爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳: 錦秋を楽しみながら30年ぶりの大感動縦走

2024年09月29日(日) ~ 2024年10月01日(火)

• GPS: 20:57
• 距離: 20.8km
• 登り: 2,325m
• 下り: 2,309m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 0:06
• 合計: 5:38

距離 4.5km 登り 1,156m 下り 34m

7:48 柏原新道登山口
9:33 9:34 ケルン（柏原新道）
10:04 10:06 駅見岬
11:38 11:38 水平岬
12:35 12:41 富士見坂
13:31 種池山荘

2日目

• 山行: 7:09
• 休憩: 1:02
• 合計: 8:11

距離 8.6km 登り 811m 下り 849m

13:31 種池山荘
6:49 7:00 爺ヶ岳南峰
7:20 7:22 爺ヶ岳中峰
7:51 7:51 爺ヶ岳北峰
8:23 8:24 冷乗越
8:48 9:04 冷池山荘
9:15 9:15 冷池山荘テント場
10:38 10:39 布引山
11:45 12:15 鹿島槍ヶ岳
12:58 12:59 布引山
13:55 13:56 冷池山荘テント場
14:03 冷池山荘

3日目

• 山行: 6:11
• 休憩: 0:47
• 合計: 6:58

距離 7.7km 登り 359m 下り 1,426m

14:03 冷池山荘
6:34 6:40 冷乗越
7:19 7:20 爺ヶ岳北峰
7:50 7:51 爺ヶ岳中峰
8:20 8:39 爺ヶ岳南峰
9:27 9:46 種池山荘
10:16 10:18 富士見坂
10:54 10:54 水平岬
11:44 11:45 駅見岬
12:06 12:06 ケルン（柏原新道）
13:08 柏原新道登山口

天候

9/29: 曇りベースで稜線はガスで視界不良
9.30: 曇り時々晴れ間が覗く
10/1: 空気の済んだ快晴
3日間とも風は弱かった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

全コース良く整備されており、概ね危険ヶ所はあまりない。
柏原新道は露岩エリア、沢地形のガレ場横断などがあり慎重に
爺ヶ岳は南峰と中峰を登頂したが、北峰は登頂を試みたが登山道はなく断念した。積雪期には登頂可能のようだ

その他周辺情報

駐車場: 7:30到着時、柏原新道登山口近接の駐車場は満車状態であったが、登山口の反対側の駐車スペース(6～7台可)に、段差があり駐車し難い1台分のスペースが空いており、そこに底を擦らないように慎重に駐車できラッキーであった。

大町市コミュニティセンター・上原(わっばら)の湯：一般500円、65才以上250円、定休日は第2、4火曜日

写真

7/5 14:23

今回の山行のモチベーションとなったのは、これからの3枚の写真である。
これは1994年7月に百名山の12座目に鹿島槍ヶ岳と13座目の五竜岳を二男と縦走した時に種池山荘に宿泊、残雪の立山連峰と種池山荘の写真が忘れられない。

12/18 10:03

一眼レフを持参しポジフィルムで撮影、大感動の朝のマジックアワー。
この時には山名は分からなかったが、その後、昨年のGWまで頻回に山スキーで通った針ノ木岳・大雪渓が正面に見えていたのだ‼️

12/18 10:03

残雪の残る双耳峰の鹿島槍ヶ岳が印象的で、南峰・北峰間の吊り尾根の残雪エリアで小豆の缶詰を持参して二男と残雪を利用して氷アズキを食べた思い出が蘇る。その後怖い八峰キレツトを通過してキレツト小屋に宿泊した。山登りの面白さを知り始めて2～3年後のイベントであった。この時以来の鹿島槍ヶ岳再訪山行が始まります。

