リベンジ鋸岳(北沢峠から甲斐駒・六合石室経由)
- GPS
- 17:28
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 2,130m
- 下り
- 2,390m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:06
天候 | 1日目 雨 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
今年もだんだんと秋が近づきつつある。もう言っている間に山小屋閉まったり、林道が閉鎖される季節になってきます。そう!昨年、そう言いながらチャンスを得れなかった"鋸岳"へ やっとチャレンジする機会がやってきました。
ちょうど、2年前ソロで鋸岳にアタックしたのですが、第2高点から第1高点へいく途中でルートミスをしてしまい。あえなく撤退した鋸岳っ!今回はその撤退を乗り越えて山頂に立ちたいという思いで臨みました。
この週は、天気予報でいうと、南アルプスよりも北アルプスの方がいい感じ!というよりも鋸岳方面は週末初日は雨予報!しかしこの週末を逃すと、また来年持ち越しということになりそうだったので、強い意志をもって”鋸岳”に登ることを決めました。
・戸台バス停(駐車場)
南アルプスの伊那側の玄関口、戸台ですが週末となればすごいたくさんの登山者が列をなすのですが、初日は朝から雨⤵⤵。すっかりガラガラ。すごく手前の駐車場に楽々駐車できました。戸台の仙流荘あたり、すっかり雰囲気が変わって新しくなっていたのにはびっくりしました。いつもなら秋のベストシーズンで大行列のバス停ですが、登山者ちょろちょろで2台目のバスに乗って北沢峠へ行くことができました。しっかり雨で車を出るときから上下レインウエアで身を固めての出発です。
・北沢峠から甲斐駒ヶ岳へ
久しぶりの雨の登山となりました。それなりにしっかりと降っているので登山者はほとんどいない。双子山、駒津峰を経由して甲斐駒ヶ岳山頂へ。今年、新しくなった"東駒ヶ岳"の看板を見ることができました。六方石からは直登ルートを選択しましたが、雨も降っていたので摩利支天方面のルートの方が良かったかもしれません。
・甲斐駒ヶ岳から六合石室避難小屋
甲斐駒から鋸岳へ向かう尾根では幸いにも雨が小降りになり、景色もそれなりに見えるようになって良かったです。ガスが強いと支尾根に入ったりしてルートロスに注意が必要ですが、この日はその心配なく小屋に着くことができました。先行の大学山岳部の4人パーティが小屋に到着しており、あと2人は余裕でスペースはあったのですが、後から登山者が到着して満杯になるのも嫌だし、ちょうど雨も小降りになっていたので、テントも持っていたのでテント泊することにしました。
・いよいよ鋸岳へ
翌朝、2時半起床で4時半出発!夜の12時くらいまで雨が降り続いていたけど、2時には雨は止んで星が出る。鋸岳の第2高点までは以前行ったことがあるので心配なく到達。いよいよ第1高点へ向かいます。2年前にルートを間違えているので、第1高点へ向かう接合部はどこなのかはちゃんと分かっていたので迷いなく進む。ただ、前日の雨で岩が濡れており、すべてにおいて難易度が上がっていた。ジャンクション部の残置ロープがルートが間違っていないことを示している。この残置ロープを軽く利用しながら自分の足をどこに置くか慎重に選びながらルートを選ぶ。接合部を抜けて草付きまでくれば少し安心。上をみると鹿窓の向こうに青空が覗いていた。鹿窓まで、3ヶ所程度難易度が高めの場所があり、上部には鎖がある。鹿窓まで到達してもまだまだ、難易度の高い岩の登り下りがあり、第1高点まで気が抜けない。鋸岳山頂には誰もいないかと思いきや、釜無川ルートからきた軽装の日帰り登山者が3人いた。鋸岳は甲斐駒から、中ノ川乗越、ジャンクション、鹿窓を突破してこその醍醐味と面白さがあるので、是非、皆さまも甲斐駒側からチャレンジすることをおススメします。
・角兵衛沢の下り
上部はザレとガレを進みます。その後、左岸側に登山ルートがあります。ピンクテープあり。とにかくしんどい、長い。私たちは最終便のバスに間に合うか微妙なタイムスケジュールだったので、余裕なくとにかく必死で下りました。
・戸台川河川敷
この河川敷を下って戸台大橋のバス停をめざすか?川を遡って歌宿のバス停をめざすか?今回、我々はあまり登山者が選択していない、歌宿方面の登山道を選択しました。まずは丹渓山荘まで向かいますが、角兵衛沢を下った付近で戸台川を渡渉する必要があります。石を伝って渡渉できる場所を探しましたが、結局、靴を脱いで川に入って渡渉しました。脛以上の水位でした。前日の雨の影響で水嵩は増えていたのだと思います。その後、戸台川の左岸を遡って丹渓山荘を目指しますが、それまでにもう一か所、濡れないと渡渉できない場所に出くわします(ここは靴のまま川に入りました )。丹渓山荘(廃屋)に到着後、八丁尾根に入ってしまってルートミス。普通にいくと八丁尾根に入ってしまいます。小屋の裏てから川に下りる登山道が正解です。ピンクテープもあります。八丁尾根の向かいの尾根から丹渓新道に入ることになるのですが、ここでも濡れないと渡渉できない場所があります(時間も押し迫っていたので、靴のまま突破です)。リボンの目印に沿って丹渓新道に入ってひたすら無心で歩いて、戸台ー北沢峠間の南アルプス林道に出てゴール。北沢峠を最終で出発したバスに乗せて貰うことができました。
とにかく、感無量。リベンジ鋸岳!ついに登頂できました。
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ー・ー・ー・ー・ー・ー・忘備録・ー・ー・ー・ー・ー・ー
・六合石室避難小屋 8名くらい
・水場も近くにある(けっこう険しい場所 )
・テントスペース、数張り分あり
・レインウエア、折り畳み傘、レイングローブ
・夏靴
・トレッキングポール
・日中15℃、晩8℃
・ハーネス、ガチャ類、ロープは30m
・シュラフはモンベルダウンハガー800#2
・中ノ川乗越にもテント設営スペースある
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
2年前の第2高点まで、撤退の鋸岳山行
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4778774.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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一つお聞きしたいのですが、角兵衛沢の途中の大岩の所の水出ていたか知っていたら教えてもらえますか?
角兵衛沢の下りですが、バスの時間が気になり(ギリギリ)で余裕がなかったので、大岩下岩屋の水場も確認することができずでした。なんで、わかんないです。
確かに時間に追われている感じでしたよね😊 無事乗れて良かったですね。
お疲れ様でした!!
お役立てず申し訳ございません。狙っているのですね。レコを楽しみにしてますね!
もう鋸岳の神様には見放されているのかと思うくらいですが、懲りずに登ってみようと思っています。
応援ありがとうございます!
そういうのありますよねっ
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