笈ヶ岳
- GPS
- 15:39
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 2,020m
- 下り
- 2,029m
コースタイム
- 山行
- 14:35
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 15:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
医王山を登り終えた後、翌日登る予定の山の麓までレンタカーで移動する。
登るのは二百名山の笈ヶ岳(おいずるがたけ)。
翌AM2:00、駐車場を出発する。ビジターセンターまでは徒歩10分強。夜中なので寒いが昼間は気温が上がる予想なので、飲料水は2L×1、600mL×2の計3.2L、行動食も多めに持っていく。結果だけ言えば飲料水は下山時には600mL1本が余るくらいでまあまあ丁度良かったと思う。
ビジターセンターから蛇谷自然公園小屋までは遊歩道が続いており、迷う所はない。問題は小屋から先の登りだ。ジライ谷ノ頭まで急登が続くのだが、暗くてどこから登ればいいのかわからない。壁のような崖に取り付いてみるが足元が滑ってとても登れそうな感じがしない。下山時に気付いたのだが、左側の方にロープを使って登れるルートがあったのだが、この時は周囲が暗くて良く見えなかった。ルートマップで方向を確認しながら登れそうな所を上がっていって、ようやくトラロープを発見、そこからは断続的にロープが設置してあり、迷うことなく登ることができた。ロープはあるが斜度はかなりきつく、ロープも全体重をかけるにはちょっと不安があったので、飛び出た岩や木の根をつかみながら登ってゆく。約3時間、夜があけてきた所でジライ谷ノ頭に到着。小屋から600mくらい登ったか?めちゃ疲れた(; ̄д ̄)その先は少し傾斜が緩まるがまだ登りが続く。
AM5:00、標高1271m地点に到着。この手前から雪が増えて来たが先の様子がわからなかったのでとりあえずチェーンスパイク履いて様子を見る。朝早いので雪はまだ締まっていて歩きやすい。冬瓜山は既に雪がなくなって藪化が酷いみたいなので、左側の巻き道を進む。左手の冬瓜平のはまだ雪がたっぷりあった。広くてテント泊するには最適なエリアと思う。
歩いていると遂に正面に笈ヶ岳が見えてきた!まだ距離はあるが🌞も登ってきて気分も上がってきた。ここまでは計画通りのペースだ。登りも出てきたので12爪アイゼンに履き替える。アップダウンを繰り返しながら標高を上げていく。山頂稜線が近づくにつれて藪も目立ってきた。他の登山者の踏み跡を頼りに登ってきたが、藪の手前でコースがわからなくなった。ここで1回目のコースミスをする。この時、左手に藪の薄い所があり、反対側に抜けて稜線まで登れたのだが、右側に登ってしまったので、どん詰まりになってしまった。どうする?藪の向こう側は稜線だと思うが、深い上に枝が登る方向に逆らって倒れこんでいるので相当に難儀しそうだ。時間は計画よりやや早いペースで来ていたので、藪突入を決断する。・・・が、この藪、想像以上に手強かった。アイゼンが引っかかって脱げそうになりながら木くずまみれになって藪を進むこと30分。どうにか藪を突破して山頂稜線に出た。。。
(:.;゜;Д;゜;.:)ハァハァ
後は山頂まで雪の稜線を歩くのみだが、藪漕ぎで時間をロスしたので、計画上の下山開始タイムリミットが近づいてきてしまった。小笈ヶ岳に到着した所でザックを下ろし、最小限の荷物して頂上へ急ぐ。リミットぎりぎりのAM10:30、笈ヶ岳山頂に到着。やったー登れたー!٩( ''ω'' )و
360度見渡す限り雪山の絶景が広がる。この上ないご褒美だな。さて、あまり余韻に浸ってる暇もない。5分ほど山頂を満喫して小笈ヶ岳へと引き返す。すると反対側から登ってくるソロ登山者が見えた。前日にビジターセンター職員の方が話していたもう1人の登山者の方でした。聞けば温泉宿のくろゆりの近くに車を停めてAM3:30に出発したとのこと。藪漕ぎはしてないとのお話だったので、自分が迷ってる間に距離が詰まったらしい。どちらにしても他の登山者がいたことで精神的にはかなり安心した。
下山時、気温がグングン上昇し、日差しもキツくなってきた。飲料水多めに持ってきたので、脱水の不安はなかったが、ジライ谷ノ頭まで戻ってきた頃には、相当な疲労感があった。しかし、ここから最後の試練の激下りが待ち構える。もちろん登りよりは疲れないが、急下りの緊張感と膝への負担が厳しい。17時前、蛇谷自然公園小屋に到着。この後、GPSが暴走するハプニングがあり(軌跡が飛んでるのはそのせい)、右往左往してまた時間をロスしたが、目標時間40分オーバーの17:40に駐車場到着。駐車場に着いた途端に大粒の雨が・・・天気もギリだった。大げさだけど『生きて帰ってこれたー』と実感しました!レンタカー返却時間にもどうにか間に合って今回の北陸遠征は終了です。
超絶キツかったですが、なんとか怪我無く下山できて良かったです。過酷な山旅を忘れまい!と活動日記がめちゃくちゃな長文になってしまった・・・ここまで飽きずにお読みいただいた方、ありがとうございました。<(_"_)>
二百名山(30)
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