9/29 7:53

今回の同行メンバー、両手両足に花💐、
高速では土砂降りのエリアもあったが、心配された雨も降ってなくスタートできた

9/29 8:48

花の時期ではないがリンドウは沢山ある。陽射しがないのか開いていない

9/29 9:01

ツルリンドウの可愛い果実ですね

9/29 9:13

概ねしっかり整備された登山道、初めから急登でけっこう疲れる

9/29 9:59

この可愛いのは何の実⁉️

9/29 10:11

オオカメノキの葉っぱの紅葉は早い

9/29 11:40

高度を上げると色づたナナカマド

9/29 11:51

この時期定番のゴゼンタチバナの赤く可愛い実

9/29 11:55

大型の綺麗な紅葉葉っぱ、これもオオカメノキか？

9/29 12:38

天気の好転を期待したが、上部はガスで視界不良

9/29 14:11

標高差1100mほど、寝不足など初日にしてはハードルート、先着組に大分遅れて13：30頃後続組到着、14:00からオーダー開始の人気のビッツァでーす‼️❣️

9/29 14:13

何はともあれ、美味しいビザを肴にカンバーイ❣️
疲れていたので夕食後は早々と就寝

9/30 5:50

2日目のスタート、雨は降ってないがミストで視界不良、今日は鹿島槍ヶ岳登頂目指して、天気の好転を祈る

9/30 6:26

足下の鮮やかなウラシマツツジの紅葉

9/30 6:53

爺ヶ岳の南峰(2660m)に到着

9/30 7:20

次いで最も高い中峰(2669.8m)

9/30 7:35

足下にはクロクモソウの綺麗に紅葉🍁した葉っぱが其処かしこに、まだ青空が広がらず、被写体はもっぱら高山植物の紅葉葉っぱを楽しむ

9/30 7:37

爺ヶ岳の三峰の下をトラバースしながら冷池山荘に向かう。向こうから華やかな声が聞こえて来て冷池山荘のお姉さん達、少し談笑して記念撮影。大学の同級生が週末に診療所のお手伝いに来ていたとのこと。

