由来のハシゴか
もう朽ち果ててボロボロだ

9/27 11:54

尾根上の涸れ木
ここから見上げる剱岳を楽しみにしてたのだが．．．
心の目で見るしかない

9/27 12:01

ここがハシゴ谷乗越です
まっすぐ上に行くと展望台に出ます
そこからさらに踏み跡辿ると黒部別山に登れるらしいのですが、足元の看板には踏み跡に入るなと書かれてます

9/27 12:02

内蔵助平を見下ろす
なんともいい雰囲気です

9/27 12:47

こんな涸れ沢の道を歩く
ひたすら歩く、いいかげん疲れてきた

9/27 12:52

ハシゴ谷乗越から50分ほどで内蔵助平の分岐に到着

9/27 12:57

真砂岳へ登る道も決して整備されてるとは言い難いようでした

9/27 13:00

内蔵助谷は水量豊富

9/27 13:00

鉄製の立派な橋を渡る

9/27 13:00

橋から下流方向
岩魚がいそうないい沢ですね

9/27 13:01

ここを釣り上がるのもいいかも

9/27 13:42

道は荒れてます
ハシゴやロープも古いので要注意

9/27 13:57

落差の大きな沢、大岩の間を縫うように水が流れてる

9/27 13:57

正面に見えるのは黒部川の右岸
あそこが出合だ

9/27 13:59

これは黒部の巨人、丸山東壁か

9/27 14:12

この流れは黒部川だな

9/27 14:13

黒部川についた
くろよんの看板が出てきた

9/27 14:13

黒部らしいそそりたつ岩壁

9/27 14:15

ここで下の廊下へ向かう登山道と合流
この道標では真砂岳まで4.2時間となってますがたぶん無理

9/27 14:19

黒部の流れ、一年ぶりだ

9/27 14:21

やっぱ黒部川はいいなぁ
初めてきた時は感激したもんだ

9/27 14:26

どこかの釣り人、フライフィッシングですね

9/27 14:27

まだ雲が残ってる
だいぶ青空が見えるようになってきたが

9/27 14:32

ミヤマダイモンジソウ
息の長い花です

9/27 14:39

アキノキリンソウも

9/27 14:41

そろそろダムサイトが見えてくるころだ

9/27 14:52

ダム直下の渡渉点に到着

9/27 14:52

ダムは観光放水中

9/27 15:12

今年は残雪多く、下の廊下はまだ開通してません
阿曽原温泉のHPでも10月3連休はむりじゃないかとのこと

9/27 15:13

トロリーバス乗り場に到着
16時の最終ケーブルカーに間に合いました

9/27 15:19

尊きみはしらに捧ぐ

9/27 15:21

赤沢岳方向を望む
すごいところにダムを作ったもんだ

9/27 15:22

遠くに赤牛岳、水晶岳が見える

9/27 15:26

ダムは観光放水中
水しぶきがダムの上まで立ち上る

9/27 15:22

黒部湖駅
最終の一本前に乗れました

9/27 15:38

ケーブルカーもガラガラに空いてた

9/27 16:00

ロープウェイ、すれちがいざまに一枚

9/27 15:53

先週縦走したスバリ岳と針ノ木岳

9/27 15:53

タンボ平の紅葉が見頃を迎えてます

9/27 16:08

最後にまたトロリーバス

9/27 16:19

室堂に帰ってみれば快晴
立山連峰がクッキリでした
終わりよければすべてよし

撮影機器：

iPhone 6 Apple

XF1 FUJIFILM

感想

sakura

今年は紅葉が早い
例年なら10月初めともいわれる立山の紅葉ですが、今年は1週間は早いとのことだったので
そういえば立山行ってないなぁと、思い切って行ってくるか、天気予報もよさそうだし

ぐるっと立山三山周回でもいいのですが、そういえば内蔵助平の紅葉が素晴らしいと聞いたことがあったので
そちらに行ってみようかと

ところが天気予報は見事に外れ終日くもり空（剣沢では一時雨も）、肝心の紅葉は陽射しもなくてどことなくくすんだ感じ
（色づきはいんですがね）
おまけに道は極めて地味
というかほとんど歩かれていない感じで、道は「荒れてる」という印象でした

真砂沢から内蔵助谷の黒部川出合まですれ違った登山者は2パーティ5人、追い抜いた（追い抜かれた）人はゼロ
立山室堂界隈のにぎわいに比べたらなんと静かなことか

どのピークにも登らず、かといって景色が特別よかったわけでもなく、ただひたすら地味な道を歩くという
自分でもなんだかよくわからない山歩きになってしまいましたが．．．．これはこれで楽しかったです

結局、山が持つ非日常性（街に比べれば）に身を置きたかっただけなんですね（これを現実逃避ともいうが）
そろそろ初雪の便りが聞こえてきそうですが、今年はあと何回山に行けますかね