9/30 8:23

天気好転の兆しが漸く見えてきた、冷池山荘が陽射しで光っている

9/30 8:23

青空も大分広がってきた。

9/30 8:32

鞍部手前から陽に照らされた紅葉が綺麗になってきた。
冷池山荘で早々チェックインして、一部荷物を預けて、鹿島槍ヶ岳山頂を目指してgo！！

9/30 9:27

お花畑エリアを進む、ヤマハハコ

9/30 9:34

チングルマの果穂と綺麗な葉っぱの紅葉、青空に映えます‼️

9/30 9:56

布引山の斜面、東側は雲が湧いている

9/30 10:24

イワツメクサがチラホラ咲き残っていた

9/30 10:30

まずは布引山山頂目指して

9/30 10:34

先行メンバーがまた何やら熱心に撮影会

9/30 10:35

今日2回目のライチョウさん、徐々に冬毛に変わってくるのでしょう

9/30 10:37

西の方は大分青空が広がっている

9/30 10:38

対照的な稜線の左右、この雲の按配が後立山連峰の稜線の特徴のようだ

9/30 10:39

クロクモソウの紅葉葉っぱを前景に鹿島槍ヶ岳山頂方向、辛うじて南峰の山頂は見えるが北峰方面は雲の中

9/30 10:40

先行メンバーは最後の登りにあと僅か

9/30 10:45

秋色に変化している大斜面

9/30 10:45

素晴らしい雲と稜線の芸術‼️

9/30 10:54

ん、これは何の葉っぱか？
魅力的な色合い

9/30 11:04

高山植物の多彩なパッチワークが素晴らしい‼️
欲を言えば青空が欲しい‼︎
残念ながら青空が引いてきた

9/30 11:08

ギザギザ稜線と雲の面白いコラボ

9/30 11:23

先行メンバーは最後の登り

9/30 11:30

スミレ系？の黄葉

9/30 11:31

また青空が広がってきた。小生も最後の頑張り　

9/30 12:07

先行メンバーに迎えられ、30年振りの鹿島槍ヶ岳南峰(2889.2m)に登頂、頑張りました。北峰2842m)は行けなかった。

9/30 12:08

あまり疲れてない女性陣、中央のTさんだけ初登頂、山頂付近で2人とソロの若者に会ったが、なんと大谷原からの日帰りピストン、若いって素晴らしいね

9/30 12:10

行動食休憩しながら30分待ったがせいぜいこの程度の青空、大パノラマは諦めて下山開始

9/30 13:44

キジムシロが咲き残っていた

9/30 16:37

冷池山荘宿泊初体験、中は広々、夕食前に談笑室でビール、ドリップコーヒーなどで寛いだ

9/30 17:01

美味しい夕食

9/30 18:07

夕食後、外に出てみると天気は好転傾向であり明日は乞うご期待

9/30 18:11

テレビとストーブのあるロビー、山岳フォトグラファーで山スキーヤーの菊池哲男氏の写真が飾ってある

10/1 5:27

待ってました。
最終日は快晴、マジックアワーで始まり

10/1 5:33

ドリップコーヒーを準備して

10/1 5:36

贅沢なご来光🌅待ち

10/1 5:41

太陽が顔を出してきた

10/1 5:44

ご来光❣️

10/1 5:46

モルゲンロートに輝く鹿島鎗ヶ岳

10/1 5:50

対面の立山連峰もモルゲンロートに染まっている

10/1 6:08

さあ、最終日のスタートです

10/1 6:08

これから向かう爺ヶ岳は日陰

10/1 6:11

林間を少し下り

10/1 6:16

剱岳方面が見えてきた

10/1 6:18

頚城の山々が遠くに見える

10/1 6:18

剱岳方面がデーンと

10/1 6:19

冷池山荘と鹿島槍ヶ岳を振り返る

10/1 6:20

剱・立山連峰、下部の山々にはまだ陽射しが届いてない

10/1 6:20

爺ヶ岳の三峰、昨日はガスで視界不良

10/1 6:29

冷乗越の標識、光り輝く笑顔の女性陣

10/1 6:30

小生も冥土の土産に一枚、ポーズは年を隠せないね！

10/1 6:37

刻々変化していく陽射しエリア

10/1 6:40

剱岳をアップで

10/1 6:41

大分登ってきた

10/1 6:41

湿気が少なく空気が澄んだ朝、富士山や八ヶ岳がくっきり

10/1 6:42

また振り返って一枚

10/1 6:50

幾重にも重なる山並みが綺麗

10/1 6:55

種池山荘から連なる稜線とスバリ岳・針ノ木岳

10/1 6:56

ダケカンバにスポット陽光が当たっている

10/1 6:56

アップで、ダケカンバの黄葉の一部だけが光っている

10/1 7:08

種池山荘から鳴沢岳方面へ続く稜線

10/1 7:21

陽と陰の絶景

10/1 7:35

錦繍の斜面下方まで陽射しが届いてきた

10/1 7:47

2日目までは見えなかったこの絶景を遂にゲット

10/1 7:56

再度、双耳峰鹿島槍ヶ岳

10/1 7:59

雲海の向こうに富士山

10/1 8:11

帰路では爺ヶ岳は南峰だけ踏んでみた。360度の大パノラマ、昨年GWまで頻回の山スキーを楽しんだ針ノ木岳

10/1 8:11

もう滑走することはないだろう、冥土の土産に一枚

5/2 13:36

昨年の5/2にソロで針ノ木雪渓滑走時の写真です。
鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳からスバリ岳への稜線が対面に連なっている。極上ザラメ滑走の感触が甦ります‼️
この大斜面に多くの山スキー仲間をご案内して楽しんだのたなぁ・・・・

10/1 8:12

種池山荘を前景に立山連峰・剱岳の絶景

10/1 8:14

同行メンバーの記念撮影、鹿島槍ヶ岳をバックに

10/1 8:14

立山連峰・剱岳をバックに

10/1 8:15

小生も鹿島槍ヶ岳をバックに一枚

10/1 8:27

ゆっくりドリップコーヒータイムと洒落込んだ

10/1 8:32

最高の最終日をドリップコーヒーで祝う❣️

10/1 8:49

さあ、種池山荘に降りて行きましょう

10/1 8:49

針ノ木岳から針ノ木沢をアップて撮影

10/1 8:54

ルンルン気分で‼️

10/1 8:57

絶好の種池ブルー

10/1 9:00

何枚撮影しても飽きないグレイトビュー

10/1 9:03

日陰が無くなった鹿島槍ヶ岳方向

10/1 9:06

種池山荘が近づいてきた

10/1 9:07

多彩な錦繍エリア

10/1 9:09

撮影に余念のない女性陣

10/1 9:10

何枚撮っても飽きない

10/1 9:10

アングルを変えると、これまた良い

10/1 9:12

赤や褐色の紅葉🍁を前景に最後の鹿島槍ヶ岳

10/1 9:25

橙色の三角屋根が特徴的

10/1 9:34

山荘前のベンチで休憩、ナナカマドの赤い実を絶景に

10/1 9:43

さあ記念撮影して、扇沢に向けて標高差1100mほどの下山スタート、初日は視界不良で景色の撮影は出来なかったが今日は楽しめそう

10/1 10:04

針ノ木岳にアクセントの雲が

10/1 10:05

爺ヶ岳の斜面は多彩な紅葉の始まり

10/1 10:12

核心部の沢地形のガレ場

10/1 10:15

青空とダケカンバの黄葉のコントラストが素晴らしい

10/1 10:27

黄葉が多いエリア

10/1 10:28

カエデ🍁の紅葉

10/1 10:32

岩小屋沢岳・鳴沢岳方面

10/1 10:35

ナナカマドの紅葉🍁越しの針ノ木岳

10/1 10:35

赤・黄色の紅葉を前景のした針ノ木岳をゲット

10/1 10:37

ダケカンバと錦繍斜面

10/1 11:38

大分下ってきたがヘロヘロになってきた

10/1 12:30

初日は開いたリンドウは見れなかったが、最後にこれに癒され頑張れた。満足の2泊3日でした。
同行メンバーに感謝、感謝‼️

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

iPhone 12 Apple

FinePixViewer Ver.4.2 FUJIFILM

感想

teledaisuki

・今年、後期高齢者にお仲間入りした小生であるが3000m級の高嶺の山行は厳しくなっており、毎週のように山に入り、月間50km前後のジョギングで体力を落とさないよう努めている。
何とか1年に一回位は高嶺を目指したいと考え、今年は7月に権現岳のシコタンソウ山行を実施、
紅葉🍁の旬の時期に種池山荘泊で、評判のピザを食べ爺ヶ岳あたりに行きたいとこの数年温めていた。

・百名山を始めて間もなくの1994年7月に次男と種池山荘ーキレツト小屋泊で鹿島鎗ガ岳(12座目)ー五竜岳(13座目)の縦走を行なって以来、30年ぶりの鹿島鎗に挑戦したくなった。この時に針ノ木岳の大雪渓・種池山荘を前景にした残雪の立山連峰・剱岳と残雪の双子鋒鹿島鎗の景色が未だに脳裏に焼き付けられており、今回はどうせ行くなら鹿島鎗まで頑張ろうと一大決心、若い頃は１泊２日でも可能であるが、余裕がある計画として種池山荘と冷池山荘の２泊3日の計画とした。

・出発前は前線や台風の影響で山岳天気予報は良くなく１泊2日に短縮や中止も五分五分でありそうであったが何とか好転し、3日間とも雨には降られず最終日は乾燥した空気の澄んだ快晴に恵まれ、素晴らしい絶景を堪能できた。

・紅葉🍁旬の時期を期待したが、最近は猛暑が長引くことが多く、見頃には少し早かったがまあまあの錦繍の秋を堪能でき、メンバー一同大満足であった。